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アップグレード!…ホイール・サドル・シートポスト変更(2015年12月)

リムは高く、スポークは細くなったホイール

クッション性の高いサドル

軽量なシートポスト

二度目のしまなみ海道往復サイクリングでは、初走行より少しでも所要時間を減らしつつ疲労も抑えたい。そのためにはロードバイクをカスタマイズする必要がある(身体を鍛えるより自転車の性能に頼ろうとしている)。ホイールはロードバイクの走りを最も大きく変えるパーツのひとつで、軽量なほど上り坂と長距離走行での足への負担を軽減できる…らしいので、前後で計1,460gの軽量ホイールを購入。ノーマルホイールから約500gの軽量化を果たした。高いリム形状により巡航性能とエアロ効果もアップ。よりレーシーな外観になりドレスアップにも貢献。

総重量9.2kgくらい?

お尻の痛み対策のために、より厚手のクッションが入ったインナーパンツを購入したが、クッションの厚みが乗り心地を悪くし自分には合わず。そこでサドルをクッション性の高いものに交換。坐骨による痛みが軽減され、路面ギャップ通過時の突き上げ感も減った。3,000円と安価なサドルながら効果絶大。ただ、ノーマルサドルと比べ重量増となり、その点では性能ダウンというデメリットも。サドル幅が広くスタイリッシュさも劣る。サドルによる重量増を抑えるため、という理由ではないが、シートポストを軽量なものに交換。フレームと同色にして一体感を出したかった。

3,000円のサドルを購入後、もっとスリムで軽量でデザインの良いクッション性の高いサドルは無いかとネットで探し、非常に評価の高いサドルを発見。しかし価格が20,000円と高価。購入して自分に合わなければ大きな損失となるため、現物を手にせずネットで注文することに躊躇。そこで、自宅から遠くない範囲でそのサドルを取り扱っている店は無いか検索したところ、通勤で利用している駅の近くある自転車店で扱っているとの情報を得る。しかも各種サドルのレンタルを行っていて、その中にお目当てのサドルもあったのでレンタル。そして愛車に装着してサイクリングしてみると…10kmほどでお尻が痛くなり始め、30kmほどで結構辛くなる。確かにスリムな軽量サドルにしてはクッション性が高いが、3,000円サドルと比べたらやはり硬い。という事で、結局3,000円サドルで落ち着く。

20,000円のサドルをレンタル

ホイール・サドル・シートポストの他に、自転車を自動車の車内に固定するためのスタンドを購入。これまで支出削減のためDIYで車載スタンドを自作して使用していたが、イマイチ安定感が無いので結局既製品に頼る事に。自転車から外したフロントタイヤもワンタッチで固定できるので、スッキリと車内積載できるようになった。

車載スタンド

マイカーのホンダフィットに車載

 

二度目の!しまなみ海道往復サイクリング(2015年12月)

出発時刻

自転車を性能アップさせ、しまなみ海道往復サイクリング初走行から三週間後に再び往復サイクリングを実行。今回こそは日没までに帰着できるよう7:30には尾道市民センターを出発しようとしたが、起床時寒くてなかなかベッドを出られず自宅を出るのが遅れ、市民センターを出発したのは8:00過ぎになってしまった。今回は前回より少しでも所要時間(走行時間・休憩時間等全てを含んだ時間)を短縮することを意識して走ることに。目標は往復で30分の短縮!往復140kmの道のり、所要時間は9時間前後掛かるので、前回よりほんの僅かでもペースを上げ、ほんの少しでも休憩時間を減らせば30分くらい短縮できると思ったのだが…

12月に入りだいぶ気温が下がり、寒空の下でのサイクリング。午前中は雲が多くあまり日が差さず、時間が経っても気温はほとんど上がらず。それでも走り出すと直ぐに体は温まり寒さは気にならない。前回のような雨上がり後の水溜りも無く終始快走できると思いきや、生口島に入ると強い向かい風に吹かれ思うように進まない。時折自転車がふらつくほどの強風が吹くこともあり、ひたすら風に抵抗して重いペダルを漕ぎ続ける。生口島内のコース約12kmのうち、3/4は強風に耐えながらの走行となり本当にうんざり。生口島と大三島を繋ぐ多々羅大橋でも向かい風を受け、大三島に入ってやっと強風から開放される。

晴れでも太陽は雲の陰

伯方S・Cパーク

途中で空腹になったので伯方島の伯方S・Cパークに立ち寄り、腹が重くならない程度に腹ごしらえ。そして大島の難所の坂道は前回ほどきついとは感じず。ホイールの軽量化が効いているのか、それとも気温や体調などのコンディションの違いによるものか、はっきりとせず。クッション性の高いサドルの効果はと言うと、坐骨が当たる点の痛みは解消したが、面での痛みを感じるようになる。サドルの形状が自分のお尻に合わないのか、サドルの位置調整がベストではないのか、そのうちサドルが馴染んで違和感が無くなるのか、もう少し使い続けて様子を見る必要がありそう。とりあえず坐骨による痛みよりはずっとマシだし、痛くなったら着座位置を少しずらせば緩和できるのでそれほど問題ではない。

往路最後の橋、全長約4kmの来島海峡大橋に入るとまたもや向かい風。風通しのよい橋上は生口島での向かい風以上に厳しく、斜め前からの強風に煽られ前に進むのがやっと。時折橋のワイヤーがビリビリと音を立てるほどの強風が吹く。これは苦痛でしかない… 4km強風に耐え橋を下り、サンライズ糸山に着いたのが12:19。尾道市民センターを出発して約4時間。前回と比べて10分弱時間が掛かってしまった。言うまでも無く遅れた理由は向かい風。推進力を著しく低下させる強い向かい風は、上り坂以上に障害であると痛感。そしてこの時点で往復30分の短縮は不可能と判断。残念だ…

サンライズ糸山

到着時刻

走行時間

走行距離

平均速度

最高速度

前回よりも走行時間は12分長くなり、平均速度は1.3km/hも落ちた。向かい風は本当に厄介だ。しかし海沿いのサイクリングで終始無風というのは難しいのかもしれない。

前回よりも苦労させられた往路だったが、サンライズ糸山に着いてみると疲労は前回よりも明らかに少ない。前回は足の筋肉疲労と体の重さを感じたが、今回はほとんど疲れはなく、残りの復路70kmの事を考えても気は重くならず。要因として考えられるのはやはりホイールの軽量化。500gの軽量化が長距離サイクリングには効果をもたらすのだと実感。それとクッション性の高いサドルのおかげで、坐骨によるお尻の痛みは無い。このコンディションなら小休憩して直ぐに復路へ出発できると思ったのだが、ロビーのソファに腰を下ろした途端に眠気が。前日残業で就寝が遅くなり、睡眠時間が少なかったためと思われ。いつの間にか寝てしまい、目を覚ますと13:00を回っていた。この時点で日没の17:00までに尾道市民センターに帰着するのは無理だろうと諦める。今回のサイクリングは全く予定通りに進まない。

道の駅 多々羅しまなみ公園

サンライズ糸山を13:15に出発。復路では来島海峡大橋は追い風となり快走。以降時折向かい風が吹くも往路の時ほど強くはなく、順調に進んでいく。大三島に入ると空腹になってきたので、多々羅大橋たもとにある道の駅「多々羅しまなみ公園」に立ち寄り。しまなみ海道縦断サイクリングで伯方S・Cパークに立ち寄った時に食べた焼豚玉子飯があったので、それを注文して腹ごしらえ。

焼豚玉子飯

多々羅しまなみ公園の隅っこに「サイクリストの聖地碑」なるものがあった。古代文明遺跡風?なモニュメント。サイクリストにはいい撮影スポット。食事のために立ち寄ったらいいもの見つけた。

サイクリストの聖地碑

いい撮影スポット見つけた

30分ほど多々羅しまなみ公園に留まったのち出発。前回の復路よりも足は軽く早いペースで進む。やはり前回よりも疲労は少ない。因島でコンビニに寄って缶コーヒーを飲んで小休憩し、尾道市民センターに帰着したのは17:35。往復に掛かった所要時間は約9時間20分と、前回より30分短縮するどころか向かい風の影響で約10分多く掛かってしまった。そして向かい風の影響を受けた往路よりも復路の方が約25分短かい結果に。復路は前回と比べても13分ほど早い。新しいホイールとサドルによる身体への負担軽減の効果が出ているのではないかと思う。

帰着時刻

走行時間

走行距離

平均速度

最高速度

できれば一度は風の影響を全く受けずに走りたい。それならば初走行よりも往復で30分以上の短縮ができると思われ。

 

三度目の!しまなみ海道往復サイクリング(2016年1月)

新年2016年の1月3日に三度目のしまなみ海道往復サイクリング。相変わらず早起き出来ず、8:30過ぎに尾道市民センターからサイクリング開始。1月頭ながら初春並みの気温で、空も晴れてサイクリングには最適な天気。しかも往路の走行中は時折微風が吹く程度で、二度目のような向かい風の抵抗を全く受けず終始快走。さらに片道70kmの道のりを無休憩で走行したため、尾道市民センターを出発してから約3時間でサンライズ糸山に到着。出発からの経過時間は二度目より1時間も短縮された。走行時間は3時間を僅かに切り、二度目より30分の短縮。向かい風を受けなかったのに加え、三度目ということでペース配分がうまくなり、疲れにくい走り方ができたのが要因と思われ。

出発時刻

到着時刻

走行時間

走行距離

平均速度

最高速度

かなりギリギリだが一応走行時間は3時間を切った。次の目標は出発から到着までの経過時間を3時間切るようにすること?

サンライズ糸山で20分ほど休憩して復路を出発。走り始めて直ぐに太ももとお尻に疲れを感じ始めたので、少しペースダウンしての走行。そして途中で空腹になり伯方島でコンビニに立ち寄り、生口島では無料のミカンを食べ、コーヒーが飲みたくなり因島でコンビニに立ち寄り…と、復路では三度の飲食休憩。復路では往路の時よりも風が出ていたが、それほど走りには影響せず。三度目の往復サイクリングは風の少ない天気に恵まれた。

生口島の交通安全人形

味わいました

尾道市民センターへの帰着は16:30。三度目の正直で明るいうちの帰着に成功。往復に掛かった所要時間は約8時間と、二度目よりも1時間強の短縮となり、走行時間は往復で6時間半を数分切る結果に。二度目のサイクリングで目標を立てた、往復30分の短縮を実現することができた。基本的に自分にとってサイクリングは、走りを追及するスポーツではなく軽いアウトドア的な感覚で行っているので、そこまで時間短縮にこだわる必要はないのだが、回を重ねるごとに走行時間が少しでも短縮していった方が楽しいし、継続意欲も湧く。

帰着時刻

走行時間

走行距離

平均速度

最高速度

この調子で定期的にしまなみ海道往復サイクリングを継続していきたい。サイクリングはとても健康的かつ気軽にできるアウトドアなので、趣味のひとつとして長く続けて行けたらいいなと思う。

 

ロードバイク関連記事:山口県 周防大島一周サイクリング(2016年1月)

 

さらにアップグレード!!…コンポーネントを上位グレードに全換装(2016年3月)

所有するロードバイクは入門モデルという位置づけで、価格を抑えるためにコンポーネント(ブレーキ・変速機・ギア等の機械部品)は下位グレードのものがついていた。ブレーキの制動力には購入直後から不満があり、直ぐに上位グレードのものに交換。それから何度かサイクリングをして自転車に慣れてくると、他の全てのコンポーネントに対しても性能不足を感じるようになる。特に不満を感じたのがフロントギアの変速性能。変速レバーをクリックしてから変速が完了するまでの時間が長く、変速レバーの操作も重い。なので変速の度にそちらに神経を集中する必要があり、あまり積極的にフロントギアの変速をする気になれない。それからリアギアの枚数が9枚と少なく、一段ごとのギア比の間隔が広い。上位グレードなら11枚ありギア比の間隔が狭くなるので、より滑らかな変速ができる。ということで、ロードバイク購入から5ヶ月目にコンポーネント一式を上位グレードのものに換装。

フロントディレイラーとクランクギア

リアディレイラーとスプロケット

日本のメーカー「シマノ」が出しているロードバイクコンポーネントの中で最上位から二番目の、「アルテグラ」というコンポーネント。ロードバイク購入後早々にブレーキキャリパーだけアルテグラに換えていたので、それ以外全てをアルテグラに換装。内容は、STIレバー(ブレーキ&シフトレバー)、フロントディレイラー(フロント変速機)、クランクセット(左右クランクとフロントギア)、ボトムブラケット(クランクの軸)、リアディレイラー(リア変速機)、スプロケット(リアギア)、チェーン。標準でついていたコンポーネントはシマノの最上位から五番目の「ソラ」。ソラと比べ飛躍的に操作性が向上し、全ての不満は解消。コンポーネントはグレードが高いほど軽量・高剛性の素材が用いられ、操作性・耐久性の向上に加え軽量化にもなる。ちなみにアルテグラのフルセット価格はソラのフルセット価格の約3倍で10万円ほど。それなりの自転車が1台買えてしまう。

STIレバー

ブレーキキャリパーは5ヶ月前に換装済

STIレバーの付け替えにはバーテープを剥がす必要があり、これまでの白一色から赤白ツートンのバーテープに変更。よりインパクトが強くなった。ロードバイク購入から半年弱で、ドロップハンドル以外の主要パーツは全て入れ替わる結果に。購入当初はここまでロードバイクに嵌るとは思わなかった。ノーマル時と比べホイールとコンポーネント一式がそれぞれ約500g軽くなり、ノーマルの車重約9.2kgに対し約1kgの軽量化を果たした。ライトやサイクルコンピュータなどのアフターパーツが付いた状態の総重量を、吊り下げ式の重量計(安価なものなので精度は怪しい)で測ってみたところ8.8kg。ロードバイクとしては決して軽くは無いが、普段着サイクリストには十分軽量でハイスペックな自転車と言える。

バーテープは赤白ツートンに

総重量約8.8kg

 

四度目の!しまなみ海道往復サイクリング(2016年3月)

コンポーネントのグレードアップ完了後、四度目のしまなみ海道往復サイクリングへ!…がしかし、冬の間の約2ヶ月間サイクリングをせず身体が鈍っていたので、50kmほど走って太ももとお尻が痛くなり、このまま往復140km走り切る自信を無くす。往復は諦め引き返そうと途中途中で3回ほど悩んだが、諦めてモヤモヤした気持ちが残るのはイヤなので、覚悟を決めて往復折り返し地点のサンライズ糸山まで走る。往路の走行時間ベストタイムが2時間59分なのに対し、今回は3時間21分。途中3回休憩したので、所要時間はベストタイムを出した時より1時間も伸びてしまった。せっかくコンポーネントを高性能化したものの、その性能を全く生かすことができず。

往路走行時間

春サイクリング

サイクリング中にギアの調整

復路の走行開始直後からリアギアの音鳴りが出始め、次第に変速時のギアの入りが悪くなっていき、遂には変速に失敗したり勝手に変速してしまうという事態に。コンポーネント換装直後の長距離走行ということで、ワイヤーが馴染んで変速機の調整がズレたと思われ。音鳴り程度なら面倒なのでそのまま走り続けていたところだが、勝手にギアチェンジしてしまうのは危ないので、自転車を逆さに倒してプラスドライバーで変速機の調整。このような万が一に備えて最低限の工具類は常備している。ロードバイクでの長距離サイクリングには、パンク修理道具とドライバ・六角レンチ等工具の携行は必須。備えあれば憂いなし。

往復所要時間は9時間半

往復走行時間

復路では何度も休憩し、終盤は太ももの負担よりもお尻の痛みが辛く、9:00に出発した尾道市民センターに帰着したのが18:30。往復に掛かった走行時間は約7時間。そして所要時間は約9時間半と、初めてしまなみ海道を往復サイクリングした時よりも時間を要してしまった。ロードバイクで早く走るには、自転車の性能よりも体力・脚力を必要とすることを改めて痛感。そしてそれを維持するためには定期的に自転車を漕いで、身体を慣らせておかなければならいない事も実感。

 

その後…気が向いたら瀬戸内サイクリング(2016年3月)

ロードバイクで快適に長距離サイクリングを楽しむには、定期的に自転車に乗り身体を慣らせておく必要がある。常時運動不足の貧脚者には100km以上のサイクリングは簡単なものではない。そう痛感しつつふと気づく。元来自分のサイクリングスタイルは、風景を楽しみ写真を撮りながらののんびりサイクリングだったが、しまなみ海道往復を目標にしてから体力勝負のスポーツ走行寄りに傾いていた。自分は程よく身体を動かすのは好きだが運動は嫌い、アウトドアは好きだが疲れるのは嫌い、という人間だったことを忘れていた。ということで、以降は元来の緩いサイクリングを主にしつつ、気が向いたらしまなみ海道往復などの長距離サイクリングもする事に。いずれにせよ、晴れた日の瀬戸内サイクリングは健康的かつ良いリフレッシュにもなるので、できるだけ定期的にロードバイクに乗って身体を鈍らせないようにしたい、特にお尻。久しぶりにロードバイクに乗ると直ぐにお尻が痛くなる!