トップページ

2004年7月4日 4日目 (曇り)  美瑛町⇒おこっぺ

走行距離:532.8km(合計:2,126.6km)

給油:24.0L(合計:116.8L)

 

3:00起床。相変わらず深夜は寒くて目が覚める。それでも約5時間眠れた。時間的に日が登る頃なので、日の出が見られそうな場所を探しに美瑛町内を車でうろうろする。朝日が出る方角に向かって進みたどり着いたのは、前日に観光したケンとメリーの木。ここなら日の出が見られそうだったので、しばらく朝焼けを眺めながら太陽が顔を出すのを待つ。しかし残念ながら雲が多く、日の出を見ることはできなかった。まぁ、綺麗な朝焼けを見られたので良しとしよう。雲の多さに今後の天気が心配になる。

 

オトンルイ風力発電所

稚内へ向けて伸びる海沿いの直線道路に沿って建つ、オトンルイ風力発電所の風車群。全高99mもある巨大な風力発電機が、3.1kmにわたって28基も建ち並ぶ様は正に壮観。写真だと周りに大きさを比較する物が無いので、風車の大きさをイメージしにくい。日本一周の時にも眺めた風景でかなり印象に残っていた。前回訪れた時は曇り空で背景が薄灰色だったが、今回は雲が多いものの晴れ空で明るい景色が見られて良かった。

サロベツ原生花園

オトンルイ風力発電所があるサロベツ原野の一角の、サロベツ原生花園に立ち寄り。色とりどりの花が一面に咲いていると思いきや、見渡す限り緑の原野が広がっているだけだった。

 

日本最北端の稚内に入り、まず野寒布(ノシャップ)岬へ。「ノシャップ」とは、アイヌ語で「岬が顎のように突き出たところ」、「波の砕ける場所」という意味らしい。岬からはサハリンや利尻島が見えるらしいが、雲が多く何も見えない… 次に訪れたのは稚内港北防波堤ドーム。全長427mと結構長く、柱はギリシャ神殿をモチーフにしたデザインらしい。特に何があるわけでもないが、旅行雑誌に載っていた写真に惹かれたので。。

野寒布岬

稚内港北防波堤ドーム

稚内で外せない観光地と言えば稚内公園。公園内には、戦後ロシア領となった樺太への望郷の念と、そこで亡くなった人々を慰めるための「氷雪の門」や、戦後自ら命を絶った九人の女性交換手を慰霊する「九人の乙女の碑」、教学之碑は何だったけな…と、戦争歴史に関する碑やモニュメントがいくつかある。これらの碑がある場所からの海の眺めがとてもいい。公園の一番高いところには、エレベーターで昇ることのできる塔があり、とても眺めが良さそうだったがめんどくさいのでパス。でもやっぱり登っておけばよかったかな。。

九人の乙女の碑

氷雪の門

教学之碑

稚内公園の観光後にノシャップ岬の近くにある温泉に入浴。温泉の露天風呂は海を一望できる絶景で、野寒布岬では眺めることの出来なかった利尻島までよく見えた。日が傾き始め海が黄色く輝く光景も絶景。入浴中なので露天風呂からの絶景を写真におさめる事ができないのが惜しい。今までに入浴した事がある温泉施設の中で最も印象に残る温泉となった。

 

最北端の地の碑と間宮林蔵の像

稚内市にある日本最北端の地、宗谷岬に夕方到着。日本一周の旅から3年振りに再びやって来た日本の最果て。3年前と同じで観光客の姿はほとんどなくとても静かで、海をバックに建つ最北端の地の碑に日本の最果ての威厳を感じる。そして再びここまで来たのだという達成感も。ライトアップされた最北端の地の碑を見たいので、外が暗くなるまで暫く待つことに。外は海からの冷たい風が吹き付けかなり寒いので、車内で荷物整理したりして時間を潰す。

ライトアップされた最北端の地の碑は夕方に見た「厳しい最果ての地」的なイメージが薄くなる。多色のライトで照らされて綺麗。それにしても寒い!7月だというのに、これが最果ての寒さというものか。そして空がだいぶ曇ってしまった。天気予報通り、翌日から天気が崩れる予感…

最北端の碑の側にある宗谷岬の音楽碑

やってみたくなるでしょ、こういうこと

 

日本一周の旅の時と同じく、最北端の地の碑のすぐ側にある日本最北端のガソリンスタンドで給油し、日本最北端給油証明書と貝殻のお守りを貰う。これは本当にいい思い出の品になる。早速貝殻のお守りをルームミラーにぶら下げる。

宗谷岬から海沿いに南下し、運転が疲れてきた所でタイミング良くあった道の駅に車を停め就寝。

貝殻表

宗谷岬

(株)安田石油店

貝殻裏

2004

ゆっくり走ろう北海道

 

本日の食事

朝食 コンビニ パン
昼食 ロッテリア ???
夕食 コンビニ 弁当・サラダ・パン

昼食は珍しくファーストフード。カップラーメン同様、たまに食べるジャンクフードはおいしく感じる。