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その2  1日目昼〜夕方

 

道の駅 小豆島オリーブ公園

(みちのえき しょうどしまおりーぶこうえん)

ふれあい広場

ハーブクラフト館

ロッジ入り口

洒落た白い風車がある、道の駅 小豆島オリーブ公園に立ち寄り。道の駅と言っても、道の駅がおまけみたいな広い公園。日本で初めてオリーブの栽培に成功したオリーブ園の他、レストランやショップを併設するオリーブ記念館、その他複数の施設がある。どの施設もギリシャ風の洒落たつくり。そして丘の上には白亜の風車。ギリシャのミロス島というところから贈られたものらしい。芝生の広がる丘に建つ白亜の風車と瀬戸内の多島美風景、お洒落でのんびりとした雰囲気。ただ、ここはカップルや家族連れで訪れるにはいい場所だが、一人旅の男が立ち寄る場所ではなかった。。

ギリシャ風車

風車と瀬戸内の風景

醤油蔵通り

(しょうゆぐらどおり)

国内最大級の醤油蔵郡が並ぶ醤油蔵通り。醤油の醸造に関心があるわけではないが、小豆島の主な観光スポットのひとつらしいので立ち寄り。小豆島観光を始めてからずっと道も観光スポットも空いていたのだが、醤油蔵通りの手前から渋滞、そして通り入ると一角が凄い人だかり。小豆島の観光客は皆ここに集中していたのかっ!と思うくらい。通りの中心部にある駐車場は満車で入れなかったので、少し外れの駐車場に車を停める。

天然醸造蔵

醸造蔵の中

まずは、天然醸造蔵の内部を覗くことができる場所へ。通りから横道に入り長く続く醸造蔵の建物に沿って進み、醸造蔵の裏手にある「天然醸造蔵 ギャラリーステージ」へ。何だか大掛かりなステージでもありそうな名前だが、蔵の中が見られるよう足場と窓が設置されているだけ。その足場にある見学用の窓から、巨大な桶が遥か先まで並んでいる光景を眺めることができる。これはなかなかの壮観。いったい何個の桶があるのだろう。それにしても、今日でもこのような昔ながらの製法で醤油が作られている事には驚く。醤油蔵の板壁が何処も黒いのは、醤油製造で使う菌が付着しているかららしい。

小豆島の醤油蔵通りは国内最大級の醤油蔵郡との事。そしてその中にある「マルキン醤油」という醤油メーカーは、日本の醤油五大メーカーの1つらしい。醤油メーカーといえば「キッコーマン」くらいしか思い浮かばない自分…

醤油蔵通り(たまたま空いてた)

祭りでたくさんの人

歌唱中

マルキン醤油記念館がある通りの中心は、まるで祭りのような人だかり。と思ったら、実際に「醤(ひしお)の郷まつり」というお祭りが開催されていた。記念館隣の広場ではアマチュアミュージシャン?が歌っていたり、出店が出店していたり。その中で目に付いたのが「しょうゆソフト」。ソフトクリームは好きなので旅行先でもよく食べているが、醤油味のソフトクリームがどんなものか想像も付かず、手を出すことができなかった。店には常に客が並んでいるのでおいしいのかもしれないけど…

おいしいのかな…

普段は有料のマルキン醤油記念館が無料になっていたので入館。しかしどうしても醤油に関心を寄せることはできず、10分くらい館内をうろついて終了。元々は天然醸造蔵ギャラリーステージに立ち寄るのが目的だったので。。醤油蔵を山側へ入ると「苗羽散策路」という島らしい散歩道があるらしいのだが、観光スポットと言うほどでもなさそうな場所へ歩いていくのも何だか面倒くさいし(迷路のまちでの期待外れが尾を引いてる…)、次の目的地である「二十四の瞳映画村」の閉館時間まで2時間を切っていたので、足早に醤油蔵通りを後にする。ここでふと気付く。10:00前に小豆島に上陸し、数ヶ所観光をして時間は15:00を過ぎているが、満足できたのは重岩のある山からの眺めくらいだと…

マルキン醤油記念館

二十四の瞳映画村

(にじゅうよんのひとみえいがむら)

「二十四の瞳」という映画の存在を全く知らなかった。旅行計画を立てている時に「二十四の瞳映画村」というテーマパークがあることを知ったのが先。小豆島観光で欠かせないスポットらしいが、映画を見たこと無いし、それに車中泊の一人旅ではあまりこのようなテーマパークには立ち寄らない。しかし旅行計画を立ててみると思った以上に観光したい場所が少なかったので、一応立ち寄っておこうという事に。入場料は大人700円。

とりあえず観光することは決めていたが、あまり乗り気ではなかったので映画に関する知識も映画村の情報も一切頭に入れぬまま訪問。映画村はロケのオープンセットをテーマパークにしたもので、昭和初期を思わせる町並みがある。映画「二十四の瞳」のファンにとってはたまらない場所なのだろうと思う。自分も以前に、「北の国から」や「鉄道員」、映画「世界の中心で愛をさけぶ」のロケ地巡りをして、作中の風景や建物を見ては夢中になった。好きな映像作品のロケ地巡りって本当に楽しいんだよね〜

奥の電柱が無ければ

洗濯物にリアリティ

二十四の瞳の事は全く知らない自分ではあるが、思った以上に映画村は楽しめる場所だった。元々古い町並みを散策するのが好きなので、よくできたオープンセットの町を見て歩くのは結構楽しい。本物かどうかは分からないが、昔の商品の看板や映画広告があちこちに貼られている。昔ながらの駄菓子屋や雑貨屋、食事処もオープンセットの中にある。

なんか懐かしい

ニッキ水って何?

シンプル

ンキ…もといマルキン

ゴジラ!

不気味な…動物?

正露丸のようなもの?

映画村の一番奥には木造校舎が建っている。校舎入り口には「苗羽 尋常 高等 小学校田浦分校」と書かれた表札。校舎内に入ることもできる。教室には古い机と椅子、沢山の小道具で当時の様子が再現されていている。それに加え日が傾き少し暗くなった教室内は何ともノスタルジーな雰囲気で、本当に映画のワンシーンに入り込んだかのような気分になる。そんないい雰囲気の木造校舎内を撮った写真データが、デジカメのメモリーから消えている事に帰宅後気付く。本当に校舎内の写真だけ、何故っ!?間違って消去したとは思えないんだけど…

木造校舎

校舎手前にあるボンネットバス

竹製の竹馬

校庭では子供たちが昔ながらの竹馬で遊んでいる。自分が子供の頃も休日に学校で竹馬で遊んだりしたものだが、現代っ子は竹馬で遊んだりしないんだろうな。そして辺りには貸衣装の着物を着た女性がちらほら。って、あれ?あれれっ!?着物姿の女性の写真も何枚か(こっそり)撮ったのに、1枚除いて(右の)全部消えてるじゃないかぁ!一体デジカメに何が起きたんだ…

着物姿の観光客

町並みや学校などのオープンセットの他にも、花畑や神社や松竹座映画館といった施設もあったので一通り回る。二十四の瞳は2度映画化されていて、映画村のオープンセットは2度目の1987年の撮影で使われたもの。松竹座映画館というミニシアターでは、1954年に公開された映画が上映されていた。ちなみに1960年代には2度テレビドラマ化もされている。

花畑と松竹座映画館

松竹座映画館ホール

ざっくり一通り見て回り、閉館の17:00まであと少し時間があったので、「キネマの庵(いおり)」というギャラリーに入る。そこで映画「八日目の蝉」の展示会が行われていた。八日目の蝉は割りと最近見た映画で、結構印象に残る作品だった。しかし舞台が小豆島だったとは知らなかった。ロケ地が書かれたマップがあったので見てみると、ちょうどこの後に向かう予定の千枚田がロケ地のひとつになっていたので、ついでにロケ地にも立ち寄ることに。

衣装や小道具を展示

昔の映画に関するものが展示されている

全く期待していなかったのに結構楽しめた二十四の瞳映画村。事前に映画を観ておけばさらに倍以上は楽しめただろうにと後悔。有名な作品のようだし1度は観ておこうと思う。