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入場口に並ぶ見学者 |
構内集合場所向かいに潜水艦 |
各受付時間は公開時間の20分前から。自衛隊の施設内に入るので身分証明や手荷物検査があると思っていたが、そのようなものは一切無くあっさりと構内に入ることができた。いくら平和な日本とはいえ少々緩すぎるのではないかと思ってしまう。入場門から構内の奥へと進み、参加者が名前と住所を記入する場が設けられた集合場所で時間まで待機。集合場所向かいの桟橋には潜水艦が係留、そして目の前には三隻の艦船が係留する桟橋があり、てっきりその中のどれかの艦船を見学すると思ったが違った。 |
構内集合場所にある桟橋 |
時間になると集合場所で係員による簡単な説明を受け、見学する艦船が係留する桟橋まで移動。移動中の道からも桟橋に係留する沢山の艦船が見られる。普段目にすることの無い風景でありなかなかの壮観。 |
集合場所から移動先までの構内は、勝手に横道や建物内に進入できないよう厳重に柵や警告板が設置されているわけでもなく、不審者がいないか目を光らす自衛官が監視しているわけでもなく。軍事施設であることを忘れてしまうほど普通な感じ。海外の軍事施設ではありえないと思われ。 |
見学する艦船まで移動 |
沢山の艦船が係留する桟橋に入る |
艦船を解体中? |
広く長い桟橋の先端まで歩き、今回見学する艦船の護衛官うみぎりに到着。うみぎりの向かいにはかなり大きな船体の護衛艦いせ。素人目からは空母のように見えるが、戦闘機を搭載する空母ではなくヘリコプターを搭載する護衛艦らしい。 |
広く長い桟橋を歩く |
護衛艦いせ |
見上げるほどに大きい |
護衛艦に乗艦する時も特にチェックは無し。うみぎりのパンフレットをもらいタラップを上って乗艦。見学時間は1時間で、各自自由に甲板上を行き来して見学でき、途中退艦も自由。任務中の艦船なので船室には入れない。見学開始直後は人が非常に多く、写真を撮っても見学者ばかり写ってしまう。なので見学開始から30分以上経ち見学者が減ってきてから撮った写真を主に掲載。 |
見学する護衛艦 うみぎり |
タラップから護衛艦に乗艦 |
甲板は見学者でいっぱい |
うみぎりは排水量(重量)3,550t、全長137.0m、全幅14.6mで動力はガスタービン。54,000psで速力56km/h…とパンフレットに書かれてあるが、艦船の知識は全く無いので性能的にどうなのか分からない。そんな普段は艦船を含め船に全く縁も感心も無い自分でも、複数の武器を装備した護衛艦見学は非常に興味深い。 |
艦首から |
76mm速射砲 |
艦首 |
碇を巻き上げる装置、多分 |
艦首側の甲板には2種類の武器。ひとつは毎分80発の弾薬を連続発射できる76mm速射砲。その後ろには魚雷にロケットをつけたミサイルを発射するアスロックランチャーがある。艦橋上部の左右には高性能20mm機関砲という武器があるが、砲身まわりがカバーで覆われていた。 |
アスロックランチャー |
艦橋 |
高性能20mm機関砲 |
艦首甲板上のハッチ |
ハッチの中を覗く |
うみぎりの隣には練習艦のしらゆきが係留。うみぎりとほぼ形が同じに見える。二隻の間は2mも無く、万一にも接触することはないのだろうかと隙間を見下ろしてみると、浮きが挟まれていた。練習艦だけに、艦首甲板の速射砲の後部ハッチを開けて講習のような事をやっていた。 |
うみぎりの隣にしらゆき |
二隻に挟まれた浮き |
しらゆきの速射砲で講習中? |
大きな薬きょうがちらり |
護衛艦のほぼ中央の上部にある筒状のものは、敵艦艇を遠距離から攻撃できる艦対艦ミサイル装置。甲板通路中央にも水上発射管という筒状の武器がある。こちらは高圧空気で魚雷を発射するというもの。 |
艦対艦ミサイル装置 |
水上発射管 |
甲板通路 |
艦尾側通路から隣のしらゆきを見る |
艦首と艦尾の甲板を繋ぐ左右の通路には、消火栓設備や浮き輪、ロープを束ねたものなどいろいろなものが置かれている。何故あんなまん丸にロープを束ねているのか、何に使うのか見当もつかない。 |
消火栓設備 |
ロープを束ねたもの |
素朴な浮き輪 |
あちこちにロープがある |
しらゆきの通路は白線引き中 |
黒いものは浮き? |
8〜10もロックがある扉 |
艦尾には空中の標的を攻撃できる地対空ミサイル装置が装備されている。そして艦尾端には風になびく旭日旗(きょくじつき)。ふと気付いたのだが、どの船も艦首には通常の日の丸国旗が上げられていて、艦尾には旭日旗が上げられている。これは何を意味しているのだろう。 |
艦尾 |
地対空ミサイル装置 |
艦尾になびく旭日旗 |
艦尾から桟橋を眺める |
護衛艦の一般公開は基本毎週日曜日にやっていて無料なので、誰でも気軽に参加できる見学イベント。船や軍備に関心の無い人でも、普段の生活では目にすることの無い風景を見ることができるので楽しめると思われ。意外と知られていない?呉のお勧め観光スポット。 |