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その4  1日目夕方〜夜

 

旅行計画では琴ヶ浜展望台を観光した後に、塩屋海岸という場所に時間に余裕があれば立ち寄る事にしていたが、そうするとその後に観光する高知城天守閣の入場時間に間に合わなくなる可能性が出てきたのでキャンセル。塩屋海岸には夫婦岩と灯台があるが、先に観光した鹿岡の夫婦岩や室戸岬灯台と比べると小規模で地味なので、別に飛ばしても何ら問題無いと判断。まぁ、新村遊歩道や琴ヶ浜展望台のように想定していた以上に魅力的な場所な可能性もあるが。いずれにせよ高知城天守閣の観光は外せないので仕方ない。自分は日本の城に特別関心がある訳ではないが、全国に12しか残されていない現存天守(昔のままの状態を維持し続けている天守閣)には興味があるので、車中泊旅行で走行ルートの周辺にあるならば観光しておきたい。ちなみに今回の高知城天守観光で10箇所の現存天守に入った事になる。

高知市街に入ると予想通り道路は混雑。南阿波サンラインから琴ヶ浜までずっと車の流れがよく、そして信号が非常に少なく、約150kmの道のりを気持ちよく快走してきただけに、ゴミゴミした市街地道路の運転が余計に煩わしい。できれば車中泊旅行では混雑した市街地に入りたくないところだが、今回の旅で外せない観光スポットである高知城が高知市街の中心部にあるので仕方ない。高知城を訪れるのは今回が3度目だが、天守閣の中へ入った事は1度も無かった。2001年10月に行なった日本一周旅行で訪れた時は、城内に入って外から天守閣の写真を1枚撮っただけ。じゃあ何で高知城へ寄ろうと思ったのか、正直覚えていない。多分、高知県を代表する観光スポットに1箇所くらい寄っておこうと思ったのかも知れない。続いて2010年10月に行なった四国一周旅行で訪れた時は、高知市街に入ったのが天守閣の入場時間が終了した後だった。仕方なく夕食と入浴を済ませた後にライトアップされた天守閣を眺めた。そして2022年5月、今回3度目の高知城訪問に至る。

高知城を囲む池に沿った道路に入るも、高知城駐車場が何処にあるのか知らない事に気付く。旅行計画を立てる時に調べておくべきだった。しかしスマホやカーナビで調べるために一時停車できる路肩を探して停めるのは面倒だし、かと言ってゴミゴミした道路をウロウロ走って駐車場を探すのはもっと面倒なので、通り掛かったコインパーキングに車を入れる。間口が狭く奥行きがある駐車場の一番奥に1台分だけ空きがあり、狭いスペースで何度も切替してバック駐車。普段は何処にでも広い駐車場がある地域で生活しているので、狭いコインパーキングの駐車は慣れていない。ともあれ、時間は16:20で天守閣の入場時間に間に合い一安心。

慣れないコインパーキングに駐車

高知城

(こうちじょう:高知県高知市)

高知城の入口である表門は駐車したコインパーキングの直ぐ側だった。表門前の広場から天守閣が見えていい撮影スポットになっているが、天守閣の直ぐ上に太陽がありモロに逆光となってしまい、逆光モードで撮影してもかなり厳しい。訪れた時間帯が悪かった。まぁそれでも普段は天守閣の最終入場時間が16:30のところ、GW期間のみ1時間延長となり今回間に合う事となったので助かった。通常通りの入場時間だったら天守閣の入場観光は諦めていた。翌日に回すと後の予定に大きく影響してしまうし、かと言って旅行日数を3日に延ばす気分でもなかったし。今回は1泊2日で済ませたい気分だった。

逆光が…

表門の追手門

表門である追手門をくぐって城内に入り、天守閣へ向かう。その途中にある板垣退助像。日本史に無関心で無知な自分でも板垣退助くらいは知っている。学校の授業にも出てきた有名な人だ。そうそう、このボリュームあるヒゲが印象的なんだよ。どんな人物かは全く記憶に無いが。無知は罪なり、でもそれで良し。

板垣退助像

ヒゲッ

立派な石垣

前回2010年に高知城を訪れた時は21:00過ぎで、城内は真っ暗でライトを照らして天守閣の前まで歩いたのをよく覚えている。暗くて城内の様子は分からないし、ひと気も無く静か過ぎて不気味だし、肝試しに行ったようなものだった。暗闇の中ライトアップされ真っ白に浮き上がる天守閣の様相も何だか不気味だったし。やっぱりこういう場所は明るいうちに観光しないと。

高知城天守

天守がある本丸へ

16:50に天守閣の入場口がある本丸に到着。通常営業ならば最終入場時間を過ぎているからか、GWの割には観光客の姿が少ないと感じた。コロナはあまり関係ないと思う。事前に高知城の公式HPにアクセスしてGW中の入場時間を確認しておいて正解だった。その時に駐車場の確認までしなかったのは詰めが甘かったが。

懐徳館から入場

まずは懐徳館の見学

天守閣の隣にある懐徳館という建物が入場口になっている。入場口の前にある自販機でチケットを購入(大人420円)し、外に設置さた下駄箱に靴を入れて懐徳館に入る。現存天守は何処も土足厳禁。歴史的建造物に靴を脱いで上がる時は、ビニール袋に靴を入れて持ち歩く形式が多い(気がする)ので、下駄箱が用意されているのは嬉しい。

懐徳館の廊下を歩く

武士が隠れる場所らしい

懐徳館の廊下を歩いて各部屋を見学しつつ(懐徳館がどのような役割の建物か分かっていない)天守閣へ移動。現存十二天守のうちのひとつだけあって、当時最高峰の建築技術で造られたに違いない木造建築には見ごたえがある。とにかく柱や梁が太くていかにも丈夫そう。歴史と風格を感じさせる。部材は当時のままなのか、それとも何処かの時代で補修のため交換されたものなのかは分からないが。天守内にはお決まりのように複数の展示物があったが、それらには目もくれず天守内部の造りばかり眺めていた。別に建築関係に関心がある訳ではないけど。

ぶっとい梁と柱

床板がギシギシバタバタ

床板がギシギシと鳴る場所があったが、入者が分かるようにするための「うぐいす張り」だろうか。それとも単なるきしみ音か。バタバタと床板が動いている感じもある。足に伝わる感覚からして、何となく床板にも厚みを感じる。

急傾斜の階段

現存天守は何処も階段がやたらと急傾斜で、段差が高くて非常に歩き辛い。上り下り共に注意しないと転落する危険がある。あと天井の角に頭をぶつけやすい。高知城天守の階段は靴下だと滑りやすくて余計に怖かった。昔の人は現代の日本人よりも背が低かったはずなのに、何故こんなに傾斜のキツい階段にしたのだろう。万が一敵が天守内に攻めてきた時に急いで上れないようにするためとか?

上から階段を見下ろす

天守最上階

人が写らない瞬間を待って撮る!

そして天守最上階まで上がる。天守閣は上階ほど床面積が狭くなるので、最上階は観光客の密度が高い。高知城天守最上階にはバルコニー的なものが設置されていて、ぐるっと一周して周囲の景色を360度見渡すことが出来る。

<< SCROLL    高知城天守最上階からの眺め パノラマ写真180°    SCROLL >>

城の周囲にはビルがひしめくようにびっしり建ち並び、その外側に山々が連なっている。市街地にある城の天守最上階からの眺めは毎回こんな感じな気がする。雑然とビルが密集した街並み風景にはあまり魅力を感じないのが正直なところ。それはさておき、築城当時の人達がこの風景を見たら驚愕するだろうな。

本丸を見下ろす

シャチホコ

高知城観光でのベストショット

天守入場観光は約30分で完了。引き続き城内を散策しようかとも思ったが、特に見るものも無さそうだし、疲労と空腹と天守閣に無事入れた満足感で気が抜けたのでヤメ。旅行1日目の観光はこれで終了。コインパーキングに戻り、予めピックアップしておいた入浴施設に車で向かう。

腹が減っては入浴はできぬ。高知城から入浴施設までは5kmも無いが、市街中心なので移動中に手頃な飲食店があるだろうと店の看板を探しながら運転。大通りを進んでいると反対車線側にあるラーメン屋の天下一品に目が留まるも、ラーメン屋はちょっとなぁ〜、Uターンるすのも面倒だしなぁ〜、などと迷っている間に入浴施設の前を通過してしまう。とりあえずコンビニの駐車場に車を停め、近くに気の利いた飲食店は無いかスマホで探し始めるも、検索するのが面倒になって直ぐ断念。それにこれ以上ゴミゴミした市街地の道路を運転するのも面倒だ。という事で、結局Uターンして天下一品へ。

超久しぶりの店屋物ラーメン

出来れば夕食らしい定食的なものが食べたかったので、ラーメン+半チャーハン+餃子のセットを注文。ラーメン屋に入るのはかなり久しぶりだ。もしかしたら2、3年振りかもしれない。若い頃は友人とラーメン屋巡りをしていた(地元がラーメン激戦区の池袋だった)くらいだが、年と共に店屋物のラーメンを食べたいと思わなくなった。多分脂っこいのとか味が濃いのを体が欲しなくなったのだと思われ。若い頃は角煮とか全部入りとか背油チャッチャとか好きだったのに…何はともあれ年を取った。そして久しぶりの店屋物ラーメンは結構うまかった。

懐かしい温泉

腹を満たして入浴施設「高知ぽかぽか温泉」へ。ここは2010年10月の四国一周旅行でも利用した場所で、なかなかくつろげる入浴施設だったという印象が残っていたので、今回も利用しようと考えていた。そして前回と同様に、浴槽やサウナでのぼせてきたら露天スペースにあるビーチチェアに寝転がりウトウト半寝。これが最高に気分がよくてリラックスできる。そんな感じで1時間半ほど入浴。心身共にスッキリして旅の疲れは完全に取れた。それとどうでもいい話だが、それなりの規模がある入浴施設なのにドライヤーが有料なのは意外だった。しかも3分10円、5分100円、8分200円と、利用料別に3種類のドライヤーが数個ずつ用意されていた。こんな細かい利用時間設定がされた有料ドライヤーなんて初めてだ。

入浴施設から10kmちょい車を走らせ、翌日朝一に観光する桂浜へ向かう。途中コンビニへ寄って翌日の朝食を調達。パンとお握りとお茶のペットボトルを購入。食事は本当に適当だ。孤独な車中泊一人旅なのでそれでいい。そして桂浜駐車場に21:00過ぎ到着。非常に広い駐車場でトイレもあり、日中は有料でも18:00〜8:30までは無料という事で、車中泊旅行者にうってつけの駐車場。ただし、22:30〜6:00の間は出入口の門が施錠されるので、その間は駐車場に入る事も出ることもできない。

桂浜駐車場で車中泊

駐車場の一角に複数台の車が並び賑やかな声、別の場所にはヘッドライトを点けっぱなしでカーオディオがうるさい車。それら騒音の影響を受けない場所に車を移動し、広い駐車場のほぼ中心に駐車。昨今車中泊が流行っているようだが、騒音やゴミのポイ捨て、駐車スペースの占領などモラルに欠ける行為が目立っているらしい。本当に困ったものだが、自分も気付かずに迷惑行為をしてしまわないよう気を付けたい。

寝袋車中泊は快適

就寝地に着いてしまえば後は寝るだけ。狭いプリウスの車内ではスマホをいじるくらいしかする事が無い。ハイエースのようなバンを車中泊仕様にカスタムして、車内にテーブルや椅子やノートパソコンがあって、シングルバーナーで沸かした湯でコーヒーを淹れたりして…そんなキャンプ的で有意義な車中泊にも憧れる。そういう車中泊は定年後にしようと考えている。常に仕事が忙しくロクに有休も連休も取れない現状では、そんな車を所有しても宝の持ち腐れになるだけ。もっと時間と心に余裕を持てる生活がしたい…

後部座席を倒して、エアマットを膨らませて敷いて、その上に寝袋を敷いて、枕代わりのクッションを置いて就寝の準備完了。数分で済む事だが正直これだけでも面倒くさいと感じてしまう自分には、テントの設営や複数の調理器具を用意して料理をする一般的なキャンプは向いていないと思う。荷物は少ない方がいいし、準備は短時間で楽に済む方がいいし、帰宅後の片付けにも時間を取られたくない。面倒くさがりなのでしょうがない。多分プチミニマリストな性格も影響していると思われ。

寝袋入ると暑かった

ラゲッジスペースに寝袋を敷いただけでも寝るだけなら十分快適。寝袋にもぐると少々暑かったので、寝袋のファスナーを開けて上部を開いた状態に。で、直ぐに眠れそうにないので寝転がったままスマホをいじっているうちに涼しくなっていき、やがてファスナーを閉じてちょうどいい温度に。快適な睡眠を得るには温度調節も大事。暑くても寒くても寝付けない。22:00過ぎ就寝。