エデンの海パーキングエリアからさらに西へ進んだところに火力発電所。この辺りは車道の車線幅が狭い上に路側帯が無いに等しい場所もあるので、日常で自転車の車道走行をしない自分には安全面に不安を感じる。自転車を運転している自分の真横を車が引っ切り無しにかすめて行くのには危険を感じるし、後ろから来る車に常に注意を払わないといけないのでサイクリングを楽しめない。なので歩道があるところでは狭くても歩道を低速で走行(歩行者皆無だし)。道路交通法的にはやはり車道脇を走るべきなのかもしれないが、とても安全に走行できる環境ではない。自転車の走行ルールはややこしく矛盾と危険が多い気がする。 |
エデンの海Pからさらに西へ |
火力発電所 |
車道が狭い、路側帯が無い、歩道も狭い |
竹原=たまゆら |
海岸線から少し離れ火力発電所沿いに国道は続く。そこで自分を追い抜き前方の停留所で停まったバス。後ろが何やら賑やかなデザインだなと思ったら、アニメ「たまゆら」のラッピングバスだった。竹原市はたまゆらの舞台になっていて、たまゆらが町興しに使われている。今や竹原=たまゆらの町。 |
火力発電所を過ぎて再び海岸線 |
高崎洞門 |
高崎洞門脇の歩道 |
契島 |
さらに海岸線を進んでいくと高崎洞門というトンネルがあり、これを抜けと海岸線を離れ竹原市中心部の街へ入る。高崎洞門周辺の海岸線からは、小島が丸ごと鉛の精錬工場になっている契島がよく見える。 |
海岸線を離れ市内中心へ |
左折で大崎上島行きのフェリー乗り場 |
高崎洞門を抜けて海岸線を離れた先に、小さな砂浜海岸の的場海水浴場がある。的場海水浴場は一度立ち寄った事があるので通過(竹原のページに掲載)。そしてその先には竹原港。離島の大崎上島行きのフェリー発着所。フェリー乗り場の隣にある駐車場脇に停まっているフェリーに目が留まり、よく見てみると「たまゆらっぴんぐフェリー」だった。バスもフェリーもたまゆら、そしてこの後もたまゆらな乗り物を目にする事に。 |
たまゆらっぴんぐフェリー |
やっぱり竹原=たまゆら |
竹原港と製煉工場の煙突 |
最後の坂道 |
竹原港沿いの国道から見える紅白の煙突は製煉工場のもので、竹原のランドマーク的存在。JR呉線の線路上を通る坂道を渡った先には、道の駅たけはらがある。この道の駅の土産物売り場には「たまゆらコーナー」なるものがある。竹原は本当にたまゆら尽くめ。道の駅たけはらのすぐ先には、竹原一番の観光スポットである「たけはら町並み保存地区」がある。 |
国道沿いに道の駅たけはら |
道の駅の向かいにある二重焼き屋 |
二重焼きで腹ごしらえ |
国道を挟んだ道の駅の向かいにある二重焼き屋に立ち寄り腹ごしらえ。一般的に「大判焼き」・「今川焼き」と呼ばれている食べ物が広島では「二重焼き」と呼ばれていることを、この二重焼き屋を訪れた時に初めて知った。大判焼き=今川焼き=二重焼き。他にも地域や店舗によっていろいろな呼び名があるらしい。 |
道の駅たけはらの前の交差点を左折し少し進むと、左手に商店街の入口。ここでR185さざなみ海道とはお別れし、竹原駅まで続く商店街に入る。店舗の半分以上がシャッターが下りていて(休日だから?)、人影も少なく少し寂しい感じだが、この商店街は竹原の中でも随一のたまゆら尽くめな場所。複数の店舗でたまゆら関連のものが飾られていたり売られていたり、商店街の中間地点にはアニメキャラクターのももねこ様像があったり、歩道の屋根にぶら下がる各店舗名の看板までももねこ様の形をしていたり。さらに商店街に流れている音楽もたまゆらのものだったりと、かなり徹底している。 |
道の駅を左折し国道を進む |
商店街に入る |
ももねこ様像 |
そんなたまゆらな商店街でさらに凄いものを発見。洋服店の前にアニメキャラクターの等身大人形がずらり。これにはさすがに驚いた。そして竹原駅前ロータリーにはももねこ様のラッピングタクシー。屋根の行灯までももねこ様。ロータリー脇にある観光案内所にも大きなたまゆらの看板が掲げられている。この光景をたまゆらを知らない人が見たらどう思うのか興味深い。 |
「飛び出し坊や」もたまゆらのキャラクター |
ここまでやっちゃう |
とにかく竹原=たまゆら |
竹原駅に到着 |
三原の稲荷神社からスタートして約3時間で竹原駅に到着。走行距離は24kmで、自転車を走らせていた時間は1時間40分。海岸線からの景色は良く、道中には大きな造船所や綺麗なパーキング、火力発電所など景色の変化も多様で、瀬戸内に浮く島々にも引けを取らないサイクリングコースだった。ただ、島一周とは違いスタート地点とゴール地点が異なるので、今回のようにスタート地点まで車に自転車を載せて出向いた場合、ゴール後に車を停めてあるスタート地点まで折り返しサイクリングするか、公共交通機関を利用してスタート地点まで戻る必要がある。 |
走行時間 |
走行距離 |
平均速度 |
最高速度 |
消費カロリー |
CO2削減量 |
…という事で、車を停めてある稲荷神社まで戻らなけらばならない。折り返しまた24km自転車を漕ぐのはしんどいので電車を利用。最初からそのつもりだったので竹原駅をゴール地点にしていた(駅前の「おかえりなさい」の文字もゴールにふさわしい感じがするし)。自転車は竹原駅に駐輪し、スタート地点の稲荷神社の側にある須波駅までJR呉線に乗車。須波駅から稲荷神社まで歩いて車に戻り、今度は車でさざなみ海道を走って再び竹原駅へ行き、自転車を回収…という面倒なことをしないといけない。輪行バッグを持っていれば電車に自転車を持ち込むことが出来るので、車でまた竹原駅まで戻るひと手間を減らせる。しかし10kg超の自転車を持って駅の階段や電車内を移動するのも大変そうだ… |
ほぼ1時間に1本 |
呉線は運行本数が非常に少ないのがネック。ほぼ1時間に1本という間隔での運行。20分ほど駅舎で電車を待っていたら、時刻表より5分以上早くホームに電車が入って来たので、慌ててホームへ移動。到着した電車は通常の車両とは違う、「瀬戸内マリンビュー」という特別車両だった。内外装共に非常にお洒落な電車。これは運がいいと乗り込む。がしかし… |
瀬戸内マリンビュー |
瀬戸内マリンビュー |
瀬戸内マリンビュー車内 |
竹原駅を出ると2駅通過し忠海駅に停まり、また2駅通過し終点の三原駅まで行ってしまう。どうやら快速列車だったよう。幸い須波駅は三原駅の隣だが、電車が来るまでまた20分ほど待つ羽目に。まぁ珍しい電車に乗れたので良しとする。 |
須波駅 |
稲荷神社の鳥居 |
須波駅を下りて5分ほど歩いて稲荷神社に戻る。サイクリングスタート時は鳥居の地面は海に浸かっていたが、潮が引いていて土台部分まで出ていた。自転車を停めてある竹原駅まで今度は車でさざなみ海道を走る。車だと30分程度の道のりだった。 |