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リベンジ!K9Xでとびしま海道全島一周サイクリング(2024年6月)

二週続けてしまなみ海道の島へサイクリングに出掛けたら、次はとびしま海道を走りたくなった。K9Xを購入して最初の瀬戸内サイクリングがとびしま海道だったが、その時は全島一周約100km走破を試みるも向かい風にイジメられ80kmしか走れなかった。なのでもう一度全島一周を目標に走りたいという気持ちがあったので、今回再びチャレンジする事に。元々K9Xはロングライドではなくポタリング向けに購入した自転車だが、16インチタイヤながらも予想以上の潜在能力があり挑戦心を掻き立てられ、ロングライドやヒルクライムに挑戦したくなる自転車なのだ。

安芸灘大橋料金所からサイコン計測開始

安芸灘大橋を渡って下蒲刈島へ

いつも通り安芸灘大橋料金所近くのパーキングにマイカーを駐車し、6:00過ぎにサイクリングスタート。そしてパーキングから約1km進んだところにある料金所でサイクルコンピュータの計測値をリセット。ロードバイクでサイクリングしていた頃は料金所にあるパーキングを利用することができ、いつも料金所がスタート&ゴール地点だった。今回はK9Xの計測値をロードバイクと比較したかったので、当時と同じように料金所からサイクルコンピュータの計測を開始。

下蒲刈島の石畳を走る(デジカメのストラップが…)

蒲刈大橋を渡って上蒲刈島へ

安芸灘大橋料金所を出発したのが6:20。この日の天気予報は晴れ時々曇りで、朝はモヤ掛かっていて遠くの視界はかなり霞んでいた。日差しはあってもモヤか薄雲がフィルターになっているようで弱い。普段のサイクリングであれば不満な天気だが、今回に限っては好都合な天気だ。今回は瀬戸内風景を楽しみながらのポタリングではなく、約100kmの道のりがあるとびしま海道全島一周をするのが目的。なので快晴で景色が良くても日差しが強く体力が奪われては目的達成に支障が出る。ロングライドに暑さは大敵だ。

往路では朝モヤと逆光の風景が続く

豊島大橋を渡って豊島へ

今回のとびしま海道サイクリングの目的は全島一周ともうひとつ、往路を無休で走って走行時間をロードバイクと比較してみたかった。安芸灘大橋料金所から岡村港まで30kmの道のりがある最短縦断ルートなら、16インチのK9Xでも無休で走れる自信があった。速く走るために存在するロードバイクと16インチの折り畳み自転車とでは、30kmの道のりでどれだけ時間に差が出るのか興味がある。K9Xで標高839mの野呂山を登った時は予想していたよりもロードバイクとのタイム差が少なく驚いたので、今回もそんなに差が出ないんじゃないかと予測。と言っても、ペースを上げて走って途中でスタミナを切らしてしまっては、一番の目的である全島一周達成が危うくなってしまうので、極力疲労を抑えてスタミナを温存する事を優先しつつ往路を走る。

何かひょうたん島みたい

方角によっては青空で視界も良好

往路は無休で走行、つまり脚を止めずに走りっぱなしなので、写真撮影は自転車を運転しながらのコンデジ片手撮影。もちろん周囲や路面の安全を十分確認しつつ撮影。とびしま海道は何度も何度も走っているコースで景色は見飽きているくらいだが、サイクリング記に掲載する写真が必要だ。文章ばかりのサイクリング記じゃ面白味がないし。

豊浜大橋を渡って大崎下島へ

日差しが出ても弱くて暑くはない

7:30を回っても周囲の風景はモヤ掛かった感じで、日差しも弱いままで暑さによる体力の消耗は無し。コースは知り尽くしているのでペース配分は完璧で、特に疲れを感じる事も無く順調に進んで行く。体のコンディションがいつもよりいいのか、長い上り坂や急な上り坂での疲労もいつもより少ない気がする。それに向かい風も無く、風の抵抗で体力を無駄に消耗する事も無く。まぁとびしま海道の往路で向かい風に吹かれる事はあまり無い。問題は復路だ、復路ではほぼ毎回向かい風に吹かれ、まるで延々と上り坂を走らされているかのようにペダルが重く心が折れそうになる事もある。強い向かい風はサイクリングの大敵だ。

平羅橋を渡って平羅島へ

中の瀬戸大橋を渡って中ノ島へ

広島県と愛媛県の県境に架かる岡村大橋で路面の県境表示を撮ろうとするも、サイクルジャージの背中ポケットからコンデジを取り出して電源を入れるのにもたつき撮り損なう。他の場所でも何度かそんな事があった。まぁ別に問題ない、今回は途中途中の道のり風景が適当に撮れればいいのだから。ちなみに運転中に撮った写真は多少なりともブレているものが多かった。まぁ別に問題ない、サイクリング記に掲載する際縮小して分からなくなるのだから。

岡村大橋を渡って岡村島へ

何か絵になるから撮ってみた

そして最短縦断ルートのゴールである岡村島の岡村港に7:55到着。疲労は最小限に抑えて無休で30km走り切る事ができた。予想していたよりも順調かつあっさりと着いてしまった。

岡村島の海岸沿い道路を走る

岡村港に到着

往路に掛かった走行時間は1時間34分。初めてロードバイクでとびしま海道全島一周した時のサイコンデータと比べてみると、K9Xの走行時間はロードバイクのプラス10分だった。疲れないようペース配分を考慮して走った割にはロードバイクとの差が少ないな、というのが感想。何度もとびしま海道を走っているロードバイクの平均的データ(多分)と比べても、走行時間の差は15分を切っている。ロードバイクよりも走行性能が明らかに劣る16インチミニベロである事を考えれば、この差は微々たるものに思える。

今回

K9X

平均速度は19.5km/hで、ロード初走行より2km/h遅く、ロード平均より3km/h遅い。これも自転車の性能差を考えれば微々たる差に思えてしまう。そして最高速度は、豊島大橋を渡った後の長い長い下り坂でほぼ50km/hを記録。スピードの出し過ぎは自重するべきだといつも自分に言い聞かせてはいるが…K9Xは16インチタイヤながらも優れた安定性能で、飛ばしても全く不安を感じないのでつい加速してしまう。それにしても、ロードバイク購入から間もない初とびしまサイクリングでいきなり54km/h出している事にも驚く。

往路

走行時間 走行距離 平均速度 最高速度

ロード

初めて

ロード

平均?

岡村港で小休憩をしてサイクリング続行。ここからが今回のサイクリングの本番とも言える、とびしま海道全島一周への挑戦の始まり。岡村港からの復路は当然無休走行ではなく、途中途中で休憩しながら進んで行く。復路は各島を大回りで走る事になるので、最短縦断ルートで走った往路30kmに対して70km近くある長い道のり。なので可能な限り疲労を溜めないよう、適度な休憩を取りながらペース配分を考えて走る必要がある。

復路はまず岡村島を一周

岡村島で岡村大橋の下を通過

復路では県境の撮影に成功

御手洗(みたらい)の御手洗(おてあらい)

大崎下島まで戻って御手洗(みたらい)町並み保存地区の公衆トイレを利用。御手洗の御手洗(笑)。トイレの隅に綺麗な花々が咲いていたので写真を撮る。いつも通り花の名前はひとつも分からないがそれでいい。薄雲掛かった微妙な天気と霞んだ遠景で瀬戸内風景はイマイチでも、薄陽を浴びた花は綺麗な色を出して目の保養になる。

御手洗の堤防沿い道路から見る高灯籠

公衆トイレの直ぐ側にある角地の花壇にも色んな花が咲いていたので撮影。相変わらず花の名前はひとつも分からないけど。天気の影響で絵になる風景写真は撮れないので、代わりに花の写真を撮って満足する。

ここにも色んな花が咲いていた

なかなかインパクトのある花だ

そして更に沢山の花が咲く花壇があり写真を撮る。もちろん花の名前はひとつも分からない。咲いている全ての種類を撮っていたらキリが無いので、手前に咲く花をいくつか撮って切り上げる。ともあれ、走りっぱなしのサイクリングで撮った道のり風景だけでは華が無いので、花の写真をたくさん撮れてちょうどよかった。

道路沿いの花壇にも沢山の花

何ともかわいらしい花だ

町並み保存地区がある御手洗では、あちこちで消防隊が路上にホースを延ばして何やら作業をしていた。消防訓練か、それとも防災設備の点検か。御手洗は古い木造家屋がひしめいているので、特に火事に対する防災対策や防災意識は欠かせない。

格子が絵になる御手洗の木造家屋

消防隊がホースを延ばして作業中

御手洗を抜けて海岸沿いの外周路に出てからは、往路と同じようにマイペースで淡々とペダルを漕ぎ続ける。そして心配していた向かい風はというと、少々吹いてはいるが走行に大きな支障をもたらす程ではなく、ペースを抑えて走れば風の抵抗による体力の消耗はほとんど無し。加えて日差しは相変わらず弱く、風は涼しくて暑さによる体力の消耗も無し。これならイケる、とびしま海道全島一周走り切れると確信。

心配していた復路での向かい風は弱かった

花壇に花を植えている人達がいたよ

往路の2倍以上の距離がある大崎下島の復路を無休で走り、豊浜大橋を渡って豊島まで戻る。そして豊浜大橋の直ぐ側にある小さな漁港の防波堤に建てられた簡素な東屋へ。個人的に穴場休憩スポットな東屋で補給食のコンビニおにぎりを2つ食べつつ長めの休憩。安芸灘大橋料金所からここまでの走行距離は53km。全行程の半分はクリアしているが、この先長い長い上り坂や急勾配な上り坂もあるしまだまだゴールは先だ。ただ、まだ9:30を過ぎたところで時間はいくらでもあるので、急ぐ必要も焦る必要もない。復路はポタリング感覚のペースでのんびり走ればいいのだ。時間に余裕があると心にも余裕ができるので、サイクリングには十分な時間の確保も不可欠だ。そのためには苦手な早起きが必要不可欠だ…

豊島の穴場的休憩スポット

ちょっと脚に疲れが出始めたかな

ストップ&ゴーが多いと疲れるので脚を止めての写真撮影は最小限にし、復路も基本は運転しながらの片手撮影。ちょくちょく脚を止めるよりも適度な速度を維持しつつ走り続ける方が疲れにくい。どうせ微妙な天気で景色は映えないので丁度いい。写真撮影や観光スポットなどへの寄り道で自転車の乗り降りを繰り返すことの多いポタリングは、走行距離は少なくても何気に体力を消耗しているのだと気付かされる。

復路も運転しながら片手撮影

復路の難所其の一・豊島大橋まで続く長い長い上り坂

距離の短い豊島の復路をサクッと走り切り、個人的に復路の難所其の一である豊島大橋まで続く上り坂に差し掛かる。往路では16インチのK9Xでも50km/h出せる爽快な下り坂だが、復路では長い長いとっても長い上り坂。それでもいつもよりテキパキとペダルを漕いで登り切り、休憩を挟まずそのまま豊島大橋を渡って上蒲刈島へ。向かい風や日差しによる体力の消耗がほとんど無いからか、それともいつもより身体のコンディションがいいからか、あるいはペース配分が絶妙で疲労を最小限に抑えられているのか、とにかく今回は調子がいい。

上蒲刈島で豊島大橋の下を通過

微風の向かい風を受けながら淡々と走る

上蒲刈島の復路は往路の約3倍も距離がある。一部をショートカットして近道もできるが、今回は調子がいいし走行距離を稼ぎたいのでフル走行。距離はそれなりにあっても上り坂はほとんど無いし。向かい風は大崎下島から断続的に吹いているが、微風レベルのままで走行への影響はほとんど無くて助かる。

復路の難所其の二・蒲刈大橋まで続く急勾配な上り坂

蒲刈大橋を渡って下蒲刈島に下りる

そして個人的に復路の難所其の二である蒲刈大橋まで続く上り坂に差し掛かる。距離は短いが結構な急勾配で、毎回嫌々仕方なく登っている。しかし今回はいつものように坂の手前で一旦止まって無駄な躊躇をする事もなく、そのまま坂道に突入。更に登り切った直ぐ先にある「であいの館」に立ち寄って休憩する事もなく、蒲刈大橋を渡って下蒲刈島へ。やはり今回はいつもより明らかに調子がいい。

ここで二度目のおにぎりタイム

何か凄い目立つなこれ

下蒲刈島まで戻ったところで、蒲刈大橋が見える道路脇の堤防に腰掛けて2度目の補給食タイム。豊島ではコンビニおにぎり2つ、下蒲刈島ではコンビニおにぎり1つ。いつもコンビニおにぎりを3つフロントバッグに入れてサイクリングをしている。それに加えて今回は暑さによる体力の消耗を予測して、摂取しやすい栄養補給食のゼリー飲料を2つ用意していた。しかし当日は日差しが弱く風の涼しい天気だったため、ゼリー飲料の出番は無し。それどころか、魔法瓶に入れた600mlのお茶が下蒲刈島まで戻った時点でまだ残っている状態。もしも強い日差しをずっと浴びながらのサイクリングだったら2リットル前後の水分摂取をしていたと思う。

最後に下蒲刈島を一周

ぶち猫に睨まれる

最後に下蒲刈島をぐるっとほぼ一周。往路の最短縦断ルートで下蒲刈島はほんの少ししか走らないので、外周路の大半を復路で走る事になる。その途中で黒白ぶちの猫に凄い睨まれる。そう言えばいつぞやも同じ場所で猫に睨まれたのを思い出した。きっとあの時のキャツ(”彼奴”だけどここではキャットとヤツを掛け合わせた)に違いない。

下蒲刈島で安芸灘大橋の下を通過

安芸灘大橋まで続く上り坂

安芸灘大橋まで続く坂道を登り、橋を渡って料金所に12:35帰着。無事とびしま海道全島一周サイクリング達成!!終わってしまえばあっという間で、往路と同じく予想していたより順調かつあっさりと走り切ってしまった印象。帰着時の疲労具合も予想していたよりずっと少ない。まぁ今回は身体の調子が特に良かったと実感しているし、弱い日差しに涼しい風というロングライド向けな天気にも恵まれ、そして何より毎回復路で難儀する向かい風が今回は弱かった事もあり、全てにおいてコンディションが理想的な状態だった事が大きい。

安芸灘大橋料金所に帰着

一応記念撮影

K9Xでのとびしま海道全島一周サイクリングに要した時間は6時間15分。そのうち走行時間は5時間16分という結果に。休憩や写真撮影などで脚を止めていた時間は約1時間という事になる。今回はとにかく全島一周走るのが目的だったので、普段のサイクリングと比べて脚を止めている時間は少なかった。走行距離は96kmで大台100kmにほんの一歩届かず。まぁ最初から知ってたけど。

今回

K9X

往路の無休縦断走行と同じく全島一周もロードバイク初走行の計測値と比較してみると、驚いた事に走時間の差が往路で開いたプラス10分から変わっていなかった。つまり往路の無休30km走行はロードバイクより10分多く時間が掛かったが、復路の約65kmはロードバイクと全く同じ走行時間だったという事になる。更に平均速度は往路の2km/h差から0.4km差に縮んでいる。全くもってびっくりだ。

全島一周

走行時間 走行距離 平均速度 最高速度

ロード

初めて

ロードバイクを購入して間もない頃より今の方がサイクリストとしての身体能力は優れているかも知れないが、だとしても16インチの折り畳み自転車で約100km走った時間がロードバイクより10分遅いだけというのは、あまりにも想定外だった。この結果を知ってしまった後では、自転車にスピードを求めないのであればロードバイクは無用の長物とさえ思えてしまう。そしてこれならK9Xでもしまなみ海道往復サイクリングが出来てしまうのでは…などとも一瞬思ったが、流石にそこまで甘くはないかも知れない。しまなみ往復の走行距離は130〜140km(マイカーを駐車する場所による)あるが、ロードバイクでも100kmを超えてからの道のりが長くしんどいのだ。やっぱりK9Xでのサイクリングは100kmまでがいい所かなと思う。

安芸灘大橋料金所からマイカーを駐車したパーキングまで戻り、サイコンの走行距離表示が100kmになるまで周囲を適当にウロウロ。よし、K9Xで100km走ったぞっ!(笑)…ちなみにVerge N8でとびしま海道全島一周をした時も同じやり口で100km走行を成し遂げている。ともあれ、ロードバイクでサイクリングをしていた頃は小径折り畳み自転車で100kmも走れるなんて思わなかった。タイヤは小さくても大きな可能性が詰まっている、それがミニベロ!!

一応100km!

 

7ヶ月振りに20インチのVerge N8でサイクリング(2024年6月)

K9Xでとびしま海道全島一周約100kmサイクリングを達成する事ができ、向かい風による体力の消耗がなければ無理なく走り切ることが出来ると分かり、そして予想したよりもロードバイクの走行データとの差が小さくて驚いた。そして今度は20インチタイヤのVerge N8と16インチタイヤのK9Xの走行データを比較してみたくなり、Verge N8で再びとびしま海道全島一周サイクリングをする事に。前回と同じく安芸灘大橋料金所でサイコンをリセットして6:00ちょうどにスタートし、前回と同じく疲れを溜めないようペース配分を考えてペダルを漕ぎ、まずは最短縦断ルートを無休で走る。極力前回と同じ条件で走って2台の走行データを比較したかった。

前回と同じく安芸灘大橋料金所でサイコンをリセット

前回と同じ道のりを同じ要領で走る

Verge N8に乗るのは7ヶ月振り。ある程度K9Xでサイクリングをして十分に乗り慣れてからVerge N8に乗って、2台の走行性能や乗り心地の違いを比較しようと考えていたので、そういう点でもちょうどいい機会だった。で、走り始めて直ぐに感じたのが車体の重さ。Verge N8の総重量はK9Xよりも約1.5kg重く、しかしその程度の重量差がちょっと走っただけではっきり分かるものなのか疑問だが、平地でも上り坂でもK9Xより明らかに重いと感じる。とにかくVerge N8はK9Xと比べて走りに軽快感が無い。

路面から伝わる振動はN8の方がマイルド

橋の繋ぎ目もN8の方が突き上げ感が少ない

重さともう一点直ぐに感じた事が、路面の凹凸による振動や段差通過時の突き上げ感がK9Xよりもマイルドである事。これは単純にタイヤサイズの違いが影響していると思われ。20インチと16インチではタイヤサイズもエアボリュームも全然違う。ただ、その割には乗り心地の差は微々たるもので別にK9Xが不満という訳ではない。2台とも極太タイヤのシュワルベ・ビッグアップルを履かせている事もあり、滑らかな路面では走行感覚や安定感などの乗り味に違いを感じられず。総じて乗り心地面でK9XがVerge N8より大きく劣っているという事はない。

走り始めはほとんど日が差さない曇り空

道路脇に沢山花が咲いていたよ

決行日はK9Xで走った2週間後の週末で、当日は曇り時々晴れという天気。前回同様極力日差しを浴びずに走りたかったので都合がいい。6月半ばにもなると日中の日差しは一層強くなり暑いので、快晴日に綺麗な景色を眺めながら快適に全島一周サイクリング…とは行かない。そして一番問題なのは復路での向かい風だが、こればかりは実際にコースを走ってみないと分からない。復路で強い向かい風に吹かれ続けて体力の消耗が大きければ、最悪とびしま全島一周は断念せざるを得なくなる。全くもって強い向かい風はサイクリングの大敵だ。

この島どうにも目に留まるんだよ

激坂は10速化カスタムしたVerge N8の方が有利

走りの軽快感はK9Xの方が上で乗り心地は僅かにVerge N8の方が上と、走り始めから直ぐに乗り味の違いを実感した。それから往路縦断走行の半ば過ぎに急勾配の坂道を上り、激坂はVerge N8の方が楽に上れると分かった。ノーマルのVerge N8は8段変速だが、自分のN8は購入時に10速化のショップカスタムを注文していて、激坂にも強い軽いギアが備わっている。ただ、K9Xの9段変速は急勾配の上り坂にも対応した絶妙なギア比設定になっている。なので激坂はVerge N8の方が少し有利ではあるが、K9Xでもしっかり上れるので問題は無い。

こんな感じの風景も悪くない

豊島でフェリーと並走

基本的にサイクリングは景色の映える快晴日にやりたいものだが、モヤ掛かって霞んだ風景や逆光で黒いシルエットになった風景も風情があってたまには良い。何度か走っているコースなら快晴日にあまり拘らず、その時の天気と風景を楽しむのも悪くないと思った。

今回は往路で県境の撮影に成功

岡村港に到着

前回のK9Xと同じペースで走り続けて難無く岡村港に到着。Verge N8で往路に要した走行時間の計測値は1時間33分43秒で、驚いた事にK9Xの測定値との差は1分を切っていた。もう全く同タイムと考えてもいい計測値だ。同じペースで走れば30km程度の道のりは20インチも16インチも変わらないという事になる。K9Xが抜きん出た性能を持ち合わせているのか、それともVerge N8の方が重い事が影響しているのか、要因は分からないがとにかく驚きだ。

今回

N8

 

20inch

全く同じ道のりを辿ったにも関わらず走行距離がK9Xよりも400m短いのは、サイクルコンピュータに設定しているタイヤ周長の違いからくる微妙な誤差。そらから平均速度はK9Xより0.1km/h遅く、最高速度は0.3km/h遅い結果に。今回は往路でも時折向かい風があり、それが速度に影響したと思われ。

往路

走行時間 走行距離 平均速度 最高速度

前回

K9X

 

16inch

サイクリングスタートから時折路面のギャップ通過時に、「ギュッ、キュッ」というような言葉では表現し難い異音が出ていた。ギャップ通過時にフロントバッグがゆさゆさと揺れるのを見て、フロントタイヤとバッグの底が接触しているに違いないと思いつつ、往路は無休走行なので岡村港に着いたところで確認。異音の原因は推測通りでバッグ底面に擦れ痕ができていた。

元々フロントバッグとタイヤのクリアランスはギリギリだったが、こんな事は初めてだ。前回と同じく栄養補給食のゼリー飲料を2つカバンに入れてあるので、荷物の重量が増して鞄の底がいつもより沈んだのかも知れない。まぁこの程度の接触なら走行に支障は無いだろうという事で、今回はこのまま最後まで走る事に。今後Verge N8でサイクリングする時はTern純正フロントバッグを使えばいい。しかし正直なところ、K9Xの方が運転していて楽しいし走行性能も十分なので、今後Verge N8の出番はほとんど無いかも知れない。

バッグとタイヤのクリアランスがギリギリ

復路も前回と同じく各島を大回りルートで走り、とびしま海道全島一周サイクリング。今回もやっぱり向かい風が断続的に吹いていたが、幸いサイクリングの障害になる程ではなく許容範囲内。2度続けて同じコースを同じルートで走るので、途中で飽きてしまい精神的な疲労からペダルを漕ぐ足が重くなる不安もあったが、そんな事もなく復路も順調に進んでいく。

たまには自撮り撮影

格子裏の荷物が惜しい…

前回は豊浜大橋を渡って豊島まで戻ったところで補給食タイムを取ったが、今回は豊浜大橋を渡る直前に大崎下島で補給食タイム。要はほとんど同じタイミング。自転車が重いと感じる違和感は往路の走行中ずっとあったが、復路ではいつの間にか消えていた。

この岩にいつも目が留まる

ここで最初の補給食タイム

2度続けて同じコースを走っているので、必然的に前回より写真の撮影枚数は少なくなる。どんよりとした曇り空で海沿いコースからの風景は前回以上に冴えないので尚更に。まぁ別にそれは構わないが、ただ淡々とペダルを漕いで走り続けるだけでは面白くないので、道路脇の花壇に咲いている花を撮ってみたり。このところサイクリング中に花を撮ることが多くなった。特別花に興味がある訳でも詳しい訳でもなくとも、綺麗な花の写真を撮るのは結構楽しい。そういう感性が芽生える年ごろなのかも知れない。

道路脇の花壇の花を撮る

花の名前は知らなくてもいいのさ

ところで、前回も今回もとびしま海道を走るサイクリストの姿は非常に少なかった。前々回とその前に走ったしまなみ海道の島々と比べると雲泥の差だ。とびしま海道は「第二のしまなみ」・「裏しまなみ」などとも言われていて、瀬戸内海の代表的なサイクリングコースである事には違いないが、知名度は本家しまなみ海道と比べてずっと低いのかも知れない。公共交通機関でのアクセスが不便である事や、飲食店やコンビニなどの店がほとんど無い事、更に際立った観光スポットも無い事などが影響しているのかも知れない。

高い橋の上まで坂道を上るのはしんどい

しかしこの長い上り坂にも慣れてきたかも

復路も前回と同じようなペースで進んで行き、豊島から豊島大橋へ上がる長い長い坂道を上り切っても休憩は挟まず、そのまま橋を渡って上蒲刈島へ。ロードバイクでサイクリングをしていた頃からこの坂道は復路の難所だったが、前回K9Xで走った時からそこまでしんどい上り坂とは思わなくなってきた。もしかしたら少しずつ上り坂に強い身体になっているのかも知れない。だったらいいな…

曇天で景色が映えないのは仕方ない

ここお気に入りの撮影スポット

上蒲刈島の大回りルートを走っている途中で道路脇に立てられた通行止看板が目に入り、それでもとりあえずそのまま進んで行くと道路が封鎖されていた。落石の恐れあり、と張り紙がある。これじゃあ前回K9Xで全島一周した計測値と比較できないじゃないかっ!それに途中まで引き返して迂回するのも面倒だ。という事で、バリケードを跨いで徒歩で様子を見に行く。

上蒲刈島の大回りルートを走る

落石の恐れがあり通行止

通行止区間は非常に短く、その中間辺りの道路脇に大きめの石が2つ転がっていた。その場所の斜面側は落石防止の対策が施されておらず、垂直に近い斜面から生えている木に大きな石が引っかかっている。なるほどコイツが原因か、とりあえず今なら大丈夫だろうと判断。前々回のサイクリングで大三島の立石展望台まで登った山道の方が、落石だらけでよっぽど危なかったし。という事で、自転車を担いでバリケードの中に入れ、自己責任で通行止区間を通過。

通行止区間の様子を徒歩で確認

道路脇に大きめの石が転がっていた

上蒲刈島から蒲刈大橋へ上がる急勾配の上り坂も、前回同様前後に休憩を挟まず上って難なくクリア。ここも以前はロードバイクでもしんどい坂道だったハズ。やはりここ最近サイクリストとしての身体能力がアップしている気がする。たまたま最近調子がいいだけな可能性もあるが。ともあれ、難所的な上り坂をテキパキ走れるようになると気分がいいし自信も付く。

通行止区間を突破して全島一周続行

この急勾配にも慣れてきた?

下蒲刈島まで戻ったところで、前回と同じ場所で2度目の補給食タイム。ここまで走行ペースも補給食摂取のタイミングも前回とほぼ同じ。ただ、前回は魔法瓶に入れた600mlのお茶がゴールした時点で少し余ったが、今回は2度目の補給食タイムで飲み干す。前回より今回の方がやや気温が高いようで、復路では時折雲間から強い日差しも出ていたので身体が水分を欲した。身体のコンディションも気象条件も全く同じ状態で乗り比べるのは流石に無理だ。

自販機で麦茶を買って魔法瓶に補充

今回も何となく撮ってみた

下蒲刈島ではちょっとした観光スポットに寄り道。終始ひたすら走るだけのサイクリングではネタにも困るし(その割には結構文章打ってるなと思う)。と言っても海岸沿いの外周路から数歩で行ける大岩。「しげ島」なんて名前が付いているが、要は海岸の岩場。でもこういう隠れスポット的なちょっとした場所が個人的には結構好きだ。

しげ島に寄り道

島時間感じてみた

しげ島を過ぎてから継続的な強い向かい風に吹かれるようになり、ペダルが重くてペースダウン。下蒲刈島を残り半周して安芸灘大橋を渡ればゴールという最後の最後で、サイクリングの大敵である強い向かい風。まぁ最後の最後なので頑張る気になれるが、これが復路の序盤からだったらしんどくて全島一周は断念していた。初めてK9Xでとびしま海道をサイクリングした時が正にそうだった。何はともあれ12:25に安芸灘大橋料金所に帰着、Verge N8でとびしま海道全島一周完遂。

下蒲刈島では強い向かい風に吹かれる

安芸灘大橋を渡ってとびしま全島一周完遂

全島一周に要した時間は6時間25分で、前回のK9Xよりも10分長い結果に。逆に走行時間は4時間57分でK9Xよりも約20分短い。つまり今回は休憩や写真撮影などで脚を止めていた時間が前回より30分も長かった事になる。今回は補給食タイムが少し長かった気がするのと、通行止区間で一時足止めを食らった事、しげ島に寄り道した事などが要因だろうか。前回の方が脚を止めていた時間が長かったように感じるので意外だった。

一応記念撮影

往路の最短縦断ルート30kmは走行時間がK9Xと1分も差が無かったので、復路の約65kmで20分の差をつけた事になる。今回のVerge N8での復路走行はK9Xの時よりも長く感じたので、これについても意外だった。やはりロングライドになるとタイヤの大きい自転車の方が有利という事だろうか。20インチと16インチ、約100km走って20分の差は妥当なのかも知れない。

今回

N8

 

20inch

走行距離はVerge N8とK9Xで1kmの誤差が発生。まぁ約100km走って1kmの誤差なら許容範囲内だろう。平均速度は19.2km/hで往路の19.4km/hからほぼ変わらず。対してK9Xは全島一周の平均速度が往路から1.3km/h落ちている。タイヤが大きい方が慣性が働き速度維持が楽なので、その辺の影響が2台の測定値に表れているのかも知れない。

全島一周

走行時間 走行距離 平均速度 最高速度

前回

K9X

 

16inch

基本的にタイヤは大きい方が走行性能などの面で有利である事は間違いないが、運転する楽しさとは比例しない。小径車の方が楽な気分で運転できるし、一見性能面で不利そうな自転車でロングライドをしたり山を登ったりするのが楽しいのだ。タイヤが小さいほど走り切った時の達成感や充足感も大きい。だから小径車は面白い。

今回のサイクリングでVerge N8の積算距離が1500kmを突破。本当はK9Xが納車されるまでに1500km走るつもりでいたが、冬の出不精と時期が重なり達成出来なかった。今後のミニベロサイクリングは引き続きK9Xで走る予定なので、Verge N8に乗ることは暫くないと思われ。潜在能力の高い16インチミニベロに魅せられた今となっては、20インチの小径車が平凡に思えてしまう。とは言え、Verge N8は10速化を始めいろいろカスタムを施してなかなか高性能な小径折り畳み自転車に仕上がっているし、デザインもフレームカラーも気に入っているし、そしていろんなサイクリングコースを走って来て思い入れもあるので、今のところ手放すつもりはない。きっといつかまた活躍する時が来るさ。

Verge N8

積算距離

 

誕生日もとびしま海道全島一周サイクリング(2024年7月)

7月3日(水)は誕生日。仕事は事前に有給休暇取得済み。しかし6月後半から梅雨入りして週末も2週連続雨天が続き、7月半ばまで梅雨が続く予報で誕生日も雨だろうと諦めていたが、運良く当日は晴れ時々曇りの天気となった。平日休みで晴天、しかも誕生日となればする事はひとつ、サイクリングに行くしかないでしょ!!という事で、またまたとびしま海道全島一周サイクリングをする事に。3度続けてとびしま海道全島一周なんて、ロードバイクに乗っていた頃でもやった事は無い。飽きずによく走るなと自分でも思う。

今回は少し時間を意識して走り、往路の最短縦断コース30kmを1時間半以内に走りたいと考えていた。とびしま海道で毎年行われるサイクリングイベント「オレンジライド」に今度K9Xで参加しようと考えていて、30km・50km・90kmの3種目のうち50kmと90kmどちらの種目に申し込もうか迷っていた。できれば90kmコースにチャレンジしてみたいところだが、7時間という制限時間がある。前々回K9Xで全島一周96km走るのに要した時間は6時間15分だったので可能にも思えるが、強い向かい風が出ていたり身体のコンディションがイマイチだったら難しいかも知れない。なので今回の全島一周サイクリングを経てどちらに参加するか決める事にした。

いつも通り安芸灘大橋料金所からサイコン計測開始

濃霧で先が見えない安芸灘大橋

前日の夕方まで雨が降っていたので、路面が濡れていたり水溜まりが残っていることを心配したが、5:00前に起床したら濃霧という想定外の天気だった。自宅からの車移動の間もほとんど霧掛かっていて、いつものパーキングにマイカーを駐車してスタート地点の安芸灘大橋料金所に着いても予想通り濃霧。霧中のサイクリングなんて記憶する限り一度きりで、ロードバイクで参加したサイクリングイベント「グランツールせとうち2017」以来だ。

6:20に料金所をスタートして安芸灘大橋に入ると、濃霧で周囲の景色も橋の先も見えず真っ白。普段とは違うシチュエーションに何だかテンションが上がる。橋を渡っている間に高齢者が3人ほど向かいから歩いてきた(早朝散歩?)が、濃霧による視界不良で結構近づくまで見えない。霧中のサイクリングは前方の状況をしっかり注視して走らないといけない。

水蒸気で眼鏡に水滴がびっしり(信号待ちに撮影)

濃霧で太陽光も届かず

顔に水蒸気を浴びているのをはっきり実感できるほどの湿度で、身体も自転車も安芸灘大橋を渡っただけでびしょ濡れ。さらに眼鏡のレンズには水滴がびっしり付着して見え辛くなり、濃霧と眼鏡でダブル視界不良状態。橋を下りた先の交差点で信号待ちをしている時にレンズを拭くも、走り始めると直ぐに水滴が着いてしまうので指でレンズを拭いながら走行。本来ならサイクリングに適さない気象条件ではあるが、霧に包まれた真っ白な風景の中を走るのは新鮮で気分は上昇。これなら3度続けてのとびしまサイクリングでも飽きない。

蒲刈大橋も完全に霧の中

まるでサイレントヒルの舞台

前日夕方まで雨が降っていたが路面は乾いていて水溜まりもほとんど無し。ただしトンネルの中はびしょ濡れだった。濃霧の水蒸気ですでに身体も自転車もびしょ濡れなので、水が跳ねるのも気にせず走行。たまにはびしょ濡れサイクリングもいいじゃないか。

トンネル内はびしょ濡れ

豊島大橋も霧の中

白い世界を走る

豊島の町中も濃霧

豊島と大崎下島を繋ぐ豊浜大橋を渡っている最中に、突然チェーンが外れるアクシデント。変速したタイミングでもなく、ギャップを通過した訳でもなく、要因が判らずちょっと気になるが突発的なものという事にしておこう。足で地面を蹴って橋を渡り切り、大崎下島に入ったところでチェーンを直す。

豊浜大橋を渡っている最中に…

突然チェーンが外れる

今回はオレンジライド参加に向けて時間を意識しながらの走行だが、普段のマイペースサイクリングと比べて明らかに気分が重い。走行ペースをいつもより少しでも速く、上り坂もいつもより頑張って…と考えながらペダルを漕ぐのは思った以上にしんどかった。しんどい思いをしながら走るのは楽しくない。これでイベント当日に強い向かい風が出たり身体のコンディションが十分でなければ更にしんどい事になる。という事で、オレンジライド90kmコースはやめて50kmコースに参加することにした。サイクリングイベントでちょっと挑戦してみようかと思っていたが、しんどい思いをしながら小径車で90km走るのは辛いだけだ。ヤメヤメッ! …ちなみに次のオレンジライドの開催は翌年2025年初春だと思うのでまだまだ先の話。それより前に国内最大規模のサイクリングイベント「サイクリングしまなみ」の参加を10月に控えている。55km走る種目「Bコース:IKUCHIJIMA 55」に申し込み済みでK9Xで走る!

大崎下島で霧が晴れ始める

平羅橋を渡る

中の瀬戸大橋を渡る

岡村大橋の県境を通過

7:30を過ぎた辺りで霧が晴れはじめ、視界が開けて日差しも出るように。それから岡村島に入ったところで「通行止め」「迂回路」の立て看板が目に入るも、とりあえず往路のゴール地点である岡村港を目指して外周路を反時計回りに進んで行くと…

2km先土砂崩落!?

とりあえず岡村港を目指して進む

やっぱり通行止めになっていた!ダンプトラックを道の真ん中に駐車して車が通行できないようにしてある。その先は斜面が崩落して道路に大小の石ころが散乱していて、車での通行は困難な状態。それでも、見たところ今いきなり再崩落する事はないだろうと判断し、自転車を担いで歩いて自己責任で通行止め区間を突破。

やっぱり土砂崩落で通行止め

自己責任で強行突破

濃霧・チェーン脱落・通行止めのアクシデントを乗り越えて岡村港に無事到着。霧が晴れて日差しが出ると気温は一気に上昇し、加えてもの凄い湿度でクソ暑い!身体から汗が噴き出て不快指数MAX。そして自転車は全体的に汚れてしまった。まるで未舗装路を走ったみたいな酷い砂汚れ。びしょ濡れのトンネルを通行した影響だろうか。帰宅後の掃除を考えると気が滅入る…

無事岡村港に到着

自転車は汚れ放題…

今回

K9X

いつもより時間を意識して走った最短縦断コース30kmに要した走行時間は約1時間25分で、目標の1時間半を切ることができた。前々回K9Xで走った時のタイムから10分も短縮する結果となり、平均速度も2km/h上がった。自分的には予想以上の好成績だ。30kmの道のりで10分縮めるのは簡単ではない。ただ、いつもよりペースを上げただけに当然いつもより疲労も大きい。これ以上タイムを縮めるには本気走行しないと無理だ。そこまでするのは流石に辛いのでやらない。16インチの小径折り畳み自転車でとびしま30kmを1時間半切るタイムで走れれば十分だ。

往路

走行時間 走行距離 平均速度 最高速度

前回

N8

前々回

K9X

サイクリングの数日前、K9Xをグレードアップさせるカスタムパーツはないかとネットで探していたところ、個性をアップさせるのにいいパーツを発見したので購入。そのパーツとは…アヒルバルブキャップ!普通バルブキャップは小さくて目立たないパーツだが、これは大きいし黄色いし非常に目立つ。それにカワイイ!なかなか面白いパーツを発見した。ただ、汚れも非常に目立ちそうだと購入後に気付いて心配したが、30km走って自転車が汚れまくってもアヒルは全く汚れていなかった。よし、イイ感じだ。気に入ったから予備にもう一組買っておこうかな、しかしこれで2000円強はちと高いな…

アヒルバルブキャップ!

K9Xの前後タイヤに装着

コイツ、汚れないぞ!

岡村港で小休憩をしてサイクリング続行。復路も時間を意識してタイムを縮めようと考えていたが、往路の30kmでも少ししんどかったので復路の60kmはもっとしんどい道のりになる。なのでやっぱり復路はいつも通りマイペースで走る事にした。自分にとってサイクリングはリフレッシュのための行楽なので楽しく走りたい。それに誕生日にわざわざ苦行の道を選ぶほどストイックなヤツじゃない。

周囲の島々も霧掛かっている

46歳になってしまったよ

場所によって霧があったり

霧が晴れていたり

場所によってはまだ結構霧掛かったところもあり、普段のサイクリングには無い霧のある風景を楽しみながら岡村島を一周。それから大崎下島まで戻って御手洗(みたらい)地区まで行くと霧は完全に晴れる。晴れると周囲の景色をハッキリ見渡せるようになるが日差しが強くて暑い。この暑さの中全島一周走り切るのは難しいのではないかと思い、状況によっては途中でコースを変更して走行距離を短縮しようと考える。無理はよくない。

御手洗地区へ向かう

霧が晴れると暑いよ

せっかく晴れたので御手洗地区で花や風景の写真撮影を楽しむ。それから大崎下島の大回りコースに回ると再び断続的な霧。そして所々に水溜まり。どうせ自転車はすでに汚れ放題なので、雨水が跳ねるのも気にせず水溜まりを通過。

今回も格子をバックに

御手洗町並み保存地区の石灯籠

再び霧、時々水溜まり

個人的に何か動物に見える岩

霧が出ている場所は景色が霞んでいるが、その代わり涼しくて過ごしやすい。逆に霧が晴れている場所は彩度の高い風景が広がっているが、日差しが強く暑さに体力を奪われる。それでもやっぱり晴れて景色がいいと気分もいい。夏サイクリングは快晴下の鮮やかな風景と引き換えに暑さに耐えねばならない。

アヒルバルブキャップ気に入った

霧が晴れると空も海も鮮やかな青

豊浜大橋も霧が晴れた

大崎下島の大回りコースを走っている間に霧はほぼ晴れ、豊浜大橋を渡って豊島まで戻ったところでいつもの休憩スポットへ。日差しを遮る屋根があるので夏場の休憩にもってこいの場所だ。ここで補給食のコンビニおにぎりを食べて魔法瓶のお茶を飲み干す。気温が高く日差しが強いと当然水分摂取量は多くなる。夏サイクリングは十分な水分補給をしないと熱中症などの体調不良に繋がるので、飲料の常備は不可欠だ。

豊島の復路で定番化した休憩スポット

日差しを遮る屋根がありがたい

暑くても所々で写真撮影を楽しむ

後ろに豊浜大橋

豊浜大橋まで続く長い上り坂に入る前に、坂の手前にある自販機に寄って魔法瓶に飲料を補充。夏場はボトル1本では直ぐに飲み干してしまう。ロードバイクでサイクリングをしていた時はサイクルボトルを2本自転車に装着していた。K9XやVerge N8にも2本装着しようと思えば出来るが、小径折り畳み自転車にボトル2本は視覚的にちょっとしつこい気がするし、ロードバイクと比べて重い自転車の総重量が更に重くなる。なのでやっぱり1本がいい。飲み干したら自販機に寄って補充すればいいのだ。

自販機で緑茶を買って魔法瓶に補充

もうこの長い上り坂にも慣れた

46歳という年齢に焦りと戸惑いを隠せない

景色はいいけど暑いんだよ…

上蒲刈島東端の堤防沿い道路を走行中に「通行止め」とだけ書かれた立て看板が途中にあり、そのまま先へ進んで行ったら何と道路が完全に寸断されていた。斜面崩落による土砂と木々で幅の狭い道が埋まってしまっている。これは流石に強行突破できない。しかし引き返すとなると数キロ戻る事になるので面倒だし、何よりとびしま全島一周を完遂できない。そこで堤防に目が留まり、よじ登って堤防の状態を確認したところ安全に歩ける幅があり斜面崩落の影響も無い。これなら反対側へ渡れる!

上蒲刈島東端の道が土砂崩落で寸断

堤防を歩いて反対側へ行けるぞ!

自転車を担いで堤防に上げるのは重くて無理なので、階段がある場所まで少し戻って堤防上へ。最初は自転車を押して歩いていたが、段々歩き辛くなってきたので途中から自転車を担ぐ。そうして堤防上を200mほど進んで土砂崩落現場を通過。自分は安全だと判断しての強行突破だが、あくまでも自己責任。まぁハッキリ言って無責任な自己責任だが…ともあれ何とか全島一周続行を可能にした。

堤防に上がれる階段まで戻る

斜面崩落現場を通過

上蒲刈島で2度目の飲料補充。日差しが強くて暑くて頻繁に水分摂取をするので、豊島で補充したばかりの緑茶をあっという間に飲み干してしまった。魔法瓶に入れた飲料は冷たいままで美味しいので余計に消費が早い。7月に入ったばかりでこの暑さなのだから、これから訪れる真夏は耐え難い暑さになるに違いない。夏場のサイクリングは早朝から始めて昼前には終わるようにしないと身体が持たない。日が差さない曇天を狙って出掛けるという手もあるが、きっとそれでも十分暑いと思われ。過去に真夏の炎天下でロードバイクに乗ってしまなみ海道往復140kmを走った事もあったが、40代後半という年齢に突入している今はそんな無茶出来ない。

2度目の通行止め突破で全島一周続行

上蒲刈島で2度目の飲料補充

今回のとびしま海道サイクリングでは、連日の雨で溜まった雨水が道路に流出している場所が複数個所あった。こういう事があるので雨の後のサイクリングは注意が必要だ。そして豪雨の後は土砂崩落が発生している可能性もあり、実際過去にも何度か通行止めに遭遇している。前回のサイクリングでも通行止めだった上蒲刈島西側の現場はまだ通行止めのままで、当然ここも強行突破。ただ、落石のあった斜面はすでに整地されていた。全ての通行止めが早期解除される事を切に願う。

斜面側から雨水流出中

前回も通行止めだった場所

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上蒲刈島の北岸沿い道路では断続的に強めの向かい風が吹いて体力を消耗。ただでさえ暑さに体力を奪われているのに二重苦でしんどい。結構疲れたので残りの下蒲刈島一周は省略してしまおうかと途中から考え始める。それから急勾配の坂道を汗だくになって上り、蒲刈大橋を渡って下蒲刈島まで戻り、迷いに迷った末下蒲刈島も一周する事に。46歳になった初日から自分に負けたくないっ!残りあと10kmちょいだし頑張ることにした。

汗だくになって急勾配を上る

蒲刈大橋を渡って下蒲刈島まで戻る

下蒲刈島南部の海水浴場は前回も前々回も行楽客で賑わっていたが、今回は平日だからか人っ子一人いない状態で逆に違和感を覚える。そもそも今回のサイクリングでは観光客の姿はおろか、サイクリストの姿すら一度も見ていない気がする。しまなみ海道と比べたらとびしま海道は本当に来訪者が少ない。まぁ個人的にはそれが魅力のひとつでもあるけど。

週末は行楽客で賑わう海水浴場

何となく絵になる場所みつけた

上蒲刈島で補充した飲料も直ぐに飲み干してしまい、下蒲刈島で3度目の飲料補充。とびしま海道には飲食店や売店はほとんど無いが、自販機は結構あるので助かる。時間は13:00を回り太陽は頭の真上まで昇り、日差しの強さも一層増して厳しい暑さに。これはらまらん、頭が少し痛くなってきた。やっぱり下蒲刈島一周は止めておけばよかったかなと思い始めるも、すでに1/3周くらい進んでいるので残りを走り切るしかない。

下蒲刈島で3度目の飲料補充

風景は長閑…でもクソ暑い!

炎天下と向かい風に耐えてペダルを漕ぐ

安芸灘大橋が見えればあと少し…

下蒲刈島でも強めの向かい風が吹いていて、少しでも風の抵抗を減らそうと姿勢を低くして運転。炎天下と向かい風にイジメられながらも淡々とペダルを漕いでゴールを目指す。軽微な頭痛を気にしながらも脚を止めずにマイペースで走り続け、そして安芸灘大橋料金所に13:50帰着。復路は途中から修行の道だったが、下蒲刈島を短縮せずにしっかりと全島一周してやっぱりよかった。小径折り畳み自転車で走るとびしま海道全島一周は充足感が大きい。

最後の上り坂を走って安芸灘大橋へ

安芸灘大橋料金所に帰着

今回

K9X

往路は時間を意識して走って好タイムを出したが、復路は途中までマイペース、途中から炎天下と向かい風でローペース走行となり、全島一周に要した時間は7時間半。前回N8の所要時間より1時間長く、前々回のK9Xより1時間15分長い結果に。3箇所の通行止めと3度の飲料補充も僅かながら影響していると思われ。走行時間は5時間10分で、前回のN8より約15分長く前々回のK9Xより約15分短い。3度も続けて行なったとびしま海道全島一周サイクリング。小径折り畳み自転車では平均して所要時間が6時間半〜7時間、走行時間が約5時間と言ったところ。貧脚サイクリストとしては十分な結果だ。

全島一周

走行時間 走行距離 平均速度 最高速度

前回

N8

前々回

K9X

帰路の途中ガソリンスタンドに寄った際、車から降りると同時に右足太ももがつって激痛。前回・前々回のとびしまサイクリングの後はつらなかったし、そもそもサイクリングの後に太ももがつるのは久し振りだ。やはり今回は暑さと向かい風による疲労が大きかった。それだけにサイクリング後の空腹感もいつもより強く、給油後に飯屋に寄って食事。基本的にサイクリングの帰り途中に食事をすることは無く、普段は帰宅後自転車の掃除をしてシャワーを浴びた後に軽食をとりながら写真の整理などをして、時間とやる気があればサイクリング記の制作を少し進め、その後に映画やアニメを見ながら晩酌という流れ。

帰宅途中にカツカレーを食べる

改めて思う、よく飽きずに3度も続けてとびしま全島一周サイクリングをしたなとそれだけ自分にとってとびしま海道が魅力的なサイクリングコースである事を再認識もさせられた。自宅から車で1時間弱で行くことができ、外周コースの大半が景色のいい海岸沿いの道路で、サイクリストも行楽客も少なくて開放感がある。サイクリストの聖地しまなみ海道を始めサイクリングに適した島々がたくさんある瀬戸内の中でも、とびしま海道は一番走っているコースであり一番お気に入りのコースである事は今後も多分変わらない。