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因島(いんのしま)

東海岸から因島大橋を眺める

小さな漁港の集落

因島はしまなみ海道の北から2番目の島。因島の東側は海岸まで山の斜面になっているところが多く、海岸沿いの県道はカーブとアップダウンが続き道幅は狭い。木々に囲まれた狭いアップダウンを走って小さな港に出て、またアップダウンを走って港に出て、を繰り返す。各港には小さな集落があるだけなので、交通量は非常に少ない。

東海岸沿いの道路

小さな港前の通り

何もないところにパーキング

パーキングからの眺め

東岸の曲がりくねった細道の途中に突如現れるパーキングエリア。しっかりしたトイレと屋根付きの休憩スペースが設けられたパーキングなのだが、周囲に観光スポットも何も無く、極端に交通量が少ない細道にあるのが妙だ。

細道が続く東岸の道路

道路からの眺め

 

地蔵鼻駐車場前

地蔵鼻遊歩道入り口

島の南東の岬に地蔵鼻という、お地蔵さんがたくさんある場所がある。岬を外周する道路の南側は道幅がかなり狭く軽自動車意外の通行は困難らしいので、岬突端付近の駐車場までは北側の道路を利用した方がいい。

遊歩道の途中に無数の地蔵

海岸へ下りていく

海岸に出る

地蔵鼻へ続く遊歩道

あちこちにお地蔵さん

駐車場から続く遊歩道を下っていくと海岸に出て、さらに先へ進んでいくと丸い岩に突き当たる。岩の反対側にお地蔵さんが彫られているのだが、干潮時でないと見ることができない。残念ながら訪問時は干潮ではなかったので、岩の裏手に回ることはできず。

遊歩道の終点に丸い岩

干潮だったらなぁ

 

天狗山山頂へ続く遊歩道

天狗山山頂のテレビ塔

因島南部にある標高207.5mの天狗山から景色を一望することができる。山頂の直前まで車で上ることができ、駐車場から少々勾配のきつい坂道を歩いてテレビ塔のある山頂へ。

山頂の展望台

展望台からの眺め

テレビ塔からでも十分眺めがいいが、すぐ側にある展望台からだとより視野の広い風景を眺望できる。展望台からは西から南にかけての景色を一望。瀬戸内らしい多島美が広がっている。

<< SCROLL    天狗山山頂展望台からの眺め パノラマ写真180°    SCROLL >>

鯖大

天狗山山頂の少し下には大師像。四国遍路以来久しぶりに弘法大師様の姿を見た…と思いきや、この像は鯖大像というものらしい。こういういでたちの大師像は全て弘法大師に見えてしまう。鯖大使についての由来は面倒なので省略。

鯖大師像のうしろに天狗山山頂

 

遊歩道入口

石段をのぼっていく

因島で最も有名な展望地は、島の北部にある標高227mの白滝山。天狗山と同じく山頂直前まで車で上れる。山頂には白滝観音寺があり、駐車場から石段道を5分ほど歩いて山門にたどり着く。山門をくぐった左手には展望休憩所があり、西側の風景を一望できる。

白滝山山門

展望休憩所

<< SCROLL    展望休憩所からの眺め パノラマ写真180°    SCROLL >>

展望休憩所の奥隣に十字架観音像というものがあるが、説明書きが無くどのへんが十字架なのか謎。展望休憩所向かいの観音堂の裏手にまわると、恋し岩というものが安置されている。岩にはふたりの寄り添う顔があるようなのだが、自分には目を凝らしてもさっぱり見えない。すてきなお相手とやらは見つからなそうだ。

展望休憩所向かいの観音堂

十字架観音像

観音堂裏手

恋し岩

私には見えない…

山門の右手には五百羅漢の石仏が約700体並んでいる。そして五百羅漢の一番奥に白滝山山頂展望台がある。展望台の周囲に視界を遮るものが一切無いので360°の大パノラマを楽しめる。

五百羅漢とうしろに展望台

展望台の隣に鐘楼堂

<< SCROLL    白滝山展望台から西側の眺め パノラマ写真180°    SCROLL >>

<< SCROLL    白滝山展望台から北東の眺め パノラマ写真180°    SCROLL >>

因島大橋が見える

日本大小神衹って何?

 

因島北端に架かる因島大橋のふもとに、芝生の広場やキャンプ場などがある因島大橋記念公園がある。公園内の緩く弧を描く海岸からの橋の眺めがとてもいい。海岸の片隅には一番札所霊山寺。因島にも八十八ヶ所霊場があり、各札所の霊場名は本家四国霊場と全て同じになっている。四国遍路を経験した自分としては少し興味深い。

因島大橋記念公園の海岸

因島大橋

一番札所 霊山寺

灯台へ続く道

霊山寺の手前から大浜埼灯台への道が続いている。木々の茂った遊歩道を歩いていくと、大浜埼灯台記念館(旧大浜埼通航潮流信号所)に出る。灯台に関する資料がいくつか展示されている。その先に白亜の大浜埼灯台が建っている。

大浜埼灯台記念館

大浜埼灯台

大浜埼灯台

灯台から西側の眺め

灯台の西隣に小さな砂浜がある。こじんまりとした、木陰が広がりとても落ち着いた雰囲気の砂浜。海面の昇降を観測する検潮所が側にある。こういう形の検潮所を見かけると、ムーミン谷の海?にある”あれ”が頭に思い浮かぶ。でもあれは検潮所 ではないか。

灯台西隣の砂浜

検潮所

 

因島には"がっかり"な観光スポットもある。その名も水軍城。城と言っても天守閣は無く、昔は天守閣が建っていた城跡でもなく、観光用に建てられた天守風の櫓と資料館がある。本当の城でも城跡でもない。かなり紛らわしい資料館。訪問時は休日にも関わらず駐車場は空、売店や土産屋は全てシャッターが下りていた。

閑散とした水軍城駐車場周辺

水軍城を見上げる

駐車場から丘の上にある水軍城までは少々傾斜のきつい遊歩道を歩く。丘の上には船の資料館になっている小さな櫓と水軍資料館。どちらも入る気にはなれず。そして丘の上から海は見えず、特に印象的な風景も無く、眼下に寺と墓地が見えるだけ。本当に残念過ぎる…まぁこういう観光スポットが好きな人もいるのだろうけど。自分の価値観を基準にしてはいけない。

遊歩道の途中にある碇

城門

船の資料館になっている櫓

水軍資料館