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ケータイの目覚ましで7:00起床。ベッドで寝たので爆睡できた。30分ほどテレビを見ながらボーッとして、それからホテルのレストランで朝食バイキング。バイキングは洋食・和食の両メニューがあり、ソフトドリンクも数種類ある。思っていたよりメニューが多くかなり満足。1泊4800円で朝食バイキング付きというのはかなりお得な感じがする。ビジネスホテルはほとんど利用した事がないのでよく分からないが、他も大体こんな感じなのだろうか。ともあれ、熊本県にいる間は亀の井ホテルに連泊することにした。 |
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空は相変わらずの曇り空。ホテルロビーにあるパソコンで天気予報を確認すると、やはりこの先数日間は曇天が続く予報。天気で何よりも心配なのが、24日の軍艦島上陸クルーズが決行か中止かということ。怪我で旅を中断することになってしまったので、せめて軍艦島の上陸観光だけはしておきたいところ。この日の予定は午前中から阿蘇山の観光をするつもりだったが、天気予報では午後から少し晴れる事になっていたので、結構楽しみにしていた阿蘇山観光は午後にまわし、午前中は阿蘇山の東にある大分県の原尻の滝へ行くことに急遽変更。フロントでチェックアウトと連泊の予約を済ませ、ホテルを9:00出発。 大きな車中泊の旅で13日目と言えば、日本一周でも北海道一周でもスピード違反で切符を切られた不吉な日数。本当に凄い偶然だ。二度あることは三度…あっては困るので、走行速度には十分注意しようと心掛ける。 |
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相変わらずの曇り空… |
原尻の滝へ続く国道は車の通りがほとんど無く、信号もほとんど無いので快走。でも不吉な13日目なので、制限速度をいつも以上に意識して運転。原尻の滝までの道のりの途中に数鹿流ヶ滝というものがあるので寄り道しようとするも、それらしきものを見つけられず同じ道を行ったり来たり。別の道に入ってみてもやっぱり見つからない。なので地元の通行人に滝の場所を教えてもらい、その通りに道を進むもやっぱり辿り着けない。何故!?イライラしてきて時間も勿体無いので数鹿流ヶ滝は諦める。 |
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滝見橋 |
こんなに狭い |
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ホテルから80kmほど車を走らせ、11:00に原尻の滝に到着。滝の前には長い吊橋があるのでまずそちらへ。今回の旅では吊橋を渡る事が多い気がする。滝見橋という幅が1mほどしか無いやたら狭い橋で、全長は約90mとの事だがそれ以上に長く見える。名前の通り橋の上から原尻の滝がよく見える。 |
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滝見橋から眺める原尻の滝 |
原尻の滝 は、平地の田園風景の中にある窪みを流れ落ちる一風変わった滝。幅は120m、高さは20mあり、「東洋のナイアガラ」とも呼ばれ、日本の滝百選に選ばれている。滝の上には沈下橋が架かっていて、滝の端から端まで渡れるようになっている。 |
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原尻の滝 はなかなか見応えのある滝だと思うが、「東洋のナイアガラ」と言うには正直かなり迫力に欠ける。本家とはあまりにも規模が違い過ぎる。滝や地形などに「東洋の〜」と名付けている場所がよくあるが、本家をイメージして訪れたら遥かに小規模でガッカリ、という事が多い。そうなると本来はいい場所なのにマイナスイメージが出来てしまう事もあるので、むやみに「東洋の〜」と付けない方がいいような気もする。「東洋の〜」という謳い文句で凄そうな印象を与え、集客アップに繋げるのが狙いのひとつなのかも知れないが。 |
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滝の側にある水車 |
水路を泳ぐ鯉 |
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12:00を過ぎても天気は曇りのまま。阿蘇山へ行く前にもう一箇所寄り道しようと地図を眺めてみるが、近場でいい場所が見当たらず、仕方ないので阿蘇山へ向けて来た道を引き返す。時間に余裕があるので阿蘇山をぐるっと囲むように走ろうと思いつき、途中から阿蘇山南側へ向かう道に入る。と、古閑の滝と書かれた看板に目が留まる。気になり看板の指す方へ車を進めると駐車場に着き、滝まで徒歩600mとの案内が。ちょっとした寄り道にしては微妙に遠いが、折角なので駐車場から続く遊歩道に入る。しかも途中から山道になり、足元が滑りやすいとの注意書きの看板。もう絶対に転べないというのに…しかしもう引き返す訳にはいかないっ! |
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山道を暫く歩いていると、目の前に絶壁が見え始める。一方足元は落ち葉や湿った岩場などでどんどん滑りやすくなり、細心の注意を払って歩く。そしてやっと断崖絶壁の目の前にある展望所に到着。高い絶壁の上から流れ落ちる滝の水量は少なく、途中から霧状になって消えている様相がちょっと神秘的でもある。古閑の滝は落差80mの男滝と、落差100mの女滝の2筋からなる滝らしいが、訪問時は1筋の滝しか見えなかった。普段よりも水量が少なかったのだろうか。 |
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箱石峠からの阿蘇山の眺め |
青空が見え始めた阿蘇山 |
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古閑の滝から阿蘇山東側を南下して、箱石峠という雄大な阿蘇の風景を眺められる山道に入る。四国山間部の酷道と違ってしっかり整備された運転しやすい道路。しかし13:00を過ぎても雲は晴れず、折角の阿蘇山の眺望も映えない。そして箱石峠を越えた辺りから、やっと部分的に青空が見え始める。このまま晴れ間が広がる事を期待して車を走らせるが、阿蘇山南側から阿蘇山中心へ続く山道に入ると、再び一面曇り空になってしまう。もう本当にガッカリ。 |
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阿蘇山の道路も快適 |
山道から下界を一望 |
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晴れない空 |
阿蘇山中心へ向けて進む |
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阿蘇山の山道を暫く走ってロープウェイの駅に到着。阿蘇山の観光スポットとして有名な中岳火口までは、阿蘇ロープウェイか有料道路の阿蘇山公園道路で行けるようになっている。最初はロープウェイに乗って行こうと思ったが、有料道路を利用した方が早く上まで行けそうだったので、ロープウェイには乗らず車で中岳火口へ。 |
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中岳火口駐車場から烏帽子岳方面を眺める |
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中岳火口の駐車場からは鳥帽子岳がある阿蘇西側を一望。いい景色なだけに快晴ではないのが本当に悔しい。ちなみに「阿蘇山」とは、根子岳・高岳・中岳・烏帽子岳・杵島岳の5つの山の総称。阿蘇山は巨大なカルデラの中にあり、その規模は東西約18km・南北約25kmと、世界最大級らしい。日本で一番有名なカルデラでもある。あまりに規模が大きくてカルデラの中にいるという事は実感できない。 |
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荒涼とした景色が広がる中岳火口周辺 |
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中岳火口は現在も火山活動をしていて白い噴煙を上げている。有料道路の料金所でもらった「阿蘇・火山ガス警告」というパンフレットを見ると、火口周辺では火山ガスが流れているので、ぜん息・気管支疾患・心臓疾患・体調不良などの方は火口見学を禁止、と書かれてある。そういえば料金所でぜん息や体調不良はないか聞かれた。そんなに毒性の強いガスが出ているのか。火口周辺に複数ある避難壕は、ガス濃度が強くなった際の避難所かと思いきや、そうではなく突然噴火した時の避難所だった。噴火の危険性もある場所なのかここは。 |
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火口の周囲に沢山の避難壕 |
展望台もある |
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噴煙の上がる中岳火口の前まで行くと、ツンとした酸性の匂いが鼻を突く。子供の頃に学校の理科の実験で嗅いだような刺激臭。火口にはエメラルドグリーンの湯溜まりあるが、噴煙が多くてよく見えない。それから噴煙はどんどん量を増して行き、やがて湯溜まりが全く見えなくなってしまう。刺激臭も一層強くなり、自分も周りの観光客もむせはじめる。ちょっとガスが強過ぎじゃないかと思ったその時、避難命令の放送が流れる。そして係員による誘導で観光客は駐車場まで避難する事に。 |
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中岳火口 |
噴煙増大中! |
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駐車場へ一斉避難 |
ガス濃度が大変危険なレッドゾーンに |
立入禁止! |
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ガス濃度が危険レベルに達したため、中岳火口を見物できる遊歩道は立入禁止になってしまう。まだほとんど観光していないのに… これで中岳の観光を終えるのはあまりにも損なので、立入制限が解除されるまで駐車場から景色を眺めたりして時間を潰す。立入制限解除を待つ観光客の中からは、中国語や韓国語が沢山聞こえてくる。阿蘇は海外でも有名な観光スポットなのだろうか。そして避難から15分ほど経って待ちわびた立入制限解除。再び中岳火口へ。 |
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噴煙は落ち着いてエメラルドグリーンの湯溜まりがはっきり見えるように。非常に鮮やかで濃い色をしている。中岳には7つの火口があり、火山活動をしているのは第1火口ひとつのみ。現在第1火口の状況は常に監視されていて、噴火の予測が容易に出来るので観光する上で危険はほぼないらしいが、1958年と1979年には突然の噴火により多数の死者が出ている。火口前の遊歩道には「お願い地蔵さん」なるものが置かれている。何のご利益がある地蔵なのか説明書きが無いので、何をお願いすればいいのか分からない。 |
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特徴的な火口壁の地層 |
お願い地蔵さん |
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火口を見学しているうちに再び噴煙が増え始め、また湯溜まりが見えなくなってしまう。ガスの刺激臭も再び強くなる。再度避難命令が出ないうちに、火口周辺の遊歩道を歩いて中岳観光。が、途中でやっぱり避難命令の放送が流れ、急ぎ足で遊歩道を歩いて駐車場へ戻る。いつもこんな頻繁に避難命令が出ているのだろうか。とりあえず一通り観光できたので車に乗り中岳を下りる。 |
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遊歩道 |
活動していない火口 |
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中岳から西へ続く道路を進み、草千里ヶ浜という直径約1kmの牧草地へ。多くの観光客で賑わっていた中岳火口とは打って変わって、草千里ヶ浜の前にある広い有料駐車場はガラガラ。牧草地の遊歩道を歩く人の姿も無い。草千里ヶ浜には引き馬乗り場があり、乗馬未経験の自分としてはかなり興味を惹かれたが、手を怪我しているし曇って草千里ヶ浜の景色も映えないので止めておく。遊歩道を歩くのも止めておく。 |
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草千里ヶ浜 |
引き馬乗り場 |
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有料駐車場の後ろにある丘の上へ階段で上がると、そこは展望台になっていて道路脇には無料のパーキングが。失敗した、有料駐車場ではなくここに駐車すればよかった。パーキングからは草千里ヶ浜の全景を一望。煙を上げる中岳までよく見える。草千里ヶ浜の隅にある池のような場所には牛の群れがいる。ここからの眺めは快晴ならば絶景に違いない。そして快晴の下で草千里ヶ浜の遊歩道を歩いたら気持ちいいに違いない。この天気が本当に恨めしい。 |
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パーキングから |
草千里ヶ浜を一望 |
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米塚 |
草千里ヶ浜と反対の方角には、阿蘇のマスコット的?な山である米塚が見える。人工的につくられたと思うような整った形をしているが、火山によって自然に出来た山。阿蘇の米塚と言えば青々とした緑色の小山のイメージが強かっただけに、霞んで彩度を失った米塚の眺めにガッカリ。九州に入ってからは曇天のせいで本当にガッカリしっ放しだ。 |
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草千里ヶ浜から車を少し走らせ米塚の前へ。目の前から眺める米塚は特徴的な円錐の形が分からないので、草千里ヶ浜の展望台からの眺めほどインパクトは無かった。残念ながら一般人は立ち入り禁止で米塚の上に登ることはできない。どんよりとした曇り空で視界も霞んでいるので、どうせ登ったところで眺めは残念だが。。時間は16:00を過ぎ、曇り空に気分も上がらないのでここで阿蘇観光は切り上げ、熊本市街の亀の井ホテルへ戻る事に。 |
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熊本市街のホテルへ向かう途中に、朝にたどり着く事が出来なかった数鹿流ヶ滝をもう一度探す。道路地図で滝の場所が記された辺りに車を停め、滝まで続いていそうな細道を暫く歩くも辿りつけず。悔しいけど疲れたのでやっぱり諦め、車に戻り走り出して直ぐに、数鹿流ヶ滝の駐車場を発見。自分が探していた場所から200mほど離れた場所だった。駐車場からは滝へ続く遊歩道が延びている。地図上で滝のある場所に駐車場や滝への入口があると勝手に思い込んでいた。全く思い込みというのは良くない。 |
数鹿流ヶ滝 |
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駐車場から遊歩道を3分ほど歩いて数鹿流ヶ滝の見晴台に出る。数鹿流ヶ滝は落差60mで阿蘇最大の滝との事だが、見晴台から滝まで結構離れているので全く迫力が伝わらず拍子抜け。規模が大きな滝でも遠くからでは見応えが無い。数鹿流ヶ滝とは別の方角を眺めると、これまた離れた場所を流れるもうひとつの滝を発見。こちらは落差20mの白糸の滝。 |
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白糸の滝 |
白菊像 |
孝女白菊の碑 |
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見晴台には「白菊像」や「孝女白菊の碑」なるものがある。明治から昭和にかけて全国で人気を博した物語詩「孝女白菊の歌」の舞台が南阿蘇一帯で、白菊のモデルは妙喜尼ではないかと語り継がれている…という説明書きがある。なるほど、全く解らない。とりあえず孝女白菊の碑が、紅い文字が刻まれ綱が巻かれていてちょっと怖い。 |
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18:00に亀の井ホテル帰着。チェックインを済ませ荷物を部屋に置いてから、前日に利用したネットカフェで1時間半ほど時間潰し。さらに前日と同じくホテル1階のジョイフルで夕食を済ませ、部屋のユニットバスでシャワーを浴び、テレビを見ながらゴロゴロして23:00頃就寝。 |
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観光・移動中の食事が面倒で昼はつい手抜きに。 |