|
高根大橋 |
高根大橋から南側の眺め |
高根島は生口島の北西に隣接する小さな島。高根大橋で生口島と繋がっている。観光スポットと呼べるような場所は特に無く、あえて見どころと言えば素彫りの高根内の浦トンネルと、日本の灯台50選に選ばれている高根島灯台くらい。 |
<< SCROLL 高根大橋から北側の眺め パノラマ写真180° SCROLL >> |
高根内の浦トンネル |
荒々しいトンネル内部 |
高根内の浦トンネルは、出入り口のみコンクリートで固められ中は素彫りのままの状態。ごつごつとトンネル内部は洞窟のよう。とても狭いトンネルで高さ制限2.2m、幅も車1台通るのがやっと。全長は117mと結構ある。高根島へは2度訪れているが、2度目の訪問時はトンネルが拡幅工事で通行止めになっていた。幅4mの普通のトンネルになるらしい。という事で、素彫りのトンネルはもう見られない。 |
こんなに狭い |
トンネル周辺の様子 |
素彫りトンネルが無くなったことで島内唯一の立ち寄りスポットとなったのが高根島灯台。灯台へは島を外周する県道から農道のような横道に入って行くが、分岐点に案内板などは無く非常に分かりづらい。しかも軽自動車がギリギリ通れる程度の道幅しかなく、車で入って行くのはためらわれる。 |
高根島灯台へ続く道 |
こんなところも通る |
車が無理なら自転車!という事で、車を県道の路肩に停めて折りたたみ自転車で灯台へ向かう。細道は砂利が敷かれている部分もあり路面状況はよくないので、タイヤが細いロードバイクでは厳しいと思われ。県道との分岐点から1kmほど進んだところに、灯台を模った案内板が立つ分岐点。県道との分岐点にも同じ案内板を設置すればいいのにと思う。案内板から先は落ち葉に埋もれた獣道のような狭い道。ここからは自転車を置いて徒歩で灯台へ向かう。 |
灯台の案内板がある分岐店 |
こっちの狭い道に入る |
灯台まであと約200m |
みかん農園からの眺め |
灯台の案内板から灯台までは約200m。未舗装の山道を進んでみかん農園を通り抜けると、灯台の裏手にある広場に出る。こんなにもアクセスが悪く滅多に人が来ないだろうと思われる場所に、コンクリートブロックを積んでつくられたテーブルと椅子が多数。島の人が集まって花見や宴会でもするのだろうか。 |
山道を進む |
灯台裏手の広場 |
生口島から高根大橋を渡って高根島に入り、長くはないが狭い狭い道のりを進んでやっと辿り着いた灯台は思った以上にこじんまりとしていた。それでも円形の低い塀に囲まれた灯台というのは結構インパクトがある。さすが日本の灯台50選に選ばれているだけはある。初点が明治27年となっているので歴史的価値があるのかもしれない。しかし… |
高根島灯台 |
四角い建物が邪魔だなぁ |
灯台正面側 |
明らかに後から設置されたソーラーパネルが載った四角い設備が、歴史ある灯台の風情を崩してしまっている。灯台の運用に必要な設備なのだろうが、日本の灯台50選にも選ばれているんだし、景観に配慮して塀の外に設置することはできなかったのだろうか。 |
長い歴史のある灯台 |
高根島灯台訪問時に、人生で初めて鍵を紛失するというアクシデントを経験。灯台から自転車で車まで戻った時に、ズボンのポケットにあるはずの車のキーが無いことに気付く。一瞬焦ったが、手持ちのカバンにスペアキーを常備してある事に気づき胸を撫で下ろす。で、何処で紛失したのか考えてみたところ、灯台200m手前の分岐点で自転車に鍵を掛ける際、自宅と自転車のキーを付けたキーホルダーをズボンのポケットから取り出した時に、同じポケットに入れてある車のキーを落としたのだと推測。面倒だが再び自転車を1km走らせ分岐点へ戻ると、思った通り車のキーが地面に落ちていた。地面には落ち葉が積もっていたので、キーを落としても音がせず気づかなかった。今回は幸いキーを見つけることができたが、出掛け先で運悪く車のキーを紛失して見つけることができず、スペアキーも持っていなかったら大変なことになる。それが携帯電話の電波も届かないような山奥だったらと考えるとゾッとする… |
西岸沿いの道路 |
高根島を外周する県道の北側の一部は、非常に狭く曲がりくねったアップダウンがある。対向車が来て欲しくない狭小道路。西から南にかけては堤防沿いの平坦な道が続き、道路からの眺めは三原市の造船所が見えるくらいで、印象的な瀬戸内風景があるわけでもなく。高根島は灯台以外にこれと言って立ち寄る場所も無く、狭い道路が多いので、あまりドライブや観光に向いた島ではない。 |
西岸から見える三原市の造船所 |
広い敷地に別荘風の建物 |
バルコニーが崩れかけてる |
ひっそりとした素朴な風情の高根島の風景の中に、それとは少々浮いた建物が島の南端側にある。映画に出てきそうな赤い屋根の家。広い敷地内にはブランコや滑り台、ロープと滑車を使った遊具、テニスコートの跡らしきものなどがある。よく見ると家のバルコニーは崩れかけ、敷地を囲む柵には売り家と書かれた不動産看板。裕福な人の住居か別荘だったのだろうか。 |
<< SCROLL 高根島南東岸から眺める高根大橋と生口島 パノラマ写真180° SCROLL >> |