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大室山の山焼き見物 2007年〜2009年

2007年2月に伊豆半島一周の車中泊旅行をした時に、初めて大室山の山焼きを見物。間近で見る山焼きの迫力は想像以上のもので、是非とも来年も見に行きたいと思い、その翌年、翌々年と3年連続で山焼き見物をする事となった。

大室山その1  大室山の山焼きとは

大室山は静岡県の伊豆半島東側の、温泉地で有名な伊東市の中心から10kmほど南にある小さな山。標高580mの山頂までリフトで上ることができる。大室山は火山で山頂がすり鉢状にくぼんでいて、火口の外周をぐるっと歩く事ができる。700年の伝統があるらしい大室山の山焼きは、毎年2月の第二日曜日に行われている。天気や積雪などで延期になる場合は、翌週の日曜、翌々週の日曜…とずれて行く。山焼きは9:30に山頂のすり鉢状の傾斜部を焼く「お鉢焼き」、正午に山肌全体を焼く「全山焼き」の順で行われる。

お鉢焼き

全山焼き

大室山には無料駐車場が4箇所もあるが、お鉢焼きが終わる頃には全て満車になり、4つの駐車場がある通りには路上駐車の列ができる。全山焼きの時間には車が全く動けないくらいの酷い渋滞になる事も。さらに全山焼きが終わると一斉に駐車場から車が出るので、しばらく周辺道路は渋滞する。

11時前には全駐車場は満車に(写真は第三駐車場)

全山焼き直後の渋滞

9:30から始まるお鉢焼きから見物する場合、まだ観光客は多くないので問題無く駐車場に停めることが出来る。正午から始まる全山焼きのみを見物する場合は駐車場と道路の混雑を避けるために、時間に余裕を持って10:00には着くようにした方がよいと思われ。全山焼き直後の渋滞を少しでも避けたい場合は、リフト乗り場から一番離れた第四駐車場に停めるのがお勧め。

リフトの営業開始時間は9:00。リフト乗り場にあるお土産屋や軽食店も同じく。リフト乗り場のある第一駐車場には、9:00前から半被姿の係員が点火用の松明を持ってお鉢焼きの準備をしている。万が一に備えて消防車も待機。

リフト営業開始前から駐車場には観光客の列が。これは一般客が松明で全山焼きの点火に参加できるという先着サービスに並ぶ列。9:00から整理券配布の受付をしている。開催年によって先着100名だったり70名だったりと異なるらしい。

お鉢焼きの見物などで午前中にリフトで山頂に上る場合は注意が必要。全山焼きに備え11:45にリフトは停止する。お鉢焼きの後に山頂を一周歩いてからリフトで下りようとしても、リフト乗り場には長蛇の列ができていてリフト停止時間までに乗ることが出来ず、下山して下から全山焼きを見られなくなってしまった…なんて事にならないように、早めにリフト乗り場へ戻ったほうが安全。全山焼きはもちろん見たいけど山頂でもゆっくりしたい!という人は、全山焼きが終わってからもう一度山頂に上るというのも1つの手。リフト代は往復大人420円。

注:時間は2009年現在のもの

写真は2007年のお鉢焼き後の山頂リフト乗り場の列、の一部。緑色の建物から右にも長い列は続いている…

神事の一部

11:00からは神事が行われる。最初から見た事が無いので詳しくは分からず…

山焼きのスケジュールをまとめると、

09:00 リフト営業開始・松明受付開始

09:30 お鉢焼き

11:00 神事

11:45 リフト運転停止

12:00 全山焼き

12:20 リフト運転再開

注:2009年現在