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その2  2日目昼〜夜

 

琴ヶ浜

(ことがはま:石川県輪島市)

別名「鳴き砂の浜」と言われる綺麗な白い砂浜。別名通り砂を踏むと摩擦で鳴くような音がする鳴き砂。…のはずが、実際砂浜の上を歩いてもそういう音はしなかった。どうやら海の汚染や人の立ち入る多さなどでだんだん鳴かなくなってしまうらしく、人があまり立ち入らない奥まで行かないと鳴き砂はないらしい。それでも波の音と涼しい風がとても気持ちよくて満足。

女滝(めたき)

男滝(おたき)

男女滝

(なめたき:石川県輪島市)

男滝・女滝の二つの滝が一つに合流する男女滝。階段状の岩肌を緩やかに流れる大きな滝が女滝、小さく流れの速い滝が男滝。県道沿いにあり車窓からも見える。観光スポットとしては少々物足りないためか、道路越しから眺める人はいても滝の目の前まで来る人はいなかった。

桶滝

(おけだき:石川県輪島市)

岩に開いた穴から水が流れ落ちる変わった滝。ここまでの山道は車がすれ違うにはちょっと狭くて、駐車スペースもほとんどないので、観光客が一度に沢山来たら大変なことになりそう。

暗い逆光写真を強引に補正…

桶滝へ行くため海沿いの道路から細い山道に入ると、すぐに道路脇に小さな駐車場があり、そこから海が広がる風景が目に入ったが、特に気にもせずそのまま滝へ。でも後から気になり、桶滝から海沿いに戻る時に寄ってみる。駐車場からは小さな港町を眺められるようになっていて、これが長閑でとてもいい風景。少しでも気になったら車を止めてみるものだなと思った。

能登半島にある家は昔ながらの日本家屋が多く、皆屋根瓦が黒色だったのが印象に残った。って、昔の屋根瓦は何処でも黒なのかな?

白米千枚田

(しろよねせんまいだ:石川県輪島市)

幾何学模様の水田が海沿いの急斜面に階段状に連なる棚田。田の枚数は国指定部分で1004枚、全部で2000枚以上あるらしい。千枚田の知識は全く無くても、これだけ立派なものは貴重で珍しいものなのだろうと思う眺め。ほんの一角で田植えが行われていた。ここはかなり人気の観光スポットらしく、千枚田に併設する道の駅は満車状態で、道路は路駐の車でいっぱいだった。これまでで最も人が多い場所。

木枠で土に跡を付け…

跡に沿って苗を植えて…

できあがり!

窓岩

(まどいわ:石川県輪島市)

国の名勝天然記念物に指定されている曽々木海岸にある岩。海面より高いあんな所にどうして穴が開くのだろう、と思ってしまう。曽々木海岸の海水は非常に透明度が高い。能登の海は何処も綺麗。気持ちがいいので裸足になって岩場に腰を掛け、コンビニで買ったおにぎりを海を眺めながら食べる。相変わらずまともな食事をしない車中泊の旅。

垂水の滝

(たるみのたき:石川県輪島市)

曽々木海岸にある滝で、直接海に流れる珍しい滝。冬場の日本海から吹き付ける強い風にあおられて、水が下から上に逆流することがあるという。そんな光景を見てみたい。

曽々木海岸から能登半島最北に向けて海沿いを走っていたら、河川上を泳ぐ大量の鯉のぼりが目に入り、近くのPAに車を停めて鯉のぼりの元へ。「奥能登大谷川鯉のぼりフェスティバル」という催し物が行われていた。沢山の家族連れで賑わっていていた。

木ノ浦海中公園

(きのうらかいちゅうこうえん:石川県珠洲市)

綺麗な海岸だが特別変わったものが無いためか、人の姿はほとんどない。前日からの長旅で疲れが出てきたのか、眠くなったので駐車場に車を停め車内で少しの間仮眠。天気がいいのでこの日のうちに、特に楽しみにしていた見附島まで行こうと思っていたが、しんどいのでヤメ。次の目的地の禄剛崎を2日目最後の観光にすることにした。

禄剛崎

(ろっこうさき:石川県珠洲市)

能登半島最北端の禄剛崎に15:30到着。日本一周の旅でも立ち寄ったが、その時は完全に日が落ちた後で真っ暗で何も見えなかったので、今回再び訪れるのを楽しみにしていた。駐車場に車を停めて、灯台のある高台まで長い階段を上る。疲労も限界に近づいている様子で上り階段がかなり辛い。

日本列島ここが中心

高台は公園のようになっていて、日本の灯台50選に選ばれている禄剛崎灯台がある。今までに見たことの無い変わった形。歴史的文化財的価値の高い灯台らしい。他に目に付いたのは、「日本列島ここが中心」と刻まれた碑。どうやら禄剛崎は日本の中心らしい。禄剛崎からは海からの日の出・日の入り両方が見れるというので、遅い昼食を済ませた後に夕日を見に再び高台に上ろうと考えていたので、また階段を上るのかと思うと余計に疲れが出てくる。面倒なので陽が沈むまで高台で時間を潰したいところだが、日の入りまで2時間以上あるしお腹も空いてきたので、灯台周辺を一通り回って高台を一度下りる。

ウラジオストック…

木ノ浦海中公園に着いた時に、疲れたので見附島の観光は翌日にすると決めたが、欲が出てやっぱり行こうと気が変わり、能登半島東側の海沿いの道路を南下し始める。しかし明らかに集中力が無くて車の運転がしんどいので、6kmほど進んだ所で結局禄剛崎へ引き返す。何やってんだか…

禄剛崎駐車場前にある食堂で、今旅初のまともな食事をして、車の中で1時間ほど仮眠して少し体力回復。陽が傾き暗くなり始めた18:00過ぎに再び高台の上へ。もう誰もいないと思っていたが、灯台周辺にはちらほらと人の姿。自分と同じく日の入りを眺めようと待っている様子。日中は雲一つ無かった空にだいぶ雲が出ている。翌日の天気が心配…綺麗な夕日を見ることはできたが、雲のせいで水平線に沈む太陽を見ることができなかったのは残念。太陽が見えなくなったすぐ後に灯台の灯が点いた。19:20入浴施設へ向けて出発。道路を走る車はほとんどない。

禄剛崎から10kmほど南下した所にあるホテルの大型温泉施設に入浴。長時間入浴していたらお腹が空いてきたので、施設内の食堂で何か食べようと思ったら営業終了していた。困った…確か禄剛崎から入浴施設に来るまでの間、コンビニや飲食店を1度も見かけなかった。万が一の事を考え、入浴施設内の売店でアーモンドチョコ購入。2時間強施設内にいて車に戻ったのは23:00。2日目最初の目的地の見附島へ向けてさらに10km進む。しかし不安通り営業している飲食店もコンビニも1件もない!結局食事ができないまま見附島に着いてしまった。仕方ないので入浴施設で買ったアーモンドチョコと炭酸飲料で空腹を満たす。万が一の為に買ったチョコが役に立つ、って遭難した登山者みたい…

2日目の走行距離228.2km。天気がよくてとにかくあちこち観光して回った。疲れたし1日目の夜ほど寒くないのでよく眠れそう。23:30就寝。