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2004年7月2日 2日目 (曇りのち晴れ)  青森県大間町⇒幾寅

走行距離:542.3km(合計:1,365.6km)

給油:30.8L(合計:65.8L)

 

寒くてあまり眠れず3:00起床。しかしそのおかげで素晴らしい朝焼けを見ることが出来た。身体が震えるほどに冷える外に出ると、東の空が朝焼けで鮮やかに染まっている。正に旅の始まりにふさわしい景色!天気も悪くない。しかし本当に寒いっ!!北海道・東北地方は夏でも夜は涼しい事は理解していたつもりだったが、まさか早朝は東京の冬並みの寒さだったとは… 日本一周の旅では、北海道はほとんど天気が悪かったので、今回はいい天気に恵まれることを願う。

朝焼けを見た後車内をヒーターで十分暖めてから二度寝。そして朝一番のフェリーに乗り函館へ。

大間のフェリー乗り場の隣は漁港らしく、次々と漁船が海に出て行くところだった。漁師の朝は早い。

 

今回の旅のパートナーとなる三菱・コルト。日本一周の時に使用したトヨタMR2は車内が狭くシートもロクに倒せなかったが、コルトはシートを十分にリクライニングできるので寝心地もマシだし、荷物も全部室内に積めるし、燃費もいいし、カーナビもある。MR2と比べれば快適過ぎる車。車中泊の旅をするなら最低でもシートが十分に倒せる車がいい。

函館に着くと空はどんよりと曇っていた。2日目は函館市内観光をして、夜になったら函館山の頂上から夜景を見ようと思っていたのでがっかり。仕方ないので函館観光は後回しにして、北海道をグルッとまわって函館からフェリーで本州に戻る前日に観光する事に。これ日本一周の時と同じパターン… とりあえず次の目的地の、積丹半島は晴れている事を願って先へ進む。

函館行きのフェリーにて

 

 

竜神岬

函館から北上するにつれ雲は次第に減って行き、積丹半島まで来るとすっきりとした晴れ空に。空が青い!海が青い!北海道でこんな景色を見たかったんだっ!!そんな青々とした景色に感無量。晴れていてよかった。日本一周の旅でこの辺りを走った時は、空が厚い雲に覆われ暗かったので尚更うれしい。

積丹半島の海岸線には日本の他ではなかなか見ることの出来ない、険しく切り立った断崖が連なる絶景が続いている。特に積丹半島から長く突き出た神威岬はとても印象的な眺め。そのスケールの大きい風景を眺めながらのドライブ、最高に気持ちがいい。

沼前岬から眺める神威岬

 

神威岬

今までいろいろな景色を見て来たが、自然の景色で最も感動したのが神威岬から眺める海の大パノラマ。視界にはだた広く青い海のみが入り、水平線がはっきりと弧を描いていてるのを見ることができる。地球が丸い事を実感することができ、その丸い地球の上に自分が立っている事を実感。この景色を見た時に本気で北海道に移り住みたいと考えた。しかしやっぱり冬の厳しさが… 神威岬の駐車場から灯台がある岬突端まで、遊歩道を歩いて20分ほど。

一日中神威岬からの景色を眺めていたいくらいだが、旅は始まったばかりでこれから見るものはたくさんあるので、景色を写真と目にしっかり焼き付けて神威岬を後にする。

神威岬から眺める沼前岬

神威岬灯台

 

神威岬の近くにある島武意海岸は、海水の透明度が非常に高く、日本の渚百選にも選ばれている海岸。駐車場で車を降りて、低く狭く暗いトンネルを通り抜けた先にある見晴台からの眺めがとてもいい。

島武意海岸

 

小樽に21:00頃到着。ライトアップされた夜の小樽運河はとてもロマンチックな感じ。運河の倉庫群が水面に綺麗に映りこんでいる。カップルが好むような雰囲気のいい場所だが、何故か人の姿はほとんどない。人の居ない運河沿いの遊歩道を少し散歩。運河から街の中に少し入ってみたが、どの店も閉まっていて静まり返っていた。他に寄る所も無さそうなので車に戻り、次の目的地の幾寅へ向けて先へ進む。

 

小樽から5時間かけて一気に進み、幾寅に深夜の3:00到着。道の駅に車を停める。朝起きてから20時間以上経っていたのでさすがに疲れた。天気のいい今の内に、なるべくたくさん観光したいという気持ちが先へ急がせる。

 

本日の食事

朝食 フェリー パン・カップラーメン
昼食 コンビニ おにぎり×3
夕食 温泉内売店 山菜そば

久しくカップラーメンを食べていなかったのでフェリー内の自販機で購入。たまに食べるとおいしい。