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R185さざなみ海道サイクリング 三原→竹原(2015年5月 2016年5月)

R185さざなみ海道とは、三原市から呉市までの海沿いを通る国道185号線の事。海沿いのサイクリングコースとしても紹介されているが、全長約70kmのうちの半分は海沿いを通っていない。三原〜竹原間は海岸線に面しているところが多が、以降の竹原〜呉間は海岸線より一歩内陸に入った道路が多く、アップダウンが多い上路側帯の狭い区間も多い。という事で、瀬戸内風景を眺めながらのサイクリングを楽しめ、道路も比較的走りやすい三原〜竹原間をサイクリング。

稲荷神社

稲荷神社の鳥居

三原市街中心より少し南に位置する稲荷神社からサイクリングスタート。ランドマーク等の程良い目印のある場所から走り始めたかったので。境内と国道を挟んだ向かいの海岸に立つ鳥居が印象的。潮の満ち引きで鳥居の地面が海に沈むようになっている。サイクリングスタート時は地面が僅かに海面に沈んでいる状態。稲荷神社からは海の向こうにある複数の島々が重なり連なる眺め。

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稲荷神社からスタートして早々に、横道の突き当たりにある祠に目が留まり寄り道。案内板には「広島県史跡 楢崎正員の墓および関係遺跡」とある。長い説明文まで読む探究心は無い。国道に戻ると今度は道路脇に鳥居があり、階段が高台の上まで続いていて何かがありそうで気になる。しかし何かに目が留まる度に寄り道をしていたらキリが無いので立ち寄らず。基本的に国道からは離れない方向でサイクリングをする事に決めた。

出発して直ぐに祠に目が留まる

楢崎正員の墓および関係遺跡…

路側帯を走る

これも気になったが立ち寄らず

R185さざなみ海道を折りたたみ自転車でサイクリングしたちょうど一年後に、三原〜竹原間をロードバイクで往復サイクリングした時に例の神社に立ち寄り。皇后八幡神社(こうごうはちまんじんじゃ)という神社で、高台にある境内には神宮遥拝所(じんぐうようはいじょ)なるものが。330km先にある伊勢神宮を拝むことができる場所になっている。

皇后八幡神社の鳥居

階段の途中から海を眺める

境内の片隅に神宮遥拝所

神宮遥拝所から海を眺める

R185さざなみ海道には、しまなみ海道のようにサイクリングコースを示すブルーラインがずっと引かれてるわけではなく、所々に走行距離を示す表示が描かれている。コースは狭い路側帯を走る場所も多く、本土の国道という事で車の交通量はそれなりにあるので、自転車の運転には十分注意する必要がある。

すなみ海浜公園沿いの通り

すなみ海浜公園の砂浜その1

弧を描く綺麗な砂浜が2つある、すなみ海浜公園には立ち寄り。国道沿いだし海に近づくのでこれは良し。対岸真正面には佐木島があり、その周囲にも島々や三原市本土のシルエットが連なっている。

<< SCROLL    すなみ海浜公園からの眺め パノラマ写真180°    SCROLL >>

すなみ海浜公園の砂浜その2

カーブを曲がって南岸へ

 

高根島

高根島の造船所

すなみ海浜公園を出て国道に戻ると、道路は右にカーブし東岸沿いから南岸沿いへと方角が変わる。対岸には高根島があり、島の北端にある造船所らしき工場が見える。工場の東隣には日本の灯台50選に選ばれている高根島灯台が微かに見える(ズーム撮影するの忘れた)。

<< SCROLL   左から高根島、名前が分からない小島、今治造船 パノラマ写真180°   SCROLL >>

南岸沿いの国道を西に向けて進んで行くと、前方に造船所が見え始める。瀬戸内海には造船所が本当に多い。穏やかな海と大小の島々と造船所のある風景を眺めながらのサイクリング。R185さざなみ海道の中でもこの辺りは特に景色がいい区間。

今治造船

造船所の横を通る

造船所正門からの眺め

国道は約1kmほど造船所の横を通る。一部路側帯が非常に狭い場所があるので十分注意してペダルを漕ぐ。途中にある造船所の正門からは、建造中の大きな船の船尾が並ぶ迫力ある眺め。写真ではその迫力が全く伝わらないのが残念。

狭い路側帯は要注意

造船所を過ぎて再び海岸線に出る

造船所を振り返る

造船所を抜けると、ウサギの島で有名な大久野島が見えるようになる。そして稲荷神社からスタートして初めての坂道。JR呉線の線路の上を横切る立体交差。線路をまたぐと国道は海岸線から離れ、今度は長く緩い上り坂が続く。

大久野島

初めての坂道

立体交差からの眺め

長い長い上り坂が続く

 

長い坂道を上り切ったところで竹原市に入る。上りの後は下り坂が続き、坂を下りると呉線の線路に沿って国道は続く。国道はまだ海岸線から離れたまま。右手には何度も登山している黒滝山。

坂を上り切ったら竹原市

右手に黒滝山

左折で大久野島行きのフェリー乗り場

一瞬だけ海が見える

大久野島行きのフェリー乗り場へ入る交差点まで来ると海が見えるが、また直ぐに隠れてしまう。その先にJR忠海駅があり、国道は線路沿いにまだ続く。瀬戸内サイクリングで海が暫く見られないと気分も上がらない。

JR忠海駅

まだ線路沿いに国道は続く

 

海岸線を離れてから約4.5km走り、やっと再び海岸線に出る。これでも国道185号線の中で三原〜竹原間は、最も海岸沿いを走れる割合の多い区間。竹原〜呉間は走行距離の半分も海岸沿いを走れず(多分1/3くらい)、自転車が走れる歩道が少なく路側帯も狭い場所が多い。瀬戸内の景色を楽しみながらのサイクリングをするならば、やはり三原〜竹原間に絞った方がよいと思われ。

再び海岸線に出る

海沿いのパーキングに立ち寄り

エデンの海パーキングエリア

同名の映画がある

再び海岸線に出て直ぐにあるエデンの海パーキングエリアに立ち寄り。パーキングエリアにある展望台からは周囲の多島風景を一望。映画「エデンの海」の舞台となった忠海沖の風景を見られる場所…らしい。映画は知らないのでよく分からないが、エデンの海パーキングエリアはとても雰囲気のよいパーキング。瀬戸内はドライブスポットの宝庫だが、これくらい魅力的なパーキングエリアは意外と少ない気がする。

展望台

ドライブもサイクリングも楽しめる海道

<< SCROLL   エデンの海パーキングエリア展望台からの眺め パノラマ写真180°   SCROLL >>