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倉橋島北部一周サイクリング(2015年5月)

呉市の倉橋島北部と江田島市は、「かきしま海道」と名づけられたサイクリングスポットになっている。サイクリングコースの推奨ルートには、しまなみ海道と同様のブルーラインが引かれていて、迷わずサイクリングができるようになっている。がしかし、島の外周路は海岸線から離れている場所が多い、路側帯が狭く安全・快適に走れない区間が多い、山道のような坂が続く区間がある…等々の問題があり、倉橋島北部のみをサイクリングすることに。

サイクリングのスタート地点にしたのは音戸大橋たもとにある音戸の瀬戸駐車場。音戸大橋を渡って呉市本土から倉橋島へ入る。音戸大橋の朱色をしたアーチ橋部分は道幅が狭く路側帯も無いので、自転車や徒歩での通行は十分な注意が必要。日本では珍しい三重螺旋高架橋という構造や橋を下りたところに信号があるなどの関係で慢性的な渋滞が起きていたが、2013年に音戸大橋のすぐ隣に第二音戸大橋が開通して交通量が減少。そのお陰で以前と比べて自転車でも渡り易くなった。

音戸の瀬戸公園駐車場からスタート

三重螺旋高架橋

後ろから車が来ない時を狙ってアーチ橋に入る。アーチ橋の上からは呉市本土と倉橋島に挟まれた狭い海峡風景を眺めることができるが、歩道も路側帯も無い狭い橋の上で立ち止まるのは車の通行の妨げになるので速やかに渡る。螺旋高架橋には路側帯があるので、足を止めて周囲の景色を撮影。

歩道も路側帯も無いアーチ橋

螺旋高架橋を下る

螺旋高架橋から第二音戸大橋を眺める

螺旋高架橋の内側を眺める

 

音戸観光文化会館うずしお

後ろを向けばふたつの音戸大橋

音戸大橋を渡って倉橋島北端に入り、東岸側を通る国道を時計回りに外周開始。海峡沿いに延びる道路を南へ進む。音戸大橋の直ぐ側には音戸観光文化会館うずしお。展示コーナーや食事処などがあるらしいが入館したことは無い。うずしお辺りから後ろを振り返ると、音戸大橋と第二音戸大橋が海峡をまたいでいる風景が見られる。倉橋島を外周する道路の所々には、サイクリングコースを示すブルーラインと行き先表示がある。

ブルーラインが引かれている

海峡沿いを進む

音戸市民センター

ふたつの橋のアーチが重なる風景

音戸大橋から1kmほど進んだところにある音戸市民センターの前で足を止めて音戸大橋の方を振り返ると、第二音戸大橋のアーチの中に音戸大橋のアーチが綺麗に収まっていた。ちょっといいものを発見した気分。

 

自転車で走りづらい歩道

狭い路側帯

音戸市民センターを過ぎると国道は海峡沿いから一歩中に入り海は見えなくなる。走り始めて1.5kmほどで海から離れてしまうので気分も上がらない。おまけに自転車で走るには狭い歩道や路側帯が多く、気持ちよくサイクリングができない。そんな感じで2.5kmほど走ってやっと再び海沿いに出る。

<< SCROLL    海沿いに出たところからの眺め パノラマ写真180°    SCROLL >>

カキの養殖いかだ

ほんのひと時の広い歩道

路側帯すらない狭い道路

せっかく海岸沿いに出たものの、広範囲に薄雲が掛かり日差しが遮られ冴えない風景。天気予報では晴れだったのに… そして相変わらず狭い路側帯、もしくは路側帯すら無い狭い道路が多い。そのため自分の右側をかすめて追い抜いていく車に常に注意しないといけないので、リラックスしてサイクリングができない。

<< SCROLL    海岸沿いの道路からの眺め パノラマ写真180°    SCROLL >>

倉橋島の道路があまりサイクリングに適さない事はグーグルマップストリートビューで事前に確認して知っていたが、車の交通量が少ないかも知れないし実際に走ってみないと良いか悪いかは分からない…という事でサイクリングをしてみたが、やはり個人的にはあまりサイクリングには適さない道路だと感じた。サイクリングするのに快適な道路だったら倉橋島の南岸まで進んで島の中心部を一周(45km程度)しようと考えていたが、結局島の北部のみを周る事にした。

やっぱり狭い路側帯

カキ養殖中

 

海岸沿いを離れ住宅地を通る

白線の意味が無い狭さ

東岸側の国道を道なりに進んでいくと、やがて海岸線から離れ島を東西に横切る。西岸に出る手前で右折し、トンネルがふたつある近道を進む。風景も天気もぱっとせず気分は上がらぬまま、黙々とペダルを漕いで先へと進む。

ひとつめのトンネルを通る

ひとつめのトンネルを抜けると西岸の風景

ふたつめのトンネルを通る

ふたつめのトンネルを抜けると西岸に出る

<< SCROLL    ふたつめのトンネルを抜けた先からの風景 パノラマ写真180°    SCROLL >>

 

西岸を北上

早瀬大橋の下を通る

西岸に出て北へ向けて進み始めると、倉橋島の西隣にある江田島市とを繋ぐ早瀬大橋がある。江田島・東能美島・西能美島の三つの島から成る江田島市(島と言っても三つとも陸続き)にブルーラインは続いているが、倉橋島と同じように自転車にはあまり快適ではない道路が多いようなのでパス。一度チャレンジしてみようと思ったかきしま海道サイクリングはお蔵入り。

ここも狭すぎる路側帯

住宅地を通る

早瀬大橋より先は県道。海岸沿いは少なく、両脇に住宅などの建物が並ぶ区間が多い。そして相変わらず狭い路側帯が多くストレスを感じながら走る。あぁ、しまなみ海道やとびしま海道やゆめしま海道のような、海岸風景も道路も良いサイクリングコースを走りたい…などと考えながら黙々とペダルを漕ぐ。音戸大橋の螺旋高架橋を自転車で上るのは大変そうなので、帰りは第二音戸大橋を渡って音戸の瀬戸公園へ戻る事に。

真っ白な塩の山がある三ツ子島

長い坂を上る

小さいトンネルを通る

坂道から三ツ子島の塩を眺める

第二音戸大橋へ向かう

 

音戸大橋へ向かう道と第二音戸大橋へ向かう道に分かれる交差点を直進し、第二音戸大橋へ続くバイパスに入る。バイパスは新しい道路で歩道も広く走りやすい。交差点から続く緩い上り坂を進んだ先に音戸トンネルがあり、さらに先へと進めば第二音戸大橋。橋を渡って車を止めてある音戸の瀬戸公園駐車場に戻ってサイクリング終了。

音戸トンネル

トンネル内も歩道が広い

トンネルを抜けて第二音戸大橋へ

バイパスから見える海の眺め

第二音戸大橋を渡って音戸の瀬戸公園へ

倉橋島北部を一周した走行距離は約23km。走行時間も約1時間半と少し短めのサイクリングだったが、とにかく車の通行に気を遣う道路が多く気疲れしてしまった。サイクリングにも人それぞれ目的があり、それによってコースを選んで走るものだが、倉橋島の道路は自分には全く適していなかった。個人的には瀬戸内でのサイクリングと言えば、自転車通行に適した安全で快適な道路と、きれいな海岸風景や島々の風景がある場所が理想。そしてそんな理想的なサイクリングスポットで気持ちのいいサイクリングを楽しむには、空と海が青い晴天であることが必須だと痛感した。

走行時間

走行距離

平均速度

最高速度

消費カロリー

CO2削減量