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その2  1日目昼〜夜

 

浜名湖

(はまなこ:静岡県浜松市)

浜松と言えば浜名湖!かは分からないが、とりあえず立ち寄り。日本で10番目に面積の大きい湖、と言われてもパッと来ないが、それなりに大きい。弁天島から竜ヶ岩洞へ向かう途中に湖沿いの道路を走った時は、浜名湖の風景に印象が無く通り過ぎてしまったが、竜ヶ岩洞から別の湖沿いの細道を走っていると、白い花が咲く浜辺の風景が目に留まったので車を停める。のどかで落ち着く場所なので浜辺を少し散歩。ほのかな風と波の音が気持ちい。と、御前崎から浜名湖まで観光をしてきて、花粉症の症状がほとんど出ていない(ちょっとクシャミはしたかも)事に気づく。市街地や山よりも海辺や湖の方が花粉の飛散量が少ないのだろうか。

豊橋鉄道 市内線

(とよはしてつどう しないせん:愛知県豊橋市)

浜名湖の次の目的地、愛知県渥美半島に向かう途中、静岡県豊橋市内に入った所で、一瞬馴染みのある物が目に入る。都電荒川線の7000型車両!? と、道路にはいつの間にか、路面電車の線路と思われるものが。都電ファンの自分としてはとても気になる。ここで寄り道すると後の予定が狂うが、気になって仕方ないので、車両が見えた所へUターンして戻る。

戻ってみるとそこは路面電車の車庫で、やはり都電荒川線の7000型と同じ型の車両がある。しかしよく見ると、前後扉がステップ式になっている。後から調べて分かった事だが、この車両は都電荒川線で廃車になったものを譲り受け、こちらの停留所ホームの高さに合わせてステップを付けたものらしい。都電車両の他にも数種類の車両があり、それらも他の地域で運行されていた車両を譲り受けたものらしい。かなり旧式の車両もある。

元都電荒川線の7000型車輌

いろんな車輌がある

車庫の目の前には道路に挟まれた停留場があり、折り返し地点となっている。しかし線路は単線。何処で上下線はすれ違うのだろうか。暫く車庫と停留場をうろうろしていると、車庫を撮影に来る人をちらほら見かける。鉄道ファンにとっては有名な場所なのだろうか。それにしても停留場に来る路面電車は、形もカラーリングもバラバラ。ある程度統一されている都電荒川線を見慣れている自分には、妙な違和感を感じる。

市営ではない

車庫の前にある折り返し終点の停留場

線路歪んでる…

線路上は車が走らないので専用軌道のよう。都電荒川線の場合は、車が進入できないように道路と線路の間が仕切られているが、ここはそれが無い。車が何処でもUターンできるようにするためだろうか。それにしても、線路が敷かれた所の路面状態がかなり悪い。アスファルトがボロボロになっている。しかも線路も所々歪んでいるように見える。車輌も他から譲り受けたものだし、運営資金に余裕がないのだろうか、などと余計な事を考えてしまう。

先進的デザインの三両編成やら

ちょっとゴテゴテした顔の車輌やら

こんな看板も

車庫を後にして線路の敷かれた道路を先に進むと、途中から線路は石が敷き詰められた複線に。何だかとても路面電車らしい風景。それにしても停留場の幅が狭い。幅が人一人ギリギリな感じ。ボケッとしていたら電車と接触してしまいそう。

驚異的に幅狭なホーム

車道と専用軌道の仕切りは無い

数十年前の旧型も現役

同じ路面電車でも、馴染みのある都電荒川線とは全く雰囲気の違う豊橋鉄道市内線。なかなか新鮮で楽しむことが出来た。出来れば数種類の車輌に乗車したり、車庫とは反対の終点まで行ってみたかったが、予定外の寄り道に結構な時間を費やした関係で、渥美半島を周り伊良湖岬に寄る時間が無くなり、ヘタすると1日目最後の目的地の、知多半島の野間崎から夕日を眺めるのにも間に合わなくなってしまうので、14:30過ぎに豊橋市を後にする。渥伊良湖岬は灯台巡りの旅でも訪れているので、まぁいいやという事にした。

野間崎

(のまざき:愛知県美浜町)

灯台と夕日を一緒に見ることが出来るスポット。知多半島に入ってから道路が渋滞し、日没の18:00までに野間崎に辿り着けるか際どくなる。なので知多半島を時計回りに一周して野間崎まで行く予定を、最短距離のルートに変更。知多半島東側の海沿いの国道から半島を横切り、野間崎がある西側の海沿いの国道に移動。しかし西側も渋滞。そんなに人気なのか知多半島?それでも何とか日没前の17:40に夕日スポットの野間崎灯台に到着。

野間崎灯台

海の向こうに見える陸は三重県

夕日のある西側には雲。何だか御前崎で朝日を見ようとした時と同じパターン…ただ雲間から夕日は見える。太陽の輪郭がくっきりと出た夕日を見ることは出来なかったが、まぁこれくらいならいいとしよう。車を停めた灯台前の有料駐車場は、時間が遅いからか料金の徴収はなし。駐車場には車が数台停まっていて、灯台周辺には数人いるだけ。てっきり先の渋滞は、灯台に向かう車によるものだと思っていた。

夕食は何を食べるか旅行計画時に決めていた。野間崎灯台の近くにある「知多半島 灯台ラーメン」。灯台から国道を少し北上した所にある。店の前には高さ10mはありそうなミニ野島崎灯台?が建っている。これだけでインパクト十分。店内は広く少し混雑していて、ファミレスのように名前を記入してから少し待たされる。結構人気のようだ。メニューの中から選んだのは「灯台ラーメン」。

ミニ灯台が建つ知多半島灯台ラーメン

「灯台ラーメン」 750円也

灯台ラーメンを食べたところで1日目の旅は終了。店から国道を南下して野島崎灯台を通り過ぎ、さらに南下した所にある温泉に入る。旅の疲れを癒すつもりが、2時間近く温泉内にいたためヘロヘロになってしまい余計に疲れる。22:00の閉店時間まで休憩所でのんびりしてから、2日目最初の目的地の、知多半島南端の羽豆岬の側まで移動。翌日そこから日の出を見る予定なのだが、天気予報では翌日は朝から雨。まぁそれならそれで、雨の中のドライブもたまにはいいかなぁという感じで。23:00頃に就寝。