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旅行期間:2020年8月13日〜8月15日

今年の盆休みは9連休ある!…と言っても、猛暑日が続く真夏にそんな連休があっても嬉しくない。6年前の盆休みに車中泊旅行をした際、暑さに参って真夏に旅行なんかするもんじゃないと強く認識させられ、以降盆休み中に旅行をするのは避けていた。しかも今年は新型コロナウイルスが感染拡大中という事もあり、尚更出掛ける気分ではなかった。しかし、自宅でテレビゲームや映画鑑賞やネット徘徊ばかりの篭りがちな生活は直ぐに飽き、盆休み3日目にして出掛けたい衝動に駆られる。それにせっかくの大型連休を普段と変わらぬままに終えるのはやっぱり勿体無いという事で、過去の教訓を捨て猛暑にうだるのを覚悟で車中泊旅行へ出掛けようと決める。

4月から5月半ばまで続いた新型コロナウイルス感染症による緊急事態宣言と外出自粛要請の影響で、GW中に行きそびれた長崎県壱岐島(いきのしま)の旅行計画があったが、海沿いの観光がメインになるのできっと凄く暑い。それにコロナ禍の状況下で県外の人間が小さな離島へ入るのは目立つだろうし(特に車のナンバープレートが)、壱岐島旅行はコロナが収束するまでのお預けにする事にした。代わりに、前々から再訪したいと考えて旅行計画を立てていた、熊本県の崎津を目指す旅行をする事に。

崎津は2001年10月の日本一周旅行で初めて訪れた場所で、高台にある展望公園から見える教会のある風景が強く印象に残り、2011年4月の九州一周旅行で再訪している。初訪問から9年6ヶ月経って念願の再訪を果たし、それからさらに9年4ヶ月経って今回3度目の訪問という事になる。有名な観光地ではなく、見所が多いわけでもなく、よくある漁村集落の中に小さな教会が建っていて、それを見下ろせる高台があるだけなのだが、自分にはとてもおもむき深い場所になっている。

 

 

旅行行程はまず大分県の滝3ヶ所を観光し、次に熊本県阿蘇山の展望スポットなどを周り、最後に熊本県西端にある崎津を目指す。機会があれば阿蘇山へも再訪したいと考えていたので、今回の崎津を目指す旅は正にいい機会となった。それに広島から500km強も離れた場所まで行くのだから、沢山観光しておかないと勿体無い。ただ、30代半ば辺りから車の長距離・長時間運転がしんどくなり、車中泊旅行で広島から九州北部以南へ行く事はもうないかもしれないなぁ、とも思っていた(2014年、2015年と続けて九州地方を車中泊旅行してそう思った)。なので一応旅行計画は立てていたが、前向きに実行する考えは無かった。そういう点を考えれば、時間を持て余す事になった今回の盆休みは旅行を実行するいいきっかけとなった。

長距離移動による疲労が少し心配だが、やはり今回の旅で一番の障害となるのは猛暑。ただ、観光のメインは標高の高い阿蘇地域になるので、都市部や海沿いよりは気温が低く過ごし易いだろうと。山間部は夜になれば涼しくなるだろうから車中泊でも寝られるだろうと。まぁそれでも間違いなく暑いだろうが何とかなるだろうと。いろいろと都合よく解釈し希望的観測を持つ事にした。

今回の旅は火山活動による不安要素もあった。まずは阿蘇山中岳火口の火山活動が活発化している事。これによりレベル2の噴火警報が発令されていて、火口から半径1km以内への立ち入りが禁止になっていた。旅行期間中に火山活動がさらに活発化したら阿蘇観光に支障が出る。そしてもうひとつが西ノ島の噴火による視界不良。東京から南約1000kmの太平洋上にある西ノ島が7月末から激しい噴火活動を続けていて、噴煙が西日本まで流れて各地で視界不良が度々起きていた。旅行中に視界不良で景色が霞んでいたらガッカリしてしまう。ふたつの火山活動が旅行に影響しかねない状況というのは寝耳に水だが、これは運に任せるしかない。

猛暑や長距離運転による疲労、火山活動による観光への影響など、不安要素をいくつも抱える事になった今回の車中泊旅行。しかし考え込んでも仕方の無い事だし、まぁ何とかなるだろうと前向き思考に切り替えて決行。