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4:00に目を覚まし、四万十川源流へ向けて国道を走る。途中で国道から狭い山道に入る。これがまた本当に狭く小さなカーブの連続で、道路の右端は岩壁とふたのない排水溝、左端は柵の無い断崖。そんな山道を暗闇の中慎重に運転し、4、5km走ったところで四万十川源流へ続く道との分岐点に差し掛かる。その先も相変わらず道幅は狭く、カーナビの地図を最大拡大表示にしても出てこないマイナー加減。しかも所々岩壁から崩れた土砂が道路に流出していて、安全性にかなり不安を感じる。そんな山道を分岐点から1kmほど走ってようやく登山口に到着。ヘッドライトを消せば外は完全な暗闇。明るくなるまで一眠り。 |
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源流点まで25分 |
結構険しい山道 |
手付かずの山中を歩く |
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寒くてあまり眠れず6:30に目を覚ますと、外はだいぶ明るくなっていた。外に出るとかなり寒い。上着を着てトレッキングシューズに履き替え出発。登山道に入って直ぐに木箱に入った記帳ノートがあり、ノートを見ると結構書き込みがある。こんな交通の便が悪い山の中でも訪れる人は多い様子。せっかくなので自分も一筆入れておく。登山道はほとんど整備されておらず、木の根や岩が多く歩きにくい。登山に向いた靴でないと危ない。トレッキングシューズを履いてきてよかった。途中からやたらと勾配がキツく険しくなり、何かおかしいと思い少し引き返すと、いつの間にか道を外れてしまっていた。案内板はほとんど無く道が分かりづらい。それでも登山道入口から約20分で無事四万十川源流点に到着。 |
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四万十川源流 |
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四万十川制覇!? |
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四万十川の源流は2つの沢からなっていて、その合流点に碑が立っている。全長196kmの川の始まりの地。旅行3日目に観光した四万十川は川幅がそれなりに広かったが、こんなに流量の少ない源流から始まっている事を考えるとちょっと不思議な感じもする。川の知識は無いのでよく分からないが、とりあえず自然というヤツは凄いと思った。山歩きをして体が熱くなり喉が渇いたので、源流の水を手ですくって飲んでみる。冷たくておいしいので沢山飲んでしまった。飲んでも大丈夫だよな… |
四万十川源流の水を飲む! |
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四万十川源流から狭くて危なくて面倒な山道を引き返し、今度は四国カルストへ続く山道へ。しかしまたしても細道が長々と続き、その上今度は対向車がしばしばやってくる。しかもダンプカーや重機を運ぶトラックばかり。こんな狭い道をよく走って来れたなと思うような大型車まで。トラック運転手の運転技術に感心してしまう。そしてそんな大型車と狭い道で向かい合う時は、必然的に小型車を運転する自分がすれ違いできる場所までバックする事になる。かなり面倒くさい… そんな不便極まりない山道を走りきると、かなり高い所まで登って来たようで周囲の山々を一望。そして四国カルストへ。 |
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東側は雲が多い |
四国カルスト |
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カルストとは石灰岩などの侵食によって出来た地形で、四国カルストは日本三大カルストのひとつ。丘陵地には石灰岩がゴロゴロ転がっていて、そこに牛が放牧されている。カルストの中央には二機の風力発電機が建っている。とにかく眺望がよくスケールの大きい眺めで、旅を始めてからここまでの間に見てきた風景の中で一番のインパクト。本当にいい場所だ。四国カルストを通る道路は高知県と愛媛県の県境に沿って延びているため、車を運転しているとカーナビから「高知県に入りました…愛媛県に入りました…高知県に…」と、しつこいくらい何度もくり返しアナウンスが。。 |
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風車が二機 |
牛が放牧されている |
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車から外に出るとかなり寒い。でも気持ちいい。8:30過ぎでまだ観光客の姿は無く、風の音しか聞こえない。緑の丘陵地と青い空、そして白い風車。空が近く感じる。四国カルストの雄大な風景をじっと眺めていると、身体全体でカルスト台地の自然を体感しているような気分になってくる。こんなにも気持ち良く自然を感じることが出来たのは久し振りな気がする。四国カルストは四国で一番印象に残る場所となった。 |
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雄大な眺めが広がる |
空が近い |
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丘陵地にある展望台で景色を眺めながらの朝食…と言ってもカロリーメイトとウイダーinゼリー。せめておにぎりでも買っておけばよかった。9:30過ぎ辺りから観光客がちらほらやってくる。ここも道路が狭いので混雑すると移動が不便。こういう場所は朝一に訪れるのが一番。 |
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遊歩道 |
四国カルストにある周辺観光地の案内板を見て、「八釜の甌穴群」というスポットに目が留り、次の目的地に向けて走る国道沿いにあるのでついでに観光する事に。四国カルストから酷道を北に10kmほど進み、甌穴群がある八釜渓谷まで続く遊歩道の入口に到着。入口には「行き20分 帰り30分」と書かれた案内板。つまり行きは下り道で帰りは上り道という事か。念のためトレッキングシューズに履き替えて遊歩道に入る。鬱蒼と茂る木々に囲まれた遊歩道は狭く、足を滑らせたら渓谷へ転落する危険もあるので、常に足元に注意を払いながら歩く。 |
八釜渓谷 |
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遊歩道を下って行くと、やがて巨岩がゴロゴロしている八釜渓谷に出る。渓谷を流れる川は透き通った緑色でとても綺麗。川沿いに続く遊歩道をさらに進むと橋に差し掛かり、その先に目的地の八釜の甌穴群。岩場に大小複数の穴が空いている。小さな滝のような流れも沢山あり、思っていたよりも見応えのある場所だった。遊歩道入口の案内板には「大小35個もの甌穴群が縦に5列並んでいる」と書かれていたが、さっぱり分からない。甌穴群の全景を一枚の写真に収められないのがもどかしい。 |
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八釜の甌穴群 |
八釜の甌穴群 |
滝? |
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甌穴群の手前にある橋から別の遊歩道が続いていて、そちらに入ると直ぐに滝のようなものが見えてくる。木々に囲まれ周りの岩や倒木にはコケが生えていて、かなり鬱蒼とした雰囲気。さらに先へ進んでみたいところだが、これ以上奥へ進むと戻るのが大変なので引き返す。帰りは遊歩道入口までずっと上り道となり、睡眠も食事も不十分な自分には結構しんどい。「行き20分 帰り30分」、正にその通りだった。 |
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石鎚スカイライン |
八釜の甌穴群から国道をさらに北上し、途中にある「道の駅 みかわ」の食堂で昼食。四国カルストでカロリーメイトを食べたきりで、やっとまともな食事にありつけた。ちょうど昼飯時の12:00で広い食堂は満席。注文した600円のからげ定食は結構なボーリュームで、観光地の食堂としてはかなりサービス精神旺盛だなと。食後は道の駅で少しのんびりしてからさらに北上を続け、面河渓沿いの県道の石鎚スカイラインに入る。四国の山道でしかも県道なのに、珍しく十分な道幅が確保された快適な道路が続く。そして毎度のごとく午後から雲が増え始める。 |
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面河渓は約10km続く四国最大の渓谷。道路から川まで下りる遊歩道があるのではないかと思ったが、それらしいものは目に入らず面河渓を通り過ぎてしまう。現在地確認のため道路脇のパーキングに車を停めたところ、そこは「御来光の滝」の展望スポットだった。しかし辺りを見回してもそれらしいものは見えない。もう一度よく見回して遠くにある山肌に目をやると…あった。日本の滝100選に選ばれている落差102mの滝だが、2、3kmは離れているので細い糸のようで見応えゼロ。滝壺まで行くには険しく危険な山道を歩かねばならないらしい。 |
御来光の滝 |
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引き続き石鎚スカイラインを進んでいくと、車で埋め尽くされた広い駐車場にたどり着く。一体何の観光地かと思ったら、西日本最高峰の石鎚山の駐車場だった。石鎚山を観光する予定は全く無かったが、これだけ沢山の観光客が訪れる山となるとちょっと気になる。駐車場にある登山の案内板を見ると、登りが2時間30分、下りが2時間と書かれてある。思ったほど時間のかかる山ではない。しかし14:00を過ぎているので、これから登るとなると駐車場に戻るのは19:30〜20:00くらいになると思われ。そうなると下山時は暗くなってしまうし、それに曇りがちな空で登頂してもいい景色は見られそうに無いので、少々惜しいが石鎚山登山は止める。 |
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石鎚山 |
駐車場周辺 |
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快適なドライブができる石鎚スカイラインは石鎚山駐車場が終点で、それから先は狭い県道を走って今治市を目指す。またまたすれ違いも面倒な細道。ただ景色はいい。視界いっぱいに広がる山々の風景の中に、特徴的な切り立った岩山や所々紅葉した木々が見られる。目を惹く景色が沢山ある山道。残念なのは空一面に雲が広がり、日差しが遮られてしまっている事。どうして毎日昼過ぎから曇ってしまうのだろう。10月の四国の天気はいつもこんな感じなのだろうか。 |
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今治市手前の西条市に入るとお祭りに遭遇。その影響で周辺の道路は渋滞し、暫くノロノロ運転が続く。祭りの会場となっている?河川敷は凄い人だかり。そして派手な装飾が施された山車が車の横を通っていく。どんな祭りか少し興味が湧いたが、時間が押しているのでそのまま今治市を目指して車を走らせる。 |
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西条市でお祭りが行われていた |
車の横を山車が通る |
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今治市に入った17:30頃から曇り空が紅く染まり始め、やがて綺麗な夕焼け空に。鮮やかな夕焼けを見るのは久しぶり。毎度の曇り空にガッカリしていただけに、想定外の夕焼け空を見られて得した気分。でも欲を言えば夕日が日没していくのを見たいところ。日が沈み暗くなってから今治市の入浴施設に入り、先に食堂で夕食を済ませ空腹を満たしてから入浴。入浴後は脱衣所内にある休憩所でテレビを見て時間潰し。 |
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車の運転を始めると直ぐに眠くなるも、近くには道の駅などの車中泊に適した駐車スポットは無さそうなので、仕方なく駐車場の広いコンビニを選んで車を停め、そのまま就寝。 |
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食事がカロリーメイトだけはさすがに辛い… |