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その4  2日目昼〜夕方

 

白糸の滝

(しらいとのたき:山梨県富士吉田市)

1日目の朝に寄った静岡県富士宮市の白糸の滝とは別の滝。旅行計画時に地図を眺めていてたまたま見つけ、どんな所でどんな滝があるのか何だか気になるも、地図で見る限り細い山道を2kmほど進まなければならないようなので、時間があったら寄ってみようかなぁという程度の気持ちで、特に滝については何も調べず。で、実際時間があったので行ってみようと、ナビを頼りに国道から滝へ続く山道に入る。

白糸の滝へと続く山道は狭く、対向車とすれ違うには目いっぱい端に寄せるか、道幅の広い所でどちらかが待たないといけないような所が多い細道。対向車が来ると面倒なので、滝を観光に来ている人がいななければいいなぁ、などと思ったが、拍子抜けするほど全く対向車が現れない。観光地としてはかなりマイナーな滝なのだろうか。少し不安になるも道の途中途中には「名勝 白糸瀧」と書かれた案内板があり、期待もさせられる。結局滝の駐車場に着くまでの間にすれ違った車は1台だけだった。

白糸の滝案内図

細く長い山道を進んだ先に小さな駐車スペースが2箇所。車は1台も停まっていない。そこに車を停めて歩いてすぐの所に案内図が。案内図によれば白糸の滝まで25分程度、富士山が眺められる富士見台まではさらに約15分との事。折角ここまで来たのだから富士見台まで行ってみることに。案内図のすぐ先にはまた期待を誘う看板。「美しい白糸の滝」。そこまで期待させますか、逆にちょっと不安になってくる。滝へ続く遊歩道はというと、足を踏み外したら転落死の可能性がある山道。所々道が崩壊して別の道が出来ている。おいおい、大丈夫かね…昨夜からの風邪が治っていないのに山登りなんかして大丈夫なのかも心配。でも登る。

期待を誘う看板

もろ山道

これは観光ではなく、もはやちょっとした登山。秘境を目指して探検している気分。山道を登っている途中で、岩壁を流れる細い水の流れが見えてきた。まさかこれが白糸の滝?でもまだ道は上に続いているし違うだろう、ということで上へ上へと進む。ちなみにこの水の流れは「下見の滝」という、白糸の滝の下に続くものだった。白糸の滝案内図をよく見ていなかったので把握していなかった。

他にも案内図から白糸の滝までの道のりの途中にある観音岩や、白糸の滝の目の前にある休憩所のあずま屋の上にある「蚕影神社」を見逃していた。案内図等があったらしっかり見ておかないと損をする、という教訓。。

シャキーン☆

案内図の通り約25分で白糸の滝に到着。繊細な白糸が岩壁に垂れているような様は、正に「白糸の滝」。名前は同じなのに静岡県富士宮市の白糸の滝とは全く印象が違う。でもこちらの方が「白糸の滝」の名にふさわしい気がするし、過剰に観光地化さてしまった富士宮市の白糸の滝とは正反対で、あまり人が入らない山奥にあり、自分の足で山を登って辿り着いた時の達成感もあり、名勝までやって来たという実感を得ることが出来る。

滝の目の前にある、あずま屋という休憩所のすぐ後ろに石のほこらがあり、巻寿司や柏餅、酒などのお供え物が置かれていた。まだお供えして間もない感じ。山道で唯一すれ違った車を運転していた人が供えたのかなと思った。他にも滝周辺にある仏様?などにも酒が供えられていた。これらのお供え物は何を意味しているのか、何故かとても気になった。こういうものを気安く写真に撮っていいものか分からないが、とりあえず手を合わせておいた。

お供え物が沢山

白糸の滝から富士見台を目指してさらに山を登っていく。途中に「名木 松並木」という看板が立っていて、その先からは立派な松の木が沢山生えている。

道はだんだん獣道のようになっていき、進路が分かりにくい所も。道幅も狭く足を踏み外したらオシマイな所も多い。耳に入ってくるのは風と風にそよぐ葉の音のみで、何だかとても遠い所まで来てしまった気分になる。そして本当の自然の中に自分ただ一人がいる、という状況がとても気持ちいい。

松並木の山道を進んで富士見台に到着。名前の通りちゃんと富士山を眺める事ができる。富士山の後ろにはだいぶ雲が広がっていた。昔この山の周辺に住んでいた人達は、富士山を見る為にこの山に登ったんだろうなぁ、などと何の根拠も無い想像をしてみる。

富士山を眺めつつ一休みしたところで来た道を引き返す。微妙に長く険しい道のりだったので少し気が滅入る…

リニア見学センター

(りにあけんがくせんたー:山梨県都留市)

帰り道ついでに立ち寄ったリニア見学センター。超伝導の力で最高時速500kmを出し、東京-大阪間を1時間で運行する事を目標に走行テストが行われている施設。現在実験で使われているガイドウェイ(レールの事)は18.4km。将来的にはここを基点に東京と大阪を結ぶらしい。

リニアが走っているところを見れたらラッキーだな〜と少し期待してみたが、見学センターの広い駐車場はガラガラ。こりゃ走ってるわけないなと思いつつも見学センターに入館(無料)してみるが、案の定「リニアの走行試験は行われません」という掲示が。分かっていたけど残念…機会があれば一度走行風景を見てみたい。

施設内にはリニアの模擬車両(しかも一部分だけっ)が置かれている。本物とは言わないからせめて先頭車両1台のレプリカを用意する事は出来なかったのだろうか。走行風景を見ることの出来なかった人には、これだけではちょっと寂しい。一応車内に入る事ができ、中には座席がいくつか並んでいた。

模擬車両

帰路は厳しい道のりとなる。15:20にリニア見学センターを出て国道20号線の甲州街道へ入る。新宿まで続く甲州街道は予想通りの渋滞。約50km先の八王子までほとんどずっと渋滞…八王子で甲州街道を抜けてからも途中途中で渋滞。そして自宅に着いたのが20:30。リニア見学センターから約100km道のりに5時間も掛かってしまった。風邪も引いていたのでもう本当にヘロヘロ。自分にお疲れ様。前回の三連休中の伊豆半島一周の時も酷い目に合ったし、今後連休に車で出かけるのは止めようかと真剣に考えた。

やれやれなおまけの話

もちょっとしっかりしてくださいニッ○ンレンタカーさん、の巻き

レンタカーに乗り込みいざ富士山へ向けて出発!と意気込んで車を運転し始めてすぐ異変に気づく。燃料計の針が満タンの目盛に重なっている。記憶する限り今までに運転した車は全て、ガソリンを満タンにすると針は一番上の目盛よりも少し上まで上がっていた。そして100kmくらいは走らないと針は動かなかった。まさかと思いさらに車を走らせると、思った通り少しずつ針が下がり始める。満タンならば走り始めてすぐに針が下がり始めるなんて事はまず無い。つまり満タンではなかったことになる。実際明らかに走行距離とは一致しない速さでガソリンは減っていった。

つまり前の利用客が、営業所からかなり離れたガソリンスタンドで満タンにして、針が明らかに下がり始める直前で返却するなどの、ズルをした可能性がある。基本的にレンタカーを利用する場合、帰着時にガソリンを満タンにして返却しなければならない。しかしニッ○ンレンタカー(少なくとも自分が利用した事のある営業所)は、帰着時にガソリンを満タンにしたか口頭で確認するだけで、給油口を開けて確認したりガソリンスタンドのレシートの提示を求めたりすることはない。そのまま車は次の利用客に渡されるので、前の利用客がちゃんと満タンにしていないと、次の利用客が損をすることになるのだ。これは宜しくない。ただでさえガソリンが高騰しているこのご時世なので尚更。

本当は気づいた時点ですぐ営業所に連絡するべきだったのだが、面倒くさいし時間をロスする事になるので諦めた。そして旅を終え営業所に帰着した際、一応事の成り行きを報告。すると「この車はそこまで(針が満タンの目盛の上まで)上がらないんですよ〜」と。「でも今満タンにしたら上まで来てますよ」と言うと、今度は「車体によってまちまちなんですよね〜」ときた。おいおい、さっきと言ってる事違うぞ。「普通100kmくらいは針が下がらないでしょ」と言うと、「じゃ大体6、7リッターくらいだから1000円でいいですか」と言って、レジから千円札を出し渡された。おいおい!、そんな適当でいーのか!?もし150kmくらいは…と言っていたら千五百円渡すんか?「たまにいるんですよ〜目盛ギリギリまで針上げといて満タンだって言い張るお客さんが」…たまにいるんならちゃんと調べろよっ!!あまりのいい加減さに呆れてしまった。まぁこっちは千円キャッシュバックされたからいいけど…

という事でレンタカーを利用される方は気を付けましょう。おかしいと思ったらすぐ連絡!そして返金要求!!