|
||
※二度目の登山の掲載画像は、フィルムカメラで撮影した写真を、スキャナーで取り込んだものです。 |
河口湖口五号目までは、中央自動車道河口湖ICの直ぐ側にある、有料道路の富士スバルライン(往復2,000円)を上って行く。ちなみに四箇所ある五合目のうち、道路が有料なのは河口湖口だけ。 河口湖口は複数ある五合目の中で最も規模が大きく有名で、6:00に到着した時には広大な駐車場の大半が埋め尽くされ、沢山の人で賑わっていた。売店等の建物が複数あり、富士宮口五合目とはだいぶ雰囲気が違う。 |
|||||
初登山で得た教訓に従い今回は装備万全。飲み物1.4リットル、カロリーメイト、酸素ボンベ、日焼け止めクリーム、底の厚い運動靴、そして初登山時に購入した金剛杖。初登山の時は酷い日焼けをしてしまったので、登山中マメに日焼け止めクリームを塗る。それにしても非常に強い日射し!六合目ですでに暑さにやられそう。 |
|||||
初登山の時はやらなかった金剛杖の焼印を今回はいくつか捺してもらった(もちろん有料)。山荘ごとにデザインの異なる焼印がある。初登山の時は全く興味が無かったが、焼印でいっぱいになった金剛杖を突いて登山する人の姿を見てかっこいいと思い、自分もいつか焼印で埋め尽くしてやろうと思った。とは言ってもあと何回登れば埋まることやら… |
|||||
↓焼印の一例↓ |
|||||
七合目の少し手前で友人にトラブル発生!なんと片方の靴底が剥がれてしまい、まともに歩けない状態になってしまった。登山で最も重要なアイテムの1つと言える靴にトラブルとは、なんて致命傷…どうやらかなり使い古された靴だったようだ。なんとか七合目まで登り、山荘でガムテープを貸してもらい靴にぐるぐる巻きして応急処置。とりあえず登山続行可能となり先へ進む。 |
|||||
八合目に着く頃には靴の応急処置で貼ったガムテープがボロボロになって、しかももう片方の靴底まで剥がれてきてしまった。なので八合目の山荘で再びガムテープを借り、靴の表面が完全に見えなくなる位にガムテープを貼り付けた。何とか靴底は固定したものの、歩き辛くて足が結構痛くなってきたらしい。それでもここまで来たらもう登り切るしかない!という事で登山続行。ガンバレー!! |
|||||
八合目を過ぎた辺りから登山道は雲の中に入り、濃霧の中のように視界が悪くなる。しかしこの雲のお陰で強い日射しは完全に遮られ、涼しくなって体力の負担がかなり減った。でも山頂は晴れていてくれないと困る。 ここまで来ると酸素が薄くなってきて結構頭が痛くなって来るのだが、持参してきた酸素ボンベを吸引してもちっとも頭痛が軽減しない。吸引方法に問題があったのか? |
|||||
山頂に近づき晴れてきた |
山の斜面に見える点は登山者 |
河口湖口五合目から約6時間かけて山頂に到着。初登山で富士宮口登山道を登った時とほぼ同じ所要時間。なぜか九合目が見当たらず、いつの間にか山頂まで来てしまった。後から調べてみると、河口湖口登山道の九合目には山荘が無い。なぜ? 友人の靴と足への負担が心配だったが、なんとか山頂まで応急処置で貼ったガムテープが持ってくれて良かった。自分はと言うと、九合目と思われる辺りから足が急に重くなり、登山ペースが急減したので友人を先に行かせ、自分は友人より15分ほど遅れて山頂にたどり着いた。情けないぞ自分。 河口湖口山頂は、まるでどこかの観光スポットの様に沢山の人で賑わっていた。そして快晴!! |
|
|
やはり三七七六の碑がある富士山測候所まで行かなくては、本当の日本一高い場所に登った事にはならないので、河口湖口山頂とほぼ反対側にある測候所を目指し、火口を時計回りに半周。しかし測候所の少し手前にある富士宮口山頂まで進んだ所で、友人が足の痛みを訴える。どうやらこれ以上進むのは厳しい状態らしい。仕方ないので友人には富士宮口山頂で休憩していてもらい、単身測候所へ向かう。 |
レーダードームが外された測候所。初登山の時に撮ったドームのある写真と比べると、何とも寂しい風景…気象観測は終了しているとはいえ、測候所は富士山頂のランドマークのようなものだったので、ドームもそのまま残しておいて欲しかった。老朽化などの問題があり維持が難しかったのだろうか。 |
||
最後の難所、剣ヶ峰の急勾配「馬の背」を一気に登り測候所へ。本当はお鉢巡り(火口一周)をしたかったが、友人をずっと待たせておくわけにもいかないので断念。次回の富士登山の時の楽しみに。 |
初登山と同じく測候所の表札とホワイトボードの前で撮影。
平成15年8月2日11時 風向:西南西 風速:26m/s 気温:11.1℃ 気圧:649.2hPa 天気:快晴 |
この二度目の登山は、初登山で得た教訓をもとに十分な装備で臨んだので、初登山の時よりも体力的にだいぶ余裕を持てた。しかし日焼けに関しては、マメに日焼け止めを塗っていたにも関わらず結構日焼けしてしまった。次に富士山を登る時は、帽子と軍手を装備して臨むべきだと思った。とにかく次こそはお鉢巡りをしたいっ!! |
見よ、日本最高峰を征したこの雄姿をっ!!(笑) |