対馬には前々から関心があったのだが、2年前まで住んでいた東京からでは遠く、対馬観光のためだけにわざわざ長崎県まで行こうという考えは起こらなかった。3年前に行った九州旅行では対馬へ立ち寄る案を検討したが、旅行期間や予算などの折り合いを考慮した結果ボツに。そして2年前に東京から広島に移ったことにより、対馬がぐっと身近になり、旅行する機会をつくりやすくなった。しかし、福岡県の博多から対馬までのフェリーの車両航送運賃が微妙に高く、他の車中泊旅行や瀬戸内ドライブの後回し、後回しとなり、広島に移住してもうすぐ2年という頃のＧＷになってやっと実行するまでに至る。

対馬は韓国から見て最も近い日本であり、日本の本土よりも韓国本土の方が近い島。気軽に行ける”海外”という事で、毎年多くの韓国人観光客が対馬を訪れ、主だった観光スポットでは賑やかな韓国人団体客に遭遇する事がある…と知り、快適な旅ができるか少々不安を感じつつの出発。

フェリーの予約は出発当日にしたため、出だしからかなりバタバタ。さらに島内では想定外のトラブルがふたつも発生。アクシデントの多い旅となった。