トップページ

2004年7月10日 10日目 (曇り)  帯広市⇒室蘭市

走行距離:409.2km(合計:4,034.0km)

給油:28.5L(合計:230.8L)

 

朝起きると雨は止んでいて、僅かながら雲間から青空が見える空模様。何とか観光ができる天気にまで回復した。ということで帯広を代表する庭園、紫竹ガーデン遊華へ。開園時間より少し早く着いてしまうも入口は開いていて入園できたが、入園料を払う窓口に職員がいないので開園時間まで待つ。しかし開園時間を過ぎても一向に職員が来ないので、仕方なく無賃で園内へ。雲間から見えていた青空はいつの間にか消えてしまい、再び怪しい空模様になっていた。

園内はまだ準備中なのか、それとも定常作業中なのか、あちこちで職員が花の手入れをしている。園内の一角では何か催し物の準備と思われる作業もしている。もしや今日は休園日?とも思いつつ園内を歩き回っていても、職員に声を掛けられないのでそういう訳でもなさそう。

園内は全体的に咲いてる花の数が少なく、楽しみにしていた「160万株のチューリップ」もなくて残念。改めて旅行雑誌を見ると、チューリップの見頃は5〜6月だった…それでも晴れていればもっと楽しめたはず。空を覆う雲が恨めしい。とりあえず、庭園一番の見所であるチューリップが咲いていないので入園料の徴収が無かったという事にしておこう。

 

北海道の背骨と言われる日高山脈の最南端にある襟裳岬。岬突端から沖へ約2km岩礁が続いている。日本一周の旅で訪れた時も天気が悪く、北海道の荒々しい自然の厳しさ、的なものを感じさせられる。天気が良ければ違った印象の風景なのだろうけど。

ところで森進一の歌う「襟裳岬」の歌詞に、「襟裳の春は 何もない春です」とあるけど、本当に春は何も無い寂しい場所なのだろうか。

襟裳の曇りは 何もない曇りです

 

日本一周の旅で訪れた時に、素晴らしい海の眺めに感動した室蘭地球岬へ向かう。夜という事もあり室蘭市内でかなり道に迷いつつ(あまりにもカーナビが役に立たなくてキレそうになる)岬突端へ続く道を見つけ進んで行くと、途中から濃霧で数メートル先も見えない視界不良に。それでも最徐行で車を走らせ何とか地球岬駐車場に到着。一応灯台の見える見晴台まで行ってみようと、ペンライトを灯して暗闇と濃霧に包まれた遊歩道路を歩いて行くが…まるでサイレントヒルの世界に入り込んだようで結構怖い。照度の高いLEDライトでも霧が光を遮り2、3m先が見えない。何とか見晴台にたどり着くも濃霧で灯台は見えず、回転する灯台の光のみがぼんやりと見えるだけ。そして断崖の下から波の音が静かに聞こえている。暗闇と濃霧、微かな波音と灯台のぼやけた光。その不気味なシチュエーションに言いようの無い恐怖感が込み上げ、耐えられず直ぐに駐車場に停めた車へと逃げ戻る。霧に包まれた駐車場にも少々不気味さを感じつつ、翌朝は霧と雲が晴れていることに期待して就寝。

 

本日の食事

朝食 コンビニ おにぎり・パン・ヨーグルト
昼食 襟裳岬の食堂 いくら丼
夕食 ファミレス ハンバーグ定食

いくら丼のいくらが硬かった。チェーン店のまぐろ市場のいくら丼のほうが安くておいしい。