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2010年10月23日 14日目 (曇り) 熊本県熊本市⇒熊本県熊本市

走行距離:104.8km(合計:3868.8km)

給油:15.11L(合計:226.29L)

 

前日同様7:00に起床し、ホテルのレストランで朝食を食べる。この日は12:00から通潤橋という水道橋の放水を見学する予定があったので、放水時間に十分間に合うよう9:00過ぎにホテルを出発。天気予報では午前中は晴れとなっていて、空には部分的に青空が見える。今度こそ快晴になる事を期待して通潤橋へ向かう。

 

10:00過ぎに通潤橋に到着。道路は空いていてスムーズに進んだので、予定よりもだいぶ早く着いてしまった。しかし期待していた天気予報は外れ、空は白い雲に覆われてしまった。通潤橋の手前にある物産館は道の駅になっていて、駐車場にはすでに何台も車が停まっている。それでも思っていたほど観光客の姿は多くない。土曜日だし放水が行われる前なので混雑するのかと思っていたが、やはり天気のせいだろうか。

通潤橋

橋のかたちをした水飲み場

布田保之助の像

 

橋の上から道の駅を眺める

放水が始まる12:00まで1時間半以上あるので、時間まで遊歩道を歩いて散策することに。道の駅から橋まで続く、川と棚田に挟まれた道の途中には、通潤橋の設計者である布田保之助の像が建っている。通潤橋は江戸時代の1854年に架けられた歴史的建造物で、国の重要文化財。橋の上は歩いて渡ることができるが、両サイドには手すりも何も無いので転落注意。橋の高さは20mあり、高所が得意な自分でも橋の隅に立つと少々足がすくむ。たまに転落者が出てもおかしくないような気もするが、以外にも今までに転落した人は1人もいないらしい。

ギリギリに立つと恐い

 

遊歩道から見る五老ヶ滝

遊歩道はいくつかのルートがあり、放水時間に十分間に合う手頃なルートを歩く。通潤橋を渡って遊歩道を進んでいくと、木々に囲まれたくぼ地へ落ちる五老ヶ滝が見えてくる。これは見応えのありそうな滝だということで、滝壺まで続く細道を下りて行く。しかしこの道が非常に滑りやすい。勾配のきつい下り坂や足場の悪い階段に、沢山の湿った落ち葉。かなり危険な状態なので途中で引き返そうかとも思ったが、性格上途中で引き返すのが嫌なので、足元に十分注意して小幅で歩く。観光客がいた道の駅や通潤橋とは打って変わって、滝周辺では人の姿が無い。

しゃきーん

迫力満点

転ばず無事滝壺に到着。しかし滝壺周辺の足元も、滝の飛沫で濡れて非常に滑りやすくなっている。常に足元に注意を払わなければならないので疲れる。滝壺はぐるっと断崖に囲まれていて、地面に丸く開いた穴の下にいるような感じ。滝壺から眺める落差50mの滝は迫力満点。水量が多く轟音を立てて豪快に落ち、霧状の飛沫を上げてこちらまで飛んでくる。やはり滝は間近から眺めた方が迫力があっていい。前日の夕方に見物した数鹿流ヶ滝も、目の前で眺められたらこれくらい迫力があったのかも知れない。

五老ヶ滝つり橋

つり橋から眺める五老ヶ滝

五老ヶ滝の反対側には、五老ヶ滝つり橋が架かっている。滑りやすい道を今度は上って遊歩道に戻り、五老ヶ滝つり橋へ。橋の上からは眼下の五老ヶ滝がよく見える。五老ヶ滝は通潤橋と並んで景観的にも知られたスポットらしく、熊本の名勝百景に選ばれている。しかしこれだけ見応えのある滝ながら、日本の滝百選には選ばれていない。何故だろう。吊り橋を渡って通潤橋へ戻る。

 

12:00になり待ちに待った放水開始。橋の中間部分の両方向から勢いよく水が放出される。これは面白い!放水時間はたっぷり10分あるので、川岸から眺めたり橋の上に上がって眺めたりと、いろんな角度から放水風景を眺めることが出来る。こんな光景なかなか見られる機会はない。熊本の滞在期間に定時放水される土曜日が重なって本当によかった。放水開始から10分を過ぎると勢いが弱くなり、15分を過ぎた辺りで完全に放水が止まった。

ちなみに、定時放水日時でなくともあらかじめ予約をしておけば、1万円で放水してもらうことも出来る。放水の個人依頼で1万円なら安いのではないかと思う。

 

左から宇土櫓、小天守、大天守

宇土櫓

通潤橋から1時間ほど車を走らせ熊本城へ。休日なので天守閣に近い駐車場は満車になっていて、天守閣から一番離れた駐車場に車を停める。入園料500円を払って城内に入り、まず宇土櫓(うとやぐら)という櫓の中を見学。宇土櫓は熊本城で唯一の創建当時から残る多層櫓。国指定重要文化財になっている。板張りの宇土櫓内は土足厳禁。ビニール袋に靴を入れ、それを持ち歩いて見学。最上階からは天守閣がよく見える。

宇土櫓内

宇土櫓から眺める天守閣

外にある井戸の中を複数の観光客が興味深げに覗いていたので、とりあえず自分も覗いてみる。入城の際に配られたパンフレットにはこの井戸について触れられていないので、おそらくただの井戸と思われ。しかしじっと中を覗いていると、暗闇から何かが這い出てきそうな不気味さを感じる。貞子とか…

 

闇り通路

闇り通路出入り口と本丸御殿大広間

宇土櫓側から闇り通路(くらがりつうろ)という建物の下にある通路を通って、通路の上に建つ本丸御殿大広間の入場口側へ出る。これまでに日本各地の城観光をしているが、こういう通路を通るのは初めてな気がする。本丸御殿大広間の入場口は多くの観光客で混雑。どうやら松本城で一番の人気スポットのようなので、とりあえず自分も入場。ここも宇土櫓と同じく土足禁止で、靴を脱いで袋に入れる。紐を結ぶ靴を履いている上、左手に包帯を巻いているので、何度も靴を脱ぎ履きするのは面倒くさい。

本丸御殿大広間は総事業費54億円をかけて復元したもので、2008年に公開が始まったばかりで真新しい。広い吹き抜けの台所や長い縁側の通路、襖や天井に金箔が貼られた豪華な部屋などなど。展示物も多数。なかなか見応えがある。大広間では琴の演奏が行われていた。

 

天守閣内部

大天守と小天守の模型

本丸御殿大広間の次は大天守に入場。外観に風格を感じる天守閣は残念ながら外観復元天守で、中身は普通の近代建築で資料館になっていた。復元天守のほとんどが外観のみの復元で、建物の造りそのものを復元しないのは莫大な費用が掛かるからだろうか。熊本城の天守閣は大天守と小天守の2つの天守をもち、大天守最上階からは熊本市街の風景を一望。しかし空模様はどんどん悪化していき観光意欲も沸かず、足早に天守閣を下りる。そして小天守に上がるのを忘れた。

大天守最上階からの眺め

右に見える大きな屋根は本丸御殿大広間

 

熊本市内にも路面電車が走っているので、一目見ておこうと熊本城から歩いて大通りへ。何台か通過するのを見た限りでは昭和以前の旧車両は走っておらず、2両編成の低床車両を多く見掛ける。と、何やら賑やかな車が走って来た。「月よりの使者 月光仮面産業 K-K」… 氷川きよしの曲を流しながら走り去っていく。怪しさ全快。後から調べてみると熊本のちょっとした”名物”らしく、石焼いもやかき氷、たこ焼きやお好み焼きなど何でも売っている移動販売車らしい。

 

18:00に亀の井ホテルに戻り、1階のジョイフルで夕食を食べながら翌日の軍艦島クルーズについて考える。ケータイで翌日の長崎の天気予報を確認すると、降水確率80%の雨と厳しい状況。しかしクルーズが決行か中止か発表されるのは当日の9:00からで、まだ中止とは断定できない。予定通り軍艦島クルーズに参加するなら亀の井ホテルにもう1泊すればいいが、諦めるならこのまま東京への帰路へ向かった方がいい。どちらにしようか暫く考えるも結論を出せない。念のためホテルロビーのパソコンでも天気予報を確認してみると、長崎の降水確率は40%となっていた。ケータイで見た降水確率の半分。これはどちらが正確なんだと更に迷い考えた末、降水確率40%の方に賭けてホテルにもう1泊することにした。

 

本日の食事

朝食 ホテル バイキング
昼食 コンビニ パン
夕食 ジョイフル サイコロステーキセット

前日同様朝夕はホテル。