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岩城島をサイクリングで初めて訪れた春の翌年、再び桜まつり期間中にサイクリングに出掛けようとしたが、またしても休日は天気に恵まれず再訪を断念。本当に自分は桜や紅葉を見に出掛けようとすると天気に恵まれない。三千本桜がダメならせめて積善山からの景色を快晴の時に眺めたいと思い、その後天気のいい日に岩城島を再訪。

岩城島再訪の時にはロードバイクを所有していたので、しまなみ海道の向島からサイクリングを開始し、因島大橋を渡って因島へ、さらに生口橋を渡って生口島に入り、前回と同じく洲江港からフェリーに乗船。ロードバイクにはスタンドが付いていないので、車両デッキの隅にある手すりにハンドルを引っ掛けて固定。今回の訪問時には、「サイクルフリー」という自転車輸送料が無料になるキャンペーンが行われていたので、生口島と岩城島の往復運賃は290円。さすがサイクリストの聖地・しまなみ海道。このようなサイクリストの観光誘致が積極的に行われている。

手すりにハンドルを引っ掛ける

<< SCROLL    フェリーから眺める岩城島 パノラマ写真180°    SCROLL >>

 

岩城島小漕港に着いたら早速積善山山頂へ向けて自転車を走らせる。この岩城島再訪はGWの真っただ中。快晴ということもあり、しまなみ海道のサイクリングコースにはレンタサイクルやロードバイクでサイクリングを楽しむ人が沢山いたが、岩城島では行楽客の姿をほとんど見かけず。人で賑わうのは桜の開花シーズンのみと思われ。

桜の代わりにツツジ

積善山展望台

今回は軽量かつ高性能なロードバイクでの山登りなので、折りたたみ自転車で登った前回よりもずっと楽だろうと思っていたが、実際は前回よりもしんどかった。1ヶ月以上サイクリングをしていなかったので(日常生活では全く自転車に乗らないし運動も全くしない)身体が鈍ってしまったのが原因と思われ… やはりサイクリングは自転車の性能以上に自身の体力・脚力が必要であることを痛感すると共に、こんなに直ぐに身体が鈍ってしまうのは年のせいだろうかと落ち込む。

絶景やーい

無料の双眼鏡

そして辿り着いた展望台からは文句なしの360°大パノラマ。少々遠くの景色が霞んではいるが、空も海も青く最高の瀬戸内多島美風景。標高はちょうど富士山の10分の1で377.6mと特別高くは無いが、積善山展望台は本当に絶好の展望スポットと言える。ちなみに、展望台に1台設置されている双眼鏡は無料。

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北に見える生口橋

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東に見えるゆめしま海道の生名橋と弓削大橋

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山頂から下山する途中に、前回は行きそびれてしまった巨石に立ち寄り。遊歩道入口に建つ鳥居は鮮やかな朱色に塗り替えられていた。鳥居から階段道を数分歩いていくと、巨石と社殿が一体になった妙見神社に辿り着く。説明書きによれば、古代人の巨石崇拝の遺跡で江戸中期の記録にも載っているが、いつの時代から崇拝の対象となったかは分からない…との事。社殿の中に入ることができ、巨石の岩屋となった部分に社が祭られている。

ここから巨石へ向かう

妙見神社の巨石

巨石と社殿がくっついている

社殿内の社

 

岩城島の積善山展望台は何度でも行きたいと思うような展望スポットなので、機会があれば快晴の時にまた出掛けたい。次こそ桜が満開の時に… そして、「ゆめしま海道」として既に橋で繋がれている生名島・佐島・弓削島の三島に岩城島が加わるのが本当に楽しみ。四島が橋で繋がれば、ゆめしま海道は最高のサイクリングスポットになる。