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その2  1日目朝〜昼

 

室戸岬

(むろとみさき:高知県室戸市)

月見ヶ浜

特徴的な岩場が広がる

四国東南端の室戸岬に10:20到着。高知県の代表的な観光スポットなだけに観光客が多い。ここはいくつか立ち寄る場所があり、まずは月見ヶ浜という海岸に出る。特徴的な巨岩・奇岩が広がる海岸風景でなかなか印象的だが、2010年に訪れた時の海岸風景の記憶は全く残っていなかった。

月見ヶ浜から室戸山を眺める

室戸山に建つ室戸岬灯台

海岸から海の反対を振り返ると室戸山が目の前にある。台形の特徴的な形をしていて、この風景は2010年に訪れた時にも強く印象に残った。青空をバックに緑色の台形の山が映える風景。個人的にとても絵になっているなと思う。山の上には室戸岬灯台が建っていて、灯台上部がちょこんと見えているのもいい。

山も岩も絵になるから写真撮るのが楽しい

こんな岩だらけの海岸だったんだ

灌頂ヶ浜

灌頂ヶ浜

月見ヶ浜から室戸岬突端に位置する灌頂ヶ浜(かんじょうがはま)まで歩く。灌頂ヶ浜は地層が何層にも重なった巨岩がいくつもある。これはかなりのインパクトだ。以前室戸岬を訪れた時も灌頂ヶ浜に足を運んでいるはずなのに、何故印象に残らなかったのか、何故この風景の記憶が全く無いのか、不可解で仕方ない。

地層が見える岩

それにしてもインパクトのある岩だ

室戸岬は巨岩・奇岩の宝庫だった

いろんな貝殻もあった

室戸岬の岩についてネットで検索してみたら、断層やらプレートやら専門的な説明ばかりなので調べるのを止めた。小難しいのは嫌いなんだ。別にいいじゃないか、純粋に壮大な景色を堪能して満足できれば。

室戸岬の海岸を満喫したところで、月見ヶ浜の入口手前にある室戸岬観光案内所展望台へ。なかなか立派な造りの木造展望台なので眺望を期待していたが、周囲の木々に海岸風景のほとんどが隠れてしまっていて正直つまらない眺め。海岸を見渡すには高さが足りない。展望台が建てられた頃は周囲の木々がもっと低かったとか?一応パノラマ写真を撮っておこうとしたが、撮影範囲の一部がほぼ空と海だけになりカメラが連続する風景と認識できず、パノラマ撮影に失敗。空や海の割合が多い風景のパノラマ撮影でよくある事。

室戸岬観光案内所展望台

室戸岬観光案内所展望台からの眺め

室戸岬観光案内所展望台からの眺め

室戸岬には中岡慎太郎像がある。台座部分が随分と立派な造りで存在感がある。しかしながら日本の歴史に全く関心の無い自分には、歴史上の人物として名前を知っている程度で、どんな人物なのか全く知らない。そして調べる気も全く無い。別にそれでいいのだ。

中岡慎太郎像

中岡慎太郎像

室戸岬展望台

中岡慎太郎像の後ろに室戸岬展望台へ続く階段がある。先に立ち寄った室戸岬観光案内所展望台は高さが足りなかったが、室戸岬展望台は室戸山の山腹にありそれなりに高さがあるので、今度こそ満足できる眺めだろうと期待して階段道を上る。そしてたどり着いた展望台はシンプルで小規模なものだったが、期待通り室戸岬の海岸風景を一望。散策した月見ヶ浜と灌頂ヶ浜が目の前に広がる眺め。これは文句無しの眺望だ。ここからの風景はパノラマ撮影にも成功。

<< SCROLL    室戸岬展望台からの眺め パノラマ写真180°    SCROLL >>

室戸岬展望台から眺める灌頂ヶ浜の奇岩群は、まるで薄い板状の岩を隙間無く無数に並べたように見える。本当に自然は不思議だなと思う。この展望台は下からは目立たずひと目につき難く、入口の階段も中岡慎太郎像の後ろにあり目立たないので、気付かない観光客も多いと思う。

灌頂ヶ浜の奇岩群

室戸岬灯台

(むろとみさきとうだい:高知県室戸市)

海岸周辺の観光が済んだら次は室戸岬灯台。海岸沿いの国道の脇から室戸山の上に建つ灯台まで続く山道があり、案内板には徒歩20分と書かれてあるが、山歩きで疲れたくないので上まで車で移動。室戸山を南北に縦断する室戸スカイラインに入り、つづら折りの坂道を上った所にある駐車場に車を停める。駐車場前の道路からは北へ延びる室戸岬西岸の風景を一望。

駐車場前からの眺め

駐車場の隣には四国八十八ヶ所霊場のひとつである第二十四番札所 最御崎寺へ続く参拝路の入り口。2012年に四国遍路を経験した時は、ここからではなく例の山道を歩いて最御崎寺まで登った。四国遍路記には「勾配のきつい上り坂が延々と続く。しんどい…」などと記されてあるので、尚更に山道を歩く気にはならない。で、駐車場から灯台までは最御崎寺の参拝路を歩いて行くが、参拝路入口に置かれている案内に目が留まる。「室戸岬灯台」…”立入禁止”…[DO NOT ENTER]?!パッと見でこの三文が目に入りドキッとしたが、被災で立ち入り禁止になった通路の代わりの迂回路のお知らせだった。室戸岬灯台は外せない観光スポットだったので焦ったゼ。

「立入禁止」にドキッとした

第二十四番札所 最御崎寺の入口

参拝路を歩く

最御崎寺山門

最御崎寺境内

参拝路を歩いて最御崎寺の山門の前へ。せっかくなので門をくぐって境内に入る。10年前の四国遍路で参拝したのは確かだが、正直なところ全く当時の記憶は無い。33日間で八十八ヶ所もの寺を参拝したので、印象に残るような物や出来事でもなければ覚えていなくても仕方ない。しかしながら、12年前に車中泊旅行で訪れた時の事は覚えている。何故なら、最御崎寺に立ち寄る少し前にお遍路さんと話をする機会があり、その時に初めて四国遍路に関心を持ったから。そしてそれがきっかけで四国遍路をする事になったのだから、人生何がきっかけでどうなるのか本当に分からないものだなと、しみじみ思った。

案内に従い灯台へ向かう

迂回路の指示に従い最御崎寺山門の向かいにある山道に入る。木々がうっそうと茂った細道を下りて行き、途中で横道に折れる。所々人がすれ違うのも困難なほどに狭い場所がある細道。めんどくさいなぁと思いながら渋々歩く。ちなみに灯台への通路の被災内容は、豪雨による灯台手前の山の斜面崩壊との事。

未舗装の山道を歩く

木々に囲まれた細道を抜けると室戸岬灯台の官舎敷地に出る。石造りの官舎は現在は使われていないのか、窓も扉も木の板が貼られていた。それでも何だか風情を感じる。そして官舎の隣に目的の室戸岬灯台。青空をバックに白亜の灯台と石造りの官舎がひっそり佇んでいる様はなかなか絵になる。こういう感じのあまり人が訪れないようなマイナースポットで、風情があって静かで落ち着く場所が好きなんだ。残念ながら灯台と官舎の間には柵が設けられていて、灯台敷地内へ入ることはできない。まぁ本来の灯台展望地からも敷地内には入れないので想定内だ。

室戸岬灯台の官舎敷地

室戸岬灯台

官舎敷地から海の眺め

なかなかいい場所じゃないか

官舎敷地からは太平洋を一望…と言っても、ただ海が広がっているだけの眺めで全くインパクトは無い。奇岩・巨岩がある海岸はほとんど隠れて見えない。それと、海をバックにして灯台を見ることができないのも残念。本来の灯台展望地からは空と海をバックにして灯台全景を眺めることができる。灯台の下部分がアウトドア向けシングルバーナーのガスカートリッジみたいな形をしていて、なかなか特徴的な灯台で印象に残る。下の写真3枚は2010年と2012年に訪れた時のもの。

2010年10月に車中泊旅行で

灯台全景が見える

2012年4月に四国遍路でも

自分は特別灯台に詳しいわけでも灯台マニアでもないが、特徴的なデザインの灯台や青い海を背景にして絵になる灯台、複雑な形状をしたレンズなどに魅力を感じる。2005年には3日間で15箇所の灯台を巡る車中泊旅行もしている。あれからもう17年も経ってしまったのかと、時の流れをしみじみ感じる。2005年は当サイト「日本を旅する」を開設した年でもある。車中泊旅行とHP制作がこんなに長く続く事を当時は想像もしなかった。それにしても17年か、歳を取ったなぁ…

室戸スカイライン山頂展望台

(むろとすかいらいんさんちょうてんぼうだい:高知県室戸市)

駐車場から階段を上る

引き続き室戸スカイラインを運転して北へ進み、途中にある展望台に寄り道。津呂山にある「高岡園地展望台」というのが正式名称だが、室戸スカイラインの最も標高の高い場所にあるので「室戸スカイライン山頂展望台」とも呼ばれている。道路脇にある駐車場に車を停めて、整備された階段道を少々上って展望台に到着。

展望台の様子

展望台から北東側の眺め

展望台はなかなか立派な造りで広さも十分あり、360度のパノラマ風景を眺望。南北に細長く延びる室戸岬の東岸と西岸両方の景色を見られる。と言っても、どちらの海岸も周囲の山々にほとんど隠れていて、正直なところ見応えは全く無い。開放感があるので気持ちのいい展望台ではあるが。個人的に室戸岬で1番の展望スポットは、中岡慎太郎像の後ろにある展望台だと思う。

<< SCROLL    展望台から南西→西→北西の眺め パノラマ写真180°    SCROLL >>

室戸岬観光はここで終わり。室戸スカイラインをさらに北上して縦断し、海沿いの国道に出て高知市へ向けて車を走らせる。

2010年に16日間の車中泊旅行で室戸岬を観光した時は、室戸岬観光案内所展望台・室戸岬展望台・そして室戸スカイライン山頂展望台のいずれも立ち寄っていない。というか、存在を知らなかったと思う。月見ヶ浜と灌頂ヶ浜にある特徴的な岩々の記憶も無いし。。長期間に沢山の観光地を巡る旅となると、事前の旅行計画で全ての観光地の詳細まで調べておくのは難しいし、1箇所の観光に費やせる時間や労力にも限りがあるので、どうしてもざっくりとした観光になりがち。「車中泊 大きな旅」で観光した場所を「車中泊 小さな旅」で再訪する事が度々あるが、当時は大して観光していなかったんだなぁ〜とか、いい場所を見落としていたなぁ〜などと反省する事も多い。まぁそれは仕方がない。ともあれ、これまでに4度行なった「車中泊 大きな旅」は、日本各地を一度に巡る旅で普段はできない経験だったし、人生の中でも特別で大きな思い出となった。要はどんなスタイルの旅でも、長期間でも短期間でも、自分が楽しめていい経験と思い出になれば、それは「いい旅」なのだ。