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2004年6月15日 8日目 (晴れ)

ヴェネツィア→ミラノ

 

ミラノ

ツアー最後の観光地ミラノ。イタリアの経済的首都で世界のファッション中心地のひとつでもあるだけに、これまで観光してきたローマ・フィレンツェ・ヴェネツィアなどよりも近代的な都市といった感じ。市内には三路線の地下鉄が走っていて、主な観光地はほとんど地下鉄だけで行く事ができるらしい。路面電車も市内を網の目のように走っている。

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ドゥオモ

今回の旅行で見てきた建築物の中で、最もすばらしい造形だと思ったのがミラノのドゥオモ。1386年に工事が始まり、約500年もの歳月をかけて完成した世界最大のゴシック建築。白大理石の外観はには緻密な彫刻が施された135本の尖塔と、2245体の彫像が飾られている。最も高い尖塔には黄金のマリア像が立っている。残念ながら正面と屋根の一部が修復工事中だった。8日目はツアー行動でドゥオモ外観と内部を軽く見学しただけなので、翌日の1日フリータイムで再訪してじっくり観光。

 

ビットリオエマヌエーレ2世ガレリア

1865年から77年にかけて造られた全長200mのガラス張りのアーケード。中央十字路の天井には四大陸を描いたフレスコ画。アーケード内には高級ブランドショップや有名レストランなどが軒を連ねている。その中で中央十字路の一角がマクドナルドだったが、アーケードの景観を損ねないためにドナルドの等身大人形は店の中に。看板も従来の赤地に黄文字ではなく、黒地に金文字。それにしてもこんな所にまで店を構えてしまうマックの経済力が凄い。

 

カステッロ広場

スフォルツェスコ城

ドゥオモから北西に500mほどの場所にスフォルツェスコ城が建っていて、城の正面にはカステッロ広場がある。スフォルツェスコ城の中は美術館になっていて、ミケランジェロが死の3日前まで製作していたと言われる未完の作「ロンダニーニのピエタ像」がある。城の裏手には大きな公園があり、城と公園を挟んだ向かいには平和の門という凱旋門が建っている。

ピエタ像

城門から眺める平和の門

平和の門

 

サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会

レオナルド・ダ・ヴィンチ最高傑作の壁画「最後の晩餐」が描かれている教会。15世紀後半に建てられた修道院で、最後の晩餐は教会内の食堂の壁に描かれている。ダ・ヴィンチが43歳の時に壁画製作に着手し、3年かけて完成させた。見学は予約者優先で絵の描かれた部屋は15〜20人の入れ替え制。人の呼吸で出される二酸化炭素による絵の腐食を防ぐためで、絵の下には空気清浄機が設置されるなど徹底した品質維持が行われている。もちろん写真撮影禁止。下の絵は教会内の売店で買った絵葉書。