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岩城島一周サイクリング(2015年4月・2016年5月)

岩城島(いわぎじま)は、愛媛県上島町にある離島。島の中心にある積善山は「三千本桜」で有名な桜の名所。海岸沿いに一周して15km程度なので、気軽に島一周サイクリングを楽しむのにちょうどいいスポット。将来的には東隣にある生名島と橋で繋がれる予定。2015年現在上島町の生名島・佐島・弓削島の三島が橋で繋がっていて、岩城島も繋がれば「ゆめしま海道」が完成する。

広島本土から岩城島への一般的なアクセス方法は、しまなみ海道が通る因島の土生港と岩城島の長江港を往復する航路と、同じくしまなみ海道の通る生口島の洲江港と岩城島の小漕港を往復する航路のふたつ。今回は港に無料駐車場がある生口島の洲江港を利用。サイクリングが目的なので、車は置いて自転車だけフェリーに載せたほうが経済的。それと生口島⇔岩城島間の航路の方が因島⇔岩城島間よりも航行距離がずっと短く、乗船時間が短く運賃も安く済む。

フェリーから眺める岩城島

車両甲板には自転車1台だけ

岩城島小漕港に到着

岩城島の主な観光地は「三千本桜」が咲く積善山。できれば桜が満開の時に訪れたかったが、天気と休日の兼ね合いが悪く花見の時期を逃してしまい、桜の見ごろを過ぎてからの訪問。三千本桜以外には際立った観光スポットが無いからか、日曜日の午前8時台に乗ったフェリーの乗客は自分1人だけ。

 

小漕港(おこぎこう)

ブルーラインがある

小漕港からサイクリングスタート。いつも通り海岸沿いの道路を時計回りに進んでいく。岩城島にはサイクリングロードを示すブルーラインが引かれている。島を外周する道路にずっと引かれているわけではなく、主に交差点などの分岐点等に部分的に引かれている。

小漕港東隣にある造船所

造船所脇の道路を走る

小漕港を出ると直ぐに造船所があり、その脇を通る道路を進んでいくとやがて海岸に出る。東岸沿いの道路からは、対岸に生名島の陸地が続く風景。天気予報では午前中は晴れとなっていたが、空全体に薄雲が掛かりあまり日が差さず、空も海も灰色掛かって全く景色が映えない。ゆめしま海道三島をサイクリングした時のように、綺麗な海岸風景を眺めながらサイクリングを楽しめると思っていただけに残念。

東岸北部の道路

長江港の前を通る

県道に入る

堤防沿いの細道

東岸北部にある長江港から南は県道が延びているが、道路は暫く海岸より少し内陸寄りに続くので、県道に入って直ぐに横道に折れて堤防沿いの細道へ。せっかく海に出ても曇り空なので景色は良くないけど。。島の中央にある積善山を遠目に眺める限り、桜色は全く見えず完全に散ってしまったよう。天気といい桜といい、結構残念なサイクリング。そして堤防沿いの道は途中で行き止まり…

積善山を眺める

行き止まりだ…

島四国八十八ヶ所の札所

再び県道に入る

行き止まりから少し戻って再び県道へ。岩城島にも島四国八十八ヶ所があり、たまに道路脇に札所の標識とお地蔵さんがあるのを目にする。そしてまた県道を外れて海岸沿いへ向かう。冴えない天気でもやはり海沿いを走りたい。岩城島には造船関係の工場が3ヵ所ある。ひとつは小漕港東隣にある造船所で大きな船も建造している。他の2ヵ所は見たところ船の部位を製造していると思われる工場。

また県道を外れる

工場の前を通る

やっぱり桜の見えない積善山

海岸沿いの細道を通る

岩城島東岸のほぼ中間地点に位置する島の東端からは、ゆめしま海道の生名島と佐島を繋ぐ生名橋が見える。岩城島東端が隣の生名島と最も距離が近い。おそらく将来この辺りに岩城島と生名島を繋ぐ橋が架けられると思われ。東岸南部からは赤穂根島という離島が見える。

対岸に生名島と佐島

生名橋

<< SCROLL    東岸南部から眺める赤穂根島 パノラマ写真180°    SCROLL >>

 

レモンなマンホール

工場内部がよく見える

再び県道に戻ったところにある工場は道路脇から工場内が見られる。船体の一部と思われる巨大な建造物がいくつも並ぶ。その工場の隣にまだ咲く桜を発見。半分ほど散ってしまっているが、桜の咲く坂道は散った花びらで埋め尽くされ桜の絨毯状態。積善山の三千本桜どころか桜自体全く見られないと諦めかけていたので、たったこれだけでも救われた気分。

桜の絨毯見つけた

島四国の親切な案内標識

南部の住宅地を通る県道

島の南部には岩城島で一番大きな町があり、県道は住宅密集地の中へ。住宅地の中に、高台にある神社の境内へ続く石段の参道がある。高台から海を見渡せることを期待して境内まで上ってみるが、周囲は木々に囲まれていて外の景色はあまり見えず。

住宅地にある神社の石段

石段を上って境内へ

神社拝殿

高台からの眺め

神社石段の周囲には、かなり古い民家や幅150cmもない狭い道などがあり、自転車という機動性を生かして散策したくなるような場所だったが、時間と気分の都合で寄り道はせず。

かなり古い民家

かなり狭い道

 

岩城港桟橋

小漕港まで7.1km

スタート地点の小漕港から東岸を南下して行き、南部にある岩城港まで進んだところで岩城島を約半周。岩城港桟橋にある「青いレモンの島」というキャッチフレーズを目にして、岩城島はレモンの産地であることを知る。そういえばマンホールにもレモンが描かれていたなと。

南西端へ延びる道路

岩城島最南端にあるホテルの駐車場

岩城港の先からまたまた県道を離れ、南西岸沿いに延びる道路を進み、岩城島最南端を通って今度は西岸沿いを北上していく。気づけば空の雲はだいぶ引いて青空に変わりつつあった。

最南端から西岸へ出る

西岸南部

対岸に生口島と大三島

多々羅大橋

西岸南部からは、生口島と大三島を繋ぐ多々羅大橋が遠くに見える。多々羅大橋が架かる海峡が広島県と愛媛県の県境で、生口島と岩城島に挟まれた海峡も広島県と愛媛県の県境。

<< SCROLL    西岸南部の砂浜海岸からの眺め パノラマ写真180°    SCROLL >>