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2001年10月7日 9日目 (晴れ)  北海道函館市⇒青森県竜飛崎

走行距離:308.1km(合計:4,693.8km)

給油:27.1L(合計:370.1L)

 

前日と同じく4:00起床。相変わらず寒くて早起き。やっと天気がよくなったと思ったらもう北海道とお別れ。函館からフェリーに乗り大間へ。フェリーから眺める函館山は、3日目に北海道に入る時のフェリーからの景色とは打って変わって晴れ模様。美しい大自然の景色がたくさんある北海道なだけに、今回の旅では天気に恵まれなかったことを悔やむ。そしていつか今度は北海道だけの車中泊の旅をしようと心に決める。

フェリーより函館山

 

函館観光と同じく、悪天候のために観光を後回しにしていた大間崎に寄る。「ここ本州最北端の地」と書かれた碑がある。本州と北海道に挟まれた津軽海峡が目の前に広がっていて、大間崎のすぐ側にある弁天島と、そこに建つ大間崎灯台がよく見える。

本州最北端の地の碑

後ろに見える陸地が弁天島

 

仏ヶ浦

大間から竜飛崎に向け海沿いの道をひたすら走る。途中海岸線の眺めのいい場所があり、特徴的な形をした岩々がある海岸が見えて少し気になったが、そこまで行くのが面倒で立ち寄らず。しかし後になって、そこは仏ヶ浦という有名な観光名所と知り、寄り道しなかった事を少し後悔…

 

夜になって竜飛崎の近くまで進むと、小山の上に怪しく光る物体に目が留まる。気になって近くまで行ってみると、それは寺の門だと分かる。その門まで行ってみたくなったので小山のふもとへ。

そこは岩山のようで岩肌が何だかとても不気味な感じ。厩石義経寺(うまやいしぎけいじ)という寺らしい。山の上の寺まで続く階段があるが、照明が一つもなくほとんど真っ暗。周囲は木が茂っていてこれまた不気味。コワイ…けど折角ここまで来たのでビクビクしながら上まで登る。門の先は普通の寺だった。

 

夜道を淡々と走っている時に、ラジオから流れ始めた曲の歌声と詩に惹かれて聞き入る。「すれ違う人々の心の中 全部読み取ったなら いろんな人生で 頭がぐちゃぐちゃになるだろう♪…感想文 感想文 この世の中の感想文♪」。素朴な歌声と飾り気のない意味深い詩。会社を辞めて自分探しの旅?をしている自分にはその歌になんだかじ〜んと来た。伊藤サチコという人が歌う「宿題」という曲。どうやら本人がパーソナリティのラジオ番組のようだった。CDでちゃんと聞いてみたいっ!と思い、旅から帰宅後すぐにCDを購入。日本一周の旅の思い出の曲となった。

 

本日の食事

朝食 コンビニ パン×2
昼食 ラーメン屋 ラーメン
夕食 コンビニ 弁当

夜の暗がりの中、車内でラジオを聞きながらコンビニ弁当。結構切ないかも…