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その3  3日目

 

まるで夜明けの幽霊船

足元にハート はずかし

見附島

(みつけじま:石川県珠洲市)

4:30起床。ぐっすり5時間ほど寝ることができた。まだ外は薄暗かったので、ある程度明るくなるのを待ってから見附島のある海岸へ。「軍艦島」という愛称が付けられているように、軍艦の船首部分にそっくりな形をした島。本当に大きな軍艦が接岸しているような光景。高さ約30mとかなり大きいのも相まって、夜明けの薄明るい中の軍艦島は少し不気味、幽霊船みたい。砂浜から岩の道をつたって島の目の前まで行くことができるのだが、この岩一つ一つが大きくて歩きづらい。油断して足を滑らすと怪我する恐れあり。島の目の前まで来れば砂浜からの眺めとはまた違った迫力を味わうことができる。島の中間辺りを見ると、地層のようなものが見える。それにしてもこれが自然にできたものだというのだから不思議。ここはかなり楽しみにしていた場所なので空が曇っていたのが残念。

岩の道を進んでいくと…

島をドーンと目の当たりにできる

恋路海岸

(こいじかいがん:石川県能登町)

弁天島と白い奇岩が目を引く恋路海岸。名前の由来はこの辺りにある悲恋伝説かららしい。日本一周で訪れた時は、弁天島はゴミだらけな上満ち潮で島へ渡れなかったが、今回はゴミもないし潮が引いていたので、島へ渡ることができてなんだか安心した。弁天島を撮った写真は全て逆光でシルエットのみを映すものとなってしまった。見方を変えれば神秘的な写真にも見えなくはない?

弁天島から眺める白い奇岩

逆光でシルエットのみを写す弁天島

九十九湾海中公園

(つくもわんかいちゅうこうえん:石川県能登町)

どんな所かよく分からないけど、とりあえず寄ってみた場所。キャンプ場があり、岸の岩場には釣り人がたくさん。海水がきれいで浅瀬は底がはっきりと見える。岩場には動物の毛のようにふさふさしたコケ?が沢山付いていた。特別何も無い所だなと思いつつも、岩場をのんびりと歩いていて何だか気持ちいい。旅行2日目に周った能登半島西側の海岸は、切り立った断崖など険しい地形が続いていたが、軍艦島や九十九湾のある東側は緩やかな雰囲気。

岩に付いてる緑色の毛のような物はコケ?

海中公園をうろうろしてたら体がダルくなってくる。睡眠はそれなりに取れたはずなのだが。海中公園を出発して車を運転していても疲労感が消えないので、道の駅に車を停めて一休み。8:30〜10:00まで仮眠したらだいぶ楽になった。

ボラ待ち櫓

(ぼらまちやぐら:石川県穴水町)

やぐらの上でじっとボラの群を見張って、網をたぐるという原始的な漁法。これが日本最古の漁法らしい。現在この漁法は行われておらず、写真の櫓は観光用のおかざり。能登の観光スポットとして挙げられているので期待していたが、目の前で見るそれはあまりに質素過ぎて拍子抜けしてしまった…

ボラ待ち櫓を出て少し進んだ所でコンビニ発見。前日の禄剛崎から探し続けてやっと見つけた。能登半島はコンビニが少ない。

ツインブリッジ能登

能登島

(のとじま:石川県七尾市)

「ツインブリッジ能登」を渡って能登島へ。能登島には水族館やガラス美術館、ゴルフ場などの行楽施設が複数あるため、能登半島本土よりも交通量がかなり多い。折角なのでガラス美術館に行ってみようと車を走らせていると、古墳の案内板が目に入ったので先に寄ってみる。「須曽蝦夷穴(すそえぞあな)古墳」。まぁ…普通の古墳、かな。気を取り直してガラス美術館に向かうと、行楽施設の集中している辺りの道路が渋滞。駐車場の空き待ちの影響?とにかく全く動かないので諦めて能登島を後にする。

蝦夷穴古墳

古墳の中

旅行の数日前に見たYahooニュースで、富山県に「富山ライトレール」という路面電車が開通するという記事を見て関心を持ち、路面電車のHPを見たらちょうど旅行の走行ルートと交差する形で路線が延びていたので、ついでに一目見てみることに。富山ライトレールの車両は、ヨーロッパでよく走っているような流線型の低床車両。カラーリングは複数ありなかなかお洒落な路面電車ではあるが、個人的には地元を走る都電荒川線の方が好き。車道を走る併用軌道も見てみたい気もしたが、併用軌道が何処にあるのかまでは調べていなく、まだまだ旅は先があるので線路を後にして先へ進む。

富山ライトレール

あまり見かけないゼブラカラーの灯台

生地鼻灯台

(いくじばなとうだい:富山県黒部市)

富山ライトレールと同じく、ついでに寄った灯台。住宅街のような場所の中にあるので、なんだか見栄えしない灯台。灯台のすぐそばには砲台がある。江戸時代に外国船からの海岸防備の為に造られた「生地台場」を復元したもの。

ずんぐりした大砲のレプリカ

たら汁定食1,350円也

生地鼻から日本海沿いの道を少し進み、温泉街の露天風呂に立ち寄り入浴。お腹が空いていたので、入浴した温泉旅館の目の前にある「たら汁」と大きく書かれた看板のある食堂へ入る。温泉旅館の食堂メニューを覗いた時にもたら料理がいくつかあったので、富山の名物はたらなのだと思い、たら汁定食を注文。たら汁がメインなだけあって随分大きな器。汁だけでお腹いっぱいになりそう。なかなかおいしかった。

翌日は志賀高原と草津白根山に寄りつつ帰路へ向かうので、朝早くから観光できるよう志賀高原まで走る。ただ、山道が雪の影響で冬期閉鎖されていないかが心配。昨年GWに新潟の山間部に行った時は、国道が積雪のため閉鎖されていたので、志賀・草津もその可能性が…事前に調べておくのを忘れていた。

22:30、志賀高原手前にある道の駅「北信州やまのうち」に到着。3日目はほとんど移動だった気がする。翌日の計画と冬季閉鎖の道路をチェックして23:30就寝。