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瀬戸内市福祉センチュリーライド(2019年10月)

走行距離は長過ぎず短過ぎずの70〜100km程度、開催地は自宅から遠過ぎずの隣県以内、山道は無く貧脚の自分でも無理なく走り切れるコース…そんなサイクリングイベントは無いかと探して目に留まったのが、岡山県瀬戸内市で開催される「瀬戸内市福祉センチュリーライド」。このイベントは瀬戸内市の障がい者施設が主体で企画運営を行なっていて、参加することで社会貢献ができるという触れ込みにも魅力を感じた。

コース種目はショートコース34km・ミドルコース64km・ロングコース100kmの三種。ロングコースは岡山県瀬戸内市をざっくり一周するコース設定になっている。前回参加のツール・ド・ヤマグチ湾と同じく、これまでのサイクリングでは走ったことのない場所なので、ペース配分がうまく出来ずとても疲れる事が予想されるが、リフレッシュと挑戦を込めてロングコースにエントリー。

応援してね。

折り畳む前に撮影しておけばよかった

自宅からイベント会場の瀬戸内市邑久スポーツ公園までは約150km(高速道路110km走行)の道のり。7:00〜8:30までの受付時間に余裕を持てるよう5:20に自宅を出発し、7:30に公園の参加者駐車場に到着。自宅からイベント会場までの車の移動時間を考えると、開催地域は移動距離200km以下の隣県までが無難だと思う。それ以上は早起きが辛いし、帰路の車の運転がさらに辛い。これについては普段の日帰りサイクリングも同じ。今考えてみれば淡路島一周サイクリングを日帰りでやってのけた事が信じられない。

会場からの風景

会場の様子

赤いリボンを結ぶ

会場に着いたら受付を済ませて、ゼッケンと赤いリボンと書類一式を受け取る。ゼッケンはウェアの背中に安全ピンで取り付け、リボンはハンドルに結びつける。そして書類一式は…サイクリングの邪魔になるじゃないかっ!しかしその場で捨てるわけにもいかず、会場から500m離れた駐車場まで戻り車に置いて再び会場へ。イベント開催日の10日ほど前に書類一式が郵送されて来たが、それと一緒に当日配布の書類やゼッケンも同封出来なかったのだろうか。

ゼッケンはL-126

和太鼓演奏

ぽすくま踊る

8:20から和太鼓の演奏が始まる。イベントスタッフとして参加している郵便局員と一緒にいた”ぽすくま”が、演奏に合わせてちょこちょこ踊っているのが可愛かった。そして8:30から開会式が始まり、主催者代表の挨拶や瀬戸内市長の挨拶、イベント要項の説明と続き、9:00からロングコースのスタート。ゼッケン番号の若い順から約30人ずつ、2分間隔で出走。約半年前にエントリーしていた自分(多分ロングコースの申し込み順が26番目だからL-126)は一番最初のスタートとなった。これなら途中でペースダウンしても最後尾寄りにならないで済みそうだと、とりあえず安心する。前回参加したツール・ド・ヤマグチ湾ではスタートで出遅れ、後半は関門時間ギリギリの通過だった。今回はコース中の関門時間設定は無く、16:00までにメイン会場にゴールすれば完走になるので、滅多な事が無い限りリタイアになる心配は無いが、スタートは最初の方が気分的にも楽になれる。

これからスタートするのに「FINISH」は変な感じ

長閑な盆地を走る

ところで、スタート&ゴールゲートに掲げられている文字が、出走を控える参加者側からだと「FINISH」になっているのが妙に違和感だった。反対側に「START」の文字はある。反対側にいる見学者に「START」を見せたかったのかもしれないが、ここは実際にイベント参加する走者のために文字の配置を逆にした方がいいと思う。

信号はしっかり守る

先頭集団について行く

スタートから暫くは盆地を走行。前回のツール・ド・ヤマグチ湾のコースと似たような感じの風景という印象。坂道は少なく、車の交通量も少ないので非常に走りやすい。先頭集団の走行ペースは自分には少々早いと感じるも、平坦な道がメインなので遅れを取ることなくしっかり付いていく。そしてスタートから14km地点にある第1エイドステーションに9:40到着。先頭集団に食らいついて行ったので少々疲れた。スタッフにゼッケン番号と名前を伝え、ゼッケンに第1エイド通過のスタンプを捺してもらう。

第1エイドステーションで検印

補給食コーナー

甘めのコーヒーゼリー

数種類用意された補給食の中から、バナナとコーヒーゼリーを頂く。のんびり補給食を食べている間に次々と後の走行集団が到着して来て、竹製のサイクルスタンドはあっという間に自転車で一杯に。なので休憩もそこそこに出発。第1エイドは「備前おさふね刀剣博物館」の敷地内に設置されていたが、博物館を見学している余裕はさすがに無い。

サイクルスタンドが竹製!

第1エイドを出て直ぐに国道の大通りに入る、と言ってもスタッフに誘導されたのは歩道。交通量の多い通りなので安全優先のためと思われ。しかし歩道には車両が進入できないようにするポールが沢山設置されていて煩わしい。ポールに激突しないよう、前方の様子と前を走る自転車の動きに注意して走行。国道を出たら今度は河川敷を暫く走る。信号も無く、車の交通量も少なく、快晴の下長閑な河川敷を快走。前日が雨天で朝はどんよりとした曇り空だったので天気が心配だったが、いい感じに晴れてくれてよかった。朝方まで濡れていた道路もすっかり乾いて水溜りも無し。今回でサイクリングイベントに参加するのは9回目だが、曇りがちな天気はあっても雨に降られたことは一度も無い。そこそこ晴れ男だと思う。

国道の歩道を走る

河川敷を走る

信号待ち中…やっぱこのバーテープカッコいいわ

スタートから第1エイドまでは先頭集団に食いついて走ったが、第1エイドを出てからは健脚組にジワジワと引き離される。これ以上無理したら後半が辛いのでマイペース走行に切り替え、自分と走行ペースが同じ[ゼッケンL-117]の後ろに付いて走る。集団の先頭や単独で走るよりも、自分に合ったペースの自転車の後ろに付いた方が楽に走れる。

途中からL-117の後ろに付く

急勾配の坂でL-117を抜く

10:30に休憩コーナー@に到着。チェクポイントではないので通過しても構わないが、それなりに疲れている自分はもちろん立ち寄り。休憩コーナーの少し手前に長く急勾配の登り坂があり、ジワジワと溜まってきた疲れが一気に表に出てきた感じ。登り坂でL-117がペースダウンしたので抜いてしまったが、抜かずに自分ももっとゆっくり登ればよかった。補給食の冷凍みかんを食べ、軽く脚の運動をして疲れをほぐしながら休憩。暫くして後から到着したL-117が先にコースに戻って行ったので、自分も後を追うように出発。別に対抗意識を持っているわけでは無い、はず。

休憩コーナー@

地元高校の運動部っぽいスタッフがたくさん

走り出して程なくL-117に追いつき、再び後ろに付いて走行。当人は自分の事に気付いているのかいないのか、それは分からない。それから、ここまで走ってはっきりとした事がある。このサイクリングイベントはコース上にカメラマンがいない。募集定員が全コース合わせて600人の小規模なイベントなので仕方ないが、少し残念。自分が撮られた写真でいいものがあれば当サイクリング記に掲載できるので、少々高くても(データとプリントのセットで1枚2000円台とかよくある)毎回数枚購入している。

休憩コーナー@からコースに戻る

再びL-117の後ろを走る

コースの途中途中には当然登り坂があり、再び疲れがジワジワと溜まってきたところで海岸沿いに続く道路に出る。暫く海沿いを走り平坦な道が続く事を期待したのも束の間、道路は海沿いを離れ急勾配の登り坂に突入。一気にペースダウンして、後続車数台にあっさりと抜かれる。さらにずっと後ろに付いていたL-117にもジワジワと引き離されていく。登り坂では自分と他人の能力差がはっきりと出てしまうのが辛い。

海岸沿いに出る

激坂であっさり後続車に抜かれる

再び海岸沿いに出る

そしてまた登り坂

激坂を越えた先で再び海に出て、ペースを上げて何とかL-117に追いつく。しかしまたしても登り坂があり、やっぱり後続の健脚ロード乗りにあっさり抜かれ、L-117にも引き離されていく。自分の非力さに痛感しつつ必死にペダルを漕ぐ。ダイエットと三週連続のヒルクライムサイクリングで少しは登り坂に強くなったと思っていたが、それは錯覚でしかなかった… そして途中から空腹感が出始め次第に力が出なくなっていく。次のエイドステーションはまだかまだかと、腹を満たせる補給食は出るのかと、そればかり考えながら走る。

第2エイドステーションに到着

空腹に嬉しいカツサンド

走行時間

待望の第2エイドステーションに11:20到着。ヨットハーバーの一角にある広場。スタートから2時間20分経ち走行時間はぴったり2時間。走行距離は50kmでロングコースの中間地点。まだ全行程の半分しか走ってないのに既に結構な疲労感。自分が勝手に考えていた以上に登り坂の多いコースだった。そして前半で少々頑張り過ぎた。補給食は空腹に嬉しいカツサンド。しっかり食べてたっぷり休憩をとる。長らく背中を見て走ったL-117が第2エイドを出て行っても自分はまだ休憩。後半は完全マイペースで進む事にした。完走のタイムリミットは16:00なので時間の心配は一切無い!

走行距離

第2エイドで20分ほどゆっくりして走行再開。そしてまた登り坂、下ってまた登り坂と、急勾配ではなくとも地味に疲れる坂道が多い。登り坂の場所を知っていれば疲れていても気持ちだけは身構える事ができるが、そうではないと行く手に登り坂が見えた時の精神的ダメージが大きい。コースを知っているか否かでも心身への負荷に差が出るものだと改めて実感。

先に登り坂が見えると萎える

海が見えると嬉しい

一直線に続く堤防上の道路に入ると、強い向かい風が吹いていて負荷増大。平坦な道なのにペダルが重い。ドロップハンドルの下を握って姿勢を低くし、少しでも風の抵抗を少なくする。強い向かい風は急勾配の登り坂に次ぐ大きな障害だ。堤防道路からの眺めがなかなかいいが、風に抵抗してペダルを漕ぐのに必死で景色を楽しむ余裕はない。

長く広い堤防の上を走る

写真では分からないがずっと向かい風

堤防を下りてからも向かい風は吹き続ける。追い風に変われば楽なのにずっと向かい風のまま。これはかなりしんどい。そして右足太もも内側の膝寄りに、ヒクヒクとつったような症状が出始める。これが悪化すると強い痛みとなり、ペダルが漕げなくなるのではないかと不安になる。なので極力右足に負荷をかけないようペダルを強く踏み込むのは左足だけにして、右足は軽くペダルに乗せるだけのイメージで漕ぐ。野呂山・灰ケ峰・竜王山と三週連続でヒルクライムをした後のイベント参加なので、十分に脚はペダルを漕ぐ事に慣れているはずなのに何故だろう。暫く短距離しか走っていなかったからかも知れない。

休憩コーナーA

右足が結構きてる

12:30に休憩コーナーAに到着。スタートから3時間半が経過し、ここまでの走行距離は約68km。右足のヒクヒクは治らないまま。こんなに疲れるコースだったとは想定外だ。正直かなり疲れた。そこら辺に腰掛けて補給食のお菓子を食べて暫くまったりしてから、両足を曲げたり揉んだりして疲れをほぐす。20分たっぷり休憩をして僅かながらも疲れが癒えたところで出発。

ささやかな補給食

ひたすら走る

こんな道も走る

休憩コーナーAを出た少し先からは、走行ペースがほぼ同じ[ゼッケンL-203]の後ろに付いて走る。前車に引っ張ってもらって少しでも疲労を抑えたい。右足の状態は休憩コーナーで少し良くなるも、できるだけ左足メインでペダルを漕ぐ事を意識。そして途中でイベントスタッフに「迂回路でーす」と誘導され登り坂に入る。何の迂回路なのか分からないまま、地味にしんどい登り坂を丘の上まで走らされるハメに。その後の下り坂は本来イベントのコースにならないような、かなり幅が狭く路面状態の悪い細道。道が悪く不安定なので写真は撮れない。

L-203の後ろに付いて長い登り坂を進む

迂回路も登り坂

丘を下って住宅が並ぶ通りを走る

丘を下って住宅が並ぶ通りに出ると、何処からか消防車のサイレンが鳴響き、上空ではヘリコプターが荷物のようなものを吊るして飛んで行った。火事か事故でも起きた関係で迂回路を通る事になったのかなと考えながら走りつつ、またしても長い登り坂に遭遇。もう本当にしんどい。それでも大きくペースダウンするL-203を抜いて坂を登り切ったところで、邑久長島大橋を渡り(橋も中心までは登り勾配っ)長島に入る。長島は瀬戸内市東部にある東西に細長い島。この長島がセンチュリーライドロングコース一番の難所だった。

そしてまた登り坂!

邑久長島大橋を渡って長島へ

邑久長島大橋を渡って長島に入ると早速長い登り坂が続き、それから長い下り坂、そしてまた長い登り坂…と、アップダウンの繰り返しが続く。しかもこの区間は折り返しのコースで、先にある第3エイドステーションに寄ったらこのアップダウンの連続を引き返さないといけない。それを考えると気が滅入って余計にペダルが重くなる。既に第3エイドをパスして反対車線から引き返してくる参加者達がうらやましい。

ここからアップダウンの連続が続く

もう限界…

長島に入ってから多分4つ目の登り坂に差し掛かると、自転車を押して歩いている参加者複数人の姿が。それを見てとうとう気持ちが負けて足を地面に着く。と同時に、右足内もも膝寄りが激しくつったような痛みになり歩くことすら困難に。不安視していた事態が現実となってしまった。走行距離が80kmを超えたところで痛恨のアクシデント。痛みを和らげるため患部を揉んだり叩いたり、膝の曲げ伸ばしを繰り返していたら、とりあえずは走行再開できるまでに回復。何とかペダルを漕いで坂を登り切り先へ進む。

走行距離

長島を西端から東に向けて約3km進み、島の中間地点にある第3エイドステーションに13:45到着。ここがロングコース最後のチェクポイント。脚の故障というアクシデントに遭うも、何とか難所のアップダウンを無事突破。…と言っても、長島は折り返し区間なのでまた走らないといけないが。ともあれ、一度立ち止まりはしたが歩かずペダルを漕いで難所越えができてよかった。

第3エイドステーション

海を眺めながら休憩

第3エイドの補給食は焼きそば。調理が追いつかず10人ほどの列ができていた。登り坂で抜いたL-203の方が先に第3エイドに到着したようで、自分の3人前に並んでいた。本当に自分が情けない… 並んで待っている間にマッシュルームが配られたのでパクリ。そして「プレミアムマッシュルームの絶品やきそば」を受け取り、地べたに座って海を眺めながら最後の補給。風が強くて飲み物を注いだ紙コップが倒れそう。第3エイドは長島愛生園という療養所の駐車場に設置されていてトイレは無い。今回のサイクリングイベントではトイレの少なさが気になった。第2エイドには男女共用の小さな公衆トイレがあっただけだし、2箇所の休憩コーナーにもトイレは無かった。トイレの近い人や女性には不便だなと感じたのが正直なところ。サイクリング中にトイレで困る事が無いよう、自分は前日極力飲酒を控え食事量も抑えるようにしている。サイクリング中に腹痛などで急にトイレに行きたくなったら大変だ。江田島南部ポタリングで陀峯山を登った時の事例もあるし…

待ち時間にマッシュルーム

プレミアムで絶品

やきそばで少し力を取り戻す

イベントスタッフと参加者が火事の話をしているのを耳にし、もしやと思いサイレンの事を訪ねてみたところ、やはり火事で消防車とヘリが出動していた。近くで山火事が発生しているとの事で、迂回路に誘導されたのは山火事で通行止めになったコースを回避するためのものだつた。最新の情報によると迂回路も通行できなくなったらしく、第3エイドにはもう参加者が来ないかも知れないとの事。もしそうなれば、現時点で第3エイドにいる参加者で一番ゴールの遅い人が本イベントのビリッケツになるのではないかという話題に。さすがにビリは嫌なのでさっさと出発しようとしたところで、第3エイドの検印を受けていない事に気付き受付へ。検印受付は焼きそばのテントの奥にあり、第3エイド到着時は目に入らず焼きそば列に直行していた。危うく検印無しで第3エイドを出るところだった。

第3エイドを出たところから登り坂

長島を東から西へ戻る

第3エイドを出て再びアップダウンが連続する長島の道路を走り、邑久長島大橋まで折り返し。山火事の関係でもう長島まで参加者は走って来ないと思ったが、第3エイドへ向けて反対車線を走る参加者と何度もすれ違う。新しい迂回路ができたのかもしれない。とにかくビリになる心配は無くなり一安心。

再び邑久長島大橋を渡る

折り返しのアップダウンも相変わらずしんどいが、往路よりも復路の方がいくらか負荷が少ないと感じた。第3エイドでの休憩と補給で体力が回復したからか、それとも往路よりも復路の方が登り勾配が緩いのか、とにかく難所の長島往復を無事突破。あとはゴールのイベント会場までマイペースに走るだけ!と言っても、やはり坂道はまだある。コース終盤になり疲れが蓄積された状態では緩い登り勾配でもそれなりにしんどい。そして風はずっと吹いていて、向かい風になっても追い風にはならず。

ゴールを目指して走る

この登り坂を見て心が折れた

そして前方にまたもや急勾配の登り坂が現れ、脚を止めずに登り切る気力も無く坂の手前で停止。ゴールまで10kmを切っていたが頑張れなかった。これで2度目の身体能力不足による(精神力不足も…)一時停止。自分に負けたような情けない気分。サイクリングイベントの走行中に疲れて脚を止めるのは今回が初めてな気がする(気がするだけで別のイベントでも立ち止まっていたかも…)。坂の手前で3分ほど休憩して呼吸と気持ちを整えてから出発。

走行距離

平坦でも向かい風でしんどい

参加者駐車場の前を通って…

早くゴールしたくて第3エイドを出てからは頻繁に走行距離表示を見るも、思うように距離が進まず精神衛生上良くないので時刻表示に変える。疲労困ぱいな終盤は些細な精神的負荷が大きな身体への負荷に繋がる。余計な事は考えずにひたすらマイペースでペダルを漕いでいく。相変わらず向かい風に吹かれ姿勢を低くして走行。そして15:00ちょうどにゴール。9:00ちょうどのスタートからゴールまでの所要時間は6時間、うち走行時間は4時間40分という結果に。

遂にゴール!!

走行時間

走行距離

平均速度

最高速度

途中で迂回路を走ったものの、走行距離は公式記載より1km多いだけの101km。しかし登り坂が多くて予想以上に長い道のりだった。最高速度は56.6km/hと結構出ていた。安全を考えると40km/h台に抑えたい所だが、必死に急勾配を登った後の下り坂が気持ちよくてついつい加速してしまう。

ゼッケンの検印

ステージがあったら記念撮影ね

ゴールしたらスタッフから検印チェクを受け(何故かゼッケンにゴールのスタンプは捺してくれなかった)、ステージで記念写真を撮ってもらい、完走記念品とジュースと梅干を受け取る。記念品はイベントオリジナル木製コースターと試供品的なもの、それと500円分の飲食割引券。完走証が無かったのは少し残念。各エイドステーションで通過検印を行なう位なのだから、完走証は用意して欲しかった。

完走記念品

記念品とは別にもらった

イベント会場のフードコーナー

完走後はイベント会場に設営されたフードコーナーで飲食。ここで割引券を使用。カレー・おでん・フランクフルト・クッキーなどのお菓子類と、いろいろ用意されていた。帰宅するのに2時間以上車の運転をしないといけないので、飲食しながら暫く休憩。16:15からはジャンケン大会が行なわれ色々商品を用意しているとの事だが、それまで会場に留まるには時間が長いし早く帰宅して自宅でゆっくりしたいので、15:30に会場を後にする。

アメリカンドッグ食べて

コーヒーでクッキーを流し込んで

卵菓子も食べて

今回のサイクリングイベントを経て率直に思った事は、自分はやっぱり登り坂が苦手だという事。減量しようが、ちょっとしたヒルクライムをしようが、その程度で登り坂に強くはなれないと身の程を知った。それから久しぶりの100kmロングライドは長かった。きっと知っているコースでも、登り坂が少ないコースでも、久しぶりだと自分には100kmという距離はとても長い。それとペース配分も良くなかった。スタートから第2エイドまで前半のペースが自分には少々早かった。やはり最初から自分に合ったペースで走らないと、途中で疲れが溜まりスタミナ切れになってしまう。これは大きな反省点なので次回に活かしたい。そしてツール・ド・ヤマグチ湾でも思った事だが、サイクリングは基本的に内陸よりも海沿いの方が楽しいと改めて実感。特に瀬戸内海に浮かぶ島々の外周路は景色が多彩で、長距離サイクリングでも飽きにくい。まぁそれでも、しまなみ海道やとびしま海道のように何度も走っているとさすがに飽きるが… ともあれ、初めてのコース・初めてのイベントで完走出来たのは嬉しいし、とても良い経験にもなった。今後も自分の能力に合ったイベントがあればたまには参加したいと思う。

サイクリングで前日夜から1.2kg減

サイクリング後2日続けて晩酌したら1.4kg増…

イベントから帰宅してシャワーを浴びた後に体重を量ったところ、サイクリング前から1.2kg減量していた。偶然にも1週間前に行なった竜王山&筆影山ヒルクライムの時と同じ減量値。しかし、その日の夜と翌日(月曜日に有給を取って1日のんびりしていた)の夜に晩酌をしたら、あっという間に1.4kg増えてしまった。100kmも走って減量した成果はたった2回の晩酌で水の泡。そして悟った、67kg前後の体重をこの先も維持していくのは不可能だと。これから冬になり、寒いのが苦手な自分はあまりサイクリングに出掛けなくなる。逆に年末年始は飲み食いが増えて一気に太る。そしていずれはサイクリングに飽きて一切運動をしなくなり、さらに太る。数年先の自分の体形が見えてきた…