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その1  1日目早朝〜朝

 

毎度の深夜出発で1:30起床。自宅から歩いて5分弱のレンタカー営業所から車で出発したのが2:20頃。伊豆までは100km強の距離なので、高速道路は使わず一般道を走る。都内の環状道路は深夜でも交通量が多いが、東京を出ると一気にガラガラ。高速いらずの快適走行で最初の目的地、真鶴岬へ向けて一気に進む。

4:50、予定より1時間も早く真鶴岬駐車場に着いてしまう。駐車場は外灯が1つも点いていなく暗闇、車は1台もない。岬から日の出を見るつもりだったのだが、日の出の時間まで1時間半以上あるので、それまで仮眠を取ろうとトートバッグを覗くと…無いっ!携帯電話が無いっ!!家を出る時に確かに入れたはずなのに…いや待てよ、よく思い出してみると……やってしまった、旅行に持っていくトートバッグではなく普段用のトートバッグに入れてしまった。色もサイズもほとんど同じなので、気づかずいつもの癖で普段用のバッグに入れていた…携帯電話が無いと目覚ましをセットすることが出来ない。

目覚ましが無いと翌日の朝起きるのにも困るので、真鶴岬駐車場から一番近いコンビニまで戻り、目覚まし機能のある何かを探して買おうかとも思ったが、そんな物が売っているのか分からないし、コンビニまで戻るもめんどくさいのでヤメ。しかし目覚まし無しで寝て日の出の時間を寝過ごすわけにはいかないので、エンジンを止めラジオを流して、地図やカメラのマニュアルを見て時間を潰す。寝る時間があるのに寝れないのは辛い…

真鶴岬

(まなづるみさき:神奈川県真鶴町)

日の出は6:40なので、少し余裕を持たせて6:10に車から降りようとドアを開けると、ドアの下に一匹の猫が。自分が車から降りると足に擦り寄って来て、それから車のサイドステップに前足をかけて車内に入ろうとする。オイオイ、慌てて猫を持ち上げ地面に下ろしてドアを閉めようとするが、またも車内入ろうとする。コラコラ、また猫を持ち上げ今度は車から少し離れた所で放し、素早く車に戻りドアを閉める。で、猫は懲りずに寄ってくる。なんて人懐っこい、というかそんなに餌が欲しいのか?しゃがんでみると何と今度は自分の膝の上に登ってきた。イタイイタイ、爪立てて人の足よじ登るな!膝の上の猫をまた持ち上げて地面に降ろし立ち上がる。すると今度は直立した足をよじ登ろうとする。いったい何が望みなんだオマエは…いつまでも構ってられないので駐車場を後にする。

人の足によじ登ろうとするネコ

日の出前の真鶴岬

真鶴岬突端にある三ツ石

駐車場から階段をを下って行き岬の浜辺に出ると、空と海は朝焼けで綺麗に染まり始めていた。ただ太陽が昇る方向に雲が出ていたのが残念。太陽が水平線から顔を出す瞬間を見ることは無理のようす。雲から顔を出すまでは暫く時間がかかりそう。2月の早朝だというのに上着が必要無いくらいの気温で過ごしやすい。駐車場から階段を下りた所の浜辺から辺りを見回すと、日の出の撮影に良さそうな岩場があったので移動。岩場には数人の釣り人が。後から浜辺に4人ほどやって来て、皆三脚を立ててカメラをセットしていた。

6:40過ぎに雲間から朝日が顔を出す。思ったとおり水平線から顔を出す太陽を見ることはできなかったが、雲の上に出るまで見えないと思っていたので嬉しい。水平線から出て間もない太陽の色は赤。暫くするとまた雲に隠れて、今度は雲の上から顔を出す。太陽の色はオレンジに。

朝日が昇るのをじっと眺めていると、何だか生きてる実感てヤツを感じる事ができる。

駐車場に戻る階段の途中で写真を撮っていたら、不意に足に何かがぶつかる感触があってビックリして足元を見ると、さっき駐車場にいた白い猫が。さらにもう一匹茶色い猫もやってきた。そういえば灯台巡りで伊豆最南端の石廊崎に早朝訪れた時にも猫が何匹かいた。伊豆の早朝は猫が活発?

伊豆スカイライン

熱海峠から天城高原までを縦走する有料道路。運転しやすく景色のいいワインディングロードで、休日でも空いていて気持ちよく走ることができる絶好のドライブコース。いくつかのパーキングエリアからは富士山や海の大パノラマを眺める事ができる。

8:00に伊豆スカイライン北端の熱海峠ICから入る。熱海峠ICからは富士山の雄大な眺めが。初めて走る伊豆スカイラインから見える富士山の眺めを楽しみにしていたので、快晴に恵まれて本当によかった。

滝知岳東側駐車場から眺める初島

太陽の光に包まれシルエットのみを映す初島

熱海峠ICから少し進んだ所にある滝知岳東側駐車場からは、熱海とそこから10km沖にある初島が見える。逆光で眩しい…本当は大島も見えるらしいが、この時は海の先が霞んで見えなかった。滝知岳西側駐車場からは富士山の眺め。富士山方面は雲ひとつ無い快晴。雪が積もった富士山の姿は本当に綺麗。それにしても整った形をしている。

まだ時間が早いからか伊豆スカイラインは道路もパーキングエリアもガラガラ。三連休でも伊豆への行楽客は少ないのかと少し期待する。

滝知岳西側駐車場から眺める富士山

玄岳から眺める富士山と氷ヶ池

西丹那からの眺め

滝知岳以外にも、玄岳、西丹那、池の向、巣雲山園地と、富士山を眺めることのできる駐車スペースが伊豆スカイラインには何箇所もある。

池の向から眺める富士山と沼津市

レンタカーのフィット

玄岳、西丹那、池の向には車が1台も停まっていなかったが、伊豆スカイラインの真ん中辺りにある巣雲山園地まで来ると、3台ほど車が来て皆富士山の写真を撮り始めた。9:00をまわり交通量も少し増えてきた。と言っても一般的な道路の交通量から比べるとやっぱりガラガラ。伊豆の観光と言えば温泉地が点在する海沿いが中心だからだろうか。それにしても三連休とは思えないほど空いている。

9:40伊豆スカイライン南端の天城高原ICを出る。