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2004年7月11日 11日目 (雨)  室蘭市⇒黒松内町

走行距離:362.5km(合計:4,396.5km)

給油:00.0L(合計:230.8L)

 

朝起きると霧は晴れておらず雨が降っていた。正直快晴になるとは思わなかったが、こうもスッキリした青空に恵まれない天気が続くと諦めの気持ちになってくる。とりあえず地球岬展望台まで行ってみると、濃霧で周囲の景色は全く見えない中、辛うじて灯台とその周りだけが見えた。もうどうしようもない…まぁ、これはこれでなかなか見られない景色かもしれないが。それにしても、日本一周の時と言い北海道では天気に悩まされてばかりで計画通りに旅が進まない。旅行した時期が悪かったのか、それとも自分に天気運が無いだけなのか。基本的に自分は雨男ではないはずなのだが…まぁ、今回の旅で重要箇所だった積丹半島、富良野・美瑛、摩周湖ではそこそこ晴れたので良しとしよう。そう自分に言い聞かせ無理やり納得する。

札幌に向かう途中ついでに洞爺湖と支笏湖に寄ってみるが、やはり悪天候でさっぱりな眺め。雲がだいぶ低い所まで下りていて、洞爺湖の中心にある島や支笏湖の周りにある山が雲に隠れてしまっている。まぁ、洞爺湖と支笏湖は地球岬と同じく、日本一周の旅で訪れた時は良い景色が見られたからいいさ、と自分に言い聞かせる。

洞爺湖と中島…

支笏湖…

 

支笏湖を後にし札幌に向けて走っていたら、ラジオからお気に入りの曲が流れはじめた。カズンの「風の街」。NHKで2004年5月から6月まで放送された「列島縦断 鉄道12000kmの旅」という番組のテーマソング。この旅を始める少し前、番組で風の街を初めて聞いた時に、日本一週の旅で目にした風景や出来事などの記憶が蘇りノスタルジーな気分にさせられた。そして歌のサビにある「旅の終わりがここなら 旅の始まりもここから」という詩に、過去の旅を懐かしむ気持ちと新しい旅にこれから出るのだという気持ちが交錯し、何だか胸がいっぱいになった。そんな訳で自分にとって特別な曲になった風の街のCDを北海道旅行に持って行きたかったが、発売日が旅行期間中の7月7日だった。それで旅行8日目に釧路のCDショップに立ち寄ってみるも、風の街は売っておらず。なのでラジオから曲が流れ始めた時には驚きと嬉しさでいっぱいになり感極まってしまった。

 

札幌に入ると交通量が次第に増えて行き、市内中心は一部で大渋滞。原因は祭りで市内の道路の一部が通行止めになっていたため。渋滞にハマりつつもいくつかの観光名所をまわる。天気のせいか、祭りがあるにも関わらず市内を歩いている人は少ないように感じたが、何故か「日本三大がっかり名所」のひとつである札幌時計台だけは観光客が沢山いた。札幌を代表する観光スポットで日本最古の時計台らしいが、ビルに囲まれ景観が悪くてがっかりする。

札幌時計台 ここも背景にビルが入る

北海道庁旧本庁舎 後のビルがね…

これまで散々北海道の雄大な景色を見てきた後に、道路は混雑しビルに囲まれた市街地観光をしたのは間違いだった。正直ちっとも面白くない。小雨がぱらつく曇り空でも市街地観光なら自然の風景ほど見劣りせずに楽しめると思ったが、そもそもゴミゴミした市街地観光が嫌いだった。がっかり名所の時計台もビルに囲まれた場所ではなく、景色の映える自然の中にあればがっかり名所にならなかったかもしれない。

 

昼飯がてら車を降りて一息したかったので、市内の有料駐車場に車を停めようとするが祭りの影響か何処も満車状態。仕方ないので空き待ちの車の列に暫く並んで駐車。そして有名なラーメン横丁でラーメンを食べ、それから暫く市内をうろうろ。しかし特に収穫もなく、適当なところで切り上げ札幌を出る。やはり自分に市街地観光は向かない。

翌日の旅行12日目は道内観光の最終日。昼頃には函館に着いていくつかの観光名所を周り、夜になったら函館山から市内の夜景を見る予定。なので函館に向けて進めるだけ進み、札幌と函館の中間辺りの場所で力尽き道の駅に車を停める。最後の函館観光は晴れていて欲しいと切実に願い就寝。

さっぽろテレビ塔…暗っ

 

本日の食事

朝食 コンビニ パン・フライドポテト
昼食 ラーメン横丁 石狩ラーメン
夕食 コンビニ おにぎり×2・パン・サラダ・軟骨棒

石狩ラーメン1,200円は内容の割に高い。地元池袋がラーメン激戦区なのでラーメンの味と値段には少々うるさい。