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新型車輌8800形 出発式 (2009年)

2009年4月26日から新型車輌の8800形が運行される事になり、同日9:30から荒川車庫で出発式が行われた。8800形は「荒川線の未来を開く、先進性と快適性」をコンセプトにした、グリーン電力で運行される車輌。

荒川車庫前にはたくさんの人が

まずは8800形が1両

出発式が始まる30分前に荒川車庫に到着したが、すでに沢山の人で車庫前は埋まっていた。車庫の外では8800形の初営業運転の乗車を希望する人への整理券の配布が始まっていた。そして車庫には8800形が1両。手を上に伸ばして何とか出発式の写真が撮れる位置を確保。

もう1両出てきた

報道陣も待機

9:10くらいになるともう1両の8800形が出現。今回は2両の新型車両が導入される。2両の8800形の前にはレッドカーペットが敷かれ、出発式の準備は着々と進んでいく。報道関係者も待機していて、テレビ局のカメラマンが人混みの映像を撮っているようだった。2007年5月、2009年1月に9000形を導入したばかりで今回また新型車両2両導入とは、都電荒川線なかなか勢いづいている。

8500形が出庫

人混みの中をスレスレで出庫

出発式の準備中に車庫から出庫・入庫する都電がある度に、係員が人混みをかき分け来場者の前をスレスレで都電が通る。前へ前へと押し寄せる来場者を抑えるのに苦労する係員達。

司会者も配置に着く

人でぎゅうぎゅう

レッドカーペットの隣に司会者台が置かれ、司会者も台の前へ。いよいよ記念式典らしくなってきた。自分は都電以外の鉄道には無関心なので、電車の出発式を見物するのはこれが初めて。カメラを構えた鉄道ファンで賑わうのは予想していたが、思っていたよりも人が多くて驚いた。

8800形 出発式開始

9:30になり出発式が始まる。最初に主催者の東京都交通局の人、続いて来賓者の荒川区長、東京都議会議員2人がご挨拶。8800形はグリーン電力で走る環境にやさしい車輌で…とか、8800形を今後10両まで増やす…とか、荒川区が巨額を投じ都電沿線のバラを増やして…とか。それと都電は地域の活性化に大きな貢献をしているようで、2駅しかない新宿区に線路を延ばす構想や、池袋を中心に新たな路線をつくる構想もあるらしい。さらに都電が走っていない他区からも線路延長のオファーが来ているとか。

区長や議員、タレントも

綺麗な女性がいると場が華やかになる

来賓者の中に一際目立つ赤い服を着た女性。城戸真亜子さんというタレントおよび洋画家(芸能関係に疎遠な自分は知らず)。8800形の鮮やかなカラーリングは、沿線に咲くバラをイメージしたローズレッドという色で、城戸さんも赤いバラをイメージしたと思われる服装。この女性が居ると居ないとでは出発式全体の雰囲気が違っていただろう。城戸さんがマイクの前に立つ時の来場者の拍手は、他の来賓者の時より明らかに大きかった。

城戸真亜子さんのご挨拶

グリーンステッカーお披露目…見えん

来賓者の挨拶が終わると、車体に貼られたグリーン電力ステッカー(グリーン電力を使用している証!)のお披露目。が、位置的に来賓者と報道関係者しか見えず。グリーン電力とは、太陽光や熱、風力などの自然エネルギーによって発電され、電気を作る際にCO2を発生しないとされる電力の事。8800形はバイオマス発電(再生可能な生物由来の有機性資源…詳しくはWebで検索っ)で運行される。

出発式の運転士に

花束贈呈

名誉な2人

次は8800形を最初に営業運転する運転士2人に花束贈呈。この2人は自分の仕事を誇りに思っているに違いない。

来賓者一同でテープカット

出発式は無事終了

そして来賓者一同レッドカーペットに並びテープカット。無事8800形の出発式を終える。このあと報道関係者向けに来賓者の記念撮影が行われ、そして花束贈呈された2人の運転士が2両の8800形の運転席へ乗り込む。

来賓者の記念撮影

運転士が8800形の運転席へ

先に早稲田行きの8801号車が動き出し出庫口へ進む。出庫口の線路にはカメラを構えた人が押し寄せ、係員は線路の軌道確保に一苦労。そして10:00ちょうどに、大勢の人に囲まれた出庫口の線路を進み荒川車庫前停留場の早稲田方面乗り場ホームへ。

遂に出発

大勢の人に囲まれ出庫

停留場ホームとその周りは人で埋め尽くされ凄い事に。あらかじめ整理券を配られた乗客を乗せ早稲田へ向けて出発。その後すぐに8802号車も車庫から出てきて三ノ輪橋方面乗り場ホームへ入り、乗客を乗せて三ノ輪橋へ向けて出発して行った。

人で埋まる荒川車庫前停留場

早稲田へ向けて出発する8801号車

個人的には8800形の第一印象は良くなかった。フロントマスクを初めて見た時、少々メカメカしい印象を受け映画のアイアンマンの顔が思い浮かんだ。都電荒川線は自分にとっては、昭和の古き良き時代の面影(街の風景や車窓からの視覚的な面だけでなく、路面電車独特のモーター音や発車時の「チンチンッ」という音、地域に密着した乗り物で乗客の生活観などを感じる事ができるところ)を見せてくれるものなので、近代的なデザインよりも飛鳥山公園や荒川遊園地に展示されている旧車両や、9000形のレトロなデザインの方が好ましいと思っていた。

しかし今回の出発式の来賓者達のスピーチを聞いて少し印象が良くなった。環境に配慮した車輌で、沿線に咲くバラをイメージしたカラーリング。真っ赤な衣装を身にまとい、8800形のローズレッドと相まってとても華やかだった、城戸真亜子さんの貢献も大きいと思われ(笑)。

それにしても、出発式は自分が予想していたよりもずっと人が多くて驚いた。都電の出発式でこれだけの混み様なのだから、新幹線などメジャーな電車の出発式は本当に大変な事になるのだろうと思った。

 

試運転中の8800形

滝野川一丁目に一時停車中

実は出発式のちょうど一週間前に、西ヶ原四丁目〜滝野川一丁目で試運転中の8800形を偶然目撃。試運転中なので停留場に停車はしても乗客は乗せず。停留場で都電を待っていた人達は突然の出来事に、とっさにカメラや携帯を取り出して撮影していた。