道の駅
生月大橋の海岸堤防にある、海岸の岩場へ下りる階段。2010年10月にこの階段を下りたところで足を滑らせ転倒してしまい、左手薬指を骨折。多めに見て1ヵ月の車中泊旅行を予定していたのが11日目に怪我をしてしまい、予定の半分も観光できずに旅を中断せざるを得なくなってしまった(その半年後に執念の旅行再開を果たした)。怪我は旅行以外のさまざまな事にも影響を与える結果となり、少なからず人生を狂わされてしまった。なので生月大橋が目の前に見えるこの場所は諸悪の根源であり、あまり思い出したくない場所となってしまった。しかし時間の流れと共に気持ちも変化し、もう一度訪れ過去を清算したいと思うようになった。そして今回再訪を果たしたのだが、転倒した岩場は満ち潮で海水に浸かっていた。岩場の一歩手前まで階段を下りてみようとしたがためらわれ、結局一歩も階段を下りず。でもここまで来ただけでも十分に気が済んだので、肩の荷が下りたような胸のつかえが取れたような、とにかく頭の片隅に居座っていたモヤモヤが取れてすっきりした。本当の意味で今回の旅の目的はここへ来ることだったのかもしれない。 |