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その5  3日目昼〜夜

 

白川郷から美濃市まで岐阜県西側を南下したところで、今度は岐阜県東側を北上。次の目的地の飛水峡へ行く途中に国道で渋滞にハマる。旅行計画はある程度渋滞に時間を取られる事を想定して組んではいるが、さすがに何時間も渋滞にハマるのは困る。それから白バイを頻繁に見かける。うかつにスピードは出せない。渋滞を抜けてからはスピードメーターを気にしながら車を走らせる。こういう時に車列の先頭は走りたくない。妙なプレッシャーを感じる。

飛水峡

(ひすいきょう:岐阜県川辺町・七宗町・白川町)

美濃高原が飛騨川によって深く侵食されてできた約12kmの峡谷。飛騨木曽川国定公園の景勝地の一部で、約1000の甌穴があり、この甌穴群は国の天然記念物になっている。

道の駅から眺める飛水峡

飛水峡の見物スポットである道の駅「ロックガーデンひちそう」に車を停める。眺めはまぁそこそこ、普通。道の駅で休憩ついでに眺めればいいかと。もっといい眺めの場所は無いかと、道の駅から見える赤い橋まで歩いてみるものの、橋からの眺めも特に変わりなく。無駄に体力と時間を消費してしまった。暑いので無駄に外を歩きたくない。道の駅には「日本最古の石博物館」というものもある。しかしどうやって日本最古の石だと分かったのだろう、などと少し疑問に思ったが、特に興味が無いので入館せず。

入り組んだ地形

甌穴群が見たいので道の駅から車を走らせると甌穴群の看板が。路肩に車を停め断崖の下の飛水峡を眺めてみる。が、甌穴群らしきものは見当たらない。視界を遮る草木に隠れているのだろうか。う〜ん、飛水峡…自分には微妙な景勝地だった。

甌穴群は何処?

横谷峡

(よこたにきょう:岐阜県下呂市)

飛水峡からさらに北上し、4つの滝がある横谷峡へ。横谷峡と言っても長野県茅野市の横谷温泉のほうではないのでお間違いなく。4つの滝全てを見るには山道を片道1.5kmほど歩く必要があるので、一番手前の白滝だけ見物する予定だったが、一番奥の滝まで車が通れる道が続いていたので4つの滝全てまわってみることに。

白滝

二見滝

まず「白滝」。落差17mのさほど大きくない滝ではあるが、陽に照らされた滝は白く輝き、滝壺も黄色から水色のグラデーションが綺麗でなかなかいい眺め。次に徒歩で白滝から200m先にある「二見滝」へ。上下二段に分かれる落差9mの滝。こちらも規模は小さいが、岩壁や木々に囲まれひっそりとした感じのいい場所。

二見滝から次の紅葉滝までは900mもある(それぞれの滝の案内板に次の滝までの距離が書かれている)ので、白滝まで戻り車で先へ進む。しかし白滝から先は車1台がやっと通れる程度の非常に細い道が続き、すれ違い出来そうな場所はほとんど無いので、対向車が来てしまうと厄介な道。時間は13:00をまわり先の滝に観光客がいるのは間違いない。対向車が来ない事を祈りつつ車を走らせていると…やっぱり来てしまった。自分の方がすれ違い出来る場所までバックするとなるとかなり戻らなくてはいけない。あちゃ〜、と思っていたら対向車の方がバックをし始めてくれた。ここは「登り優先」に甘えよう。しかしバックで狭く曲がりくねった山道を登るのは大変。しかも向かい合った車がノロノロと細い山道を登っていく光景は、車が通り過ぎるのを待つ観光客の見物対象になってしまっている。バックで進む方にはきっと余計なプレッシャーが。結構進んだ(対向車は戻った)ところでやっとすれ違い出来る場所に。何だかかなり申し訳ない気分で対向車の運転手に十分お礼を言う。

観光客に見守られながらバック(笑)

紅葉滝

鶏鳴滝

4つ目の滝の鶏鳴滝の側にある駐車場に車を停め、300m手前にある3つ目の「紅葉滝」へ歩く。こちらも落差9mと小さな滝。やはり紅葉の時期に訪れた方がいいのだろうか、って他の滝も紅葉の方が見応えはあるのだろうな。そして最後の「鶏鳴滝」は落差33mと横谷峡四つの滝の中で最も大きい。水量も多くなかなか見応えある。観光客は思っていたより少なく数えるほど。

そんな感じで小規模な滝が多くもなかなか楽しめた横谷峡ではあるが、問題は例の細道を車で下りねばならない事。また対向車と鉢合わせしてしまったら、今度は自分がバックしなければならない。これは出発するタイミングが大事だ…が、対向車がこちらに向かってきているかどうかなど分からないので、意を決して出発。対向車来るな来るな来るなよぉー、と念じて無事白滝まで下りる。ふぅ、この道を車で入る事はあまりお勧めできない。

飛騨高山

(ひだたかやま:岐阜県高山市)

横谷峡からさらにさらに北上し、郷愁町並巡り四箇所目になる飛騨高山へ。ところが市内中心に入ると酷い渋滞。街の歩道には多くの観光客が行き交っている。そして何処の駐車場も満車の表示が。そんなに人気の観光地なのか飛騨高山。駐車場は予め調べておいた、割りと満車になり難いという高山別院の駐車場へ。そこも満車の看板が置かれていたが、何とかギリギリ駐車することが出来た。しかし14:00頃に着く予定だったのが、横谷峡で全ての滝をまわったのと渋滞にハマッた事で15:00を過ぎてしまった。

高山別院

飛騨高山も先に観光した郡上八幡や美濃市のうだつの上がる町のように、昔ながらの木造建築が多く残る町。観光スポットになっているエリアは、郡上八幡やうだつの町よりも広いようだが、旅行計画を立てた時に特別行ってみたいと思うような所は無く、家でプリントアウトした散策マップ片手に適当に歩き始める。

最初に辿りいついたのは「豊明台組保存地区」という古い町並が続く通り。ほとんどの建物が格子づくり。よい町並なのだが、どうもしっくりこない。朝一で訪れたうだつの上がる町並みと比べてしまうと印象が薄く感じる。やはりうだつが上がっていないからだろうか。袖壁もないし。ところでうだつの町でも見かけた、軒下に下げられた茶色い球体は何だろう。お守りのようなもの?球体がぶら下がっているのは店先だけな気がする。

これは何?

情緒ある町並

飛騨高山を流れる宮川に出て、町の中心にある鍛冶橋へ。国道の通る鍛冶橋は渋滞、そして観光客でいっぱい。暑くてただでさえ疲れるのに人が多くて余計疲れる。人混みは苦手。

鍛冶橋

鍛冶橋から緑色の柳橋と赤い中橋を眺める

ちょっと不気味な像

そして飛騨高山一番人気の観光スポットで、重要伝統的建造物群保存地区に選定された、江戸時代の商家の町並みが続く「古い町並」へ。そこは…ほとんど原宿の竹下通り状態。真っ直ぐな通りの端から端まで観光客で埋め尽くされている。軒を連ねる飲食店や土産物屋などの店内も人でいっぱい。もう前へ進むのが精一杯で、とても町並の風情を楽しめる状態ではない。写真もゆっくり撮れない。

人多過ぎ…

何とか写真を撮る

招き猫っ

目に留まった煎餅屋

買ってみる

古い町並を脱出して、鍛冶橋から見えた赤い橋、中橋へ。なかなか風情のある橋だ。…ふぅ、非常に疲れた。とりあえず人混みの無い所に行きたいと思い散策マップを眺めると、町の中心から少し外れた所に「東山寺院群」というのがある。観光客が少なそうな感じ。基本的に寺院には関心が無いのだが、人混みに揉まれるよりはマシなので東山寺院群へ向かう。

中橋

人力車乗り場

中橋から15分ほど歩いて東山寺院群に到着。東山寺院群には10の寺院があり、東山遊歩道という道を歩いて順にまわる事が出来る。ならばこの際全部回ってみようと寺院群の南端から遊歩道を歩き始める。

宗猷寺

善応寺

法華寺

天照寺

東山寺院群はとにかく人が居ない。遊歩道を歩いていても滅多に人と出くわさない。普通は平日でももう少し人がいるでしょ、と思うくらいに人が居ない。先ほどの古い町並や鍛冶橋周辺には気が滅入るくらい人がいたのに。この差はいったい何なのだろう。まぁ、自分も寺院には興味が無く人混みを避けて来ただけなんだけど。

東山神明神社参道

寺院群の中には神社も2つあり、ついでに寄ってみる。東山神明神社の参道は鳥居から社殿まで階段。前日同様朝から町を歩き回ったり山登りをしたりで足が疲れてきているので階段がしんどい。そしてここも人の気配無し。静かで風情はあるのだが、いかんせん暑さと疲労で観光に集中できなくなってきた。

東山神明神社社殿

疲れていてもせっかく飛騨高山まで来たので寺院散策続行。高山遊歩道を進む。東山寺院群は、高山の東に連なる山裾を京都の東山になぞらえて、数々の寺院を建立・移築して出来たものとか。

素玄寺

洞雲院

大雄寺

寺院に無縁な自分には東山寺院群の楽しみ方が分からず、ただ遊歩道を歩いて寺院の写真を1、2枚撮って、を繰り返しているだけ。消化作業的になってしまった…

東山白山神社境内の墓地

それでも2箇所目の神社にも立ち寄る。こちらの参道も上り坂と階段。寺院群が山裾につくられているので仕方ない。境内の林の中は墓地になっている。歴史上の人物でも眠っているのだろうか。

東山白山神社社殿

雲龍寺、の入口

久昌寺

栄鏡院

車を停めた高山別院駐車場は17:30で終わり。時間が迫ってきたので足早に残りの寺院をまわり駐車場へ向かう。17:00をまわり町の人混みは落ち着いていたが、車道は相変わらず渋滞している。駐車場を出て混雑する大通りを避け、飛騨高山を出る。

計画では飛騨高山観光の後に飛騨古川の観光をする予定だったのだが、予定より飛騨高山の観光が遅くなってしまったのと、郡上八幡や飛騨高山が人が多くて町の風情を十分堪能出来なかったので、特に楽しみにしていた飛騨古川は出来れば観光客の少ない朝にゆっくり見物したいと思い、急遽予定変更して4日目朝に観光する事に。

宇津江四十八滝

(うつえしじゅうはちたき:岐阜県高山市)

4日目朝一に観光予定の飛騨古川の側にある入浴施設へ向かう。山の中にある入浴施設へ続く山道に入ると、「宇津江四十八滝」という案内板が目に入る。四十八も滝があるのか?少し気になるし日没までまだ時間があるので、入浴施設を通り越し宇津江四十八滝へ。

四十八滝駐車場には車が一台も停まっていない。皆帰った後なのか。駐車場から滝へ向かう途中にレストラン?のような山荘があるが営業はしていない。営業時間が終わっているというよりは、廃業して放置されている感じ。辺りに人の姿も無く、18:00をまわり木々に囲まれ薄暗く寂しい感じの場所。もしかしてマイナースポット?

1つ目の滝

2つ目はただの段差じゃ…

4つ目の滝

川沿いの遊歩道に入り早速1つ目の滝。滝と言っても、川の傾斜の連続する段差の流れ、という感じで滝らしくない。さらに2つ目の滝は正に、ちょっと大きいただの段差、という感じで落差2.5m。え、これ滝に入れちゃっていいの?3つ目も落差3mと極小。そして4つ目で落差11.5mとやっと滝らしい滝が出てくる。ここで時間的にも体力的にも限界、歩き疲れて足も辛いし空腹で気力が無くなったので駐車場へ引き返す。ちなみにこの宇津江四十八滝、名前通り48の滝があるわけではなく実際は13で、四十八という数は伝説が関係しているらしい。

入浴施設「遊湯館」に到着してまず食堂で空腹を満たす。そして1時間以上ゆっくり入浴して、閉館時間の22:00まで休憩所でジュースを飲みながらテレビタイム。それから最寄の道の駅「アルプ飛騨古川」へ行くと、車中泊していると思われる車でほぼ満車。ここ数年車中泊する旅行者が確実に増えていると思う。23:00就寝。

遊湯館