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2011年4月25日 11日目 (晴れ) 鹿児島県屋久島町⇒鹿児島県南種子町

走行距離:225.0km(合計:2829.3km)

給油:00.00L(合計:140.45L)

 

何処からか流れてくるチャイムの音で6:00起床。何となく公園にある見晴台に上がってみると、前日に見物した川の上を泳ぐ鯉のぼりがよく見える。そして車が全体的に汚れている事に気付く。海沿いに長くいて潮風に吹かれていたからだろうか。まぁ、雨が降れば少しは綺麗になるだろうから気にしない。レンタカーだし洗車をする気は全く無し。ウィンドウウォッシャー液を出してワイパーを何度か動かし、フロント&リアウィンドウの汚れだけ落とす。綺麗になった所意外は余計に汚くなった…

2泊した安房の公園

 

1日2便しかない宮之浦港発種子島行きフェリーの午前の便に乗り遅れぬよう、宮之浦港へ向かう。天気予報では晴れとなっていたが、空には雲が多く青空がほとんど見えない。これから2日間は種子島観光をするので何とか天気よ回復してくれ、と思っていたらパラパラと雨が降り出す。それから雨は直ぐ止むも空模様は微妙なまま。宮之浦港に着いたら周りをブラブラ歩いて時間を潰し、8:30に一番で乗船手続きをして車をフェリーに載せる。乗船料は車含めて\6360。利用するフェリーはどちらかというと小型のフェリー太陽。

宮之浦港待合所

フェリー太陽

フェリー太陽の車両デッキ昇降部

これまでに何度もフェリーに車を載せた事があるが、スロープから車をバックで載せるというスタイルをフェリー太陽で初めて経験。バックで勾配を上る運転なんて普段しないので、少々緊張して慎重に車を動かす。車の運転が苦手な人には酷な作業だと思う。フェリーの車両デッキも変わった構造をしていた。スロープを上りきった所で一旦停車し、床がエレベーターのように降下して一段低い車両デッキまで下がり、車をバックのまま車両デッキ奥へ移動。

無事車両デッキに収容

出航時間まで船内をうろうろするも、車両デッキに入る車も乗船してくる客の姿も無いまま9:00出航。結局宮之浦港発種子島行きの午前中の便の乗船客は自分1人だけ。ちょっとビックリだ。屋久島〜種子島間の渡航客は普段から少ないのだろうか。

 

フェリーから眺める宮之浦港

フェリーが出航する頃にはすっかり快晴になっていた。ツイている、今回の旅は晴天に恵まれている。自分はどちらかと言えば晴れ男だと思っているが、だとしても今回の旅のハイライトでもある屋久島・種子島観光で晴天が続くのはやっぱりツイている!この調子で翌日まで晴天が続けば言う事なし。

遠ざかる屋久島

フェリー太陽の船内にはいくつかテレビが設置されているが、何故か全てCNN(英語音声)がチャンネルされていた。国内ニュースの方が見たかったが、勝手にチャンネルを変えてはいけないようなので仕方ない。テレビを眺めながらパンをかじって朝食を済ませ、それからはずっとデッキから海を眺める。どんどん遠ざかっていく屋久島が少し名残惜しい。

島間港手前から眺める屋久島

島間港

やがて進行方向に種子島の陸地が見え始める。屋久島は高い山が連なっているのでかなり離れても見えるが、種子島には高い山が無いのである程度近づかないと陸地が見えてこない。そして10:10種子島島間港に到着。島間港には小さな待合室と工場の煙突?があるだけの殺風景な港。

 

種子島観光1日目は、島を時計回りにぐるっと一周して海沿いの主な観光スポットをまわる。島間港を出て早速海沿いの県道を北上して行くと、延々と真っ直ぐに続く海岸が見えてくる。長浜という全長12kmある海岸で、種子島の西海岸を代表する白砂の海岸のひとつらしい。それにしても空も海もこれ以上にないくらいの青さで本当に気持ちがいい。海岸風景を楽しみながら種子島を一周するには絶好の天気。本当にツイている。

長浜

県道を進んで種子島の中心部にある中種子町に入り、種子島唯一の国道に入りさらに北上して行く(そういえば屋久島には国道が無かった)。車の往来は非常に少なく快適ドライブ。山や高い丘は見当たらず、樹林が一面に広がっている。長閑で気持ちがよく、ただのんびりと車を運転しているだけでも気分がいい。

長閑な風景

樹林の中を通る国道

 

国道は樹林を抜けると海に出て、西海岸に沿って延びる。窓を開けて潮の匂いと風を感じながら、綺麗な海岸風景を眺めながらのドライブは最高!そして間もなく観光スポットの雄龍・雌龍の岩に到着。日本各地でよく見かける、2つの岩の間にしめ縄がかけられた夫婦岩。大きい方の岩には鬼の角のような突起が2つ、小さい方の岩には赤い鳥居がある。仲のよい働き者の夫婦が崖崩れで投げ出され、その生まれ変わりなどという言い伝えがある。この手の岩には昔からの言い伝えが付きもの。昔の人は奇岩など変わった形をしたもを、何かの生まれ変わりだと本気で信じていたのだろうか。

雄龍・雌龍の岩

雌龍の鳥居

雄龍・雌龍の岩と駐車場の間には、戦隊モノの絵が描かれた看板が立っている。日曜日の朝にテレビで放送されている戦隊モノかと思ったら、「離島戦隊タネガシマン」…何それ!?とりあえずネーミングが素晴らしい(笑)。後からインターネットで調べて種子島のローカルヒーローだと知る。島内各地でヒーローショーをやったりしているらしい。公式HPもあって動画やキャラ紹介、サウンドトラックの試聴やタネガシマン誕生秘話などが掲載されていた。これ面白過ぎ。

 

雄龍・雌龍の岩から国道を北へ進み西之表市に入ったところで、黄色い花が咲く草地に延びる小さな道と、その先の木々に隠れる何かが一瞬見えたので、気になり車を停める。その何かとは、深川の岩という大きな岩だった。岩の由来には諸説あり、いずれも岩の所で人が不自然な死に方をしたため、岩に御題目を刻んだとか。あまりよろしくない言い伝えだな、これは。

深川の岩

深川の岩

深川の岩のすぐ側には、「交通安全祈願」と刻まれた小さな地蔵が立っている。そして深川の岩から約10km北へ進んだところにも、「尊命」と大きく刻まれた交通安全地蔵尊がある。この辺りは交通事故が多いのだろうか。地図には「快走ルート」と書かれてあり、確かに交通量が少なく快走できる道路なので、スピードを出して綺麗な海岸風景に気を取られていたら事故りかねない。車窓からの風景を楽しみながらも前方不注意にならないよう、安全運転で種子島海沿いドライブを楽しむ。

深川の岩の側の地蔵

交通安全地蔵尊

国道を北端まで進み、種子島の北の玄関口である西之表港へ立ち寄る。2日後に乗船予定のフェリーの時刻表などを確認。すると事前に調べておいたフェリーの帰港先が、鹿児島から屋久島へ渡る時に利用した鹿児島本港区南埠頭とは別の港だったので、鹿児島本港区南埠頭行きのフェリーを案内してもらう。そのフェリーは1日一便しかないので、念のため電話で予約。

西之表にあるガソリンスタンドの価格票を見ると、レギュラーでリッター\177!高い!!九州本土が大体\145〜155くらいなので、\20〜30高い。やはり屋久島に渡る直前に鹿児島市街で満タンにしておいてよかった。離島は荷物の運送料も別料金の場合が多いし、本土よりも色々とお金が掛かるので大変だ。

 

喜志鹿崎灯台

種子島最北端の風景

西之表港からさらに北上し、種子島の最北端にある喜志鹿崎へ。県道から細道に入り進んでいくと、道路の終点に灯台が建っている。灯台の奥が見晴台になっていて、喜志鹿崎最北端の海岸線を一望。

喜志鹿崎

それにしても本当に綺麗な海岸風景。晴天に恵まれて本当によかったと改めて思う。天気や時間帯のせいかもしれないが、種子島の海は屋久島よりもさらに綺麗で印象的に見える。種子島には屋久島の縄文杉や千尋滝のような、際立った自然観光スポットは無いが、観光スポットへなど立ち寄らなくとも海を眺めているだけで楽しい。海を眺めているだけでこんなにいい気分になれることはそうない。

 

喜志鹿崎よりも先に観光するつもりだった海水浴場を通り過ぎていた事に気付き、4kmほど来た道を戻る。がしかし、白い砂浜とエメラルドグリーンの海が最高に綺麗らしい浦田海水浴場へ行くつもりが、道を間違えたのか漁港に出てしまう。まぁいいか、もう沢山綺麗な海を見ているし。小さな町の中にある浦田港。静かで長閑な雰囲気があり、これはこれでいい場所。港の前に赤い鳥居の立つ高台があり、階段を上ると小さな赤い祠がある。観光地でなくともこういう情緒のある場所もいい。種子島は本当に長閑で落ち着く場所だなと思う。

浦田港

鳥居の立つ高台

高台の上にある祠

女ガッパ?

浦田港からまた喜志鹿崎方面へ進み、今度は種子島東側を南下し始める。喜志鹿崎から10kmほどの場所に「カシミア号漂着の碑」というのがあるはずなのだが、それらしいものを見つけることは出来ず。まぁ、石造りの碑があるだけなのでいいやと、あっさり諦め先へ進む。

 

種子島の中で特に楽しみにしていた観光スポットの1つ、西之表市の天女ヶ倉へ。細くくねった山道を進んでいくと駐車場にたどり着き、それよりも上へ続く道を進むと見晴台がある。そのさらに先の見晴らしの良さそうな草地まで行き、西之表市の東海岸を一望。その眺めは感動に値する素晴らしさ。正に息を呑むような光景が広がっていた。

天女ヶ倉駐車場

天女ヶ倉からの眺め

天女ヶ倉の小高い丘の上からの眺めは、とても1枚の写真に納まる風景ではない。今思えば動画を撮っておけばよかった。視界一杯に広がる青い景色。丘には自分以外に人の姿は無く、耳に入ってくるのは風の音のみ。何とも言えない感覚。

写真3枚合成

こんなに気持ちのいい場所を直ぐに去るのはもったいない。草の上に腰を降ろし、暫くボーッと景色を眺める。ここへ来て完全に種子島の虜になってしまった。種子島と言えばロケット発射場がある宇宙センターが有名だが、それ以外は際立った観光スポットが無いようなので、正直あまり期待していなかった。実際は海がとても綺麗で眺めも素晴らしく、長閑な風景が沢山あり、今までに訪れた離島の中でもダントツで気に入ってしまった。表現力が無いので言葉ではうまく表せないが、とにかく長閑で心が癒される風景が種子島には沢山ある。前日の屋久杉登山の事が頭から飛んでしまうくらいに種子島に夢中になっていた。

駐車場の側には小ぶりな展望台があり、そちらからも景色を眺めてみる。しかしあるはずの風車が見当たらない。実は天女ヶ倉へはある目的を含めての観光だった。自分が最も好きなアニメのひとつ、「秒速5センチメートル」のワンシーンに出てくる風車の見える丘へ行きたかったのだが、どうやらそれは天女ヶ倉ではなかった。調査不足だった… まぁ、劇中の丘よりも天女ヶ倉の方がいい眺めだったので良しとしよう。

駐車場側の展望台

展望台からの眺め

 

テトラポット製造中

天女ヶ倉から次の観光地の馬立の岩屋まで、細道が多い20km以上の道のりを延々と走る。14:00を過ぎお腹が空いたが、食事処も売店も見当たらず黙々と運転。空腹には慣れている。種子島は屋久島よりも人口が多い分、建物の集中する町には屋久島よりも店の数も多いが、町以外では道路沿いにコンビニの1軒を探すのも難しい。

種子島東海岸の風景

いい眺めだ

 

中種子町に入ったところで海岸へ下りる横道に入り、極めて狭小な坂道を下って犬城(いんじょう)海岸へ。海岸に出てまず目に付くのが、馬立(またて)の岩屋という大きな穴が開いた岩。「岩屋」とは岩に自然にできたほら穴の事らしい。穴の手前にはロープが張られ立入禁止になっている。中に入ってみたいが、警告を無視して痛い目に遭いたくないので止めておく。

馬立の岩屋

馬立の岩屋の中

犬城海岸には馬立の岩屋以外にも奇岩が点在している。どの奇岩も岩肌に地層の模様?が見える。海水の透明度が非常に高く、浅瀬は底まではっきり見える。犬城海岸は種子島屈指の景勝地で、その中でも馬立の岩屋が観光スポットとして取り上げられているが、馬立の岩屋よりも海岸全体の風景の方が圧倒的にインパクトが大きい。本当に綺麗な海岸。

犬城海岸の奇岩

犬城海岸の奇岩

 

種子島中央高等学校

犬城海岸からさらに南下して、中種子町の中心にある市街地に入る。ここでまた「秒速5センチメートル」の舞台探訪。劇中に出てくる「アイSHOP」という売店へ行こうとするが、なかなか見つけることができない。事前にちゃんと場所を確認していたのだが。店を探して車で町中をウロウロしていると、劇中に出てくる別の風景を偶然発見。それは主人公が通っていた種子島中央高等学校。ひと目で直ぐに気付いた。しかしまぁ、普通の学校だな。

学校の校門前でカメラを持ってウロウロしていると不審人物と勘違いされそうなので、写真を1枚だけ撮ってその場を後にする。そして側にいた郵便配達員にアイSHOPへの行き方を教えてもらい行ってみると、確かにアイSHOPだが別の店だった。チェーン店だとは知らなかった… その店で最寄にある別の店を教えてもらい、やっと目的地のアイSHOPに到着。どうして自力で見つけられなかったのか、店構えを見て納得。劇中では店のひさし部分にぐるっと看板が設置されていたが、それが取り払われていて外観の雰囲気が全く変わっていた。一度その店の前を通っていたにも関わらず、全く気付かず素通りしていた。

アイSHOP石堂店

これ飲まないと

正直なところ、あまりにも劇中とは違う雰囲気でガッカリだが、劇中の店にたどり着くことができた満足感でガッカリをカバーする。とりあえずかなり空腹だったので、アイSHOPでパンとコーヒー牛乳を買って外のベンチで食べる。コーヒー牛乳は劇中で主人公が飲んでいたもと同じ「デーリィコーヒー」。別に種子島限定というわけではないけど。

 

 

中種子町からさらに南下して南種子町に入り、種子島観光1日目最後の観光スポットとなった千座の岩屋へ。駐車場には猫が何匹もいて、そのうちの3匹が寄せ合って気持ち良さそうな顔をしている。これはかわいいっ。目の前まで近づいても逃げないので、夢中になって暫く猫の観察&写真撮影。…おっと、本来の目的を忘れるところだった。駐車場を後にして海岸へ。

超至近距離

海岸はちょっとした砂丘のような雰囲気があり、広い砂浜には風でできた模様が広がっている。海岸の片隅には砂に埋まった鳥居。そして砂浜の先の三角形に見える大きな岩に千座の岩屋がある。

砂浜の先に見える千座の岩屋

砂に埋まる鳥居

千座の岩屋は波の浸食でできた浸食洞。つまり少し特徴的な形をした岩が見どころではなく、岩の中にできた侵食洞が見どころ。1000人もの人が座れる広さがあるという意味でその名が付いたらしい。干潮時には浸食洞の全容が見られるということで、できれば干潮時に訪れたかった。とりあえず侵食洞の入口である穴が姿を見せていた。

千座の岩屋

侵食洞入口

入口から外を眺める

岩の中の通路

侵食洞に入ると通路のように延びていて、先へ進んで行くと岩の反対側に出る。さらに別の穴があるので入って進んでいくと、今度は随分広い空洞に出る。これはなかなか立派なものだ。広い空洞の先には海へ通じる大きな穴が。どうやらタイミングよく干潮時だったようだ。ツイてる。

広い空洞

一番大きな穴から

18:00になり日もだいぶ傾く。とりあえず種子島観光1日目は無事予定通りに回ることが出来た。道路は屋久島以上に交通量が少なく終始快適ドライブ。それにどの観光地も観光客らしき人の姿は無く、種子島の外から来ている観光客は自分1人だけではないかと思うほど。おかげでどの観光スポットでも静かで長閑な風景を楽しむ事ができた。

ベストキッド!

千座の岩屋からの海岸風景

 

とりあえず種子島観光1日目は、島をぐるっと一周することも目的だったので、千座の岩屋から種子島最南端の門倉岬を目指す。途中種子島宇宙センターの側を通り、ロケット発射台らしき建造物が一瞬見える。かなり気になり寄り道したくなるも、宇宙センターは翌日にじっくり観光するのでそれまでお預け。道路沿いに水田が点在する場所があり、夕日や周囲の景色を映していて印象的な風景になっていた。観光地の絶景などもいいが、こういう郷愁感のある素朴な風景もいい。

門倉岬に着く前に18:30をまわり、ちょうど日没を眺めるのにいい時間なので海がよく見える場所へ移動。太陽が沈む西の海には屋久島のシルエットが見える。そして18:50屋久島の後ろに太陽が姿を消す。またもや水平線に沈む夕日を眺めることは出来なかったが、屋久島のシルエットがある日没風景を見られたので満足。

門倉岬観光は翌朝に日の出を眺めてからするつもりでいたので、門倉岬突端へ続く横道には入らず種子島西海岸側へ回り込む。そしてフェリーから降り立った島間港まで北上して種子島一周完了。と、いきなり暗闇から出てきた何かが目の前を横切りブレーキ!猫か狸?危うく轢くところだった… 暗闇の道路では何が飛び出してくるか分からないので気をつけないといけない。

 

島間港周辺には営業している飲食店が無さそうなので、南種子町の中心にある上中という町へ。しかし町の明かりは少なく全体的に暗い。人通りもほとんど無い。居酒屋のような店は見かけるが普通の食事処が見当たらないので、通りがかったスーパーで最寄の食事処を教えてもらう。道に迷いつつも何とかたどり着いた店に入ると、生簀や畳の個室があったりしてちょっと高そうな雰囲気。しかし空腹で別の店を探すのも面倒なので席に座りメニューを見ると、至って普通の料金設定だったのでひと安心。ここでご当地グルメをしようかとも思ったが、離島の名産と言えば間違いなく海産物になる。魚よりも肉をガッツリ食べて力をつけたかったので、宴彩黒潮とんかつ御膳(\1000)を注文。出された料理は値段の割にボリュームと高級感がありかなり満足。

宴彩 黒潮

宴彩黒潮とんかつ御膳

夕食後は入浴施設へ移動。あらかじめ種子島内にある日帰り温泉を3箇所チェックしておいたが、時間は20:30を過ぎていて営業時間的に入浴できる温泉は1箇所だけになっていた。そしてその温泉は偶然にも食事をした店の直ぐ側だった。

温泉に営業終了時間の22:00まで入浴。それでも1時間ほどしか時間がなかったので、あまりのんびり入浴出来なかった。まぁ、屋久島観光1日目は入浴出来なかった事を考えれば、ちゃんと入浴してサッパリすることが出来たのでよかった。地方は飲食店や入浴施設の営業を遅くまでやっているところが少ないので、日没まで観光することの多い車中泊の旅ではよく苦労する。

 

屋久島と同じく種子島にも道の駅は無い。なので翌日の朝に観光する門倉岬で車中泊をする事に。上中から門倉岬へ向けて細道を走っていると、何度も動物が目の前を横切る。轢いてしまわないようにスピードを落としての運転。そして門倉岬の駐車場に着いたのが23:00過ぎ。外灯は無く車のヘッドライトを消せば完全な闇。ちょっと怖い。そして暗闇の中から猫の鳴き声がニャーニャーと聞こえる。ずっと鳴いている…気にしない気にしない。駐車場にはトイレがありLEDライト片手に行ってみると、施錠されておらず入口にあるスイッチを入れれば電気も点く。よかった。暗闇の駐車場で23:30就寝。

 

本日の食事

朝食 コンビニ パン
昼食 アイSHOP パン・コーヒー牛乳
夕食 食事処 とんかつ御膳

とりあえず1日3食は食べている。