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2001年10月4日 6日目 (曇り)  北海道紋別市⇒北海道根室市

走行距離:584.9km(合計:3,282.8km)

給油:31.3L(合計:241.7L)

 

オホーツク海

6日目も朝から天気が悪い。空は厚い雲で覆われほとんど日が差さない。早朝に網走のオホーツク海から見えた、雲間から漏れる日差しはきれいだった。

美しい湖として有名な摩周湖を観光する予定だったので、曇ってはいるがとりあえず行ってみようと山道に入る。しかし途中から霧が発生していて次第に濃くなっていき、遂には前方の視界が真っ白になって先へ進むことができず、仕方なく引き返す。「霧の摩周湖」と言われるくらいで、霧でなかなか良い眺めを見る事が出来ないらしいが、湖にたどり着くことすら出来ないとは本当にツイてない。

網走まで戻りガソリンスタンドの洗車機で洗車。あまりに汚れていたので自分で洗車する気にはなれず、洗車機のあるスタンドを前日から探していたが、回転ブラシのタイプだとブラシが改造パーツのリアウイングに絡まってしまうので、ノンブラシタイプのものを探して網走市内でやっと見つけた。

 

網走の観光名所として有名な網走監獄の見学。明治時代の網走監獄の施設を移築・復元した博物館。監獄正面には「赤レンガ門」と言われる正門があり、門をくぐった先に庁舎が、さらにその奥に五翼放射状舎房という獄舎がある。獄舎は名前の通り、細長い舎房が五本の指を広げた様な形で建てられている。他にも浴場や裁判所、農場などなどさまざまな施設がある。

網走監獄正門「赤レンガ門」

舎房内

五翼放射状舎房

 

網走市周辺の美幌町や藻琴山小清水高原にも、北海道らしい景色が沢山あるのに、曇っているため何処もパッとしない眺めに…青空と太陽を隠す雲が憎いっ!

美幌町より

藻琴山小清水高原

 

網走から知床へ向けて走っていたら、印象的な滝が目に留まったので寄ってみる。「オシンコシンの滝」と名前も変わってる。日本の滝百選に選ばれているらしい。

オシンコシンの滝からさらに進み、おもしろい形の岩山がいくつもそびえ立つ宇登呂漁港を横切る。本当に北海道はいろんな景色に出会えて楽しい。

オシンコシンの滝

宇登呂漁港

 

一湖

知床五湖。名前のとおり知床半島にある五つの湖。五湖全てを見て回るのに、遊歩道を歩いて90分程度と案内板に書かれていたので、とりあえず一湖から順にまわることに。「ヒグマ出没注意」という看板がちょっと気になる。とてもいい景色が見られる場所なだけに晴れてないのが残念。

一湖、ニ湖、三湖とまわり、四湖に向かって遊歩道を歩いていたら、前方からカップルが慌てふためいてこちらに走って来た。そして、「すぐそこでクマが出ましたよー!!」と。観光客は皆駐車場まで引き返し、遊歩道は閉鎖。ツイてない。

三湖

二湖

 

知床峠

知床五湖から知床峠へ。峠はだいぶ霧掛かっていて、所々車の運転に注意が必要なところも。峠には色づき始めの紅葉風景が広がっている。紅葉最盛期はかなりいい景色が見られそうな場所。

 

野付半島の湿原地帯

端から端まで約28kmある野付半島。陸地が非常に細く、ほとんど道路しか無い感じ。半島の先端まで走ろうと思っていたが、道路しかない単調な景色の中をひたすら走るのはしんどく、半島の先端まで行ってこれと言って何も無かったらさらにしんどいので、湿原が見られる場所まで進んで引き返す。天気も悪いし観光意欲は低空飛行。

 

5日目から気になっていた車の異音が大きくなってきたので、根室市内のトヨタディーラーで見てもらう。ディーラーの人が音を聞いた限りでは、ファンベルトを回転させる部品のベアリングの磨耗が原因だろうとのこと。根室で修理する場合、札幌か釧路から部品を取り寄せる必要があり時間が掛かってしまうので、次の目的地の釧路のディーラーで再度見てもらうことにした。

根室市内の定食屋で夕食を済ませ、市内を車で少しうろついて見つけた銭湯に入ると、なんと刺青のお兄さん達が三人ほど入浴中。オイオイ、大丈夫かよと少し心配しつつも体を洗い始めると、三人はすぐ出て行った。良かった、旅行中のトラブルは勘弁。

それにしても霧が出たりクマが出たりと、いろいろツイてない1日だった。

 

本日の食事

朝食 コンビニ パン×2
昼食 - -
夕食 定食屋 チャーハン・サラダ

また昼抜き。店がなかなか無いから… 夕食は閉店間際の定食屋に滑り込みセーフ。