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その5  2日目昼〜夜

 

阿蘇スカイライン展望所

(あそすかいらいんてんぼうじょ:熊本県阿蘇市)

大観峰展望所から阿蘇ミルクロードを西へ6kmほど移動して阿蘇スカイライン展望所へ。阿蘇ミルクロード沿いにあるのに何で阿蘇スカイライン展望所なんだ?と疑問に思ったが、大観峰展望所あたりから西へ20kmほど続く阿蘇スカイラインというドライブコースがあり、阿蘇スカイライン展望所辺りまで阿蘇ミルクロードと阿蘇スカイラインが同じ道路に重なっていた。微妙に紛らわしい。

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阿蘇スカイライン展望所は地面に砂利が敷かれただけの質素な展望地で、売店や展望台などの設置も無し。車は広い敷地内に適当に停める感じ。そんな展望所だが眺めは大観峰に勝るとも劣らない絶景。ただ、位置が大観峰の側なので風景に大きな違いはなく新鮮味が無い。正直なところ、大観峰を観光したらこちらは別に立ち寄らなくてもいい気がする。

東に大観峰展望所が見える

まだパラグライダーやってるよ

大観峰でとうとう猛暑にやられて外へ出るのが本当にしんどくなり、観光意欲は急激に低下。日焼けした額と首を日差しから守るため、車内に常備してある帽子を被り首にタオルを巻く。それでも暑くてしんどい事に変わりはない。大観峰展望所と大して眺めが変わらない事もあり、適当に写真を撮って直ぐに車へ戻る。朝からいい景色を沢山見られたので阿蘇観光は十分に楽しんだし、出来る事ならもう一時も外に居たくない気分。とにかく日差しを浴びたくない、暑いところに居たくない。阿蘇山観光の予定が残り1箇所なのが不幸中の幸い。

暑くてもう限界…

車に戻りエンジンを掛けると、「ETCカードを読み込めません」との音声が。挿入したままのETCカードを抜いて再度差してもまた同じ音声。今度は車のエンジンを停止して再度掛けると「ETCカードが挿入されています」と音声があり正常に戻る。こんな不具合は初めてだ。おそらく猛暑でETC車載機かETCカードに一時的な不具合が出たと思われ。そうなると前日起きた燃料計の不具合もやはり猛暑が原因に違いない。機械をも狂わすほどの猛暑なのだから、人間の調子が悪くなるのも当然だ…

西湯浦園地展望所

(にしゆのうらえんちてんぼうじょ:熊本県阿蘇市)

阿蘇山最後の観光となったのが、阿蘇スカイライン展望所の直ぐ西隣にある西湯浦園地展望所。正直もう阿蘇観光はどうでもよくなっていたが、基本的に物事は計画通りに進めないと気が済まない性格だし、観光しなかった事を後から後悔したくもないし、これが阿蘇観光最後の訪問地という事で予定通り立ち寄る。

西湯浦園地展望所にあるレストラン

レストラン裏手の展望デッキ

西湯浦園地展望所にはレストランがあり、建物の裏手に広い展望デッキが設置されていた。眺めは1kmも離れていない阿蘇スカイライン展望所とほぼ同じだが、阿蘇スカイライン展望所のように質素過ぎず、逆に大観峰展望所のように規模が大き過ぎず、個人的はにちょうどいい感じの展望所。ミルクロード北部にある3つの展望所の中では、西湯浦園地展望所の雰囲気が一番好き。がしかし…

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あそこまで歩いていく元気が無い…

本当に暑さに対して限界を感じ始め、おまけに本格的に空腹になり観光どころではない。展望デッキの横から丘の上を続く遊歩道が延びていて、その先に眺めの良さそうな展望台があるのだが、クタクタな状態でそこまで歩いてく元気は残されていなかった。普段なら迷わず歩いて行くところだが。。とりあえず空腹だけでも何とかしようとレストランを覗いてみるも、混雑していて賑々しいので落ち着いて食事ができないし、扉や窓が開け放たれているので店内は涼しくない。なので西湯浦園地展望所での食事は諦める。

とりあえず予定通りに旅行2日目の観光は完了した(最後の方はバテて雑だったが…)が、西湯浦園地展望所の観光を終えたのは14:30で時間がだいぶ余ってしまった。普段なら近場で手頃な観光スポットを探して向かうところだが、疲労と空腹でそんな気は全く無し。もう観光はいい。とりあえず街へ下りて入浴施設へ向かいつつ、手頃な飯屋を探して食事をする事に。ご当地グルメとかはいいので、静かでのんびりできて涼しい店内で食事がしたい。

西湯浦園地展望所の前にある交差点が阿蘇ミルクロードと阿蘇スカイラインの分岐点になっていて、大観峰方面から走って来る車の信号待ちで混雑していた。展望スポット以外何も無いような山道で混雑するとは、改めて阿蘇山の人気度を思い知らされた。その交差点を南へ折れて、阿蘇西外輪山の上を通るミルクロードを暫く進み、途中でカルデラ内の街まで続く峠道に入る。車を運転していても窓から入る日差しが日焼けした肌に刺さって痛い。

阿蘇ミルクロードは混雑気味

峠道の途中に阿蘇五岳の眺めがいい展望スポットが道路沿いにあり、せっかくなので車を停めて写真撮影。位置的には阿蘇山のほぼ真西で、北側にある展望所からの眺めとは阿蘇五岳の山岳風景にはっきり違いが出ている。赤い地肌が見える杵島岳が特に印象的な眺め。それと田園風景の中に敷かれた真新しい道路が目に付き、少々景観を乱しているような違和感を覚える。後から調べたところ、熊本地震で大きな被害を受けて通行止めになっている国道57号線の復旧ルートで、まだ工事中で開通前の道路だった。熊本地震から4年以上経っているが、被害から復旧完了していない場所がまだまだあるのだと再認識されられた。最大震度7を記録した地震なだけに、被害の規模も数もそうとうなものだったと思われ。地震は恐い。

二重峠展望台から見る阿蘇五岳

杵島岳の雄大な眺め

車中泊旅行の友(笑)

街へ下りて旅行計画時に調べておいた入浴施設へ向かう途中、車中泊旅行でお馴染みのジョイフルが目に留まり、もうここしかないと入店。15:00過ぎという時間もあり店内はほとんど客が居なく、希望通り静かで落ち着いて食事ができる。とにかく疲労と空腹でクタクタなので、ボリュームのあるステーキにライスとサラダとスープのセットを付けてガッツリ食べる。阿蘇観光では最高の景色をたくさん見て満足出来たが、今回の旅の真の目的地は翌日観光する熊本県天草市なので、しっかり栄養を摂って疲労を回復させる必要がある。しかしながら、翌日も猛暑の炎天下で観光をしないといけないと考えると気が滅入る。今後は夏場に旅行する事があっても1泊2日までにしようと思った。

16:00に入浴施設に到着。時間が早いのでここも客はほとんど居ないだろうと思ったが、意外にも駐車場はほぼ埋まっていた。入浴施設の場所と時間から考えて、観光客よりも地元の利用客が多いのかも知れない。そして覚悟はしていたが、湯に浸かると日焼けした肌がヒリヒリと痛む。日焼けした状態で湯に浸かるのは避けた方がいいのかもしれないが、せっかく露天風呂のある温泉に来たのだから入浴を楽しみたい。そんな感じで痛みを我慢しながら露天風呂に浸かっていたら、急速に睡魔が襲ってきてウトウト状態に。どうにも起きていられないので、石造りの長椅子に仰向けになって仮眠。目が覚めたら1時間ほど経っていた。

夕方から入浴

旅の疲れが温泉でどっと出た

結局仮眠を含めて約2時間も入浴。それでもまだ時間に余裕があるので施設内の休憩所で時間を潰そうと思ったが、空調が効いていないのか微妙に蒸し暑い。これなら外へ出た方がマシだという事で、ズボンのポケットから靴箱の鍵を取り出そうとするが…鍵が無い。無意識にカバンの中に入れてしまったかなと探してみるも、やっぱり無い。ならばズボンを脱ぎ履きした時にポケットから落ちたかもしれないと更衣室へ戻るが、使用したロッカー内にも床にも無い。いよいよ焦り始め、靴箱から鍵を抜いてポケットに入れたつもりが落としたのかもしれないと靴箱まで戻ると、何と靴箱に鍵が挿さったままだった。こんな物忘れをするのは始めてだ。よほど疲れていたらしい…

食事と入浴まで済ませたらもうする事も無いので、2日目の車中泊地に選んだ道の駅がある熊本県宇城市へ向けて出発。入浴施設前の道路が地震被害で通行止めになっている国道57号線だったので、迂回路を案内する標識に従い横道に入る。カーナビにも通行止め箇所が印されていたので、途中からはカーナビの指示に従い住宅地の中へ入って行くが、やがて封鎖された道路に行き着く。少し引き返して別の道を進んでもまた通行止め。どうやらカーナビの情報は十分ではなかった。仕方なくある程度まで引き返し、大回りな迂回路を進む。国道周辺の道路も複数箇所で地震による被害が出てまだ復旧していない模様。地元の人もさぞ不便だと思う。

迂回路走行中に夕焼けに染まった阿蘇五岳が見られた

迂回路を抜けて熊本市街まで続く国道に入る。交通量は多いが車の流れはスムーズで快走。運転しているうちに空腹になってきたので、目に留まったカレー屋に入って腹いっぱい食べる。とにかく栄養をつけて少しでも疲労回復させたい。旅行1日目は朝昼晩とまともな食事ができず気持ちが満たされたかったが、2日目は遅い昼食も夕食も飯屋で食事ができたので満足。普通の人は旅行中にありきたりなチェーン店の食事では満足できないだろうが、基本的に自分はそこまで気にせずに済むので楽だ。まぁ、たまにはご当地グルメや気の利いた食事をして旅行記のネタにしたいとは思うが。普通の人ではないので食事は面倒くさいと思ってしまいがち。

熊本市街に入ると流石に道路は混雑気味になり、車窓からは何となく見覚えのある街並みがちょくちょく目に付くように。そして10年前の四国九州旅行で利用したビジネスホテルの前を通過。あの時は旅行中に手の指を怪我してやむなくホテルに泊まった。あの時は本当に大変だったなぁと感慨にふける。市街を抜けたら熊本県の中心にある宇土半島(うとはんとう)まで進み、目的地の道の駅不知火に21:00過ぎ到着。阿蘇山観光を昼過ぎに終えた時は時間をもてあそぶと思ったが、何だかんだでいい時間になっていた。ちなみに、道の駅不知火へは2011年4月の九州一周旅行で入浴のために立ち寄っている。道の駅不知火は温泉施設が併設されている便利な道の駅。前は温泉施設の利用だけだったが、今回は入浴した後そのまま車中泊しようと考えたが、温泉施設は新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり4月から休業中となっていた。旅行計画時に確認せずに出掛けていたら、2日目は入浴し損ねていたかも知れない。何をするにも事前の確認は必要だと実感。

道の駅の駐車場には車中泊目的と思われる車が数台停まっているだけで静かだったが、後からエンジン音のうるさいキャンピングカーがやってきたり、車外に出て大きい声で長電話する人がいたり、駐車場内をぐるぐる回って何かをうかがっているような怪しい車があったり。さらには暴走族が道の駅の前を2度通過。このままでは落ち着いて寝られないので何処かへ移動しようかと考えたが、道の駅に到着してから1時間超経ってようやく全ての騒音源が去りホッとする。何より道の駅が暴走族の集会所にならなくてよかった。

これでやっと寝られると、22:30頃にエアマットを敷いたラゲージスペースに横になるも、前日の夜以上に蒸し暑くて眠れない。エアコンを消したら直ぐに暑くなるし、外は生温い風が出ているので窓を開けても無駄。仕方がないのでエアコンを点けっ放しで寝る。0:00頃に一度目が覚めてエアコンを消してみるも、深夜になっても暑くてエアコン無しではやっぱり無理。前日に車中泊した阿蘇カルデラ内にある道の駅の方が、標高が高く外輪山に囲まれた地形も関係しているのか涼しかった。