朝目を覚ますと土砂降りの雨。窓を少し開けて寝ていたので、車内が濡れて服が湿っぽくなっていた。雨に降られると本当に困る。観光に支障が出るし、晴れるまでその場に留まっているわけにも行かないので、悪天候で観光が困難と思われる所は諦めて先に進むしかない。できればもっとゆっくり余裕のある旅をしたい所だが、会社を辞めてお金にも精神的にもあまり余裕を持てないため、1箇所に長い時間滞在しているわけには行かない。

歩道吊り橋としては高さが日本一と言われる、綾の照葉（てるは）大吊り橋に着く頃には小雨に。しかし周囲には雲が下りていて視界が悪い。この悪天候と朝早い時間のお陰か、観光客は1人もいない。橋はオール金属製で全長250m、下からの高さは何と142m！橋を渡ってみると揺れは小さいが、高所恐怖症の人には絶対渡れない吊り橋。天気が良ければ橋からはさぞいい景色が望めたろうに。

橋の通行は有料

下から見上げる綾の照葉大吊り橋

後輪がツルツルになったのでタイヤを交換。旅行が終わった後に車は手放してしまうので、交換せずに最後まで走り切ろうと思っていたが無理だった。前回の交換は約3ヶ月前だったが、後輪は1万kmも持たずにツルツルになってしまう（改造リアウイングでダウンフォースが強い・ベタ踏み加速をよくする・走り屋まがいの運転をする…等で）。宮崎市内のカーショップでで交換し、出費は工賃含めて三万八千円也。

店員に何処から来たのかを聞かれ、東京から車中泊で日本一周してる事を話したら大そう驚かれた。そしてコーヒーをご馳走してくれたり、これから先の旅を案じてくれたりと、色々と親切にしてもらい心温まる思いをした。

この日は一日中雨に降られ、綾の吊橋以外は何処も観光できず、宮崎市内でタイヤ交換をしてからは走るだけ。その分走行距離を稼げると思ったが、長時間渋滞にはまり予想以上に進まなかった。渋滞で疲れたのか22:00頃に運転中急に眠くなる。コンビニの駐車場に車を停めるとそのまま寝てしまい、起きたのは翌日の4：00。

昼食・夕食ともにジョイフル。どうやら西日本をメインに展開しているファミレスのよう。東京ではありえない安さ。