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その1  1日目早朝〜朝

 

旅行前日会社を退社したのが21:45。帰宅途中に夕食を済ませ、家に着いて入浴して落ち着いたのが旅行当日の0:00。起床時間の1:20まで少しでも寝ようとベッドに横になるも全然眠れず、結局一睡もせずに出発することになってしまった。現地の天気に不安を残したまま2:00ちょうどにレンタカー営業所を出発。東京の夜空は晴れていた。

前回の能登半島一周と同じく、中央自動車道高井戸ICに入ろうと入り口を探すが見つけられず。今回こそは何が何でも高井戸ICから入ろうと2回もUターンして探してしまった。おかげで30分のロス。もう悔しくて悔しくて暴れたい気分。結局また次の調布ICから中央道に入る。後で高井戸ICには一般道からの入り口は無いと知る…

白樺湖

(しらかばこ:長野県茅野市)

予定では4:30までに諏訪湖に着いて日の出を見るつもりだったが、予想以上に中央自動車道の走行時間が長くなり、日の出までに諏訪湖に間に合わない事が確定しガッカリ。高井戸IC探しの時間ロスが響いたか…しかし長野県は完全に雲に覆われていて、とても日の出など眺められる天気ではなかった。なので諏訪湖へは行かず、次の目的地のビーナスライン沿いにある白樺湖へ。

高速を降りて白樺湖へ向かうも、空は一面厚い雨雲で覆われている状態。こんな天気ではとても霧ケ峰の景色やニッコウキスゲなど、信州の風景を楽しむことはできない。今回の旅は大失敗?やっぱり天気予報に従って旅行延期するべきだったと後悔の念…

5:10白樺湖到着。気温18℃で長袖でもいいくらいの涼しさ。湖面の上だけ青空が見えるけど他は一面灰色の雲。本当に絶望的…

白樺湖

白樺湖からビーナスラインに入って霧ケ峰方面へ少し進んだ所に、見晴らしのいい駐車場があるので車を停める。いい感じに白樺湖を眺めることができるが、太陽が雲に隠れて暗い。諏訪盆地と南アルプスの雄大な景色も眺めることができるのに、やっぱり天気が…あたり一面見渡す限り厚い雲が広がっている。とても晴れそうにもない天気に改めてガッカリ。悪天候のせいか、ビーナスラインには車が全然走っていない。

悪天候に気落ちしつつも、次の目的地の車山の山頂まで登るリフトの営業開始の8:30まで、3時間ほど睡眠をとろうとシートを倒して目をつむるが、寝れない。出発前に一睡もしてないのになぜか眠くない。仕方ないのでとりあえず車山のリフト乗り場まで行ってみる。

リフト乗り場に車山ハイキングコースの案内板があったので見てみると、リフト乗り場から山頂まで上りが80分。不眠で80分も山登りするのはちょっときついかな、と思ったら、別のルートで上り40分のハイキングーコースを発見。リフト乗り場からビーナスラインを5kmほど西に進んだ所にある車山肩という所。まだ6:00過ぎなので、このままリフトの営業時間まで待っているよりは、のんびりハイキングコースを登った方が時間もお金も節約できるので、40分のハイキングコースを登ることにした。

空一面雲

レンタカーのヴィッツ

霧ケ峰富士見台

(きりがみねふじみだい:長野県茅野市)

リフト乗り場から車山肩に行く途中に、霧ケ峰富士見台という眺めのいい駐車場があったので寄ってみる。諏訪盆地やその先の南アルプス、さらに富士山まで眺めることのできる絶景パノラマポイント。とにかく素晴らしい眺め。これだけの眺望がきく所はなかなかないのでは。巨大な望遠レンズで写真を撮っている人が何人もいる。

富士見台から景色を眺めていて、空がだいぶ晴れてきた事に気付く。空が曇っていては富士山まではっきりと見えるわけがない。白樺湖に着いた時は一面曇り空だったのに、いつの間にか雲が減って青空が増えている。まだ霧ケ峰周辺は曇っているけど望みあるかも…と、期待が膨らんでくる。

車山

(くるまやま:長野県茅野市)

車山肩に車を停め、早速車山山頂へ向けてハイキングコースを登りはじめる。道は傾斜の緩い砂利道で歩きやすい。この辺りは本来この時期はニッコウキスゲが沢山咲いているはずなに、辺りを見回してもちらほらとまばらに咲いているだけ。辺り一面黄色く見えるくらい咲き乱れているのを期待していたのでかなり残念…そして雲はまだ晴れず。

砂利道のハイキングコース

ニッコウキスゲがちらほら

この泡は何?

車山を登り始めて少しすると妙な疲労感が出てきた。体が重いような軽いような、妙にダルくて動悸息切れが。前日から一睡もせずに東京から長野まで車を運転して、山登りなんかしてるんだから当たり前か…余計に疲れないようにマイペースで歩く。空が曇っているので景色はイマイチだけど、ハイキングコースにはいろんな花が咲いているので楽しみながら登ることができる。リフトを使わず正解。

綺麗なつぼみ

リフト乗り場にあったハイキングコースの案内板通り、約40分で山頂に到着。リフトが動いていないので誰もいない。もしかしたらこの日の一番乗り?山頂にはポツンと観測所がある以外他には何も無い、といった感じ。しかし霧ケ峰の最高峰である車山山頂からは、四方の山々を見渡すことができ正に絶景ポイント…のはずなんだけど、太陽が今だ雲に隠れていて景色が暗い。かなり青空が広がって来ているのに。冴えない景色の写真を何枚か撮り下山しようと思ったその時、遂に太陽が雲から顔を出し、夏の強い日差しが辺りを照らして景色は一変!辺り一面絶景!!また太陽が雲に隠れないうちにと、慌てて写真を撮り直す。

車山気象レーダー観測所

車山山頂は標高1925m

早朝長野県に入った時の天気が嘘のように、絶好の旅行日和に。天気予報は曇りだったので旅行に行くべきか悩んだあげく、悪天候を覚悟で長野まで来た甲斐があった。しかし雲はまだ多いのでまた天気が悪くなる可能性も否めない。このまま旅行2日目までこの天気が続いてくれることを祈る。

山頂にある祠

車山山頂からも富士山

車山は霧ヶ峰の中にある。エアコンのCMで有名になった(笑)霧ヶ峰は長野県諏訪市と茅野市の境にある高草原地帯のこと。日本百名山の一つであるが霧ヶ峰といった山頂はなく、標高1925mある車山山頂が霧ヶ峰の最高峰。霧が多いことからその名が付けられたらしい。

山頂からの絶景

雲が空の広さを感じさせる

霧ケ峰を走るビーナスライン

車山を下山して車山肩駐車場に8:30戻り。ちょうどリフトの営業開始時間。リフトが動くまで待たずにハイキングコースを登って良かった。そして車山肩周辺にはニッコウキスゲが沢山咲いているのに気付く。車山を登る時は陽が射していなかったので、ニッコウキスゲの黄色が目立たず咲いているのに気づかなかったようだ。しかし写真を撮ろうと思ったところで太陽がまた雲に隠れてしまった。太陽を隠した雲は大きく暫く日は射さなそう…仕方ないので次へ進む。