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平和記念資料館に開館時間と同時に入館。資料館にはいろいろと原爆に関するものが展示されていたが、最も印象に残ったのは被爆者が描いた原爆投下直後の被災風景の絵。長い廊下の両壁に数十点展示されていて、どれも生々しい「リアル」な絵だった。被爆時の高熱で体中の皮膚が焼けただれ、溶けた指の皮膚を指先から垂れ下げている人々。水を求めて沢山の人が川に飛び込み、死体で埋め尽くされた川。防火水槽にも水を求めて集まった人が、何重にも折り重なるようにして死んでいる。正に地獄絵図だった。絵の上手い下手に関係なく、被爆直後の壮絶な光景がこれ以上に無いくらい伝わってきた。暫くその衝撃的な絵に目が釘付けになっていたが、だんだんその場に何とも言えない圧迫感を感じ、絵を見ているのが辛くなってしまった。それくらい皆衝撃的な絵だった。被爆者の描いた絵には原爆の恐ろしさを伝える絶対的な説得力があった。原爆を教える教材として、もっといろんな場所で公開するべきだと思った。 |
原爆の子の像 |
空に折鶴を掲げるサダコ |
資料館の見学後は公園内にいくつかあるモニュメントを見て周る。前日の悪天候が嘘のような快晴で、緑の多い公園はとてものどかで平和な雰囲気。平和記念公園で特に目を惹いたのが原爆の子の像。原爆の被爆者として知られる少女「佐々木禎子」が折り鶴を掲げている。像の下にある石碑には、「これはぼくらの叫びです これは私たちの祈りです 世界に平和をきずくための」という碑文が刻まれている。像の周りにはたくさんの折り鶴が捧げられていた。 |
前日にも見学した原爆死没者慰霊碑 |
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原爆ドームと元安川 |
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原爆の爆心地から160mの場所にある原爆ドーム。原爆の惨禍の象徴として永久保存されることになったこの建物は、ユネスコ世界遺産にも登録されている。被爆当時の状態を維持するために、内側から鉄骨などで補強されているのが見える。元安川には全身火傷した沢山の被爆者が飛び込んだ。 |
広島を出てから運転中酷い睡魔に襲われる。途中で休憩してもまたすぐに眠くなる。長期間の車中泊の旅で生活のリズムがおかしくなっている?おかげで慌ててブレーキを踏む事が二度三度。この異常な体の状態を何とかせねば… 岡山県から瀬戸大橋に入り、瀬戸大橋のほぼ中心に位置する与島PAまで進む。期待していた橋のライトアップはされていなかった。ライトアップは毎日ではなく、決められた日にしか行われないと知り少し残念。与島PAで就寝。 |
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昼食は相変わらずジョイフル。九州からジョイフルのおかげで安くてまともな食事ができている。店舗数も多い。 |