トップページ

2004年6月9日 2日目 (晴れ) 

ローマ

 

ローマ

午前中から非常に日差しが強い。でも湿度が低くカラッとしているのであまり汗をかかない。そして観光客が非常に多い。

街は路上駐車がもの凄く、前後の隙間がほとんど無いくらいビッシリ車が停まっている。車を路肩から出す時に前後の車にぶつけて警報が鳴っているのを見かけた。とにかく車は消耗品で汚れやヘコミがあるのはあたり前、といった感じ。あと建物への落書きが非常に多い。折角の美しい街並みが路駐と落書きで景観を損ねていたのは残念。

ローマ地図を表示する

バチカン美術館

世界最大級の文化財を誇る美術館。それだけに入館待ちの観光客が長い長い列を作っていた。あらかじめ予約を取っている団体客は一般客の開館時間前に入館できるので、ほとんど待たずに入る事ができた。イタリアの美術館は団体予約客を優先的に入館させる制度を取り入れている所が多いとの事。

美術館内は沢山の団体観光客で満員状態。美術品には全く無縁な自分ではあるが、長い通路の天井に描かれた無数の絵画からは凄さが伝わって来る。一般観光客の開館時間までに見学を終えなければならない団体観光客には、一つ一つの作品をのんびりと見ている暇はない。バチカン美術館の全てを見ようと思ったら1日では足りないくらいの広さなので、ツアーで見学するのは主要な所だけ。

美術館内は写真撮影出来る場所が限られている。ミケランジェロの大作として有名な天井画「最後の審判」があるシスティーナ礼拝堂は、神聖な場所のため私語も写真撮影も禁止。大きい声でしゃべっていて係員にすごい剣幕で怒られている人がいた。

 

コロッセオ

コロッセオの入場見学がツアーに含まれていなかったのが残念。コロッセオは特に人気が高い観光スポットなため、入場するには2時間くらい並ばなければいけないらしい。

コンスタンティヌス帝の凱旋門

コロッセオのすぐ隣にある凱旋門。老朽化がかなり進んでいるためか、柵で囲われていて門をくぐることはできない。

ヴァネーレ・エ・ローマ神殿

コンスタンティヌス帝の凱旋門から見えた神殿。

 

サン・ピエトロ大聖堂

世界最大のキリスト教教会であり、カトリックの総本山。ローマ法王のミサが行われる日にはここに世界中から信者が集まる。このサン・ピエトロ大聖堂がある一画を「ヴァチカン市国」と言い、世界最小の独立国家として認められている。大聖堂は神聖な場所なので、短パン・サンダル・ノースリーブを身につけての入場は禁止。

大聖堂正面

大聖堂の手前にあるサン・ピエトロ広場

大聖堂内は本当は撮影禁止なのだが、誰も気にせず写真を撮っている。その辺りはあまりうるさくないようだ。大聖堂内に照明は無く少し薄暗い。

聖堂内

 

トレヴィの泉

この泉に後ろ向きになってコインを一枚投げると、ローマ再訪が叶うという言い伝えがある。今はコインを二枚投げると恋が成就、三枚で恋人と別れられるという話もあるらしい。

 

スペイン階段

映画「ローマの休日」で有名な階段。「スペイン階段」は通称で、正式名称は「トリニタ・ディ・モンティ階段」。階段の手前にある広場がスペイン広場。

階段の上にある、2つの鐘楼が並ぶトリニタ・ディ・モンティ教会が修復工事中だったのはかなり残念。景観を損ねないようにするためか工事用のネットには教会の絵が描かれているが、その上にデカデカと化粧品の広告を貼っていては全く意味が無いのでは…

階段に座ってアイスクリームが食べたくなる

階段を上り切った所からの眺め

 

スペイン階段でローマ観光を終えてホテルへ戻る。しかし夕食まで2時間近く時間が空いたので外を散歩することに。最初はホテルの周りを軽く散歩するだけのつもりだったが、風景を楽しみながら30分ほど歩いていたらホテルからだいぶ離れてしまった。ローマ市内観光中にバスの車窓越しから眺めるだけだった教会や記念堂などがある場所にたまたま行き着いたので、それらをゆっくり見物して写真に収める。

サンタ・マリア・マッジョーレ教会

ヴィットリオ・エマヌエーレ2世記念堂

 

フォロ・アウグスト

 

元老院

折角なのでローマの休日に出てきた真実の口へも行こうと思ったが、地図を持ってきていなかったので場所が分からず断念。夕食の時に添乗員さんにその事を話すと、真実の口は自分が歩いていたすぐ近くにあった事を知らされ悔しい思いをする。