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ロードバイク卒業と同時に予約注文したEバイクの発売予定だった2021年12月上旬に、注文したサイクルショップから一通のメールが。てっきり予定通り入荷され、入金や受取日の案内が来たのだと思ったが、コロナの影響による生産遅延で入荷予定が2022年3月上旬頃になるとの通知だった。これにはガッカリ。新しいサイクリングライフのスタートに出鼻をくじかれた。ロードバイクは一旦卒業したので、新しい自転車が手元に来るまでサイクリングはしないと決めていた。ロードバイクはライト・バッグ・ペダル等のパーツを外し、ギアやチェーンの油汚れまで完全に落とした状態にしてあるし。なのでEバイクの入荷を待つしかない。しかし… |
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3月中に入荷のメールが来ることは無く、4月中旬になってようやく届いたメールの内容は、入荷予定が2022年6月上旬頃になるとの通知。今後の動向によっては遅延を繰り返す恐れもあるとの事。遅くとも4月中には入荷される事を願っていたので落胆する。さらに5月末には入荷予定が2022年7月上旬頃になるとのメールが。さらに遅延する可能性もあるとの事。繰り返す入荷遅延に深く深く落胆。結果半年以上サイクリングをしていない状態に。そして6月末には「現在の入荷予定:未定」という残念過ぎる通知メールが届いた。もう失望感しかない。 |
注文したEバイク Vektron N8(公式サイトから画像拝借) |
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長引くコロナ禍の影響(ロシアによるウクライナ侵攻の影響もあると思われ)は大幅な入荷遅延に加えて販売価格の上昇にも影響。当初は税込\295,900だったのが、2022年2月の価格改定で税込\317,900に。さらに2022年8月に再び価格改定があり税込\350,900に上昇。まだ発売されていない商品が2度の価格改定で\55,000も高くなってしまった。30万円以内で買える高性能Eバイクというのがセールスポイントのひとつだったはずだが、結果35万円オーバーに。これにはさすがに言葉も出ない。 |
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↑2022年2月の価格改定↑(公式サイトの価格改定表から切り抜き) |
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↑2022年8月の価格改定↑(公式サイトの価格改定表から切り抜き) |
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繰り返すEバイクの入荷遅延のせいで半年以上サイクリングをしない状態が続き(意地でも卒業したロードバイクには乗りたくなかった)、何となくサイクリングに冷め始めていると感じたことに危機感を覚え、2022年8月の盆休み中に小径折り畳み自転車(2015年2月に購入したもの)を押し入れから引っ張り出し、2度自宅周辺を軽くサイクリング。久しぶりのサイクリングだったが、それ以上に小径車でのサイクリングがかなり久しぶりで新鮮で、ロードバイクよりも軽い気持ちで走れる小径車の魅力を再認識する。それと同時に、自転車は人力のみで移動できる乗り物である故の魅力や面白さが大きい事も再認識。 |
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かなり久しぶりのミニベロサイクリング |
やっぱりミニベロは気楽に走れていい |
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確かにEバイクなら急坂も向かい風も物ともせずにグングン進んで、本来の身体能力以上の走りが出来るが、間違いなく達成感や爽快感は薄いだろう。それに「趣味はサイクリング、でも乗ってるのは電動アシスト付きの自転車…」って何かカッコつかない。久しぶりのサイクリングを経てそう思うようになり、モーターのアシストはやっぱり要らない、Eバイクはもっと年を取ってからでいいと考えが変わる。という事で、Eバイクの予約はキャンセルし、新たに小径折り畳み自転車を購入する事に。元々自分が好きな自転車のジャンルはミニベロ(主にタイヤが20インチ以下の小径車を指す)で、その中でも特に折り畳み自転車を好む。走行性能や車重などの面で小径折り畳み自転車はデメリットがあるが、折り畳み機構のある小径車はガジェット感があって魅力を感じるし、フレームデザインも独特なものが多くていい。純粋に趣味で所有する乗り物は性能よりも見た目が大事だと思う。 |
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Tern Verge N8(ターン ヴァージ エヌエイト)。20インチタイヤの折り畳み自転車。小径タイヤの折り畳み自転車を中心に多くのモデルをラインアップしているTernというメーカーの自転車。価格は税込みで11万円。Ternの自転車の中ではだいたい中間的な価格。定価での購入だがショップの無償アップデートがされていて、ブレーキレバーとブレーキ本体、ワイヤー、ペダルが標準装備のノーブランドパーツから信頼性の高いブランドパーツに交換されている。それが目的で広島在住ながら大阪に店を構えるミニベロ専門店から通販で購入。 |
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Tern Verge N8 箱出し状態 |
この自転車を選んだ一番の決め手はフレームカラー。自転車店でたまたま見て一目惚れした。それまでは購入候補にすら入っていなかったが、このグリーンのフレームカラーに惹かれた(照度不足の部屋撮りでは本来の綺麗な色が出なかった)。性能面では希望を満たしていなかったが、後からカスタムすれば何とでもなる。趣味で乗る自転車は見た目が大事。ちなみに1台目の折り畳み自転車も、購入をキャンセルしたEバイクもTernの自転車。Ternの折り畳み自転車は美しい流線型のフレームデザインがカッコイイ。 |
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折り畳みサイズは79×38×72cm。車重は11kg。20インチの折り畳み自転車としては、大きすぎず小さすぎず、重すぎず軽すぎずといったところ。自動車に載せてサイクリングコースまで移動する自分には十分コンパクトと言える。折り畳み自転車は室内保管時にそれほど場所を取らないのも利点。無償アップデートのペダルは右側のみ着脱式になっていて、折り畳み時にペダルが出っ張らないようになっている。 |
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折り畳んだ状態 |
右ペダルのみ外す |
ヘッドチューブのネジ穴 |
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個人的にこの自転車の大きなポイントのひとつが、ヘッドチューブにあるネジ穴。ここにアダプターパーツを取り付ければフロントバッグや籠などをワンタッチで着脱できるようになる。ママチャリなど一般的な自転車の籠はハンドルの軸に付いているので、荷物が重いとハンドルがフラフラしたりするが、この自転車はフレームにバッグや籠が付くのでハンドリングに影響しない。これは大きな利点だと思う。ちなみに1台目のTernの折り畳み自転車にはヘッドチューブのネジ穴が無い。 |
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8速の実性能を知らないまま10速化 |
10速化したギアと変速機 |
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Verge N8の「8」は変速ギアが8速である事を意味している。しかし8速では少々物足りなく、長い上り坂や急勾配な上り坂で苦労しそうなギア比だったので、購入時にショップで10速化カスタムをしてもらった。これによりローギアがかなり軽くなり、坂道に強いギア比になった。自分のような貧脚サイクリストには必須のカスタム。10速化カスタムの費用は破格の9000円!他の新品自転車から取り外したパーツを使用しているのと、工賃が無料になっているのでこの価格。 |
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ノーマル8速と10速化後のギア比の違いは↑の表の通り。「○T」はギアの歯数の事で、歯数が少ないほどペダルは重くスピードは速くなり、歯数が多いほどペダルは軽くスピードは遅くなる。感覚的にローギアでの登坂時のペダリングは、所有するロードバイクの前後ギアを1番軽くした時と同じくらいになった。 |
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フロントギアはシングル52T |
無償アップデートのブレーキ |
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Verge N8はTernのラインナップのひとつであるVergeシリーズの下位グレード。上位グレードには最初から10速仕様や11速仕様もあるが、欲しいと思うフレームカラーの設定が無かった事と、上位グレードは油圧ディスクブレーキ仕様だったのでN8を選んだ。油圧ディスクブレーキは見た目や制動力の面では魅力的だが、車やオートバイの油圧ディスクブレーキと比べてパーツ類が非常に小さく繊細で、コンディションの維持に気を使う必要があり、サイクリング中のトラブル時に対処するのも困難という事で避けたかった。サイクリングでの不安要素は可能な限り取り除いておきたい。ちなみに1台目のTernの自転車は、Vergeの下位モデルであるLinkというシリーズの最下位グレード。Ternの折り畳み自転車で最下位最安(購入当時の定価4万円)モデルだった。 |
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納車後直ぐにフル装備! 日差しを浴びたグリーンのフレームが綺麗!! |
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でかいフロントバッグが目立つ |
バッグを外せばスポーティな見た目 |
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自転車が納車される前にアフターパーツを揃えていたので、納車して直ぐにフル装備。本当は予約キャンセルしたEバイク用に揃えたものだが、どちらもTernの自転車でデザインもほぼ同じという事もあり、全て問題無く装着。その中で1番のお気に入りがTern純正の大きなフロントバッグ。ロードバイクでサイクリングしていた時はバッグ容量が少ないのが不満だったので、何でも詰め込める大きなバッグが欲しかった。これなら工具類から補給食まで余裕を持って詰め込めるし、サイクリング中にちょっとしたお土産を買って収納することもできる。かなりしっかりしたつくりのバッグなので、サンドウィッチやパックの飲料など潰れやすい飲食物も携行できる。ミニベロならこの手のバッグを付けてもダサくならないのがいい。 |
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大きなフロントバッグ |
バッグ類を装着するためのアダプター |
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盗難防止のため携行するチェーンキーとブレードキーは使っているうちにどうしても汚れるため、飲食物も入れるフロントバッグには入れたくなかったので、鍵入れ用に小さめのサドルバッグを用意。サドルバッグには大き目のテールライトを装着。自動点灯消灯するオートライトなので、日中のトンネル内走行に役立つ。リフレクターの機能もある優れモノだが、見た目は少々野暮ったい。それでも機能性優先で選んだ。フロントライトはロードバイクに装着していた明るさ400ルーメンのライトを流用。当然サイクルコンピュータも装着。自称優良サイクリストなのでベルもこっそりしっかり装着! |
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サドルバッグ |
テールライト |
フロントライト(の下に極小ベル) |
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グリップは定評の高い「ERGON(エルゴン)」というブランドのものに交換。フラットハンドルバーの自転車にはこれを付けておけば間違いない!というくらい大人気のグリップ。手にかかる負荷を最大限に抑えてくれるつくりになっている。形状・サイズ・硬さなど種類が豊富で選ぶのに迷った。それからサドルにはクッション性の高いサドルカバーを装着。これがあればインナーパンツを履かなくてもお尻が痛くなりにくい。ロードバイクに装着するにはちょっと野暮ったいが、ミニベロなら許せる範囲だと思う。 |
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高性能グリップで手にかかる負荷を軽減 |
お尻の痛み対策も大事 |
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サイクルボトルはサーモスの魔法瓶をチョイス。一応サイクリング用のボトル。これなら暑い夏場でも冷えた飲み物を飲める。ロードバイクでサイクリングしていた時は一般的な樹脂製ボトルを使っていたため、夏場は温まって湯になっていたから… ミニベロでのサイクリングは快適性も重視。ボトルケージは装着するボトルの径と長さに合わせて調節できるものにした。 |
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サーモスボトルとボトルケージ |
リフレクター付きべダル |
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標準装備の樹脂製ペダルは踏み面が小さかったので、踏み面が大きく滑り止めのピンが付いたアルミペダルに変更。トンネル内や夜間走行時の安全性を考えてリフレクター付きにした。標準ペダルは右ペダルのみ着脱式で、自転車を折り畳んだ時にペダルが出っ張って邪魔にならないようにできたが、変更したアルミペダルに着脱機能は無し。輪行(自転車を袋に入れて電車など公共交通機関で移動すること)でサイクリングスポットまで行く場合は邪魔になるが、自分は車に載せて移動するので問題無い。 |
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両足スタンド |
スタンドも標準装備のものから変更。標準のサイドスタンド(片足キックスタンド)は明らかに安定感が無く、ちょっとした振動や風で転倒しそうだったので、安定感抜群のダブルスタンド(両足キックスタンド)に換装。畳むと両足とも左側に上がる。重量が500g台と重いのが唯一ネックだが、ロードバイクじゃないので気にしない。ロードバイクにはスタンドを付けていなかったので、自転車を立て掛けられる場所が無いと写真を撮れなかったが、これからは何処でも好きなところに自転車を停めて写真を撮れるのが嬉しい。 |
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標準装備のタイヤは、幅1.35インチ(ノギスで測ったら33mmだった)のスリックタイヤ。もう少し幅が広くてエアボリュームのあるタイヤに変えて、乗り心地と耐パンク性を上げたいとも思うが、標準タイヤの「シュワルベ コジャック」はよく転がるタイヤとして評価が非常に高く、太すぎず細すぎずで乗り心地や耐パンク性もそれなりの評価なので、とりあえず標準タイヤのままで様子を見ることにした。見た目もなかなか良くサイドのロゴと模様がカッコイイし。 |
シュワルベ コジャック |
| ◎Verge N8に装着したアフターパーツ | |
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フロントバッグ |
工具類、飲食物、その他荷物を全部収納 Ternの純正品 |
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ラゲッジトラス |
自転車にフロントバッグを装着するためのアダプター Ternの純正品 |
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サドルバッグ |
汚れる鍵を入れるための収納バッグとして用意 |
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モジュラージャバケージ |
さまざまなボトル径と長さに対応したボトルケージ |
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サーモスの魔法瓶 |
サイクリング用に設計された魔法瓶 580ml |
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フロントライト |
明るさ400ルーメンの高性能ライト 予備バッテリー付き |
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テールライト |
自動点灯消灯してリフレクターの機能もあるライト |
| テールライトその2 | 地面に日の丸を照らす変わり種ライト 夜間走行時のみ装着予定 |
| サイクルコンピュータ | 時刻・速度・走行距離・走行時間・平均速度・最高速度・積算距離を表示 |
| サドル用ワイヤーロック | ワンタッチで外せるサドルの盗難を防ぐ |
| ◎ フロントバッグとサドルバッグに入れておくもの | |
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タイヤチューブ |
パンク時の予備チューブ |
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タイヤレバー |
タイヤチューブを交換する時にホイールからタイヤを外す道具 |
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携帯ポンプ |
タイヤチューブ交換をする時に使用 |
| パンク修理剤 | タイヤチューブに液体ゴムを充填して穴を塞ぐ チューブ交換とは別のパンク修理手段 |
| 自転車用携帯工具 | 六角レンチとドライバーがセットになったツール |
| チェー ンロック | ナイロン生地で保護されたチェーンキー 高強度・420g・120cm |
| ブレードロック | 小さく折り畳めるブレードキー 強度は多分微妙・500g・70cm |
| Bluetoothスピーカー | のんびりポタリングする時に使うかも |
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上記の装備品一式をフロントバッグに詰め込んで重さを量ったところ、4.5kgと結構な重さになった。サドルバッグに収納するもので1点、自撮り用の三脚を入れるのを忘れていた。サイクリング時にはさらに飲食物が追加されるので、実際の総重量は5.5kg前後になると思われ。元々Eバイク用に揃えたので、荷物の重量など気にしていなかった。上り坂では結構な負荷になりそう…状況に応じて荷物量を調整したほうがよさそうだ。ちなみに財布・デジタルカメラ・スマートフォンはサイクルジャージのポケットに収納。 |
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Verge N8に装着したアフターパーツとカバンに常時入れる物一式 |
装備品の合計は4.5kg |
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フロントバッグはTern純正品の「GO-TO BAG」というもの。価格は約2万円と安くはなく、他にもっとお洒落な皮製バッグなどもあり迷ったが、とにかく使い勝手重視で選んだ。容量が大きく独立した収納空間が複数あり、荷物を分けて収納できるので便利。撥水性のある生地で突然の雨にも安心で、専用のレインカバーもついているので想定外の雨天にも心強い。肩掛けカバンにするベルトが付いているので、停めた自転車からカバンを外して持ち歩くのも楽。かなりしっかりした造りで型崩れの心配も無さそう。 |
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見た目以上に入る |
裏面左右のポケットも大容量 |
専用レインカバー標準装備! |
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ロードバイクでサイクリングをしていた時は、容量の限られたサドルバッグに工具類を直に詰め込んでいたため、振動でガタガタと動いて傷が多少ついていた。GO-TO BAGは容量に余裕があるので、工具類はファスナー付きのビニールケースに小分けして収納。これなら収納物同士がぶつかって傷つく事もないし、必要なものの出し入れもスマートに行なえる。 |
小さな荷物は小袋に入れて保護 |
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新しい自転車の購入に合わせてヘルメットも新調。ミニベロでポタリングするのに似合いそうなラフなデザイン。色はどんな服装でも合うマットブラックにした。サイドの迷彩柄と着脱可能なツバがカジュアルさをアピール。 |
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ツバ付きでカジュアルなヘルメット |
迷彩柄がお洒落 |
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ロードバイクで使っていたヘルメットは割とシンプルなデザインなので、マイペースなミニベロサイクリングで被っても違和感は無いと思うが、気分的に自転車が新しくなるならヘルメットも新しくしたかった。それにロードバイクで使っていたヘルメットは落車時に頭から地面に着地してキズを付けているし。基本的に落車で損傷したヘルメットは強度が落ちているので、使用するのは止めて処分するのが常識となっている。 |
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通気性も抜群 |
ロードバイクで使っていたヘルメットと比較 |
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ヘルメットを新調したならサイクルジャージも…という事で、半袖2着と長袖1着を購入。ポタリングや街乗りに向いたゆったりした着心地のサイクルジャージで、背中にポケットが3つ並んでいるので、財布やスマホなどの小物を入れられて便利。いずれも日本のサイクルウェアブランドのパールイズミ。着心地やサイズ感が自分に合っていて安心して購入できる。それとボトムスはハーフパンツを1着購入。安価でありきたりなものなので写真掲載は省略。ロードバイクでのサイクリングで着ていたジャージとボトムスのいくつかも継続使用予定。 |
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マルチボーダー |
マドラスチェック |
タータンチェック |
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靴はモンベルのサイクリングシューズを継続使用。ロードバイクサイクリングで10回くらい履いただけなのでまだまだこれから。見た目はアウトドアシューズっぽいが、一般的な運動靴よりも靴底が硬く曲がり難くいつくりで、ペダルをしっかり踏み込めるようになっている。靴底のブロックパターンも特徴で、ペダルにしっかり食いつき滑りにくい形状になっている。靴紐を挟むバンドが付いているのもポイント。 |
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モンベルのサイクリングシューズ |
ペダルに食いつく靴底パターン |
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新たに購入したミニベロフォールディングバイクはどれくらいの距離まで無理なく走れるのか、長い上り坂や急勾配の上り坂を足を着かずに上り切れるのか、ロードバイクと比べてどの程度の性能差があるのか。まずは性能を知るためのテスト走行をする必要がある。という事で、走行距離の調整がし易く坂道が多く、そして最も身近なサイクリングコースであるとびしま海道へ。ちゃんとしたサイクリングをするのは2021年9月以来の11ヶ月振りとなり、ロードバイクでサイクリングをしていた頃と比べて確実に身体は鈍っているはずなので、無理はせずに往復60kmを走る予定でスタート。 |
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身長177cmの男と20インチミニベロ |
6年間乗り続けたロードバイクと比べて最初の印象は、ハンドルがクイックでふらつき易い、トップスピードが大して出ない、乗車姿勢がアップライト(直立)で楽…そんな感じ。そして何よりもリラックス気分で走れるという事が大きい。ロードバイクは本来速く走るための乗り物で、ドロップハンドルを握って前傾姿勢になると気分も上がりその気にさせられるが、逆に遅いとカッコ付かない、上り坂でもノロノロ走っているとみっともない、そんなプレッシャーが生まれる。小径折り畳み自転車ならそんな気負い込む必要などないので、マイペースでゆっくりのんびり走れる。 |
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トップスピードは大して出ないが上り坂は予想以上に走れる。これは10速化カスタムのおかげ。20インチタイヤでフロント52Tリア40Tというギア比はかなり軽い。その分速度はかなり遅いが急勾配の坂道も確実に上って行ける。バッグ等のアフターパーツを含めた自転車の総重量は16kg程度で、所有するロードバイクと比べて約1.5倍の重さになるが、思いのほか車重は気にならない。スピードやタイムを意識する自転車でなければ、それほど重さを気にする必要は無いのかも知れない。 |
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気負い無くマイペースで走ることができ、予想以上にしっかり坂道を上れるので、往路の30kmを走っている途中でこれなら全島一周100kmも可能だと思い始める。で、とりあえず往路30kmを走った走行時間は約1時間50分。スタート前は2時間半程度かかると予想していたので、2時間を切ったのは想定外の結果。ロードバイクでは平均1時間半だったので、ロードバイクの1.2倍ちょいという事になる。ロードバイクとの走行時間の差が思っていたよりも少ないのも想定外。期待以上の走行性能に少し驚く。11ヶ月振りのサイクリングながらしっかり走れている自分にも少し驚く。 |
30km走るのに1時間50分 |
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このままマイペース走行を維持し、途中途中で適度な休憩を入れれば確実に100km走れると確信したので、とびしま海道往復60kmサイクリングから全島一周100kmサイクリングに変更。 |
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スタンドがあれば何処でも写真撮影できる |
逆光だとフレームカラーが映えない |
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新しい自転車で初めてのサイクリングという事で、自転車を被写体にして写真を撮るのが楽しい。スタンドあると何処にでも自転車を停められるので、場所を選ばず好きな風景をバックにして写真撮影できるのがいい。ただ、深緑のメタリックカラーのフレームは日差しが当たっていると非常に綺麗に発色するが、逆光だと暗く黒っぽく撮影されてしまうのがネック。フレームカラーが映える写真を撮るには順光での撮影が必須。ちなみにこの日の空には広範囲に薄雲が掛かっていて、あまり日差しが出ているタイミングで写真を撮れなかった。 |
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途中途中で写真を撮ったり小休憩をしたり、バッグに入れた補給色を食べたりしながらのんびりサイクリング。長い長い上り坂でも急勾配の上り坂でも途中で足を着いたり歩く事もなく、ローペースながらも順調に進む。 |
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走行速度は平地で平均20km/hくらい。ペースを上げて25km/hくらい、頑張って漕いで30km/hくらい。ロードバイクと比べて大体マイナス5km/hと言ったところ。あくまでも貧脚サイクリストの数値。乗り心地に関しては正直もう少しソフトだったらなぁ〜と思う。路面から伝わる振動や段差通過時の突き上げ感などはそれなりにある。ロードバイクよりもタイヤは太いが径は小さいので、差し引きゼロでロードバイクとあまり変わらない印象。タイヤの空気圧を下げれば少しはマイルドになるはずなので、今後調整してみようと思う。 |
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予想以上の走行性能に大満足 |
このチャリ気に入った! |
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サイクリング終盤まで進んでも身体的疲労はロードバイクとほとんど変わらない印象。11ヶ月振りのサイクリングなのに全くもって想定外だ。終始マイペースを維持する事、疲れを感じたら無理せず休憩する事、十分な水分補給と栄養補給をすること、これらをしっかり遂行すれば貧脚サイクリストでも小径車でロングライドすることが可能と分かった。走行距離が100kmになるよう最後に調整(5kmほど無駄に走る)して無事完走。 |
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100km走るのに掛かった走行時間は約6時間という結果に。ロードバイクよりプラス1時間強のタイム。写真撮影や休憩等を入れた所要時間は約8時間。20インチタイヤの折り畳み自転車でこれだけ走れれば十分だ。 |
100km走るのに走行時間6時間 所要時間8時間 |
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これなら130〜140kmあるしまなみ海道往復サイクリングも不可能ではないと思った。ただ、今回の走行データを元に所要時間を考えると11時間以上かかりそうなので、後半は飽きてしまい精神的に辛そう。体力・脚力的にもギリギリかも知れない。そもそもこの自転車はロングライド目的ではなくポタリングを楽しむために購入したので、無理して挑戦的なサイクリングをする必要もない。うん、止めておこう… |
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やっぱりミニベロが好き!瀬戸内サイクリングが好き!! |
購入予約したEバイクが入荷遅延を繰り返し、暫くサイクリングから離れていた事がきっかけで考えが変わり購入に至ったVerge N8(10速化カスタム)だが、ロングライドも可能な予想以上の走行性能に満足して一気に愛着が沸いた。結果的にEバイクを買う必要は全くなかった、予約キャンセルして本当に正解だった。これからはこの自転車で瀬戸内海の島々を中心にサイクリングを楽しんで行こうと思う。ロードバイク卒業から11ヶ月経ったところで、やっと新たなサイクリングライフが始まった! |
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とびしま海道100kmサイクリングを経てVerge N8(10速化)の性能は十分満足できるものだと分かったが、少々気になった点がひとつ。それはハンドルからサドルまでの距離が微妙に近いと感じた事。まぁその方がアップライトでリラックスした乗車姿勢になるので楽な気分で運転できるが、ほんの少しだけ窮屈に感じた。別にダメという訳ではないが、ほんの少しでも気になる点はカスタムしないと気が済まない。という事で、ハンドルポジションを変えて乗車姿勢を改善するカスタムをすることに。 |
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この距離がちょっと窮屈 |
自分でハンドルポストを交換 |
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目当てのカスタムパーツは「アンドロステム」というTern純正パーツで、クイックレバーでハンドルポジションを簡単に調整できるステム。しかしVerge N8に標準で付いているハンドルポストには装着できないので、アンドロステムに対応したハンドルポストとセットで購入。ちなみにステムの価格が8900円なのに対しハンドルポストが17800円と、仕方なく購入するハンドルポストが目当てのステムの倍額。ハンドルポジションを変えるだけに合計3万円近くの出費という事で、購入検討には時間を要した。 |
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クイックレバーで無段階調整できるステム |
60mm低く65mm前へ |
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標準のハンドルポストは高さが350mmだが、新たに購入したものは290mm(350mm・290mm・250mmの3種類ある)にした。アンドロステムの長さが65mmなので、ステムを垂直に立てた状態にすればハンドルポジションが標準ハンドルポストの時とほぼ同じになる。逆にステムを水平に倒すと標準ハンドルポストより60mm低くなり、65mmサドルまでの距離が長くなる。 |
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のんびり走りたい時は垂直に |
これくらいがちょうどいいかも |
姿勢を低くしたい時は水平に |
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ステムを水平にした状態で運転すると微妙な窮屈感は無くなり、結構前傾姿勢になるのでスピードを出しやすくなった。ハンドルポジションがより低くより前方へ移動した事により、よりスポーティーなルックスになりドレスアップにも貢献。のんびり楽な姿勢でポタリングを楽しみたい時はステムを垂直寄りの角度にすればいい。個人的には水平と垂直の中間がちょうどいいと感じた。ともあれ、クイックレバーで無段階調整できるので、コース内容や走行距離、その時の気分などで簡単にポジション変更できるのがいい。これはかなり便利な機構だ。 |
ハンドルポジションが低いとよりスポーティーな印象に |
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ディレイラーガード装着 |
乗車姿勢の他にも最初から気になっていた事があった。小径車ゆえに変速機(ディレイラー)の位置が低く、背の高い縁石など障害物にぶつけるリスクが高いという事。それに自転車を右に倒すと変速機が地面と接触する部分が大きく、転倒時の変速機破損のリスクも高い。という事で、変速機の破損を防ぐためにディレイラーガードを装着。ロードバイクでサイクリングしていた時には走行中の落車が2回、写真撮影等で停めている時の転倒が複数回あり、変速機を何度かぶつけている。それでも幸い一度も壊れなかったが、それはロードバイクの車重が軽いため衝撃が少なかったからだと思う。フル装備状態のVerge N8の総重量は15kgオーバーなので、転倒時の衝撃も大きいと思われ。。 |
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ついでに細かなパーツも変えてプチドレスアップ。チェーンリングボルトをシルバーからメタリックレッドに、バルブキャップを透明樹脂からアルミのメタリックレッドに変更。ぱっと見で気づく人は少ないであろう自己満カスタム。しかしながらこういう些細なカスタムでも自転車への愛着は深まるのである。 |
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こまいパーツを変更 |
意外と存在感あるチェーンリングボルト |
目立たないバルブキャップ |
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ハンドルポジション変更に伴うテスト走行を兼ねたサイクリングは、大崎上島の西岸側半周往復。いつもは島を時計回りに一周しているが、今回は瀬戸内風景の良い海岸沿い道路が続く西岸側のみを走行。これまでのロードバイクサイクリングでは、島と言えば当然のように外周路をぐるっと一周していたが、お気に入りのルートだけを往復するのもアリだなと今回初めて気付いた。そして自転車の写真を撮る時はフロントバッグを外した方が絵になるという事もよく分かった。 |
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大崎上島一番のお気に入りスポット中ノ鼻灯台 |
大串海水浴場でUターン バッグの存在感が… |
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大崎上島サイクリング後に追加のドレスアップ。まずはディレイラーガードのハブパーツを、自転車のフレームカラーに近いメタリックグリーンのものに変更。グリーンのディレイラーガードは販売されていなかったので無難にブラックを購入したものの、装着してみると全く目立たず物足りなさを感じていたので。本来グリーンのハブはライトを取り付けるためのアダプターパーツだが、ディレイラーガードのハブと外径が同じなので流用できるだろうと購入。そして期待通り、ハブの色を変えただけでも印象が変わりカッコ良くなった。満足満足。 |
ディレイラーガードのハブパーツを交換 |
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見た目も音色もオシャレなベル |
次にベルを交換。とりあえずロードバイクで使っていた黒くて小さくて目立たないベルを付けていたが、小さいながらも自己主張性の高い金色のベルに変更。オシャレでいいなとずっと前から目を付けていたが、所有するロードバイクには似合わないだろうと購入まで至らなかった。で、ミニベロなら違和感なくいいアクセントになるんじゃないかという事でこの度購入。真鍮製のアンティークなルックスのベルで、音色も綺麗でとてもいい。小さいのでハンドルに装着しても邪魔にならず、それでいて存在感がありいいアクセントになっている。満足満足。 |
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それから白色の反射テープを購入し、切って貼ってステッカーチューン。自転車はメタリックグリーンのフレームにホワイトの差し色が使われていて、それがなかなかいいアクセントになっているので。但し、こういうのは貼り過ぎると安っぽくなるので控えめにしておいた。ちなみにシートポスト上部に巻かれている白いのは反射バンド。 |
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チェーンリングガードに |
シートチューブに |
ホイールのハブに |
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カスタム&ドレスアップはもうこれで十分かなと思ったが、やっぱりあとタイヤを交換したい、思い切って極太タイヤに。今後この自転車で走るのは走行距離50km前後のポタリングになると思うので、スピードや路面抵抗を多少犠牲にしてでも乗り心地と安全性を重視したミニベロフォールディングバイクに仕上げたいという考えになった。エアボリュームの大きい極太タイヤなら路面の凹凸から来る振動や段差通過時の突き上げ感をかなり抑えることができるし、路面に浮いた砂やマンホール等の滑りやすい場所でバランスを崩す危険も低くなる。アスファルトのヒビ割れや路面の隙間などにタイヤを取られる心配も減る。しかしながら極太タイヤは見た目が悪くなりそう…趣味の乗り物は見た目も大事。なかなか難しいところだ。 |
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それと、ミニベロのデメリットな部分をひとつ見つけた。チェーンやギアが汚れやすい!という事。原因はリアディレイラープーリー(変速機から下へ延びているアーム状のパーツ)の先端が地面スレスレなため、地面上の砂やゴミが舞うと付着しやすいのだと思われ。まだ200km程度しか走っていないのに明らかに汚れの付着が目立つ。ロードバイクはこんなに直ぐに汚れる事はなかった。変速機の位置が低くなる小径車の宿命だな、これは。出来るだけ砂が浮いている場所や未舗装路の走行は避けたい。掃除が面倒くさいから… |
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地面に近いリアディレイラープーリー |
汚れが付着したプーリーのギアとチェーン |
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面倒くさいと言えば、ヘルメット内側にマジックテープで貼ってあるメッシュ付きクッションを毎回剥がして洗濯し、丁寧に貼り付け直すという作業が地味に面倒くさい。しかしクッションには汗がついて汚れるのでサイクリング毎の洗濯が必要だ。そこでサイクルキャップを被った上からヘルメットを被ることにした。これならヘルメットのクッションは汚れず、サイクルキャップのみの洗濯で済む。サイクルキャップはデザインが豊富でファッションも楽しめるし。これからはこのスタイルで行こう。 |
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サイクルキャップの上からヘルメットを被る |
オシャレなサイクルキャップ買ってみた |