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積算距離7000km突破!(2021年7月)

2021年の梅雨は長かった。中国地方は5月半ばから梅雨入りし、梅雨明けしたのは7月半ば。その間週末は曇りか雨ばかりでサイクリング日和に恵まれず、おまけに6月に入ってから扁桃炎→蓄膿症→風邪と体調不良も続いていた。そして7月後半になってやっと天気的にも体調的にもサイクリングへ出掛けられるように。丸2ヵ月振りのサイクリングとなり身体は鈍っているはずで、体調不良が長引いた事もあり体力が落ちているのも間違いないので、コースは走行距離も坂道も控えめな大崎上島一周を選択。

竹原港からフェリーで大崎上島へ

車は竹原港にある有料駐車場(普通車1日\600)に駐車し、フェリーに乗船して離島の大崎上島へ向かう。「せとうちサイクルーズPASS」を利用して乗船客+自転車の片道は\390。船に自転車を載せて離島へ渡る過程が、ちょっとした自転車旅をしている気分にさせてくれる。

契島

鉛の製錬工場

竹原港発大崎上島行きのフェリーには何度も乗船しているが、航行中のフェリーから契島を見ると毎回カメラを向けてズーム撮影するのに夢中になる。小さな島が丸ごと鉛の製錬工場になっていて、何とも独特な存在感を醸し出している。日本の40%以上の鉛が契島で製錬されているらしい。工場マニアではない自分でも一度上陸してみたいところだが、関係者以外は立ち入り禁止。遠くから眺めることしか出来ない場所なだけに、目に留まると必ず注目してしまう。

大崎上島北部にある垂水港に着いたら、いつも通りに時計回りサイクリング。仕事疲れをリフレッシュさせるためのサイクリングでもあるので、のんびりペースで海沿いからの景色を楽しみながらのポタリング。それと今回のサイクリングは大きな目的もあった。それはロードバイクの積算距離を7000kmに達する事。本当は前回の小豆島サイクリングで達成させたかったが、疲れが早くあまり走れなかったため積算距離は6973kmとなっていた。目標達成まで残り27km、サイクルコンピューターの積算距離表示が7000kmになる瞬間を見逃さないように留意して走る。

大崎上島北部の垂水港に到着

島の外周路を時計回りにポタリング

島の東岸沿いにある町では「木江十七夜祭」というお祭りの準備が行なわれていた。住宅や商店の並ぶ通りには飾り付けがされていて、港や神社では多くの人が祭りの準備をしていた。2018年7月に参加したサイクリングイベント「大崎上島HAPPYライド」の時にも同じ祭りが開催されていたのを思い出した。

木江十七夜祭

お祭りの飾りつけがされた住宅地

そして大崎上島サイクリングで絶対に外せないスポットの中ノ鼻灯台に寄り道。この灯台があるから大崎上島を訪れていると言っても過言ではないくらい、個人的に超お気に入りのスポット。灯台マニアという訳ではないが、この灯台を愛して止まないのだ。

中ノ鼻灯台

写真撮影が楽しい灯台だ

この日は青空に柔らかい印象の薄雲がいい感じに広がる空模様で、小ぶりでかわいらしい中ノ鼻灯台がよく映えていた。そんなお気に入りの灯台の写真撮影を楽しむ。が、日差しが強く外に立っているだけでも汗だくになる暑さに参る。

<< SCROLL    中ノ鼻灯台からの眺め パノラマ写真180°    SCROLL >>

高台の上にある中ノ鼻灯台へは外周路を外れて急勾配の激坂を登っていくが、その坂道のガードレールにカラフルな葉っぱの絵が描かれている事に今回初めて気付いた。ほんの些細な事だがいいものを発見した気分。こういうちょっとした事にも目が留まるのもポタリングの醍醐味のひとつ。

暑さに負けずたくさん写真を撮る

中ノ鼻灯台までの坂道のガードレール

体力に余裕があれば大崎上島最高峰の神峰山をヒルクライムしようと思っていた。標高451mあり展望台まで約5kmの道のりは自分にとっては難所。それでもせっかく大崎上島まで来たのだからと、とりあえず外周路から山道に入る。がしかし、病み上がりで体力不足な今回は登り坂がいつも以上にしんどく、直ぐに断念して途中にある横道に逃げて外周路へ戻る。いつも以上に非力状態な上、日差しが強くてクソ暑いのに無理なんかするもんじゃない。

神峰山展望台を目指して山道に入るが…

直ぐに山道を外れて外周路に戻る

神峰山を断念した代わりと言っては何だが、これまでの大崎上島サイクリング(多分6回くらい)でまだ通った事のない道を走ってみようと、メイン通りの外周路よりさらに外側にある南西岸の道に入る。堤防沿いの細道を暫く進んで、海岸から離れて少々長く急勾配な坂道を登って、そして下って、タンクターミナルを横切って… かなりマイナーな細道を淡々と進んでいく。

初めて通る南西岸沿いの道

登り坂だし景色が見えないし面白くない道

タンクターミナルを横切る

マイナーな細道を淡々と走る

そして生い茂った草木に囲まれた登り坂をノロノロと走っているところで、遂に積算距離が7000kmに到達。と同時に坂を登り切り景色が開けて海を一望。ロードバイク購入から5年10ヶ月で7000km。ガチのロード乗りでもないし、ガチのサイクリストでもない、ましてや通年運動不足で体力に自信も無い。そんな普通のサイクリストにしてはよく走った方だと思う。7000kmも走ればロードバイク購入額とカスタム費用(多分40万弱くらい)の元は十分に取れたと思う。

遂に積算距離7000km達成!!

7000km達成時の風景!

積算距離7000kmの達成感に浸りつつサイクリング続行。細いマイナー道路を暫く走り続けて、やがて大崎上島西海岸にある大串海岸に出る。緩い弧を描いた砂浜海岸で海が非常に綺麗で印象的な風景。中ノ鼻灯台に次いでここも大崎上島の中では特に好きな場所。

大串海岸に出る

海がとても綺麗

<< SCROLL    大串海岸からの眺め パノラマ写真180°    SCROLL >>

砂浜に自転車を置いて写真を撮ったり、セルフタイマーで自分も撮ったりと、綺麗な海をバックに写真撮影を楽しむ。約1km続く砂浜海岸の片隅が海水浴場になっていて、そこそこの海水浴客で賑わっていた。海水浴場の隣はキャンプ場になっていて、テントを張ってキャンプをしている人もそこそこいた。自分は海水浴とキャンプには無縁な人間。そういう柄じゃないのさ。

海水浴もキャンプも無縁な男!

いい景色に愛車を入れて撮るのがまた楽しい

大崎上島北西部に隣接する長島にも寄り道。長島大橋を渡って長島に入り、橋のたもとにある公園の展望台から景色を眺める。展望台は一部が壊れて立入禁止になっていたが、階段の手すりが傾いているだけのようなので自己責任で上がる。展望台からは長島大橋や公園の隣にある発電所を眺望。長島は小さな島で敷地の半分が発電所で、これと言った観光スポットも無い。なので直ぐに大崎上島へ戻る。

長島大橋

壊れかけの展望台

展望台から眺める長島大橋

展望台から眺める中国電力大崎発電所

引き続き大崎上島の外周路を走る。大崎上島はいつもサイクリストの姿も観光客も非常に少なく、落ち着いた気分でのんびりとサイクリングできる点がいい。1周40km前後で坂道は比較的少ない点でも、正にポタリングに最適なコース。

北西岸沿いの道路を北へ進む

サイクリングするなら快晴日に限る

41kmの道のりを約4時間かけてのんびり走り大崎上島一周完了。病み上がりのリハビリサイクリングには丁度いいコースだった。しかしながら、7月下旬という時期なだけに暑さには少々参った。走行距離が50kmにも満たない短距離サイクリングながらも、2つのサイクルボトルに入れた計1リットルのお茶を飲み干した。年と共に暑さにも弱くなっている気がする。以前は盆休み中の猛暑日にしまなみ海道往復サイクリングをする事もあったが、43歳になった今では自殺行為に思える。通年運動不足の中年が夏に無理してはいけない。

走行距離

ロードバイク購入から5年10ヶ月で7000kmという走行距離は、ガチのロード乗りから見れば些細な距離だが(月1000km前後走っているガチ勢もいると思われ…)、自分のような貧脚にわかロード乗りにしてはよく走った方だと思う。元はしまなみ海道を往復サイクリングするためにロードバイクを購入し、その先の事までは考えていなかった。購入当時はロードバイクでのサイクリングが6年も続くとは思わなかったし、ましてや積算距離7000kmという値は想像の域を超えた距離だった。とにかくよく走ったなと思う。

 

最後のしまなみ海道往復サイクリング(2021年8月)

大型連休となる盆休みだと言うのに、新型コロナウイルスが東京で感染拡大したため実家への帰省を中止。更には台風と秋雨前線の影響で盆休み中の天気予報はほぼ毎日雨マーク。おかげで2021年の盆休みは暇を持て余す結果に。そんな中天気予報に晴れマークがついた日が1日だけあり、この日くらい外で何かしなければと考えサイクリングをしようと思い立つ。で、出勤は3日後でどんなに疲れても十分休養できるので、久し振りにしまなみ海道往復サイクリングをする事に。前回は2020年9月に行なったので実に13ヶ月振り。1年以上間隔が空くのは初めてかもしれない。体力が落ちて正直もうロングライドはあまりしたくないから…

2021年に入ってから体力の衰えを痛感していて、100km以上のロングライドをする自信はすっかり失い、しまなみ海道往復サイクリングをするのはもう無理かもしれないと思っていた。それもあってロードバイクでサイクリングするのは2021年で終わりにしようと考えていたので、それならやっぱり最後にもう一度しまなみ海道往復サイクリングをしておきたいと思うようになり、疲労で心が折れるのを覚悟で実行を決意。元々ロードバイクを購入したのはしまなみ海道往復サイクリングをする為だったし、ロード乗りを引退する前にもう一度だけ走っておきたいという思いがあった。

実際は5:00スタート

これまで以上に所要時間が長くなるのは間違いないので、時間に十分余裕を持てるよう3:00に起床。サイクリングでこんなに早起きする事は滅多に無い(多分淡路島と小豆島くらい)。自宅から尾道まで深夜のドライブをして、いつも利用している向島の因島大橋下にある無料駐車場に車を停めて、そして5:00にサイクリングスタート。ちなみにサイクルコンピューターの時間表示はちょうど10分遅れている。3ヵ月前の小豆島一周サイクリングで気付いたが直すのを忘れていた。

夜明け前からサイクリング

暗いと雰囲気が変わる自転車歩行者道

夜明け前からのスタートという事で、暗くて路面状況が見づらいので十分注意して走行。最初に通る橋の因島大橋まで続く自転車歩行者道は、草木が鬱蒼と茂っていて暗いと少々不気味な感じ。因島大橋から見える因島北端にある大浜埼灯台は、まだ光が灯っていた。もう飽きるほどに何度も走っているサイクリングコースだが、薄明るい早朝だと目に映る景色の印象も変わって見えるので楽しめる。

因島大橋を渡る

因島大橋から見る大浜埼灯台

早朝はサイクリストの姿がほとんど無いのでいつもよりも落ち着いて走れる。サイクリストが多いと他者のペースを意識してしまい、体力に余裕がある序盤にペースを上げて無駄に疲れてしまうこともある。とにかく今回は序盤からマイペースをしっかり維持し、少しでも疲労を抑えるようにしないといけない。もう本当に体力に自信が無い。

生口島から見る朝日

向島から因島大橋を渡って因島に入り、次に生口橋を渡って生口島に入り海岸沿いの道路に出た所で、対岸にある因島の背後から朝日が姿を現す。サイクリング中に朝日を眺めるのは確かこれが初めて。趣味の車中泊旅行では何度も朝日を見ているが、サイクリングで見る朝日には新鮮味がある。あと2ヶ月弱でロードバイク購入から6年となり、積算距離が7000kmを超えたところで初めて早朝サイクリングの一面を知る。

生口島北岸沿いにある有名なジェラート店のドルチェに、見覚えのあるキャラクターがラッピングされた自販機を発見。ロードバイクを題材にした漫画で、共感できる内容が多々あり以前読んでいた。話が途中から本格的なロングライドやブルベ(ロングライドのサイクリングイベント)の内容になって読まなくなったが。。寺や美術館などの観光スポットが集中する生口島北西部にある瀬戸田観光案内所には、かわいいレモンの絵が描かれた顔出しパネルがあった。地面にカメラを置いて自分撮り。まだ6:30で観光客も誰もいないので恥ずかしい事も好き放題できる(笑)。

生口島のドルチェにある自販機

生口島の瀬戸田観光案内所にて

生口島から多々羅大橋を渡って大三島へ。生口島と大三島の海峡が広島県と愛媛県の県境になっていて、多々羅大橋に県境の印がある。これまでのサイクリングで県をまたいだのは、しまなみ海道の多々羅大橋ととびしま海道の岡村大橋(同じく広島県と愛媛県の県境)くらい。橋を渡って県をまたげるサイクリングコースは滅多に無いと思う。

多々羅大橋の県境

大三島にあるサイクリストの聖地碑

多々羅大橋を渡って大三島に下りたら、道の駅多々羅しまなみ公園にあるサイクリストの聖地碑へ。しまなみ海道往復サイクリングをする時は大抵復路で聖地碑に立ち寄るが、今回は人出がない朝のうちに寄っておこうと。時間は間もなく7:00になるところ。がしかし、まさかの先客がいた(2人組みで自転車に沢山の荷物を積んでいたので旅行者と思われ)ので居なくなるまで少し待つ。そして想定していた通り、朝の聖地碑正面は完全な逆光で暗かった。なので朝日が当っている裏手にまわって写真撮影。サイクリストの聖地碑には何度も立ち寄っているが、裏手から撮ったのは今回が初めて。夜明け前からスタートした最後のしまなみ海道往復サイクリングはいろいろと初めてが多い。

朝の聖地碑正面は逆光

初めて裏手から撮った

前回しまなみ海道を走ったのは半年前。その時は強い風が出ていてあまりにも向かい風による負荷が大きく、大三島まで進んだところで往復を断念した。向かい風に吹かれるのは本当にしんどい。なので今回は真夏の日差しよりも向かい風の方が心配だったが、スタートからずっと無風状態。走行中にちょくちょく周囲の草木を見て風の様子を確認するも、全く動きが見られない。海沿いのサイクリングでこれほど風を感じないのは珍しいくらい。前日に西日本を台風が通過しているのでその影響だろうか。ともあれ、風の影響で無駄に体力を消耗しないで済むので助かる。

大三島から大三島橋を渡って伯方島に入り、道の駅伯方S・Cパークへ。しまなみ海道往復サイクリングでは定番の休憩スポットのひとつで、ほぼ毎回往路復路両方で立ち寄っている場所。いつもは車での行楽客やサイクリストが沢山いるが、今回の往路では8:00前の到着なので人の姿は数えるほど。ここは初めてしまなみ海道往復サイクリングをする前の慣らしのために、”半往復”サイクリングと銘打って折り返し地点にした場所でもある。2014年9月に友人らとレンタサイクルを漕いでしまなみ海道縦断した時にも立ち寄り、クタクタになりながら売店で買った昼飯を食べた。そう考えると感慨深い場所だ。

誰もいない伯方S・Cパークのビーチ

今回のサイクリングは体力に不安がある事に加え、盆休み中という事で猛暑も覚悟していたのでどうなる事かと思っていたが、伯方S・Cパークまでは予想以上に疲労は少なく順調。スタートからマイペースを維持しつつ、途中途中で写真撮影のため脚を止めていた事や、気温が上がる前の早朝から走り始めた事、曇りがちな天気で日が昇っても日差しは雲に遮られてそれほど暑くない事、そして何より無風が続いている事と、運良く好条件が重なったお陰。伯方S・Cパークに着いた時点で疲労具合を見て、往復続行か無理せず引き返すか判断する事にしていたが、問題なく往復できると判断。折り返し地点がある愛媛県本土を目指し、伯方S・Cパークのビーチから見える伯方・大島大橋を渡って大島に入る。

自転車歩行者道から来島海峡大橋に上がる

大島はしまなみ海道サイクリングコースにある六島の中で一番の難所。コースは島の内陸部を突っ切る道路で長いアップダウンが多い。貧脚サイクリストには往路終盤に登り坂が多いのは体力的にも精神的にも辛い。さらに大島と愛媛県本土を繋ぐ来島海峡大橋が、往路はほぼずっと登り勾配が続くのがまた辛い。緩い勾配だが橋の全長は約4kmもあり、往路の最後の最後に長々と登り勾配を走らないといけない。以前来島海峡大橋を往路で渡った時に強い斜め向かい風が吹いていて、前に進まないしフラフラ煽られるしであまりにも辛く、半ギレして怒りを力に変えて何とか渡ったのを思い出した(笑)。今回は来島海峡大橋でも無風で助かった。

来島海峡大橋を渡りきって、しまなみ海道往復サイクリングの折り返し地点である糸山公園に無事到着。5:00ちょうどにサイクリングをスタートして糸山公園着が8:56(サイコン表示は10分遅れ)なので、往路に掛かった所要時間は4時間。これまでのしまなみ往復サイクリングの中で一番遅いのではないかと思う。終始マイペースを維持しつつ、途中途中の写真撮影や休憩がいつも以上に多かったのが要因。それらののんびりペースに加え、強い日差しと風が無かった事もあり、予想していたよりも折り返し地点到着時の疲労は少ない。とは言え今回の往路走行距離は64kmで、5年前の2016年8月の盆休み中には往路69kmを所要時間3時間で走っている。あの頃はまだ若かったんだなとしみじみ思う…

糸山公園から見る来島海峡大橋

到着時刻

走行時間

走行距離

平均速度

最高速度

5年前の盆休み中のサイクリングでは、往路は信号待ちで止る以外は無休で走っている。それで69kmの道のりを所要時間3時間4分、走行時間2時間55分という記録。そんなのもうムリ!

今回が最後のしまなみ海道往復サイクリングになるだろうという事で、もうひとつの折り返し地点であるサンライズ糸山へも立ち寄る。本当はサンライズ糸山が正式な折り返し地点と言える場所だが、糸山公園の方が外の眺めがいい(今回は行かなかったが小高い丘の上に展望台もある)し、サイクリストも行楽客も少なく落ち着ける。なので元々はサンライズ糸山を折り返し地点にしていたが、2017年11月のサイクリングから糸山公園を折り返し地点にした。

サンライズ糸山

サンライズ糸山は宿泊施設やレストラン、レンタサイクルターミナルなどがある複合施設。初めて訪れたのは2010年10月に行なった車中泊旅行の時(まだ東京在住だった頃)で、ここで自転車を借りて来島海峡大橋を渡っている。これが自分にとって初めてのしまなみ海道サイクリングになる。あの頃はまだ、東京から広島へ移住しようという考えは無かったし、サイクリングを趣味にしようとも思っていなかった。しかし確実に当時の経験は後の自分に大きな影響を与え、そして現在広島在住でサイクリングを趣味にしてしまなみ海道を走っている。ほんの些細な経験が後から人生に大きく作用する事もあるので、先の人生がどうなるかなんて本当に分からないものだ。

前回サンライズ糸山に寄ったのは、2019年2月に開催されたサイクリングイベント「しまなみ縦走」のチェックポイントで訪れた時なので、2年半振りの訪問。その間にサンライズ糸山の隣に立派なレンタサイクルターミナルが出来ていた。ターミナルの前には来島海峡大橋を一望できる展望デッキが設置されている。さらに自転車の洗い場まで用意されている。いつの間にこんなものが出来ていたのかと驚く。自分に身近な事でも意外と情報は入って来ないものなんだなと思った。

糸山レンタサイクルターミナル

自転車のウォッシュスペース

サイクルターミナルの壁

サイクルターミナル駐車場にある撮影スポット

そしてサイクルターミナルの駐車場は、来島海峡大橋と「SHIMANAMI」という文字のモニュメントをバックに写真を撮れる撮影スポットになっていた。こんなものまで出来ていたのかと二度驚く。そしてすかさず愛車を入れて写真を撮るも、曇りがちな天気ゆえに景色がイマイチ映えないのが残念。ともあれ、サンライズ糸山はサイクリングスポットとしても観光スポットとしても、以前よりもずっと魅力的な場所になっていた。今回は立ち寄ろうと思いついてよかった。

9:30過ぎから復路のスタート。復路は往路以上に疲労を抑えるよう心掛けてペダルを漕ぐ。他のロード乗りに抜かれても気にしないでマイペース維持。それと下り坂ではサドルからお尻を僅かに浮かせて、”尻痛”もなるべく抑えるよう意識。ある意味体力の消耗による疲労以上に尻の痛みは辛いので、ロングライドでは特に注意が必要だ。そんな感じでのんびり走って、休憩のため伯方島の伯方S・Cパークに再び立ち寄り。朝は全然人の姿が無かったが、復路で11:00過ぎに寄った時は駐車場に車が多く、ビーチは海水浴客で賑わっていた。

海水浴客で賑わう伯方S・Cパークのビーチ

大三島のサイクリストの聖地碑にも再び寄り道。もしかしたら往路復路両方で立ち寄るのは今回が初めてかもしれない。朝に訪れた時は聖地碑正面は逆光だったが、復路で12:00前に再訪した時もまだ逆行気味だった。サイクリングでここを訪れるのはこれが最後になるかも知れないので、一応また写真を撮っておく。

復路でもやっぱり寄り道

まだ逆光気味だった

聖地碑がある道の駅多々羅しまなみ公園で長めの休憩を取る。ここから残り約30kmの道のりが長くしんどいので、気休めに栄養ドリンクを自販機で買って飲む。しまなみ海道サイクリングコースには、ロードバイク用のタイヤチューブが売られている飲料自販機がたまにある。道の駅多々羅しまなみ公園の自販機には18〜23C対応のタイヤチューブしか売られていなかったが、今は25Cがメインになりつつあるしクロスバイクのサイクリストも結構いるので、もっとサイズのバリエーションを増やした方がいいと思う。

飲料の自販機でタイヤチューブ販売

25C対応チューブも売らないと

復路では一度だけ弱い風が出ている時があったが、それ以外は無風が続き往路と同じく風による負荷は無し。朝の天気予報では夕方から下り坂で夜から雨となっていて、朝は時折見せた青空や日差しは昼前から無くなり、汗だくになるほど気温は上がらず暑さによる負荷も最小限で済んだ。夏らしい彩度の景色を楽しめなかった点は残念だが、体力に自信の無いまま決行した今回のしまなみ海道往復サイクリングでは、真夏の暑さに苦しめられずに済んだので本当に助かった。ただ、昼に天気予報を確認すると15:00台から雨マークになっていたので、ゴール前に降られるのではないかと心配しながら復路後半は走った。そして14:20に向島の駐車場に無事帰着。復路の所要時間は5時間弱と超ローペースだった。

往復に掛かった所要時間は約9時間20分、走行時間は6時間半、走行距離は約130kmという結果に。終始マイペースだったので身体にトラブルも無く往復完走することができた。

帰着時刻

走行時間

走行距離

平均速度

最高速度

今回はおそらく今まで一番ゆっくりペースで走り、写真撮影や休憩で脚を止める事が多く、暑さや向かい風の影響も受けなかったため、体力低下による不安を抱えながらも完走時の疲労は予想よりも少なかった。とは言え、非常に疲れた事には違いなく、今後しまなみ海道往復サイクリングをするつもりは今のところ無い。6年前にロードバイクを購入した時はまだ37歳で今よりも体力があったし、所要時間や走行時間を少しでも縮める事を意識して走る事にも楽しさを感じていた。自転車のパーツを徐々にアップグレードして走りや疲労の変化を実感する楽しさもあった。しかし約6年継続して来た今では、以前ほどの体力もサイクリングの楽しみ方も無くなり、特にロングライドは楽しさよりも辛さの方が大きくなってしまった。それにしまなみ海道往復サイクリングはこれまでに10回はしているので、流石にコースにも景色にも新鮮味が無くなってしまった(今回は初の早朝サイクリングによる発見が多かったが)。まぁこれは仕方のない事だ。年と共に体力も気力も衰えていくものだし、どんなに夢中になった事もいずれは飽きるものなのだ。という事で、しまなみ海道往復サイクリングはこれで卒業!!…多分。

 

最後のとびしま海道全島一周サイクリング(2021年9月)

最後のしまなみ海道往復サイクリングを盆休み中に実行しようと決めた時点で、次に行なうサイクリングも既に決めていた。それは最後のとびしま海道全島一周サイクリング! ロードバイクでのサイクリングに区切りをつけるにあたり、最後のしまなみ海道往復サイクリングをするならば最後のとびしま海道全島一周サイクリングもしない訳にはいかない。とびしま海道はしまなみ海道と同じくこれまでに何度も走ってきたコースで、自宅からサイクリングのスタート地点まで車で50分弱と近場な事もあり、最も身近で馴染みのあるサイクリングコース。

前回のしまなみ海道往復サイクリングのように、深夜に起床し夜明け前からサイクリングをスタートしようと思っていたが、日々の仕事疲れでそこまで気合が入らず5:00起床に妥協。自宅から車を運転し、とびしま海道サイクリングでいつも利用している呉市川尻町の無料駐車場に車を停め、6:20サイクリングスタート。本土ととびしま海道の下蒲刈島繋ぐ安芸灘大橋へ向かう途中、日の出から間もない朝日が輝く風景に出くわす。もう少し早く自宅を出ていれば日の出を見られたので惜しい事をした。ともあれスタート早々いい風景を見られて気分が上がる。

安芸灘大橋料金所手前から眺める朝日

安芸灘大橋料金所を通過して橋に入る。安芸灘大橋は自動車・オートバイは有料で自転車・歩行者は無料。元々は安芸灘大橋料金所にある駐車場が一般人も駐車可で毎回利用していた(とびしま海道の観光客・サイクリストのみ利用でき受付で記帳が必要だった)が、ある時から利用不可になってしまい、料金所から1km離れた国道沿いの無料駐車場を利用するようになった。無料駐車場が満車で駐車できなければ(駐車枠8台)、安芸灘大橋を車で渡って下蒲刈島の観光駐車場に停めるしかない。観光駐車場の利用はタダだが安芸灘大橋の通行料は普通車で片道730円、つまり往復1460円。無料駐車場に停め損ねると微妙な支出が発生する。

安芸灘大橋を渡って下蒲刈島へ

ロードバイクの苦手な石畳

安芸灘大橋を渡って下蒲刈島に入り、石畳が続く通りを走る。石畳にはボコボコした部分もあり、細く空気圧の高いタイヤのロードバイクで通るとガタガタと強い振動を受ける。石畳を回避するルートもあるがそちらは急勾配の長い登り坂が続く。今回は身体的疲労よりも振動によるストレスを選んだ。それに石畳の通りには松濤園(しょうとうえん)という日本庭園があり、庭園裏手にある遊歩道の風景が好きなので寄っておきたかった。海に面した一直線に延びる石畳の先に橋が架かっている風景が何とも静ひつな印象で、とびしま海道でお気に入りのスポットのひとつ。

松濤園裏手の遊歩道と蒲刈大橋

反対側からも撮ってみた

蒲刈大橋を渡って上蒲刈島へ

とびしま海道で二番目に長いトンネルを通る

まずはとびしま海道縦断コースを示すブルーラインに沿って走る。前回のサイクリングのしまなみ海道往復と同じく、できるだけ疲れないようにマイペースを維持。とびしま海道縦断コースはしまなみ海道縦断コースよりも海沿いの道路がずっと多いので、景色を眺めながらマイペースで走った方が楽しい。とびしま海道はポタリングに向いている。

黄色い花が沢山咲いていた

あの日見た花の名前を僕はまだ知らない。

とびしま海道で一番長いトンネルを通る

車道より一段高い歩道があるので安心

とびしま海道は何度も何度もサイクリングで訪れている場所で、これまでに風景写真をたくさん撮ってきた。今回は通行する橋やトンネルの写真をメインに撮る事にした。とびしま海道には島が7つあり、橋も7つもあり、トンネルも複数ある。何て楽しいサイクリングコースだ。やはりとびしま海道はポタリングに向いている。

豊島大橋を渡って豊島へ

豊島大橋から見下ろす豊島の道路

サイクリングの大きなメリットのひとつだと思うのが、橋の上で停止して写真を撮れるという事。車だと橋上で停車する訳には行かない。そういう点でのフットワークの軽さもサイクリングの大きな魅力のひとつ。景色の移ろいをゆっくり楽しみ、そして写真撮影も楽しむ。ロードバイクだからと言って速く走る必要は無いのだ。

時間は気にせずマイペースでペダルを漕ぎ、ちょくちょく脚を止めて写真を撮ったり、今後のサイクリングはどうしようかと考えながら、のんびりとびしま海道サイクリングを楽しむ。天気は一部に雲が多いものの青空が広がる快晴。海沿いの道路や橋上からの眺めがいい。視界も良好で遠くの景色まではっきり見える。なかなかのサイクリング日和だ、もといポタリング日和だ。

ブルーラインに沿って縦断コースを走る

豊浜大橋を渡って大崎下島へ

何となくいい眺めなので撮ってみた

こんなトンネルも通る

とびしま海道を初めてサイクリングしたのは6年半前の2015年3月で、自転車はロードバイクではなく4万円の折り畳み自転車。20インチタイヤの小径車でギアは7段、普段乗り〜短距離サイクリング向けの自転車で片道30kmの縦断コースを往復した。ちょくちょく脚を止めては休憩しながらのサイクリングだったが、よくあの自転車で60kmも走ったなと思う。今よりも体力があったあの頃が懐かしい…

平羅橋を渡って平羅島へ

中の瀬戸大橋を渡って中ノ島へ

下蒲刈島・上蒲刈島・豊島・大崎下島・平羅島・中ノ島・岡村島と、東西に7つの島が連なるとびしま海道だが、東から2つ目の中ノ島と3つ目の平羅島は非常に小さく立ち寄る場所も無く、それぞれ500m前後の道路が一本あるだけ。なのでその2島は一周できない。そんな訳で、とびしま海道全島一周サイクリングと言ったら5島を周る事になる。

岡村大橋を渡って岡村島へ

岡村大橋の真ん中が広島と愛媛の県境

安芸灘大橋・蒲刈大橋・豊島大橋・豊浜大橋・平羅橋・中の瀬戸大橋・岡村大橋と、島数と同じく7つの橋があるとびしま海道。一番東にある岡村大橋の中間が広島と愛媛の県境になっていて、とびしま海道7島のうち東端の岡村島のみ愛媛県という事になる。これまでのサイクリングで県をまたいだのは、とびしま海道の岡村大橋としまなみ海道の多々羅大橋(同じく広島と愛媛の県境)くらい。橋を渡って県をまたげるサイクリングコースは滅多に無いと思う。

岡村港までブルーラインに沿って走る

岡村島から大崎下島の町並み保存地区を見る

岡村島に入りブルーラインに沿って進んで行くと、大崎下島の御手洗町並み保存地区にある高灯篭が見える。天気も視界もいいのでいつもよりはっきりと見えた。そしてとびしま海道縦断コースの終点である岡村港に8:50到着。岡村港からは愛媛県今治市の本土やしまなみ海道の大島が遠くに見え、約10km先にある来島海峡大橋も小さいながらもはっきりと見えた。この日は本当に好視界に恵まれた。景色がいいとサイクリングは楽しい。逆に天気も視界も悪く景色を楽しめないサイクリングは面白くない。

防波堤に建つ高灯篭

岡村港に到着

岡村港から今治市の本土や島が見える

走行時間

安芸灘大橋料金所から1km離れた無料駐車場から岡村港までの所要時間は2時間半、走行時間は約1時間45分、走行距離は約32kmという結果に。この数値はロードバイク購入直後に初めてとびしま海道サイクリングした時よりも遅い。まぁそれでいいんだ、ポタリングをしているのだから時間的早さも自転車の速さも問題ではない。

走行距離

片道約30kmの往復サイクリングの時は岡村島の岡村港で折り返すが、今回は全島一周サイクリングなので岡村港からさらに先へと進み岡村島を一周。サイクリングコースを示すブルーラインが引かれている道路は縦断コースのみで、岡村港からは各島のブルーラインが引かれていない道路を走る事になる。それらの道路を分かりやすく「裏コース」と呼称する事にした。

岡村島の裏コースを走る

大崎上島が見える

岡村島の裏コースからは対岸の大崎上島が見える。今回初めて気付いたが、自分にとって大崎上島で一番のお気に入りスポットである中ノ鼻灯台が見えた。と言っても、肉眼ではほとんど白い点にしか見えないほどに小さい。愛用のデジカメを最大ズーム35倍にして、何とか灯台だと認識できる写真の撮影に成功。それにしてもよく発見できたなと思う。視界良好なお陰もある。

中ノ鼻灯台を35倍ズームで撮影

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岡村島裏コースで岡村大橋の下を通過

岡村島の裏コースを進んで岡村大橋の下を通過。とびしま海道サイクリングをする度に疑問に思う事がある。「○○大橋」と名の付く橋は沢山あるけど随分と大きさに開きがあるなと。岡村大橋や中の瀬戸大橋に「大橋」と付けるのはサイズ的に違和感がある。本当に小さな橋と比べたら確かに大きいが、同じくとびしま海道の安芸灘大橋や豊島大橋と比べるとずっと小さい。どれくらいの規模の橋から「大橋」と名付けるのが適切なのか、何となく毎回気になる。ところで、何故長いトンネルには「◯◯大トンネル」とか「◯◯長トンネル」といった名前にならないのだろう。色々気になり出すとキリが無い。

岡村島を一周したら大崎下島まで戻り、とびしま海道で一番の観光スポットである御手洗町並み保存地区へ。ここはサイクリングが趣味になる前にドライブで何度か観光したことがあり、そしてサイクリングでもよく立ち寄っている場所。白壁と格子の建物が並び、歴史のある時計店や復元された昔の映画館など、ちょっとした見所が点在している。観光地としての規模は大きくなくこじんまりとした雰囲気の場所だが、その分静かで落ち着いた町並み散策を楽しめる。何度も訪れている場所なので今回は路地の一部を通過しただけ。

御手洗町並み保存地区に入る

御手洗町並み保存地区の路地を通る

有名な時計店の作業場を覗く

懐かしい看板

町並み保存地区の海岸にはふたつの高灯篭が建っている。ひとつは堤防沿いの道路の脇に小ぶりなものが、ひとつは石造りの防波堤の上に大き目の高灯篭がある。元は江戸時代に造られたものだが、1991年の台風で大きな被害を受けて新しく造り直されたので、現存するものに歴史的な古さは感じない。それでも観光スポットのランドマークとして存在感は十分ある。

道路脇の高灯篭

道路脇の高灯篭から防波堤の高灯篭を見る

町並み保存地区を抜けて大崎下島の裏ルートを走る。縦断コースはとびしま海道の端から端までを行き来する最短ルートになっていて、地元民や観光客が運転する車の往来がそれなりにあるが、裏コースはどの島も車の往来が非常に少なく落ち着いた雰囲気がある。観光する場所はほとんどないが海沿いの道路からの景色がいいので、のんびりポタリングするにはいいコース。裏コースでは向かい風に吹かれる事が多い気がするが、今回はほとんど風が無く余計に体力を消耗せずに済んだ。

大崎下島の裏コースを走る

未だに見かける側壁工事

3年前の「平成30年7月豪雨」でとびしま海道も被害を受け、道路の側壁崩壊が複数個所で発生した。広島県各地で豪雨被害が出たため修復工事がなかなか進まず、とびしま海道の被害道路は応急処置の片側交互通行が暫く続いた。さすがに3年経って豪雨被害の修復工事は完全に終わっているが、補修などで側壁工事が行なわれている場所は未だに見かける。大雨が降った後のとびしま海道サイクリングは注意が必要かもしれない。

この岩何かに見える…気がする

大崎下島裏コースで豊浜大橋の下を通過

大崎下島の裏コースを走ったら今度は豊島の裏コース。ひたすらマイペースでのんびり走る。この日はサイクリストの姿は非常に少なかったが、外周路の堤防に上がって釣りをする人の姿は非常に多かった。ちなみに自分は釣りには全く興味が無い。同じ場所に長時間留まっているのは苦手だし、景色の変化を楽しめるアウトドアの方が好きだ。だからサイクリングやハイキングや旅行が好きなんだと思う。

豊島の裏コースを走る

豊島裏コースで豊島大橋の下を通過

再び一番長いトンネルを通る

上蒲刈島の裏コースを走る

上蒲刈島の裏コースは東南部の狭い道が続くマイナー区間を省略してしまいがちだが、今回は省略せずにきっちりと走る。最後の全島一周サイクリングになると思うので、「全島一周完全版」を走っておきたい。朝早くから走り始めたので、終始マイペース走行でも時間とスタミナには余裕がある。早起きは三文の徳。

上蒲刈島裏コースで豊島大橋の下を通過

平成30年7月豪雨以降設置された標識

海が綺麗で、多島風景が綺麗で、島々に橋の架る風景が瀬戸内らしくて、そんな風景を楽しみながらのんびりペースでポタリング。とびしま海道はポタリングに向いているコースだと改めて思う。それだけに補給食の入手に便利なコンビニが1軒も無いのが惜しい。とびしま海道サイクリングで飲食店を利用しないのであれば(飲食店の数も少ないが…)、補給食の携行は必須。

上蒲刈島北岸から見る野呂山

この坂を登るのがいつも嫌だった

とびしま海道サイクリングの復路で上蒲刈島から蒲刈大橋へ上がる坂道がとても苦手で、急勾配な上に緩いS字カーブが続くし路肩が狭く走り辛いしで、毎回嫌々仕方なく登っている。体力を消費した復路でなので余計にしんどい。自分は貧脚サイクリストなので登り坂は嫌い。しかし何故か山登りにハマり好んでヒルクライムサイクリングをしていた時期もあった。広島県呉市を代表する野呂山と灰ヶ峰にも登った。あの頃はきっと何かおかしかったんだ。

蒲刈大橋を渡って下蒲刈島まで戻る

下蒲刈島の裏コースを走る

下蒲刈島の裏コースにあるしげ島に今回初めて立ち寄った。島と言っても海岸にある大岩で、上に簡素なベンチが設置されているだけ。ともあれ、こういうちょっとしたスポットがあるだけでもサイクリングがより楽しいものになる。ベンチに腰掛けた様子を自撮りしたかったが、いい具合にカメラを置く場所が無かったので無理だった。こういう時三脚があればなと思う。現状では最低限の工具類と補給食しか持てないので、自転車に大きなバッグを装備してもっと色んなものを持てたら楽しいだろうなと思う。しかし荷物が増えると車重も増えて更に登り坂が辛くなるので厳しい。それにロードバイクに大きなバッグを付けるとカッコ悪くなるし。積載能力と走行性能とルックスの全てを満たすのは難しい。

初めて立ち寄るしげ島

島と言っても海岸の大岩

しげ島からの眺め

しげ島から知らない島を見る

ロードバイクを購入してから長距離サイクリングをするようになり、所要時間や走行時間を意識するようになり、体力勝負の山登りもするようになり、走りの達成感を得るサイクリングが多くなった。でもやっぱり、自分には景色を楽しみながらマイペースで走るポタリングの方が向いているのだと、ここ最近のサイクリングで毎回思う。

引き続き下蒲刈島の裏コースを走る

下蒲刈島裏コースで安芸灘大橋の下を通過

安芸灘大橋料金所まで戻ったところで水分補給を兼ねた休憩。自販機で炭酸ジュースを買ってがぶ飲み。9月後半はまだ暑く、ふたつのサイクルボトルに入れたお茶は下蒲刈島まで戻った時点で飲み干していた。何故スポーツドリンクではなくお茶かと言うと、ぬるくても普通に飲めるし自転車や自分に垂れてもべとつかないから。

安芸灘大橋料金所まで戻る

2015年10月の初とびしま全島一周

2021年9月のラストとびしま全島一周

何となく、初めてとびしま海道全島一周サイクリングした時のロードバイクの写真と今回の写真を並べてみた。フルカスタムされた現在の愛車は購入直後と比べて明らかに高性能になったが、肝心の乗り手のスペックはダウン。ロードバイクでサイクリングを始めた時は37歳だったが現在43歳。普段運動は全くしないので体力低下は避けられない。

無料駐車場に帰着したのが14:40。最後のとびしま海道全島一周サイクリングに掛かった時間は8時間20分、走行時間は5時間25分。本当にのんびりペースなサイクリングだった。走行距離は100kmに僅か届かず97.58km、まぁ100kmと言ってもいい距離だ。

走行時間

走行距離

平均速度

最高速度

最後のしまなみ海道往復サイクリングと同様に、今回のとびしま海道全島一周サイクリングもおそらく今まで一番ゆっくりペースで、写真撮影や休憩で脚を止める事が多く、向かい風の影響を受ける事もなかったため、完走時の疲労は予想より少なかった。とは言え非常に疲れた事には違いない。今後もとびしま海道をサイクリングする機会はあると思うが、全島一周するつもりは今の所ない。もう100km前後の長距離サイクリングをする気はあまり無く、短距離〜中距離のポタリングがメインになると思われ。なのでとびしま海道全島一周サイクリングはこれで卒業!!…多分。