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少しでも登り坂の負荷を減らしたい、だから減量を始めてみた(2019年8月〜)

この頃のサイクリングでは山登りをよくしているが、脚力も持久力も不十分な自分にとって登り坂は苦手。しかも登り坂を走る上で大きな妨げとなる「体重増加」が年と共に進行していた。30代半ばまでは平均体重が66kgだったのに対し、41歳になったところで最大71.5kgを記録。年齢と身長177cmという事を踏まえれば平均的な体重だが、10代の頃から30代半ばまでずっと平均体重よりも数kg少なく身軽な身体だったため、70kgオーバーの身体は重く感じてしまう。という事で、少しでもサイクリングの登り坂での負荷を減らすためにも、人生初のダイエットを実行。目標は30代半ばの平均体重66kg!

アマゾンで体重計購入

これまで自宅に体重計は無く、体重を量るのは旅行で入浴施設を利用した時や、たまに近所の温泉に行った時だけだった。なので体重計を購入。今時の体重計はスマホと連動していろいろな情報が表示され、それらの履歴がグラフやリストで見ることができるのが当たり前になっていた。本当に便利な時代だ。ダイエットも人生初、そして毎日体重を量るのも人生初。40歳間近まで体重増を気にした事は無かったと思う。

無理なダイエットをしても続かないしリバウンドしてしまうので、主に食事改善と少しの運動でゆっくり減量していく「ジワジワダイエット」をする事に。まず食事に関して…摂取量をこれまでの7割程度に抑える!高カロリーなものは極力控えて肉類は鳥メイン、できればササミか胸肉!夕飯は炭水化物を摂らない、お米を食べない、必ず野菜を食べる!飲酒は週末だけ、1日に500ml缶ひとつか350ml缶ふたつ(ビールは飲まないのでチューハイ)まで! そして運動は…気が向いた時に3km程度のジョギング!という適当な設定。まぁジョギングは減量よりも持久力をつけるため、というより持久力の低下を防ぐためなので適当でいい。

盆休みの飲み食いで71.2kgに

そんな感じで2019年8月頭からダイエットを始め(体重計を使い始めたのはダイエット開始から一週間後)、70kgを切りそうなところで盆休みに。実家のある東京に帰省し、旧友らと会って飲み食いばかりしていたらまた71kgを超えてしまった。ちょっと過食しただけで簡単に体重は増えてしまうものだと初めて痛感。盆休み明けからは割と堅実に減量生活を続け、約1ヶ月で67.0kgにまで減量。ジワジワダイエットはかなり順調に進んだ。

順調に減量して67kgに

体重は少し減ってもちょっと飲み食いするとあっという間に戻ってしまう。体重というヤツは増え易く減り難いものだと、身をもって改めて痛感。そして体重は減っても腹周りの脂肪はあまり減らない事も分かった。いわゆる「中年太り」と言う腹回りの脂肪も少々気になっているので、体重と一緒に減らして行きたいところ。とりあえずもう暫くジワジワダイエットを継続し、体重が66kg台で落ち着くようにしたい。

 

室津半島と長島ポタリング(2019年9月)

たまにはドライブでもサイクリングでも行ったことの無い場所を走ってみたい!という事で、山口県の室津半島と長島をポタリング。何年も前にドライブで行こうと考えた事があったが、観光スポットが限られ少々物足りなさを感じて行かず仕舞いになった場所。サイクリングのために訪れてみようとも前々から考えていたが、自宅からだと高速道路を利用する事になり微妙に遠いので、これまでなかなか足が向かなかった。

自宅から室津半島までは約100kmの道のりで、うち高速道路を約80km利用して移動時間は1時間半ほど。室津半島の根元側の外周路はほとんど海が見えないので、海岸沿いを多く走れる半島先端側のみをサイクリングする事にしたので、半島のほぼ中間の東岸にある阿月湯原海水浴場まで車で進む。この辺りからは対岸の周防大島が見え、本土と大島を繋ぐ大島大橋まで見える。前日は雨が降っていたので天気が心配だったが、天気予報では9:00から晴れとなっていたのでサイクリング決行に踏み切った。湯原海水浴場に到着したのは7:50でまだ曇り空。

阿月湯原海水浴場から見える周防大島

本土と周防大島を繋ぐ大島大橋

8:00に湯原海水浴場から時計回りにサイクリングスタート。長島とを繋ぐ橋が架かる室津半島南端を目指す。曇り空で景色は少々残念だが、真夏の日差しを遮ってくれるのは助かる。毎年夏場はほとんどサイクリングをしていないが、短距離のポタリングなら大丈夫だろうと今年は何度もサイクリングをしている。しかし走行距離は短くとも毎回山登りをしているので、結局は熱中症になるスレスレのサイクリングになっている。そして今回も…

北側は晴れ空だが…

向かう南は一面曇り空

室津半島南端へ向かう

461mのトンネルを通る

海岸沿いの道路から登り坂が続く峠道に入ったところで、道路脇にある紅い鳥居が目に留まる。「千葉稲荷大明神」と書かれてある。何となく気になり鳥居をくぐって行くと参道に複数の鳥居が並んでいて、その先は斜面の上へと続く石段道。サイクリング中に徒歩で疲れたくはないが先に何かありそうで気になるので、少々足場の悪い石段に注意して参道を進んでいく。木々に囲まれ薄暗く、上へ上へと続く細い石段道の参道を歩いていると、黄泉の世界にでも入り込んでいくような気分にさせられる…そんな雰囲気のある神社。

千葉稲荷大明神の鳥居

参道を進む

急勾配にある石段を登る

千葉稲荷大明神の社殿

社殿の隣にある階段

石段を登り切った先には質素な社殿があり、その隣にはコンクリ造の階段があるが、「土足であがるべからず」と書かれてある。土足で上がって罰が当たってサイクリング中に事故りたくはないので、靴を脱いで階段を上がる。社殿は木々に囲まれていて外の景色が全く見えないが、階段を上がると東側の海と周防大島が見られる眺め。いつの間にか青空が目立つようになっていた。そして階段を上り切った先には小さな祠が。千葉稲荷大明神はあまり人が訪れない感じの場所だが、独特の神々しさがあり立ち寄って損は無かった。

ちゃんと守ろう

靴を脱いで階段を上がる

階段からの眺め

階段の先にある祠

引き続き山道を進んでいくと、室津半島と長島を繋ぐ上関大橋が見えるようになる。室津半島側の橋脚の隣には灯台のお手本のような形をした灯台が建っている。あんなところに灯台が設置されているのは珍しいなと思いつつ、灯台見物は後にして先に長島に入るため上関大橋を渡る。時間は9:00を回ったところで、天気予報通り晴れ空に。

上関大橋

室津灯台

<< SCROLL    上関大橋から室津半島側を眺める パノラマ写真180°    SCROLL >>

上関大橋からは、長島北部にある上盛山の展望台が見える。今回のポタリングでは、室津半島と長島にそれぞれある山の山頂を目指す。本当はもっとのんびりとしたポタリングをしたいところだが、眺めがいいであろう展望スポットがあるなら行かなきゃ損なので、結局今回も山登りで疲れることになる。

上関大橋から長島北部を眺める

上盛山展望台が見える

上盛山展望台へ向かう

長島に入って上盛展望台へ向かう途中で「古い町並」と書かれた案内板が目に留まり、ついでに寄ってみる。竹原や御手洗の町並み保存地区のようなものを少し期待したが、細路地に続く住宅地には所々に白壁の家があるものの、ほとんどが築年数の経った普通の古い民家だった。住宅地の一角には数匹の猫がたむろっていて、1匹の子猫がニャーニャー鳴いて自分の脚にまとわりついてくる。基本猫好きなので構ってあげたいところだが、上盛山展望台へ向かうという目的があるので直ぐにお別れ。

劣化の進んだ案内板

古い町並み

人懐っこい子猫

長島北東岸沿いの通りから島の南西へと続く道路に入ると、いきなり急勾配の登り坂が続き息が上がる。坂を上り切ったところで上盛山展望台まで続く山道との交差点があり、山道へ入る。すると道路幅の拡張工事中で舗装前の砂利道。ロードバイクで砂利道を走るのはさすがにタイヤへの負荷が大き過ぎるし、転倒するリスクも高いので厳しい。しかし自転車を降りて押して歩くのは面倒だし、担いで歩くのはもっとしんどい。ならばと道路の隅にある仮設の排水溝?を走行。

上盛山展望台へ向かう

砂利道の隅にある排水溝を走る

工事中の道路は途中で途切れて狭い山道に。車がやっと1台通れる幅しかない場所もあり、マイカーでは入りたくない極狭小道路。勾配のきつい場所には滑り止めのため路面に深い横溝が彫られていて、しかもそれが劣化して余計にボコボコになっている場所もあり、ロードバイクで走るには凹凸が酷く危険なので降りて歩く。登り坂が辛くても極力歩かずペダルを漕いで進むことをモットーにしているが、道が悪いのでは仕方がない。

細い山道を進む

日陰が少なく暑さが厳しい

上盛山の標高は315mで、山頂に建つ灯台型の展望台まで続く山道は海岸沿いから約3.5km。所々に急勾配もあり貧脚サイクリストの自分には楽ではない道のりだが、今回も体力的負荷よりも暑さによる負荷が圧倒的に大きい。山道は日陰が少なく容赦なく強い日差しが照りつける。とにかく暑い。日陰で涼みたい、展望台はまだか、冷えた飲み物が欲しい…などと心の中で愚痴りながらも必死にペダルを漕ぐ。そんな感じなので残念ながらダイエットの効果は全く実感できず。

上盛山展望台

暑さにとことん苦しめられながらも、約40分かけて無事展望台に到着。毎度ながらこの山もマイナースポットらしく、山頂までの道のりですれ違ったのは車1台だけで、山頂には自分以外誰もいない状態。時間は10:20をまわり、すっかり快晴になった青空をバックにそびえる白亜の展望台が印象的。

上盛山展望台に上る

暑さと疲労でかなりクタクタだったが、快晴の下での絶景を直ぐにでも堪能したいので、螺旋階段を上って上盛山展望台の上へ。360度のパノラマ風景を見られる展望台からの眺めは期待していた以上の絶景で、山登りでの疲労も吹き飛び夢中でカメラのシャッターを切る。これは自転車で苦労して登ってきた甲斐のある風景だ。

<< SCROLL    上盛山展望台からの南→西→北の眺め パノラマ写真180°    SCROLL >>

<< SCROLL    上盛山展望台からの北→東→南の眺め パノラマ写真180°    SCROLL >>

とにかく素晴らしい眺望で、暫くそれぞれの方角の景色をじっくりと眺めて楽しむ。南西には細長い長島の陸地(なるほどだから”長島”)が続き、展望台から比較的近くにある真新しい風力発電機2機のプロペラは、微風で回ったり止まったりを繰り返している。長島の北端には小さな島があり、満潮時には消えてしまいそうな砂浜の道で長島と繋がっている。ちょっと行ってみたいが、地図で見る限り陸路では無理そう。

こういう場所ちょっと気になる

35倍ズームで室津灯台

北から東にかけては室津半島の陸地が続き、渡ってきた上関大橋やその橋脚の隣に建つ室津灯台まで見ることができる。そしてこの後に登る事になっている、室津半島南部にそびる皇座山がよく見える。皇座山の標高は526.7mで上盛山の約1.7倍の高さ。そう考えた途端に忘れていた疲れがドッと出てくる。皇座山の山道も日向ばかりだったらさすがに途中でダウンするんだろうなと思いつつも、せっかくここまで来たのだから登るしかないという考え。

標高526.7mの皇座山

これからあの山を登るのか…

景色を十分満喫したところで、展望台の下にある東屋で軽い食事。空腹感はあっても暑さであまり食欲が無いので、おにぎりひとつとゼリー飲料ひとつ。そしてサイクルボトルに入ったぬる〜いお茶。できればキンキンに冷えた炭酸飲料でも飲んでスカッとしたいところだが、マイナースポットと思われる山頂に自販機は無い。ともあれ、絶景と言える360度の大パノラマを眺望できる上盛山展望台はお気に入りの場所となったので、いつかまたサイクリングで訪れたい。今回のサイクリングでは長島観光は上盛山展望台のみだが、再訪の際は長島のみのサイクリングにして島内散策を楽しみたいと思う。

日差しを凌げる東屋で休憩

ここへはまた行こう

下山中に寄り道

東屋で休憩した後にもう一度展望台に上がり、約1時間のんびりと上盛山山頂で過ごしてから下山。登りの時はしんどくて気に留める余裕も無かったが、山道の途中に「御汗観音」へ続く分かれ道があったので、体力も回復した下山時に寄り道。本道を外れて細道に入ると路面状態が非常に悪く、枝葉等が沢山落ちていて走り難い。しかし御汗観音までは150mと短距離なのでそのまま強行突破。何だかんだでこれまでにロードバイクで悪路を走る事が多々あったが、それが原因でパンクした事は一度も無い。自分のように対パンク性の高いタイヤチューブを装着し、サイクリング前に定められた空気圧にしっかり調整して走れば、タイヤの細いロードバイクでも滅多にパンクする事は無いのかもしれない。

御汗観音へ続く道

御汗観音

石垣の積まれた急斜面の上に本堂が建つ御汗観音はなかなかのインパクト。石垣の上から外の景色を望める事を期待したが、周囲を木々に囲まれていて唯一皇座山が見えるだけだった。本堂からさらに上へと道が続いていて少々気になったが、皇座山が控えていてこれ以上体力を削る余裕はないので引き返す。

御汗観音本堂

石垣の上から見える皇座山

再び上関大橋を渡って室津半島に戻り、上関大橋の橋脚隣に建つ室津灯台へ。大抵の灯台は見晴らしの良い高台や周囲に高いものが無い場所に建っているものだが、室津灯台は海岸より高い道路の側壁と橋脚に迫られたようなかたちで建つ、なかなか珍しい灯台風景。

長島から上関大橋を渡って室津灯台へ

室津灯台

しかしながら、側壁と橋脚に迫られるように建つ灯台の姿は、窮屈そうで少々残念な眺めでもある。特に存在感が、室津灯台よりも大きな建造物の上関大橋の陰になってしまっている感じ。ひと昔前は灯台前の道路も橋も無く、この辺りは岩礁が広がっていたらしい。

室津灯台から海沿いの道路を少し北へ進み、山口県の瀬戸内で最高峰らしい(と言っても標高527mだけど)皇座山の山道に入る。するといきなり急勾配の長い登り坂。上盛山と同じパターンじゃないか。それでも、瀬戸内海の展望スポットとして知られ多島風景を一望できる…との情報だったので、上盛山展望台のような絶景を期待して必死にペダルを漕ぐ。

いきなり急勾配の登り坂が続く

やがて木々に覆われた細道に

登り始めの道路は片側一車線でほとんど日陰が無く、激坂と直射日光と上盛山での疲労で最初から激しく体力を消耗。こんな調子では到底山頂まで身体が持たないと思ったが、道路はやがて木々に覆われた細道になり直射日光からは免れ、坂の勾配も緩くなる。皇座山の山道は2本あるが、こちらの山道は狭小道路が続くため車が滅多に通らないようで、路面に枝葉や石ころなどの異物が散乱している場所が多い。ホント最近のサイクリングではこんな山道ばかり走っている。

木漏れ日の差す山道をひたすら登る

もう1本の山道と合流してラストスパート

細道になってからはずっと木々で日差しが遮られ、暑さによる体力の消耗が抑えられるのはかなり助かるが、それでも上盛山を登った後なのでやはりしんどい。途中途中で脚を止めて休憩しながらローペースで進んでいく。そして海沿いの通りから5km弱走ったところでもう1本の山道と合流し、さらに数百メートル進んだところで皇座山展望台に到着。下から展望台まで5.3kmの道のりを、12:00ちょうどから登り始めて13:00ちょうどの到着。本当に長かった。がしかし、展望台の入口には「皇座山 山頂 約1km」と書かれた標識が…

展望台のある場所が山頂ではない

皇座山展望台

とりあえず皇座山展望台に入るも、本来絶景を一望できると思われる場所には草木が高く茂り、それが外の景色の広範囲を覆い隠しているため一方向(南東側)の風景しか見ることができない。苦労して5km強の山道を登ってきたのにこれは残念過ぎる。ちなみに、ここまでの道のりで車やバイク、自転車そして徒歩での姿を一度も見かけず、皇座山展望台も自分以外に人影無し。ここもマイナースポットなのは間違いない。だから長期間雑木管理が行なわれていないのかもしれない。

期待していた眺めとは違う

展望台は残念だったが、さらに1km先にある山頂からならもっといい景色が見られるかもしれない。しかし山頂のずっと手前に展望台を設置している事が気になるし、さらに1km進んでまた残念な結果だったら辛いものがある。なので皇座山山頂についてスマホで調べようとしたところ、まさかの圏外。少し場所を変えてみると電波が届いたが、検索している間にまた圏外に。これはもう実際に行ってみるしかないという事で、それなりに疲れているが皇座山山頂まで行く事に。

倒木の度に自転車を担ぐ

未舗装路は自転車を置いて歩く

展望台で十分な休憩をとり、上盛山展望台の時と同じくおにぎりひとつとゼリー飲料ひとつで腹ごしらえをしてから出発。展望台より先の道は車が入れない細道になるも、一応舗装路なので自転車で進入。しかし途中途中に倒木があり、その度に自転車を担いで倒木を跨いで通行。細道を700mほど進むと未舗装路になり、自転車を隅に置いて歩いて進む。そして遂に皇座山山頂に到着。がしかし…

皇座山山頂…

山頂から見られた景色これだけ…

山頂の目印

山頂はうっそうと草木が生い茂り見晴台などは無く、山頂を示す小さな標識がポツンとあるだけ。木々の隙間から僅かに海が見える場所が一点あるのみ。山頂の1km手前に展望台がある時点で何となく予想はしていたが、僅かな期待に厳しい現実を突きつけられた。まぁいいさ、皇座山の山頂まで登ったという実績はできた。しかしこれでは納得いかないと、展望台へ戻り他に見晴らしのいい場所は無いかと奥へ進んでいくと、もうひとつの展望台を発見。がしかし…

もうひとつの展望台は生い茂った木々で外の景色が完全に遮断され、何も見えない状態になっていた。展望台には「せとうちのしま ここから見えます」と書かれた案内地図があるので、本来は周辺の島々を一望できはず。もうこれは完全なる管理放棄だ。こんな事では室津半島を訪れる観光客も減ってしまうぞー、と当局に訴えたい。

奥にあるもうひとつの展望台

木々が邪魔で何も見えない…

ここから見えません!

もうひとつの展望台の横から未舗装の山道が続いているが、案内標識等は無く何処へ続いているのか分からない。しかしここまで来たら行ける場所は全部回ってやろうと開き直り山道に入る。緩い上り坂が続く山道は途中で分岐路があり、登り道が続く方を進んでいくと大きな岩がある開けた場所に出る。

行き先の分からない山道を歩く

大きな岩がある開けた場所に出る

ここも辺り一面草木が茂っているが、東〜南東にかけての景色が開けていて下の展望台よりは眺めがいい。一応は瀬戸内に浮く島々を眺望できる。とりあえず登ってきて損は無かった。ただ、大きな岩の上ならもっと眺めが良さそうだと思い、よじ登ろうか考える。しかし万が一転落して大怪我したら大変な事になるし、スマホは圏外なので助けも呼べない。なので無茶は自重して大人しく展望台へ引き返す。が、暫く歩いてから途中の分岐路を通り過ぎている事に気付く。山道は木々に囲まれ景色の変化が乏しいので気付かなかった。危ない危ない、軽く遭難するところだった。来た道を引き返して分岐路を見つけ、無事展望台へ戻る。

大きな岩がある開けた場所からの眺め

標高500m超の山道を自転車で登り、何も無い山頂まで行って、さらによく分からない展望地?まで歩いて登り、本当に疲れたのでそろそろ下山したいところだが、もう1ヵ所気になる場所が残っていた。皇座山展望台の隣に建つ古びた大鳥居。「正一位白雲稲荷大明神」と掲げられている。随分と色あせていてくたびれた感じの鳥居だが、きっとこの先にも何かあるに違いないと思い(当然神社はある)鳥居をくぐる。

皇座山展望台の隣にある大鳥居

空気の違いを感じる参道

大鳥居の先にはキツネ様が向かい合った参道の入口があり、古びた鳥居が建ち並んだ参道は薄暗い。先に立ち寄った千葉稲荷大明神の参道以上に異質な雰囲気が漂っている。長い参道には結構な数の鳥居が並んでいるが、金属製の鳥居はどれも錆びて塗装が剥がれ腐食が進んでいる。この朽ちて廃れた感じが何とも言えない薄気味悪さを演出していて、木陰から妖怪でも出てきそうな雰囲気がある。

参道にはいくつもの鳥居

本殿に到着

大鳥居から数百メートル歩いて本殿に到着。山の斜面に建つ本殿は見晴台になっているが、ここも他と同じく木々が茂っていて見られる景色は南東部の一方向のみ。本当に惜しい。参道の鳥居と同じく本殿の外観も塗装剥がれ等の老朽化が目立ち、見晴台の手摺が無くなっている場所もあるので注意が必要。

白雲稲荷大明神本殿

ガラス越しに本殿の中を覗く

<< SCROLL    白雲稲荷大明神本殿からの眺め パノラマ写真180°    SCROLL >>

ポタリングがどんどんハードになっていく…

皇座山は全体的に管理が行き届いていないマイナースポットだったが、昔は多くの観光客が訪れていたのかもしれない。上盛山展望台からのような絶景を眺めることはできなかったが、サイクリング中にちょっとした山歩きや散策ができてなかなか楽しかった、疲れたけど。後はサイクリングのスタート地点である湯原海水浴場に戻るだけ。皇座山の下山開始は15:00過ぎ、最初に展望台に到着してから丸2時間も経っていた。そして確信する、ポタリングの回を重ねるごとに山登りがハードになっていると。しかし山があるなら登らずにはいられない、いつの間にかそうなってしまった。

下山は逆光になり木漏れ日が非常に眩しく、地面の状態が見辛いのでかなり注意して走行。登りで苦労したぶん下りは快走したいところだが、細く曲がりくねった山道で路面状態も悪いのでそうは行かない。それでも皇座山展望台から室津半島南西岸沿いの道路に戻るのに20分弱、登りの1/3の時間とあっという間だった。皇座山では木々に覆われた場所にばかりいたので、海岸線から眺める大海原の風景に開放感。改めて思う、海沿いのサイクリングが一番気持ちいいと。

皇座山を下る

室津半島南西岸に出る

海岸沿いに続く道路を北へ向けて進んでいくと、印象的な防波堤に目が留まったので寄り道。緩い弧を描くように延びる防波堤の先端にいくつもの岩が集まっている。防波堤からは、下りて来たばかりの皇座山と長島の陸地が広がる眺め。長島の上盛山の上には小さく展望台と風力発電機も見える。

<< SCROLL    室津半島南西岸にある防波堤 パノラマ写真180°    SCROLL >>

防波堤先端から岩場に入ったところには、崩れ落ちた石造りの鳥居の残骸が地面に散乱。石の状態からして割りと最近造られた物のように見えるので、台風か豪雨で崩れてしまったのかもしれない。鳥居が建っていた隣には岩の上に建つ石灯籠。鳥居から岩場の奥へと進めるようになっていて、先には石造りの小さな祠があった。どうやらこの岩場が神社になっているらしい。

防波堤から見える上盛山展望台と風車

崩れ落ちた鳥居

岩の上に建つ石灯篭

岩場にある祠

ところで、この岩場は防波堤が造られる前からあって”離島”だったのか、それとも防波堤と同時もしくは後に造られたものなのか、少し気になった。ネットで調べてみたがこの岩場についての記事を見つける事ができなかった。ともあれ、こういうちょっとした発見をして直ぐに立ち寄れるところが、景色を楽しみながらマイペースで走るポタリングの醍醐味だと改めて思う。

室津半島は海が綺麗

西岸をさらに北へ進み

防波堤からさらに北上し、途中で室津半島の内陸を東西に横切る道路に入り、西岸から東岸へ横断して阿月湯原海水浴場に15:55帰着。約8時間のサイクリングとなり、これまでに行なってきたポタリングの中で所要時間は最長。標高約300mの山と500mの山をふたつ登り、さらに徒歩で山歩きもしたので、走行距離は45kmだったがしまなみ海道往復サイクリング並みの所要時間になった。

西岸から東岸へ横断

阿月湯原海水浴場に帰着

走行時間

走行距離

平均速度

最高速度

サイクリングの所要時間が約8時間なのに対し、走行時間は半分の約4時間。今回のポタリングは徒歩の割合が多かった、そして休憩も多かった。サイクリング中にあちこち寄り道して観光を楽しむのはいいが、あまり歩き回ると疲れるし時間も消費するので程々にしたい。

真夏の炎天下のサイクリングで2つも山登りをして体内水分とカロリーの消費が多かっただけに、サイクリング後の体重は当日朝の体重から700g減っていた。それでも予想したよりも減量が少なかった(1kgは減ると思っていた)のは、水分補給量が多かったからかもしれない。サイクリング開始から帰宅までの水分摂取量は約2.8リットル。サイクリング前後の体重測定の各データを比較すると、唯一体水分率のみサイクリング後の方が上がっている。これはしっかりと水分補給ができている証拠、だと思う。…もしくは飲み過ぎ?

サイクリング当日朝のデータ…の一部

サイクリングから帰宅した後のデータ

8月頭から始めたダイエットも1ヶ月が経ち、今回のサイクリング後の測定で目標体重の66kg台に突入。しかし一度食事をしただけで67kgに戻ってしまった。以降67〜68kgの間で変動を繰り返す。飲み会や晩酌などで普段よりも沢山飲食したら直ぐに69kgまで戻ってしまいそう。目標の66kg台で安定させるのは意外と難しい。若い時はいくら飲食しても太らなかったのに、中年にもなると体重というヤツは本当に増え易く減り難い。誰でもそうだが年は取りたくない、若かりし頃が懐かしい…

 

因島ポタリング(2019年9月)

前回の室津半島と長島ポタリングは初めて走るコースだった事もあり、新鮮な気分でサイクリングを楽しむことができた。ならば他にまだ走っていない場所でポタリングに適したコースは無いかと探してみるも、自宅から遠くなく手頃で景色の良さそうな場所は意外と見つからず。なので、とりあえず近場で景色を楽しめそうな場所で候補地を絞り、しまなみ海道六島のひとつである因島をポタリングする事に。以前ドライブで立ち寄った白滝山と天狗山からの風景が良かったのが決め手。因島一周だけなら50km程度とポタリングにもちょうどいいし、サイクリングで因島を一周するのは初めてなのでそれなりに楽しめるだろうと。しかし…

今回のポタリングの開始時間は13:00過ぎと、これまでのサイクリングで最も遅いスタートになってしまった。と言うのも、前日までの天気予報では曇り時々雨だったためサイクリングは諦めていたので、前日夜はヤケ酒気味で飲み過ぎて当日の起床時間は11:00。しかも少々二日酔いで軽い頭痛… なのに天気予報は外れ、当日の空はそこそこ晴れていた。時間的にも身体のコンディション的にも、これからサイクリングに出掛けるのは厳しいと思ったが、1日予定が空いて暇な休日を過ごすのも勿体無いので、結局11:30に自宅を出てしまなみ海道へ向かう。

因島大橋

スタートは因島の北隣にある向島の南端から。因島大橋たもとにある無料駐車場に車を停めて13:00過ぎにポタリングスタート。幸い二日酔いの頭痛やダルさは解消していた。まずは因島大橋を渡って因島に入り、橋から続く自転車・歩行車道を下りて一般道に出て直ぐのところにある、白滝フラワーラインと言う白滝山まで続く山道に入る。これまでに何度もしまなみ海道をサイクリングしているが、いつも通っている道路に白滝フラワーラインの入口がある事に全く気付いていなかった。意識しないという事はいかに見えていないという事を実感。ちなみに、案内板や標識等によって”白滝”と”白瀧”ふたつの漢字が使われているので、ここでは”白滝”に統一。何故二通りあるのかまでは面倒なので調べない。

白滝フラワーラインに入る

登り勾配の続く道を進む

ほどほどの登り勾配が続く白滝フラワーラインを進んでいく途中で、階段の上に建つ鳥居に目が留まったので立ち寄り。鳥居には「重石 石鎚大権現」と書かれてある。別に神社に関心があるわけではないが、山の中にひっそり佇む鳥居というのは視覚的にインパクトがあり、その先に何かがありそうな予感や期待を持ってしまう。

白瀧フラワーラインの途中にある階段

階段の上に建つ鳥居

鳥居の先も階段道が続き、「石鎚大権現」と彫られた大岩にたどり着く。大岩の反対側には山肌に鎮座する巨大な岩があり、その上から東側の風景を一望できるようになっていた。「重石」とはこの山肌の巨岩の事と思われ。ちょっとした寄り道でなかなかの展望スポットを発見できた。何かありそうな予感は当った。

 石鎚大権現の大岩

(多分)重石からの眺め

引き続き白滝フラワーラインを進むと四差路のロータリーに出る。山の中にこんなロータリーがあるなんて珍しいなと思いつつ、白滝山駐車場まで続く道に入る。ロータリーかから駐車場まで約400mの坂道が結構な激坂でちょっとびっくり。しかしながら白滝山の標高は227mと低く、前回までのポタリングで登ってきた山々と比べたら余裕。これでポタリングの回を重ねるごとに上がっていった山登りの難易度が一気にダウン。

山中に四差路ロータリー

ロータリーから白滝山駐車場へ

駐車場から山頂までは徒歩

山頂まで徒歩5分くらいの道のり

駐車場に自転車を停めて山頂まで遊歩道を歩く。白滝山山頂には白滝観音寺という寺があり、島四国(四国霊場を模したミニ巡礼コース的なもの)である因島八十八ヶ所霊場の番外札所になっている。観音寺や因島の様子については「瀬戸内ドライブ&サイクリング」の「しまなみ海道(尾道)」で紹介しているので割愛。前回ここを訪れたのは2013年7月にドライブで因島一周をした時。丸6年振りの再訪の割には山頂の様子の記憶がはっきりしていて、懐かしさや新鮮味は無かった。

ズラリと並ぶ五百羅漢

かなり風化が進んでいる様子

山頂の一番奥から因島大橋の見える北東側を眺める

展望台に上がる

山頂には「五百羅漢」という石仏が沢山並んでいる。石物が並ぶ先に展望台があり、360度のパノラマ風景を一望できる。がしかし、サイクリング開始時は青空と雲が半々くらいの空模様だったのが、いつの間にか一面曇り空になってしまった。まぁ以前に訪れた時は晴れていたのでいいか、それに前回のポタリングで訪れた上盛山展望台からの絶景には敵わないし…と思って割り切る。

<< SCROLL    白滝山展望台から南→西→北の眺め パノラマ写真180°    SCROLL >>

<< SCROLL    白滝山展望台から北西→北東→南東の眺め パノラマ写真180°    SCROLL >>

白滝山を下りて因島北東岸沿いの道路に出て、次の目的地の地蔵鼻へ向けて南下していく。天気は完全な曇り空になってしまったが、日が差さない分暑くなく快走。ただ、曇り空で景色が冴えない事を除いてもイマイチ気分が乗らない。これまで平均月2回ペースでポタリングをしてきたからか、少々サイクリングに飽きてしまったと思われ。

因島東岸を南下

海沿いの峠道を走る

地蔵鼻へ向かう

東岸沿いの道路は途中からアップダウンを繰り返す細い峠道になり、車は滅多に通らない。自分には少々きつい登り坂もあり、頑張って登っている最中に他のロードバイク乗りに二度も抜かれる。しかもあっさりと、あっという間に。できる事なら自分も豪脚になって登り坂をガンガン攻めたいところだが、残念ながら本気で身体を鍛える意欲も意志の強さも持ち合わせていない。なので無理せずマイペース、ノロノロペダル。

峠道をひた走る

地蔵鼻のビュースポット

因島南東にある半島状の先まで進んだところで、道路脇に掲示されたかわいい地蔵の絵に目が留まる。絵のある場所は地蔵鼻を見下ろせるビュースポットになっていた。そしてその直ぐ先に地蔵鼻の入口。白滝山山頂から約17kmの道のりだった。道路脇から続く遊歩道を下りていくと、歩道脇の地面に小さな地蔵が大量に置かれていて、さらにトタン屋根付きのラックにも沢山の地蔵が並んでいる。

地蔵の絵から眺める地蔵鼻

地蔵鼻突端にある大岩

大岩まで続く遊歩道の入口

歩道脇のラックや地面に小さな地蔵が沢山

海岸へと下りていく遊歩道の途中に手すりが崩壊している場所があり、長い木の枝で強引に仮補修?しているが、うねった枝が狭い歩道に入り込んでいて余計に危ない気もする。さらに遊歩道の側壁には崩れた痕跡が数ヶ所ある。ちょっと調べてみたところ、平成30年7月豪雨で土砂崩れが発生して遊歩道が通行できなくなったらしい。復旧には2〜3年かかる見込みと記事にはあったが、どうやら予定より早く復旧されたよう。何も知らずに今回訪れたので早期復旧されていてよかった。それにしても広島は本当に地盤が弱い。

手すりが一部崩壊

今回も大岩の地蔵は見られず

程なくして地蔵鼻突端にある大岩に到着。遊歩道から見て岩の反対側に地蔵が彫られているのだが、前回訪れた時は岩の手前まで海水が満ちていたため裏手へ回ることができなかった。で、今回は前回よりも海水が引いていて岩まで進むことはできたが、岩の裏手は海面が膝上くらいまである。馬島の時のように裸足になって海にに入ろうか考えたが、びしょ濡れになるのは嫌なので止めておく。結局今回も地蔵を見ることができず少々悔しい思い。佐木島にも干潮時のみ地蔵が見られる「磨崖和霊石地蔵(まがいわれいしじぞう)」という大岩があったが、あの時初訪問で地蔵が見られたのは運が良かったのかもしれない。

美可崎城跡入口

美可崎城跡

地蔵鼻遊歩道入口の隣には美可崎城跡の入口もある。美可崎城跡へは前回立ち寄っていなかった(多分存在に気付いていなかった)ので今回初めての観光。みかん農園の中にあり、イノシシ進入対策の扉を開けて城跡の高台へ。城が建っていた痕跡は残されていないようで、高台には東屋があるだけ。

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美可崎城跡は暫く管理が滞っているようで、腰の高さまで伸びた草が高台の一面に生えている状態。そんな高台からは周囲の島々を一望。特に因島の南に位置するゆめしま海道の島や橋がよく見える。どんよりとした曇り空で景色が暗いのが惜しい。ともあれ、なかなかの展望スポットを発見できた。地蔵鼻と美可崎城跡へはまた別の機会に訪れてみようと思う、今度は晴れの日に。そしてできれば干潮時に。

美可崎城跡から南西に見える生名橋

地蔵鼻より南へ続く道は車での通行が困難な狭小道路。ドライブで訪れた時は通らずに来た道を引き返したが、自転車なら道幅を気にする必要は無いので通行。それから因島南端まで進み、造船所の塀に沿って続く道路を暫く走って因島南端の東側から西側へと回り、次の目的地の天狗山へと続く道との交差点に差し掛かる。標高207.5mの天狗山もドライブで訪れた事があり、展望台からの眺めが良かった場所なのだが、この天気ではさすがに景色を楽しめない。それに空模様はさらに悪化して雨が降り出してもおかしくないので、天狗山を登るのは止めて車を停めてある向島へ直ぐに戻った方がいいと判断。正直今回は天気の判断を誤った。

自転車なら狭小道路も躊躇なし!

造船所の横を暫く走る

因島西側を生口橋まで北上したところで、しまなみ海道往復サイクリングでいつも走っているコースに合流。何度も通っている道路なだけに、走っていて面白味が全く無く退屈。やはり往復サイクリングはもう暫く時間を置く事になりそう。因島北岸まで戻ると北側の空には青空が広がっていた。どうやら本土側は晴れで瀬戸内側は曇りとなっていた模様。今回は本当に天気を見誤った。まぁ、家でダラダラと1日過ごすよりは有意義な休日になったのは確かだ。

生口橋からはいつものコース

本土側は青空だった

因島大橋を渡って向島の南岸に下りると、海の遥か先に薄っすらと山々が連なる風景が広がっていて、夕日に照らされ黄金色に見える。これはなかなか印象的な光景だが、写真ではそのスケール感や雰囲気が全く伝わらないのが残念。山々は約50km先にある四国の陸地で、位置的に香川県と愛媛県の県境辺りと思われ。普段から四国の陸地がこれくらい見えるものなのか、今までこの辺りからの景色を意識的に見ていなかったので分からない。

向島南岸から見える四国の陸地

安価コンデジ35倍ズームの限界

向島南岸を走って因島大橋の下へ

因島大橋たもとまで戻ると雲間から太陽の光が差す夕景になっていた。よく見る光景ではあるが綺麗なので少し得した気分。この光が「天使の梯子」と呼ばれている事をつい最近知った。因島大橋たもとの駐車場に帰着したのが17:40。今回は天気が残念なサイクリングとなってしまったが、最後の最後でふたつの印象的な風景を見られたので良しとする。ともあれ、サイクリングをするなら景色を楽しめる晴れの日の方がいいと改めて実感。たとえ暑くて熱中症のリスクが潜んでいても…

因島大橋

雲間から差す太陽の光

走行時間

走行距離

平均速度

最高速度

約4時間半のポタリングとなり、走行距離は45kmちょい。大して走っていないような気がした割には、これまでで最も走行距離の長いポタリング(とびしま海道は除く)となった。天気の関係で最も景色を楽しめないポタリングにもなったが…