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2004年7月8日 8日目 (曇り)  網走市⇒釧路市

走行距離:302.5km(合計:3,439.7km)

給油:31.0L(合計:202.3L)

 

3:30に目が覚める。東の空が薄っすらと朝焼けになっていたので、海に出れば水平線から顔を出す朝日が見られるかもしれないと思い、車を飛ばしオホーツク海に出る。そして日の出を眺めるのにいい場所は無いかと海沿いを走り、小清水原生花園の側にある小高い丘に目が留まり、車を降りて丘の上へ。それから直ぐに太陽がオホーツク海の水平線から顔を出し始める。今までに見てきた朝日や夕日の中でも一番色が濃く明るい。気温が低く空気が澄んでいるからか、とにかく鮮やかで綺麗な太陽。急いで海まで来た甲斐あって最高の日の出を拝むことができた。凍て付くような寒さの中、震えながら30分ほど眺めていた。

日の出を十分満喫したところで、気になる摩周湖方面を見ると雲があまりないように見えたので、今日こそ絶景が見れると期待して摩周湖へ向かう。

 

海沿いから摩周湖の近くまで来たものの、まだ時間が早いので先に屈斜路(くっしゃろ)湖を見に行く事に。5日目に美幌峠の展望台に寄った時に、屈斜路湖がよく見えたのを思い出し、美幌峠の展望台を再訪。しかし展望台から見渡す景色は曇り空のどんよりとした風景。晴天を期待していただけにガッカリ…それでもせっかくここまで来たので、とりあえず摩周湖へ向かう。

屈斜路湖

摩周湖…

旅行5日目にも訪れた摩周湖第三展望台に到着。一応太陽は出ているが、やはり空一面に雲が広がっていて景色が暗い…二度目の正直ならず。かなりヘコむ。屈斜路湖の方を見ると雲がだいぶ晴れていただけに余計に悔しい。摩周湖の湖面は黒く、雲に遮られ光の弱まった太陽を映しこんでいる。これはこれで絵になる風景かもしれないが、やはり旅行雑誌に載っているような美しい摩周湖が見たかった。落ち込みながら山を降り、近くの道の駅に車を停め不貞寝。

摩周湖から眺める屈斜路湖

 

不貞寝から目を覚ますと青空が広がっていた。2時間弱寝ていた間にこんなにも天気が変わるものなのか?山の天気は侮れない。これなら摩周湖も晴れたに違いないと思い、再び摩周湖へ向かい三度目の正直へ。そして…

遂にやった!こんな景色が見たかったんだ!!

三度目の正直でやっと望んだ景色を見ることが出来た。陽射しを浴びた明るい摩周湖の風景。広い湖面が青空や真っ白な雲、周りの山々を鏡のように映しこんでいる。期待以上の素晴らしい眺めに感無量。小さい子供達は本当に湖面に雲があると思って、「雲が落ちてる!」、「雲が水に沈んでるっ!」とびっくりしている。それくらい鮮明に映しこんでいる。世界一の透明度とも言われている摩周湖。本当に素晴らしい。

とにかく嬉しい。感無量。諦めずに何度も足を運んで本当に良かった。

鏡のような湖面の摩周湖

 

900草原

 

摩周湖から南下して釧路へ向かう途中に、草原地帯を360度見渡すことのできる900草原と多和平に寄り道。どちらも地平線までなだらかな牧草地が広がっている北海道らしい大自然の眺め。正に「北海道はでっかいどう」。

 

多和平

 

サルボ展望台より 

夕方頃に釧路湿原に入る。摩周湖では一時青空が広がったものの、以降は次第に雲が増えて行き雨が降りそうな空模様に。釧路湿原にはいくつかの展望スポットがあり、そのうちの3ヶ所の展望台に立ち寄り。展望台からの眺めは日本とは思えない広大な湿原風景。視界に入るのは地平線まで続く湿原のみ。まるで海外のジャングルか何かを見ているよう。こんな景色まで存在しているとは、北海道は本当に広く大きく、そして素晴らしい。

コッタロ展望台より

細岡展望台より

 

釧路市内に入り6日目に利用した釧路健康センターへ。入浴した後にリクライニングシートでテレビを見ていたら眠くなってきたので、仮眠所で布団を敷いてひと休み。23:00頃に目を覚ますも、久しぶりに横になって寝る心地よさに布団から出る気になれない。この後に車中泊をしてもまともに寝られる気がしないし、外は雨が降っているようだし、一度くらいは宿で(正確には仮眠所で)寝てもいいかなと思い、そのまま布団に包まり寝てしまうのであった

 

本日の食事

朝食 - -
昼食 焼肉屋 ラーメンカレーセット・サラダ
夕食 健康センター居酒屋 定食・サラダ

夕食は6日目と同じ健康センターの居酒屋。そしてまた居酒屋サイズのサラダを一人で平らげる。