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その5  2日目午後

 

河津七滝

(かわづななだる:静岡県河津町)

渓谷を流れる川に名前の通り七つの滝が点在していて、無料の町営駐車場から歩いてまわる事ができる。駐車場は到着した10:00の時点で満車状態。ぎりぎり停める事ができた。七滝全部をまわって1時間半ちょっと。小規模な滝が多いが、川沿いの遊歩道をのんびり歩くだけでも気持ちよく、吊橋もあったりして楽しい。ちなみに河津では滝の事を「水が垂れる」という意味で垂水(たるみ)と呼んでいたため、「ななたき」ではなく「ななだる」と呼ぶ、と言う事をこの旅行記の製作中に知る。では七滝を見物した順に紹介。

出合滝(であいだる)

滝の高さは約2mと小さく、見てまぁ一応滝だな、と思う感じ。2つの川の流れがこの滝で1つになるから出合滝。

初景滝(しょうけいだる)

高さ約10m。「踊り子と私」というタイトルのブロンズ像がある。まわりに誰も居なかったら二人の像と一緒に変な格好で3ショット写真を撮っていたんだけど。

蛇滝(へびだる)

高さ約3mと小さな滝だが、勢いよく流れ落ちる様は正に滝。日差しを浴びた滝壺がエメラルドグリーンに輝いていてとても綺麗。七滝の中で一番印象に残った。

えび滝(えびだる)

高さ約5mで、吊橋から眺められる滝。滝の形が海老の尾ひれに似ている所から名前が付いたらしいが、似てるのか?

釜滝(かまだる)

高さ約22mで、七滝の中で2番目に高い滝。細くて繊細なイメージ。実際見た感じはさほど大きい滝に見えなかった。

かに滝(かにだる)

高さが2mで幅も狭く、本当に小さな滝。これを滝と言ってもいいのか?と思ってしまう小ささだが、この写真だとちょっと蛇滝に似て見えてしまう。

大滝(おおだる)

高さ約30mあり、七滝で最も大きな滝。これだけの大きさがあると迫力あって見応えある。この写真だとどうも実際の大きさが伝わらない。

大滝は温泉宿の敷地内を歩いた先にあり、滝壺の隣には水着着用の混浴露天風呂がある。滝壺の下まで行けるのは温泉を利用する客のみで、七滝見物のみの観光客は、滝壺より少し手前の展望台から眺める。写真の露天風呂以外にも、温泉宿敷地内の道の途中にいくつかの温泉の入り口があり、水着を着た客が歩いていた。冬の2月に水着姿の女性が外を歩いているのを見ると、少しドキッっとする。

全ての滝をまわり駐車場に戻ると、満車で空き待ちの車が並んでいた。観光客もかなり増えている。七滝駐車場を出て国道に入ると、道路の交通量もかなり増えている。先で渋滞の予感…写真は河津七滝のすぐ側にある、国道414号線のループ橋。関東地方では珍しい、と愛用の地図には書いてある。東京の台場にあるレインボーブリッジに上る道路も1周ループしているが、河津ループ橋は2周。確かに珍しい。河津ループ橋を上って帰路へ向かうため北上しつつ、最後の目的地の浄蓮の滝を目指す。

浄蓮の滝

(じょうれんのたき:静岡県伊豆市)

河津七滝を出てから道路の交通量は多いものの、信号がないのでスムーズに進んで行ったが、浄蓮の滝目前から渋滞。原因は浄蓮の滝駐車場が満車状態なため。何とか駐車場に入るも空きスペースが無く、駐車場内には空き待ちの車が何台も。これは厳しいかな、と思って駐車場から出ようとしたら、運良く自分の目の前の車が駐車スペースから出て行ったので、何とか駐車することができた。駐車場を囲むように観光客目当てのお土産屋や飲食店などのお店が何件もあり、そしてそれに群がる行楽客。あまり好ましい光景ではない。滝は駐車場から200段ほどの階段を下りた所にある。日本の滝百選に選ばれている滝で、高さは約25m。河津七滝で一番大きい大滝よりも少し小さい。この時期は水量が少ないのか、ネットで見た写真よりも水の流れが細く、さほど迫力は無かった。しかも河津七滝で7つも滝を見た後なので、有名な滝を目の前にしてもさすがに感動は少ない。それでもやはり日本の滝百選に選ばれるだけあって、絵になる滝ではある。

12:30浄蓮の滝駐車場から自宅へ向けて出発。交通量は浄蓮の滝に着いた時よりもさらに増して、道路は車の数珠繋ぎ状態。そして走り出して直ぐに渋滞が発生。そこから伊豆半島を出て、東京まで続く国道246号に入るまでの20km以上の道のりは延々と渋滞。これは予想を遥かに超えた酷い渋滞…2月の三連休を甘く見ていた。何とか国道246号に入り一時は流れがよくなったが、再び渋滞になりそれは延々と東京まで続く…

19:20、約160kmの道のりを約7時間かけてやっとレンタカー営業所に到着。もう本当にクタクタ。右足のアキレス腱が痛い。自分にお疲れ様。