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JR忠海駅から1kmほどの場所に黒滝山登山口がある。駐車場は3台分のスペースしかない。黒滝山を管理している人達や登山口向かいの墓地に立ち寄る人も停めるので、大抵は路肩に駐車することになる。駐車場からの坂道を上ったところに、しっかり管理されたトイレが設置されている。 |
黒滝山 |
黒滝山登山口駐車場 |
黒滝山登山口 |
登山口にある観音第十四番 |
さくら堂 |
さくら堂からの眺め |
登山マップ作るつもりだったけど面倒なのでやめた… |
黒滝山登山口には、さくら堂という休憩所が設置されている。さくら堂からでも十分に瀬戸内の風景を眺望できる。黒滝山には「黒滝山三十三仏」という、三十三の石仏が点在している。西国三十三ヶ所観音霊場というものを真似てつくられた石仏らしい。さくら堂の中には黒滝山三十三仏の場所を示した案内図や写真が展示されている。案内図を見ての通り、三十三仏は順番がばらばらに点在している。何故だろう。これまでの複数回の登山で全ての観音を確認済み。 |
登山道に入って直ぐに分岐点がある。一方は見晴らしの良い休憩所や観音堂など見どころの多い黒滝山ルート。もう一方は黒滝山山頂を通らずに白滝山へ向かうルート。さくら堂の手前に竹製の杖が常備されていて無料で利用できるので、足取りに自信のない人は杖を持っていくといいかもしれない。 |
貸し杖 |
ここから登山道 |
黒滝山登山口の分岐点 |
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黒滝山ルートの山道は比較的よく整備されていて、舗装されている場所も多く歩きやすい。ただ、少々険しい岩場や鎖でよじ登るルートもあるので、登山を十二分に楽しみたければトレッキングシューズなどの底が厚く滑りにくい靴を履いたほうがいい。 |
観音第十番 |
乃木将軍腰掛の岩 |
へぇ〜 |
これやる人いるのかな… |
霊水池 |
観音第六番 |
黒滝山登山口から登り始めて直ぐに休憩所がある。ここからの眺めもなかなかいい。休憩所の隣に観音第五番があり、そこから観音第十一・十二番のある場所までの横道が続いている。黒滝山三十三仏は登山道から見られるものもあれば、木々の茂った未舗装の横道や足場の悪い岩場に入って行かないと見られないものもある。 |
休憩所 |
休憩所からの眺め |
観音第五番 |
横道に入る |
岩壁の上の方に観音第十一・十二番 |
観音第十一番 |
観音第十二番 |
登山道から少し外れたところにある観音第十一・十二番は、切り立った岩壁の上の方に彫られている。観音の案内碑が立つ場所まで登れるが、足場が悪く少々危ない。黒滝山は黄色がかった岩肌の露出した岩峰。 |
黒滝山三十三仏は全てが岩壁や岩に彫られている。どれもだいぶ昔のもののようで、それなりに風化が進んでいる。三十三仏以外にも道中には地蔵やその他石仏が点在していて、それらの中には比較的新しいと思われるものもある。 |
観音第七番 |
観音第九番 |
自由の女神に似てる… |
平山郁夫画伯「スケッチの場」 |
舗装され歩きやすい道 |
観音第一・二・三番は登山道からだいぶ外れたところにある。木々に覆われ枯葉の敷き詰められた横道に入っていくと、やがて断崖につくられた細道になり、足場の悪い岩場や行く手を阻む木の枝が。そんな道で途中に案内板は無いので、このまま進み続けて間違いないのか不安になる。 |
観音第一・二・三番の分岐点 |
狭く足場の悪い道 |
観音第二番 |
観音第三番 |
さらに奥へ進む |
観音第一番 |
幸福の鳥居くぐり |
黒滝山登山口と山頂の中間地点辺りにある、幸福の鳥居くぐり。この鳥居をくぐれば幸せになれる、的ないわれがあるのだろう。試してみたが肩が通らない。強引にねじ込めば通れそうな気もするが、つっかかって抜けなくなったら困るので止めておいた。大人にはちょっと狭いかもしれない。 |
大人には狭い… |
観音講員、と彫られている |
ここからショートカットコースがある |
幸福の鳥居くぐりの後ろにあるお堂?から、観音第二十一番の直ぐ手前までの近道がある。近道と言っても急斜面につくられたつづら折りの道で、木々に覆われ外の景色も見えないので面白くない。 |
十三仏 |
山道は続く |
観音第八番 |
幸福の鳥居くぐりから少し進んだ所に休憩所がある。相変わらず眺めがいい。黒滝山ルートは登山道の途中途中から外の風景がよく見える。呉市の野呂山のようなメジャースポットではないので、休日でも登山客は非常に少ない。黒滝山はなかなかの穴場スポットだと思う。 |
休憩所 |
休憩所から続く山道 |
石鎚神社の峰 |
休憩所の直ぐ先に観音第十九番があり、観音の後ろに亀の顔の形をした長寿の亀岩がある。これは確かに亀の顔に見える。ただ、人工的に埋め込まれた黒石の目玉が無ければ亀に全く見えない気がする。 |
v 観音第十九番 |
長寿の亀岩 |
山道は続く |
観音第二十一番 |
観音第三十一番のある岩壁 |
観音第三十一番 |
観音堂手前の横道に入ると、黒滝山山頂の隣にある石鎚神社の鳥居がある。鳥居の背後の岩壁には神社の峰まで一気に登れる鎖。正に断崖絶壁なので、トレッキングシューズなど底が滑り難い靴でないと危ない。実際に登り下りしてみたところ、登るのは結構楽だが下りるのは少々危険に感じた。石鎚神社へは黒滝山山頂からでも行けるので、無理して鎖をよじ登る必要はない。石鎚神社の鳥居の左端に獣道のような隙間があり、そこを入って行くと観音第二十六番がある。ここはちょっと分かり難い。 |
石鎚神社鳥居 |
石鎚神社の鎖 |
観音第二十六番 |
石鎚神社の峰の下に観音堂と鐘楼堂がある。観音堂の入り口に観音第二十二番と、黒滝山世話人と彫られた像。鐘楼堂の後ろに観音第十八番。 |
観音第二十二番 |
観音第二十二番 |
黒滝山世話人…らしい |
観音堂 |
観音堂 |
観音堂からの眺め |
鐘楼堂 |
観音第十八番 |