トップページ

四度目の登山その2  ご来光

山中湖

ご来光直前の4:30過ぎの山中湖・河口湖方面の景色。地平線が紅く染まり空が明るくなってくる。周辺の山々には薄い雲が掛かっていて幻想的な眺め。夜景の広がる富士吉田市や山中湖がとても小さく見える。

河口湖と富士吉田市の夜景

河口湖口山頂にはご来光を待つ登山客でぎっしり。皆じっと東の空を見つめ、日本最高峰から眺める日本最高の日の出を待ち続ける。そして4:50、待ちに待ったご来光が始まる。雲海の先から太陽が顔を出した瞬間、登山者達の歓声が沸きあがる。

綺麗な朝日と雄大な景色に感動、そして富士山でご来光を見たいという2年越しの悲願を成し遂げる事ができた達成感。正に感無量。これで20代に悔いを残すことなく、来年30歳を迎える事が出来ると思った(笑)。

ご来光を見た後にトイレに行こうと思っていたら、河口湖口山頂にある有料トイレには登山者の長蛇の列ができていた。皆考える事は同じらしい。右の写真を撮ってくれた人が、「今から火口の反対側に歩いて行けば影富士が見れるよ」と教えてくれたので、トイレは我慢して影富士が見られる山頂西側を目指しお鉢巡りを始める。その人はこれまで25回も富士山に登っているらしく、この日はその中でも特に良い天気と言っていたので、これから眺める影富士や周囲の景色に期待。

登ってきた登山道は超渋滞していた。ご来光後も続々と登山者がやってくる。山頂でご来光を見ようとしたが登山道の混雑で間に合わなかった登山者も多いと思われ。河口湖口からの登山道は八合目以上ならご来光を眺める事ができ、山頂からの眺めとほとんど変わらないらしい。でもやっぱりご来光は山頂で見たい、というのが登山者の心情。山頂から見てこそ最大の喜びを感じることができるもの。混雑を想定して早めに登頂しておいて本当によかった。

ご来光でオレンジ色に染まった景色

ご来光によって富士山頂もオレンジ色に染まり始める。寒かった山頂は陽が昇るにつれて次第に気温が上昇。少しずつ寒さから開放されて行く。

写真中央の丘が富士山最高峰の「剣ヶ峰」

剣ヶ峰の上に建つ富士山測候所 3776mの地