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2012年4月18日(水)  巡拝3日目  晴

参拝札所:9・10・11番

歩行距離:33.6km

合計距離:59.5km

出費額:¥7,917

合計額:¥10,087

 

前日よりはよく眠れると思ったのだが、玄関マットの上に寝袋を敷いても結局体は痛いし夜間は変わらず寒い。寒くて2:00頃目を覚ましてからはほとんど眠れず、睡眠を諦め5:00に寝袋を出る。荷物の整理をして5:30出発。どうやら時期的に深夜から朝にかけてはまだ冷え込むようだ。もう少し夜間の気温が上がるまで野宿は控えようと思った。お腹が空いたので途中コンビニに立ち寄り、からあげ弁当とお茶を買いコンビニ駐車場の隅で食べる。出来ればもっとちゃんとしたものを食べたいところだが仕方ない。食べられる時に食べておかないと後悔する事になる。歩き遍路にとって空腹ほど耐えがたいものは無い。

6:00前に朝日が顔を出す

 

第九番札所 法輪寺(ほうりんじ) 山門

納経所が開くまで待つ

第九番札所法輪寺に6:30に着いてしまい、参拝をを済ませて納経所が開くまで待つ。自分以外参拝者の姿は無くシンとしていた。そして時間通り7:00丁度に納経所が開き、納経帳に御朱印と墨書をしてもらい、御本尊御影も受け取る。ところで、納経所の人が急用・急病などで突然来られなくなってしまったらどうなるのだろう。参拝者は御朱印と墨書をしてもらう事が出来なく困った事になるのでは…?自分がそういう事態に遭遇しない事を願う。

法輪寺 本堂

法輪寺 大師堂

納経所を出て山門に向かう時に、山門外の道路をゆっくりと軽自動車が横切り、運転手がこちらを凝視しているように見えた。気のせいかとも思ったが、軽自動車はバックで戻ってきて山門の前で停まり、やはり運転手はこちらをじっと見ている。何となく予想がついたので、目線を合わせないように山門を出るとやはり運転手のおじさんに声をかけられ、予想通り長い長いお話が始まった。車の運転中に待ち伏せしてまでって、どんだけ… ただ、その人は今までに36回も四国参りをしているらしく、この先の進み方について非常に参考になる話もしてくれた。第十一番札所から十二番札所の間の道は「遍路転がし」と言われる山道の難所で、体力的にもキツく時間も掛かるので、今日は十一番で打ち止めして遍路転がしは翌日にしろ、というアドバイス。それと、遍路転がしを行く時はペットボトルの飲み物三本持ってけ、喰いものはいらん、ペットボトル三本もってけ、と念を押された。自分は一気に十二番札所まで行くつもりだったのだが、その話を聞いて、とりあえず十一番まで行って時間と余力を考慮した上でどうするか決めることにした。それにしても、四国の風変わりなおじさん達(失礼)は、お遍路を見かけたら誰にでも声を掛けているのだろうか、それとも若いお遍路にいろいろ説教したがるのだろうか(自分は33歳だが20代に見られることの方が多い)。ともあれ、見知らぬ人に対して声を掛けていろいろ話をしてくれたり、アドバイスをしてくれる事は本当にありがたい。改めて、四国遍路の文化は素晴らしいと思う。

 

巡拝1日目、2日目と野宿でまともに寝れず、食事もあまりとっていない割には体調は良好で、足取り良く進んでいく。道行く通学中の子供たちが元気に挨拶してくれる。そして道の途中途中で順打ちのお遍路さんを追い越したり、逆打ちのお遍路さんとすれ違ったり。その度に交わす挨拶だけでも元気が出る。歩き遍路は自分だけではない、沢山の人が苦労や不便をしながら歩いて四国参りをしている。そう考えると自分も結願を果たせそうな気になってくる。

遍路道にある雑貨屋や会社の事務所などで、お茶や食べ物などのお接待をしている場所をたまに見かける。店前に張り紙などがしてある。しかしさすがに自分からお接待を受けに行くのはがめつい気がするので、基本的にそういう場所は素通り。中にはお接待を受けた回数を競い自慢しているお遍路もいるようだが、それは間違っていると思う。

 

第十番札所 切幡寺(きりはたじ) 山門

333段の階段

巡拝3日目も天気が良く暑い。緩い上り坂でも距離が長いと結構汗が出る。そんな快晴の下で法輪寺から約3.8km歩いて第十番札所切幡寺に到着。と思ったら、山門から本堂まで333段もの石段を上らなくてはならなかった。これはキツイ。暑さと重い荷物に息が上がる。荷物がなければだいぶ楽になるのだが…ということで、階段の途中にあった水屋の裏にリュックを隠し置いて、参拝用具と納経帳が入っている山谷袋だけ持って上る。リュックが無いと一気に足が軽くなる。

切幡寺 本堂

切幡寺 大師堂

切幡寺の納経所に入ると、納経書きのおばあさんがテレビを見ていた。いくら暇でも神事に関る仕事をしている人がそれはマズイんじゃないかと… 本来納経は寺の住職がするべきものらしいが、現状は住職が行なっている場所は少なく、その家族やアルバイトが多いと他のお遍路さんから聞いていた。自分は信仰心はないが、あまりいい加減な態度で納経されてはありがたみも無い… 333段も階段を上って来たんだし。

納経所の側には紐で繋がれた犬が2匹、気持ち良さそうに寝ていた。なんだかとても癒される。

切幡寺の犬

 

切幡寺から次の札所までは約9.3kmあり、これまでで最長の道のり。3、4kmならともかく、1回の移動で5km以上歩く事は旅行でもそう滅多に無い。まだ巡拝3日目で、重い荷物を1日中背負う事にも長距離歩く事にも慣れていないので、次第にペースは落ち休憩も増える。日差しが強く暑いので尚更体力が奪われる。それにしても肩が痛い。やはり荷物はできるだけ少ない方がいいと、ここで確信した。

生い茂った草と菜の花が咲く川に架かる沈下橋

十番と十一番の中間辺りを流れる吉野川に架かる沈下橋を渡る。車が1台通れるだけの狭く長い橋。青空が広がっていて辺りは非常にいい景色。しかし暑くてたまらない。暫く川沿いの石段に腰を下ろし休憩。十番から十一番までの間は全くと言っていいほどお遍路さんを見かけなかった。暑くて皆何処かで休んでいるのだろうか。

吉野川の沈下橋

長閑な風景

 

第十一番札所藤井寺は、山門までの最後の500mが本当にキツかった。急な上り坂が続きバテバテ。歩き遍路にとって暑さは本当に厄介だと痛感。歩き遍路は早春と晩秋がベストシーズンだと言われているのにも納得。夏なんてとんでもない。あまりに疲れたので、境内のベンチに腰掛け一休みしてから参拝。ちなみに、どの札所でも参拝する時はユックは下ろして山谷袋だけ持ってしている。少しでも体への負担を減らすため。歩き遍路で重いリュックを背負った参拝者の多くはそうしている。

第十一番札所 藤井寺(ふじいじ) 山門

藤井寺 本堂

藤井寺 大師堂

藤井寺に着いた時は他に誰も参拝者はいなかったが、参拝を終えた後に遍路ツアーの団体がやってきた。ツアーの場合、納経帳は添乗員が全て預かっていて、ツアー客が参拝している間に添乗員が納経所へまとめて納経帳を出している。そうなると納経書きは大忙し。人数分の納経帳に御朱印と墨書をしなければならない。金剛杖もバスから出る時に、傘立てのようなものにまとめて立てられた中から自分の杖を取っていく。つまり参拝の時意外は弘法大師の化身である金剛杖は手元に無い事になる。遍路ツアーを否定はしないが、これではとてもご利益があるとは思えない。明らかに旅行会社に乗せられているとしか思えない。

まとめて出された納経帳

 

藤井寺の参拝を終えたのが11:30。次の札所までは約12.9kmの道のり、しかも遍路道最初の難所である「遍路転がし」。法輪寺でのアドバイスで翌日にしろと釘を打たれた事もあり迷ったが、いくらなんでも12:00前に打ち止めでは時間が勿体無いし修行にもならないので、当初の予定通り第十二番札所まで進むことにした。3つの山を越えなければならないと聞いていたので、出発の前に腹ごしらえをしようと遍路地図で店を探すが、藤井寺周辺には飲食店もコンビにも無いことに今更気付く。抜かった…

藤井寺山門前の売店

不幸中の幸い、藤井寺山門の目の前にトタン屋根の小さな売店があったので、そこでさつまいもとサイダー、ペットボトルのお茶を購入。さつまいもをサイダーで流し込む。もっとしっかり食べておきたかったが、藤井寺から先の山道にはトイレが無いと書かれていたので、途中でもよおす事を避けるため少なめの食事(少なすぎ…)にした。しかし、やはりこれだけでは足りなかったと後から思い知らされる事に…

これで370円

 

遍路転がし入口

11:40藤井寺を出発。遍路道は境内からいきなり山道に入る。最初から予想以上に急な上り道が続き、すぐに疲れてしまう。15分ほど歩いた所に休憩所があったので一休み。テーブルの上にノートが置かれていて、休憩所に立ち寄ったお遍路さんの書き込みがたくさんある。この日の日付でも数名の書き込みがあった。自分も簡単に書き込みをし足跡をつける。

平地でも暑くてしんどいのに、山道を重い荷物をしょって歩き続けるのはさらにしんどい。暑くて飲み物の消費が早い。確かにペットボトル3本は必要かもしれない。手持ちの飲み物はペットボトル2本とウィダーインゼリー1個だが、まぁ何とかなるだろう。あまり飲み物を沢山持つと荷物が重くなるので難しいところだ。藤井寺を出て1時間ほど歩いたところに「水大師」と書かれた立札あり、水がちょろちょろ出ている管が地面にある。これは飲めるのだろうか。手持ちの飲み物はぬるいので冷たい湧き水を飲みたいところだが、体に合わず腹を壊したら洒落にならないので飲むのは止めておく。

これは飲める水だろうか

長門庵(ちょうどあん)

淡々と歩き続け藤井寺から約3.2km地点にある長門庵に到着。社のような小さな建物があるだけで他に何も無い。建物が見えた時、茶屋でもあるのかと一瞬期待してしまったが、現代のこんな山奥の道にそんなものがあるわけない。無駄な期待は捨てて先へ進む。

遍路転がしと言われる藤井寺からの遍路道は、ほとんどが木々に覆われていて外の景色はあまり見られないが、長門庵の少し先で景色の開けた場所に出る。結構高いところまで登ってきたようだ。この辺りから疲労で写真を撮る余裕も無くなり、必要最低限のチェックポイントのみの撮影。

 

柳水庵の湧き水

遍路転がしを歩き始め約2時間過ぎた辺りからかなり辛くなってくる。特に暑さと荷物の重さに。それに手持ちの飲料ではぬるくて喉が潤わない…キンキンに冷えた飲み物が欲しい。そればかり考えながらも必死に歩き続け、14:20ようやく遍路転がしの中間地点である柳水庵に到着。何とそこには、飲んでくださいと言わんばかりの湧き水が。これは飲んで問題無いだろうとがぶ飲み。冷たくてウマイ!生き返った。

柳水庵(りゅうすいあん)

腹が減ったのでカロリーメイトをかじるが、まともに喉を通らない。食い物はいらん…そういう事だったのか。やはり36回も遍路経験のある人の言葉は正しかった。代わりにウィダーインゼリーを飲む。「おにぎり1個分」だけあってそれなりに空腹感は治まった。山歩きをする時は固形のものより喉を通りやすいゼリー飲料の方がいい。

石段の先に弘法大師がいる

一本杉庵

予想以上に厳しい遍路転がしに苦しみながらも、無我夢中で歩き続ける。十一番札所から約8.8kmの浄蓮庵がもう目の前という所で石段があり、その石段を上っていくと印象的な巨木の前に立つ弘法大師が目の前に現れる。一本杉庵という、大杉の前に立つ大師像。何とも神々しい存在感に足が止まる。四国参りをしている弘法大師に突然出会ったような気分になった。他とは違う特別な雰囲気が漂う場所。

浄蓮庵(じょうれんあん)

一本杉庵のすぐ後ろに浄蓮庵はあった。浄蓮庵は遍路転がしで越える3つの山の中で最も標高が高い山にある。浄蓮庵から第十二番札所までは約4.1km。あと3分の1…この時点で疲労困憊。腹が減ったが非常食は尽きて飲み物のみ。本当にしんどい。しかし時間はまだ15:00を過ぎたばかりで、納経時間の17:00まで約2時間もある。これなら16:30過ぎには十二番札所に着くだろうと予測。そう考えると少しは気力が蘇ってくる。途中途中で小休憩を入れつつ、疲れた体に鞭打って先へ進む。浄蓮庵からは下り道が続くが、勾配のきつい下りは足に負担がかかり、足から伝わる振動も大きく疲れ切った体にはキツイ。

 

浄蓮庵から1.5km歩いたところで山あいの集落に出る。札所まであと2.5kmなのだが、目的地は目の前にある山の上。標高400mの集落から標高700mまで登らなければならない。ここまで来て疲労と空腹に限界を感じ長めの休憩。そして宿泊するか野宿するかを考える。とにかく汗をかいてお腹も減っているので、入浴も食事もしないわけにはいかない。洗濯もしたい。そして十二番札所は山の上にあり、寺の宿坊と近くに1軒宿があるだけで他に何も無い。第一山の中で野宿など寒さで凍えてしまうのであり得ない。ということで必然的に宿に泊まる事に。

疲れ果てて必要以上に歩きたくなかったので、十二番札所の宿坊に電話。しかし満室で部屋を取れず…一瞬呆然。残りは札所から4km弱先にある宿1軒しかない。ヒヤヒヤしながら電話すると、幸い部屋に空きがあって予約する事が出来た。ホッと胸を撫で下ろす思い。しかしこれで17:00までに納経所に間に合わないと、翌日宿から札所まで4km近く戻らなければならない。それは避けたい。しかし…本当に疲れ果てて歩く気力が出ない。もう山道は歩きたくないという思いで前に進めない。いっその事、集落の何処かに泊めてもらおうかなどと考えもした。しかしそんな甘えは通らない。とにかく歩くしかなかった。

山あいの集落

集落から札所までの最後の山道が、自分にとってはとてつもなく辛く、札所まであと1kmというところで16:50になっていた。このままでは間に合わない。寺に電話すれば納経所を閉めるのを少し待ってくれる場合がある、とネット上の何処かのサイトで見たのを思い出し、ダメ元で電話してみる。が、「無理ですね〜」とあっさり断られる。もうどうにもならず、第十二番札所焼山寺の山門の前に着いたのが17:10。

階段の上が焼山寺山門

あと10分早く着いていれば…遍路転がしの道のりを思い返し、あそこで休憩していなければ、あそことあそこの休憩をもっと短くしていれば10分は短縮できたはず…と、いろいろと後悔。実際は17:00ギリギリでは間に合わないので20分以上は足りなかったのだが、途中から諦めかけた自分の意思の弱さと根性の無さに腹が立った。結局翌日は、まず宿から焼山寺まで戻る必要が出来てしまった。苦しいことから逃げようとした罰なのかもしれない。念のため納経所が開いているか確認する気力も無く、恨めしい気持ちで境内へ続く石段を横切る。

石段を横切った先にジュースの自販機を発見。やっと見つけたと、砂漠の中でオアシスを発見した気分。炭酸ジュースを買い、限界に達した空腹感をごまかす。冷たくて感動的においしい。自販機の存在をこれほどありがたいと感じたのは初めてかもしれない。そしてひと休みしてから重い腰を上げて歩き始める。予約した宿は焼山寺から山道を4km弱下ったところにある。この山道が結構勾配のきつい道で、翌日朝一で登らないといけないことを考えると気が滅入る。ふらついた足取りでひたすら歩き続け、18:20に予約した宿「なべいわ荘」に到着。この日歩いた距離は約33.6km。1日にこれだけ歩いたのは、もしかしたら人生で初めてかもしれない。しかもその1/3強は難所の遍路転がし。重い荷物を背負って睡眠も食事も十分でない状態でよくこんなに歩いたと、自分に感心してしまう。納経時間に間に合わず後味は悪かったが、まぁよく頑張った。

 

正面玄関から入り声を掛け、出てきた宿の主人に到着が遅くなってしまった事を謝罪。入浴や食事の準備後片付けなどの事を考えて、基本的に宿には17:00くらいまでに着くようにするのが礼儀とされている。それでも快く迎えてくれた主人に感謝。宿に上がる前に金剛杖を洗う。弘法大師の化身である金剛杖を宿に入れるときは、杖の足先を水で洗って綺麗にするのが作法。お遍路について理解のある宿ではそのための用意がされている。なべいわ荘には玄関に水の入ったバケツとタワシ、ぞうきんが用意されていた。

なべいわ荘

宿泊する部屋

部屋は小奇麗な和室で布団が敷かれていた。空腹が限界だったので入浴は後にして先に食事をいただく事に。他の宿泊客は皆入浴を済ませ、食事をしているところだった。12人ほど食事をしていて、皆感じのいい人たちで談話をしながらの食事。自分が打ち始めから2日連続で野宿し、今日は九番札所の手前から歩き始め遍路転がしを越えてきた事を話したら皆に驚かれた。正直自分でも驚いている。一緒になった宿泊客には、自分より若そうな独り歩きの女性や、バスやタクシーを利用してまわっている高齢の夫婦、何度も四国参りをしている人など、いろんなお遍路さんがいた。やはり1人で野宿よりも宿に泊まって他のお遍路さん達と話をしながら食事をした方が遥かに楽しい。翌朝早朝に宿を出るので食後に宿泊料6300円を払う。これは朝食を引いた額。翌日はまず十二番札所まで戻る必要があり、少しでも時間のロスを抑えるため納経所の開く7:00には着くよう朝早く宿を出るため、朝食は無しにした。

夕食

浴室

食後はのんびり入浴。自分以外は食前に入っているので、他の客の事は気にせずゆっくり湯船に浸かる事が出来た。湯に浸かって体の筋肉など揉んでみると、肩に痛みはあるが意外な事に足は全然痛くない。年に数回の車中泊旅行や富士登山で多少は鍛えられていたのかもしれない。それにしても、やはり野宿より宿泊施設に泊まる方が全然いい。野宿は寒し痛いし、もうしたくないなと思った。相変わらず意志が弱い… 入浴後に脱衣所の体重計に乗ると63kg。この先どれくらい減るのか興味深い。それから衣服の洗濯。確か洗濯機の使用は無料で、乾燥機は有料だった。よほど空腹だったため夕食だけでは足りなかったようで、入浴後にまたお腹が空いてきてしまい、部屋に置かれたせんべいなどの茶菓子で空腹をごまかす。洗濯・乾燥が22:00に終わり、荷物の整理をしてすぐに就寝。雨風凌げる部屋で布団に入って寝られる事がとても幸せな事だと感じたのはこれが初めてかもしれない。